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ワークマンのバイク靴【おすすめ】教習靴から普段使いまで徹底解説!

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ワークマンのバイク靴【おすすめ】教習靴から普段使いまで徹底解説!

ワークマンでバイクの靴を探すライダーが増えています。

圧倒的なコストパフォーマンスは魅力的ですが、「作業用の安全靴をバイクで使って本当に安全なのか」「実際の評判はどうなのか」と、疑問を持つ方も多いでしょう。

また、これから免許を取るための教習靴として使えるモデルを探している方や、夏の蒸れを軽減する涼しいシューズ、冬の厳しい寒さに耐える防寒ブーツを求めている方もいるかもしれません。

さらに、厄介な雨の日に備えて、防水シューズや便利な靴カバーのラインナップも知りたいところです。

この記事では、そうした多様なニーズに応えるワークマンのおすすめモデルを厳選し、バイクで使用する上での具体的な注意点や、失敗しない賢い選び方を詳しくご紹介します。

この記事でわかること
  • ワークマンの安全靴をバイクで使う際の注意点
  • 教習所でも使えるワークマンシューズの選び方
  • 夏・冬・雨天時など季節や天候別のおすすめモデル
  • ライディング向けと噂される製品の実際の評判
目次

バイクの靴 ワークマンの選び方と基礎知識

バイクの靴 ワークマンの選び方と基礎知識
  • バイクに安全靴を使用する際の注意点
  • 教習靴をワークマンで選ぶポイント
  • 利用者の評判をチェック
  • ライディング向けモデルの有無

バイクに安全靴を使用する際の注意点

ワークマンのシューズをバイクで利用する場合、多くの方が作業用の安全靴を選択肢に入れます。手頃な価格で高い耐久性が得られるため魅力的に映りますが、これにはバイク専用品ではないからこその注意点が存在します。

最も大きな論点は、つま先に内蔵されている「芯」(鉄芯や樹脂芯)の存在です。インターネット上では「万が一の事故で強い衝撃が加わった際、芯がテコの原理のように作用して足の指に深刻なダメージを与える可能性がある」という意見が見られます。これについては明確な医学的・工学的な結論が出ているわけではありません。一方で、「そのレベルの衝撃であれば、芯がなくても指は深刻な損傷を受けている」という反論もあり、判断が難しいところです。

ただ、事実として、多くのバイク専用ライディングシューズには、安全靴のような硬い先芯は採用されていません。これは、バイクの操作性(シフトやブレーキの微妙な感覚)を重視していることや、衝撃を「点」で受け止めるのではなく「面」で分散させる設計思想の違いなどが理由として考えられます。

とはいえ、安全靴にはメリットもあります。芯以外の部分、例えばアッパー素材や靴底は、作業現場での使用を想定しているため、通常のスニーカーよりも遥かに丈夫に作られています。また、くるぶしまでしっかりと覆うハイカットやミドルカットの製品が多い点も、転倒時の足首の保護という観点ではメリットと考えられます。

操作性に関しては、安全靴特有のつま先の厚みや硬さが影響します。シフト操作の感覚がダイレクトに伝わりにくく、操作しにくさを感じる場合があります。特に、ステップとシフトペダルの間隔が狭い車種や、操作のストロークが短いスポーツバイクでは、この傾向が顕著かもしれません。ただし、一部の利用者は「靴がたわまないため、カチリとした操作感で好みだ」と感じることもあり、これは車種や個人の感覚によるところが大きいです。もし操作しにくい場合は、シフトペダルの高さを調整することで改善できる可能性もあります。

また、スーパースポーツ系のようにステップ位置が高く、常時足首が深く曲がるようなライディングポジションのバイクでは、注意が必要です。つま先立ちに近い状態が続くと、芯の後端部(指の付け根あたり)に負荷が集中し、アッパー素材が早期にひび割れたり、破れたりする可能性が指摘されています。

これらの特性を総合的に比較すると、以下の表のように整理できます。

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比較項目安全靴 (ワークマン)バイク専用シューズ一般のスニーカー
つま先保護硬い芯で「圧迫」に強いプロテクターで「衝撃」に対応ほぼ無し
くるぶし保護ハイカットモデルが多い専用プロテクター内蔵ローカットモデルが多い
操作性つま先が厚く硬め(ダイレクト感△)操作性を考慮した設計(ダイレクト感◎)柔らかく操作しやすいが剛性不足
耐久性高い(特に作業向け素材)高い(ライディング向け素材)低い(特にシフト部)
コスト非常に安価高価安価~高価

