「せっかく高いお金を出してマフラーを買ったのに、自分のバイクには付かなかった」…実はこれ、CB125Rのオーナーの間で実際に起きている悲劇です。
こんにちは。デジタルバイクライブラリー、運営者の「ゆう」です。
クラスを超えた豪華な足回りと、所有欲を満たすネオレトロなデザインで大人気のCB125R。
ノーマルのままでも十分に完成されたバイクですが、オーナーとして長く付き合っていると、どうしても気になってくるのが「排気音」と「ルックス」ですよね。
特に純正マフラーは静粛性や環境性能を最優先にしているため、ライダーが求める「バイクらしい鼓動感」や「抜けの良い高回転の伸び」といった面では、少し物足りなさを感じるのも事実です。
「もっといい音にしたい」「見た目をスタイリッシュにしたい」という欲求は、バイク乗りとして非常に健全な悩みだと思います。
しかし、このCB125Rというバイクは、年式によるエンジンの違いや法規制の複雑さが絡み合い、マフラー選びの難易度が意外と高い車種でもあります。
- 年式違いによる購入ミスを防ぐための型式確認の重要性
- 公道でも安心して走れるJMCA認証マフラーの選び方
- ヨシムラやモリワキなど人気メーカーの音質と性能の違い
- 初心者でも失敗しない取り付け作業の注意点とO2センサーの扱い
失敗しないCB125Rのマフラーの選び方とおすすめ

CB125Rのマフラー選びは、単なるドレスアップパーツ選びとはわけが違います。カタログの見た目や、「なんとなく音が良さそう」というイメージだけで購入ボタンを押してしまうと、最悪の場合、装着すらできないという事態に陥りかねません。特にCB125Rは、販売期間の途中でエンジンの仕様が根本から変わるという、小排気量車としては珍しいモデルチェンジを経ています。
まずは愛車の情報を正確に把握し、法的にクリアな製品を選ぶこと。これがカスタムの第一歩であり、失敗しないための鉄則です。ここでは、購入前に絶対に知っておくべき基本的な選び方のルールを深掘りして解説します。
JC79とJC91の型式適合を必ず確認
まず最初に、この記事の中で最も重要な警告をさせてください。CB125Rのマフラー選びにおいて、多くのライダーが涙を飲んでいる最大の落とし穴、それが「型式(年式)の混同」です。
「CB125RはCB125Rでしょ?どれも同じじゃないの?」と思われるかもしれませんが、実は全く違います。2018年のデビューから2020年モデルまでの初期型は「JC79型」と呼ばれ、SOHC 2バルブエンジンを搭載しています。対して、2021年以降のモデルは「JC91型」となり、より高出力なDOHC 4バルブエンジンへと心臓部が換装されました。外観上のスタイリングには大きな変化がないため、パッと見ただけでは判別が難しいのが厄介な点です。
しかし、エンジンが変われば、当然ながら排気ポートの位置、角度、フランジのボルト間隔といった物理的な寸法が異なります。そのため、JC79用のマフラーはJC91には物理的に装着できませんし、その逆もまた然りです。
さらに深刻なのが「法的な適合」の問題です。仮にステーを加工するなどして無理やり取り付けたとしても、マフラーの性能証明書(ガスレポ)は「車両型式」に対して個別に発行されています。つまり、車検証(標識交付証明書)に記載された型式と、マフラーの認証型式が一致していなければ、その時点で「不正改造車」となります。これは、警察の取り締まり対象になるだけでなく、万が一の事故の際に保険が適用されないリスクすら孕んでいます。「中古で安かったから」といって、型式を確認せずにフリマアプリなどで購入するのは絶対に避けてください。
【購入前のチェックリスト】
購入ボタンを押す前に、必ずお手元の「標識交付証明書」を確認してください。
・型式が「2BJ-JC79」なら2018-2020年モデル用
・型式が「8BJ-JC91」なら2021年以降モデル用
この文字列が合致する製品だけが、あなたのバイクの正解です。
JMCA政府認証なら公道走行も安心