これらのメリットとデメリットを十分に理解した上で、最終的には個人の判断と自己責任の範囲で使用することが求められます。

教習靴をワークマンで選ぶポイント

バイクの免許取得のために教習所に通う際、履物に関して規定が設けられていることが一般的です。これは安全に教習を受けるための重要なルールであり、多くの場合、以下の2点を満たすよう指示されます。

  1. くるぶしが隠れるハイカットまたはブーツタイプであること。これは、万が一の転倒時に足首を保護し、捻挫などの怪我のリスクを低減するためです。
  2. 靴紐が露出しておらず、ステップやペダル類に引っかかる恐れがないこと。靴紐がチェンジペダルやブレーキペダル、ステップに絡まると、足を地面に着けず転倒したり、意図しない操作を引き起こしたりする重大な危険があるためです。

このため、教習靴をワークマンで探す場合は、まず「ハイカット」であることが絶対条件となります。その上で、靴紐が露出しない工夫がされているモデルを選ぶ必要があります。

最も適しているのは、靴紐タイプではなく、マジックテープ(面ファスナー)で固定するモデルです。ワークマンの製品では、「111 ライザクト セーフティシューズ」が代表的です。このモデルは3本のマジックテープで足全体を固定するため、紐が絡まる心配が一切ありません。

111 ライザクト セーフティシューズ
111 ライザクト セーフティシューズ

もしデザインの好みなどで紐靴タイプを選ぶ場合は、教習所の規定をクリアできるか確認が必要です。「507 ライザクト ストライカーセーフティ」のように、結んだ靴紐を収納できるポケットがベロ(タン)部分に付いているモデルや、「501 ライザクト セーフティシューズ」のように、足首部分のベルクロストラップで紐の結び目を覆い隠せるモデルであれば、許可される可能性が高いです。

507 ライザクト ストライカーセーフティ
507 ライザクト ストライカーセーフティ

ワークマンで教習靴を選ぶメリットは、第一に「価格」です。数千円で購入できるため、教習期間中だけと割り切って使用するのに適しています。また、教習修了後も、軽作業やアウトドア、あるいはバイクに乗り続ける場合の普段履きとして転用しやすい点も魅力です。

一方で、デメリットとしては、あくまで作業靴であるため、バイクの操作に最適化されたフィット感ではない可能性があること、そして後述するサイズ選びの難しさが挙げられます。教習が始まる前に一度履いてみて、ペダル操作に支障がないか確認しておくと安心です。

利用者の評判をチェック

ワークマンのシューズをバイクで利用している方の評判を調べると、その評価は多岐にわたります。肯定的な意見と注意すべき点を整理します。

肯定的な意見として最も多く聞かれるのは、やはり「圧倒的なコストパフォーマンス」です。バイク専用品であれば1万円から数万円するのが当たり前な中で、数千円で購入できる手軽さが最大の魅力です。耐久性も作業靴基準であるため高く、「価格の割に長持ちする」「もし破損しても精神的なダメージが少なく、気軽に買い替えられる」といった点が強く支持されています。

また、デザイン面でも「安全靴に見えないカジュアルなモデルが増えた」と好評です。「501 ライザクト セーフティシューズ」のようなスニーカータイプは、バイクを降りて街を歩いても違和感がありません。機能面では、「111 ライザクト セーフティシューズ」に搭載されている「親指タフパッド」が、シフトパッドの代わりとして非常に有効であると高く評価されています。

一方で、購入前に知っておくべき注意点もいくつかあります。最も多く指摘されるのが「サイズ感」の問題です。ワークマンの靴は、モデルごと、あるいは製造年によってもサイズ設定が大きく異なる場合があります。これは、様々なメーカーの製品を取り扱っていることや、製造工場が異なることなどが影響していると考えられます。「普段履いているスニーカーのサイズより0.5cmから1.0cm小さめがちょうど良かった」といった声も少なくないため、購入前には可能な限り店舗で試着することが強く推奨されます。

安全靴特有の「鉄芯の重さ」を気にする声もあります。長時間のライディングや歩行では、この重さが疲労につながる可能性もあります。この点は、より軽量な樹脂芯を採用したモデルを選ぶことで、ある程度解消できるかもしれません。

さらに、人気モデルは「モデルチェンジのサイクルが早い」ことや、「シーズンに入るとすぐに売り切れてしまう」ことも注意点として挙げられます。お気に入りのモデルが見つかっても、翌年には廃番になっている可能性がある一方で、これは「常に利用者の声を反映して改良が加えられている」というメリットの裏返しでもあります。

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項目利用者の主な評判(メリット)利用者の主な評判(デメリット・注意点)
価格圧倒的に安価で、買い替えやすい特になし
耐久性価格の割に非常に高いモデルによっては早期に破損する場合もある
デザイン安全靴に見えないカジュアルなモデルが増加モデルによって好みが分かれる
機能性親指タフパッド(111)などバイクに有効な機能あくまで作業靴であり、専用品には劣る
サイズ特になしモデル差が激しく、試着がほぼ必須
重量特になし鉄芯モデルは重く、疲れやすいと感じる場合がある
入手性店舗数が多く、アクセスしやすい人気モデルはすぐに売り切れる。モデルチェンジが早い

ライディング向けモデルの有無

ワークマンの膨大な商品ラインナップにおいて、「バイク専用」と明確に謳ったシューズは、現時点ではまだ少数です。しかし、商品開発の段階から明らかにバイク乗りを意識している、あるいはバイクでの使用に非常に適した機能を持つ、いわゆる「バイク寄せ」モデルは確実に存在感を増しています。

その代表格として最も広く認知されているのが「111 ライザクト セーフティシューズ」です。前述の通り、このモデルの最大の特徴は、左足の親指部分に「親指タフパッド」という名称の補強が施されている点です。これは、マニュアル車のシフトチェンジ操作による靴のアッパー部分の摩耗を防ぐための「シフトガード」に他なりません。実際にバイクジャーナリストがアンバサダーとして商品紹介に登場していることからも、ワークマンがこの商品をバイク乗りにも強く推奨していることがわかります。

また、タフパッド以外にも、靴紐がなくペダル類に絡まる心配のない「3本のマジックテープ式」であることや、くるぶしを適切に保護するパッドを備えたミドルカットである点も、ライディングシューズとしての適性を高めています。

HS480 アンクルフィットハイカットセーフティ
HS480 アンクルフィットハイカットセーフティ

この他にも、「HS480 アンクルフィットハイカットセーフティ」もバイク乗りから注目されています。このモデルは、先代の「HS470」がカタログや公式通販サイトでバイクと一緒に写るイメージ画像に多用されていた経緯があります。ハイカットで足首をしっかり守れること、マジックテープ式のベルトで固定するため紐の心配がないことなどから、バイクでの使用を想定したターゲット層に含まれていたことがうかがえます。

さらに、「507 ライザクト ストライカーセーフティ」のような紐靴タイプでも、ベロ(タン)部分に「靴紐収納ポケット」が装備されているモデルがあります。これは、作業中に紐が機械に巻き込まれるのを防ぐと同時に、バイクのステップ類に引っかかるのを防ぐギミックとしても非常に有効です。

これらの「バイク寄せ」モデルが増えている背景には、SNSなどでワークマン製品をバイクで活用するライダーの声が広がり、メーカー側もそのニーズを強く意識し始めたことがあると考えられます。専用品ではなくても、ライディングに適した機能を持つモデルを見つけ出し、工夫して活用できるのが、ワークマンでシューズを探す大きな魅力の一つと言えます。

バイクの靴 ワークマン シーン別おすすめ

バイクの靴 ワークマン シーン別おすすめ
  • 定番のおすすめシューズ
  • 夏向けの通気性が良いモデル
  • 冬 防寒性能が高いブーツ
  • 雨の日に役立つ靴カバー
  • 防水シューズも選択肢に
  • バイクの靴 ワークマン活用術

定番のおすすめシューズ

ワークマンの数あるシューズの中で、特にバイク利用の定番として人気が高く、多くのライダーから支持されているモデルを2つ、詳しく紹介します。

一つ目は、すでにご紹介している「111 ライザクト セーフティシューズ」(税込2,900円)です。このモデルは、バイク乗りのためにあると言っても過言ではない機能を備えています。最大の利点は、3本のマジックテープ(面ファスナー)で固定する方式を採用している点です。これにより、グローブをしたままでも脱ぎ履きやフィット感の調整が容易であり、靴紐がペダルやステップに引っかかるというバイク特有のリスクを根本から排除できます。左足の「親指タフパッド」はシフトガードとして完璧に機能し、靴の寿命を延ばしてくれます。芯は鉄芯が採用されており、安全靴としての基本性能も確保されています。デザインはスポーティで、バイク乗りの間では「教習所用シューズ」としても定番の地位を確立しています。

二つ目は、「501 ライザクト セーフティシューズ」(税込2,900円)です。こちらは一見すると、バイク用品とはわからない普通のおしゃれなミドルカットスニーカーのようなカジュアルなデザインが最大の特徴です。バイクを降りてそのままお店に入ったり、観光地を歩いたりしても全く違和感がありません。安全靴としての機能(鉄芯入り)を備えつつ、普段履きとしても通用するデザイン性を両立させています。紐靴タイプであるため、フィット感を細かく調整できるメリットがあります。一方で、バイクで使う際には紐の処理が課題となりますが、このモデルは足首部分に大きめのベルクロ(マジックテープ)ストラップが装備されており、結んだ靴紐の結び目や余った部分を隠せるよう配慮されています。ただし、利用者の評判によれば、付属の靴紐はベルクロにくっついて毛羽立ちやすいという弱点があるようです。もし気になる場合は、100円ショップなどで売られているベルクロに付きにくい素材の靴紐に交換すると、より快適に使用できるでしょう。

夏向けの通気性が良いモデル

夏のライディング、特に渋滞路などでは、エンジン熱とアスファルトからの照り返しで足元は想像以上に蒸れます。快適性と安全性を両立させるため、通気性を考慮したシューズ選びが求められます。

ワークマンのラインナップで夏用モデルとして特におすすめなのが、「HS480 アンクルフィットハイカットセーフティ」(税込2,500円)です。このモデルは、脛の下部まで保護できるハイカットタイプでありながら、アッパー(甲の部分)の広範囲にメッシュ素材が採用されています。これにより、走行風を効率的に取り入れ、靴内部の熱気や湿気を外部へ排出する高い通気性を実現しています。

見た目はタクティカルブーツのようで重厚感がありますが、メッシュ素材と合皮の組み合わせにより、非常に軽量に仕上がっているのも特徴です。長時間のライディングでも疲れにくく、バイクを降りてからの歩行も快適です。

固定方式はマジックテープ式のベルトタイプであるため、靴紐が絡まる心配もありません。芯は鉄芯を採用しており、夏場の快適性を追求しつつも、安全靴としての保護性能は維持されています。

もちろん、メッシュ素材を使用しているため、防水性は期待できません。突然の雨には弱いというデメリットはありますが、それを補って余りある通気性の良さは、夏のツーリングにおいて大きな武器となります。デザインもバイク用ブーツに通じるものがあり、アメリカンからネイキッドまで、幅広い車種に合わせやすい点も魅力です。

冬 防寒性能が高いブーツ

冬のライディングで最も対策が難しいのが、走行風にさらされ続けるつま先の冷えです。ワークマンはもともと屋外作業者向けの防寒ウェアを得意としており、その技術が注ぎ込まれた防寒ブーツも非常に高い性能を誇ります。

まず、スクーターやカブなど、シフト操作が不要(または少ない)バイクの利用者から絶大な支持を得ているのが、「G283 ガレラス防寒ミッドカット」(税込2,900円)です。見た目は登山靴に近いデザインで、最大の魅力は内側にびっしりと張られたモフモフのボアです。このボアが足全体を包み込み、卓越した保温性を発揮します。

G283 ガレラス防寒ミッドカット
G283 ガレラス防寒ミッドカット

次に、「FC312 防寒ラークスハイランダー」(税込2,900円)も人気です。これはL.L.Beanのビーンブーツに似たデザインが特徴で、接地面から7cmの防水性能を備えています。履き口には毛足の長いボアが採用されており、冷気の侵入を防ぎつつ、雨や雪にも強いモデルです。

FC312 防寒ラークスハイランダー
FC312 防寒ラークスハイランダー

しかし、これらのブーツはつま先部分が厚く、シフト操作には不向きです。マニュアル車のライダーには、「509 ライザクト防寒ミドルカットセーフティ」(税込2,900円)が選択肢となります。これは安全靴(鉄芯入り)の防寒タイプで、内側が裏ボア仕様になっています。前述の2モデルほどの極端な防寒性はありませんが、安全靴としての操作感を維持しつつ、冬の冷えを軽減してくれます。

509 ライザクト防寒ミドルカットセーフティ
509 ライザクト防寒ミドルカットセーフティ

これら3モデルの特徴を以下の表にまとめます。

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モデル名価格(税込)主な特徴シフト操作防水性おすすめ車種
G283 ガレラス2,900円内側総ボアで最強クラスの暖かさ不向き簡易防水程度スクーター、カブ
FC312 ラークス2,900円7cm防水、履き口ボア不向き高い(7cm防水)スクーター、カブ
509 ライザクト2,900円安全靴の操作感+裏ボア防寒可能簡易防水程度マニュアル車全般

雨の日に役立つ靴カバー

ツーリング先での突然の雨は避けられないものです。お気に入りのシューズを雨水や泥跳ねから守るために、シューズカバーは非常に有効なアイテムです。ワークマンでは、作業用で培われた技術を活かした、安価で高性能なシューズカバーが多数ラインナップされています。

主流の一つが、伸縮性の高い「シリコン製シューズカバー」です。価格は1,000円前後と手頃で、スニーカーやライディングシューズなど、様々な靴の形状にぴったりとフィットします。着脱も比較的簡単で、使わないときはコンパクトに折りたたんでシート下やバッグに常備できる携帯性の高さが魅力です。ただし、シリコンは熱に弱いため、バイクのマフラーやエンジン部分に接触させると溶けてしまう危険があります。また、アスファルトの上を長時間歩くと靴底が摩耗して破れやすいというデメリットもあります。

もう一つが、PVCやポリエステル素材で作られた「ロングタイプの足カバー」です。価格は1,500円前後からで、靴だけでなく膝下まで広範囲を覆うことができます。ゲリラ豪雨や長時間の雨天走行時に、靴への浸水はもちろん、ズボンの裾が濡れるのも防いでくれます。耐水圧10,000mmといった本格的なレインウェアと同等の防水性能を持つモデルもあり、信頼性は抜群です。反面、シリコン製に比べてかさばるため、携帯性には劣ります。

バイクでシューズカバーを使用する際は、靴底の素材にも注意が必要です。モデルによっては、バイクのステップ上で滑りやすい場合があります。特に雨の日は、ステップが金属製の場合、より慎重な操作が求められます。

防水シューズも選択肢に

防水シューズも選択肢に:SG400 防水シューズハイバウンスレイン

雨の日の対策として、シューズカバーを「被せる」のではなく、靴自体に「防水性能を持たせる」という選択肢もあります。ワークマンでは、防水・透湿性を備えた高機能シューズも開発されています。

注目すべきは、ワークマン独自の透湿防水素材「INAREM(イナレム)」を採用したモデルです。その一つが「SG400 防水シューズハイバウンスレイン」(税込2,900円)です。このシューズは、ランニングシューズのような軽量設計と、高いクッション性を持つ「バウンステックECO」ミッドソールが特徴です。イナレムの採用により、外部からの水の侵入を防ぎつつ(接地面から5cm防水)、内部の湿気を逃がす透湿性を備えています。これにより、雨の日でも蒸れにくく快適な履き心地が期待できます。ただし、防水フィルムは内蔵されていますが、シュータン(ベロ)の縫い目部分などから水が侵入する可能性はあり、完全防水ではない点には注意が必要です。また、アッパー素材はランニングシューズに近いため、シフト操作による耐久性も気になるところです。

より強力な防水性を求めるのであれば、「6527 防水サファリシューズ」(税込1,900円)があります。これは合成ゴム素材で作られており、見た目はカジュアルなブーツですが、実質的には長靴に近い構造です。アッパーとソールが一体成型されているため、接地面から約7cmまでの高い防水性を誇ります。短時間の雨や水たまり程度なら全く問題ありません。デザイン性も高く、バイクを降りてもおしゃれに履きこなせます。ただし、バイクで使用したユーザーからは「乗車時の足首の角度によって、シューレース(靴紐)を通す穴の部分から浸水することがある」との報告もあります。また、紐靴であるため、ペダル類への引っかかりを防ぐ工夫も必要です。これらの特性から、どちらかと言えばスクーターなどでの利用に適していると考えられます。

【総まとめ】バイクの靴:ワークマン活用術

  • ワークマンはバイク専用靴は少ないが、バイク向け機能を持つモデルが豊富
  • 安全靴の鉄芯や樹脂芯は、保護とリスクの両面を理解して使用する
  • バイクでの安全靴使用は、メリットとデメリットを考慮し自己責任が原則
  • 教習所の靴は「くるぶしが隠れるハイカット」と「紐が絡まない」が基本
  • 教習所用にはマジックテープ式の「111 ライザクト」などが適している
  • 評判ではコストパフォーマンスの高さが最も評価されている
  • 一方で、モデルによるサイズ感の違いには注意が必要
  • 「111 ライザクト」の親指タフパッドはシフトガードとして機能すると好評
  • 定番モデルは「111 ライザクト」やスニーカー風の「501 ライザクト」
  • 夏はメッシュ素材の「HS480」など通気性の良いモデルを選ぶ
  • 冬の防寒ブーツは「ガレラス」や「ラークスハイランダー」が強力
  • シフト操作が必要な場合は防寒仕様の安全靴「509 ライザクト」も選択肢
  • 雨対策にはシリコン製やロング丈の「防水シューズカバー」が便利
  • 「ハイバウンスレイン」など「イナレム」素材の防水シューズも登場
  • 「防水サファリシューズ」は長靴タイプだがバイクでの使用には工夫が必要
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