次に重視すべきは、やはり「公道走行の合法性」です。近年、バイクの騒音に対する世間の目は非常に厳しくなっています。ツーリング先の道の駅や、深夜の住宅街で白い目で見られるのは辛いものですし、何より法規制を無視したカスタムは、自分自身の首を絞めることになります。
そこで選ぶべき絶対的な基準となるのが、「JMCA(全国二輪車用品連合会)」の認証プレートが付与されたマフラーです。JMCA認証マフラーは、第三者機関による厳格な試験をクリアしており、以下の3つの基準を満たしていることが公的に証明されています。
- 近接排気騒音:停車状態でエンジンを吹かした時の音量が規定値以下であること。
- 加速走行騒音:市街地走行を想定した加速時の音が静かであること。
- 排出ガス規制:純正同等以上の触媒性能を持ち、有害物質を撒き散らさないこと。
インターネット上には、「レース専用」や「公道使用不可」と小さく書かれた、驚くほど安価な海外製マフラーが出回っています。これらは触媒(キャタライザー)が入っていなかったり、消音性能が皆無だったりと、日本の道路運送車両法の保安基準を全く満たしていません。これらを使用した場合、「整備不良(消音器不備)」として反則金や違反点数が課されるだけでなく、悪質な場合は「50万円以下の罰金」という刑事罰の対象になる可能性もあります。
CB125Rのような原付二種には車検制度がありませんが、「車検がない=何でもあり」では決してありません。警察による街頭検査は排気量に関係なく行われます。「大人のライダーの嗜み」として、胸を張って乗れるJMCA認証品を選ぶことを強くおすすめします。
フルエキ交換による軽量化とカスタム効果
CB125Rのマフラー交換における最大の恩恵、それは「劇的な軽量化」による運動性能の向上です。「たかが数キロ軽くなったくらいで、何が変わるの?」と思われるかもしれませんが、125ccクラスの軽量な車体において、重量の変化は走りにダイレクトに影響します。
純正のマフラーは、厳しいコスト制約と耐久性、そして消音要件を満たすために、分厚い鉄(スチール)材を使い、内部に複雑な隔壁を設けた多段膨張室構造を採用しています。そのため、重量は4kg〜5kgと、車格に対してかなり重い設計になっています。これが車体の下部にぶら下がっているわけです。
対して、アフターマーケットのフルエキゾーストマフラー(フルエキ)は、チタンやステンレスといった薄肉で高強度の素材を使用し、構造をストレート化することで大幅なダイエットを実現しています。例えば、ヨシムラのチタンモデルであれば重量は約2.6kg。これは純正比で約48%もの軽量化にあたります。
この軽量化は、単に「押し歩きが軽くなる」だけではありません。物理的なメリットとして「マスの集中化」と「ヨー慣性モーメントの低減」が挙げられます。車体の中心から離れた場所にある重量物が軽くなると、車体を左右に倒し込む際や、S字コーナーでの切り返し時の「抵抗感」が減少し、ライダーの意思に対してバイクが瞬時に反応するようになります。まるで背負っていた重いリュックを下ろした時のような、軽快な「ヒラヒラ感」を味わえるのは、フルエキ交換ならではの特権です。
うるさい音を避ける大人の音質選び
マフラー交換の醍醐味といえば、やはり「サウンド」の変化ですよね。しかし、現代のカスタムトレンドにおいて、「音が大きければ偉い」という価値観は過去のものです。特にCB125Rのような洗練されたネオスポーツカフェには、ただうるさいだけの爆音ではなく、品のある「音質(Timbre)」こそが求められます。
純正マフラーは、万人が不快に感じないよう徹底的に消音されているため、どうしても「トトトト…」という、カブのような実用車的な音になりがちです。一方で、優れたカスタムマフラーは、音量を法規制値内に抑えつつ、音の成分(周波数)をチューニングしています。
具体的には、単気筒エンジン特有の爆発燃焼による圧力波(パルス)を整え、お腹に響くような重低音を強調する傾向にあります。アイドリングでは「ドッドッドッ」という存在感のある鼓動を奏で、回転を上げると「バァァァン!」と弾けるようなサウンドに変化する。このストーリー性が、ライディングの昂揚感を高めてくれるのです。
選び方のポイントとしては、ご自身の利用シーンをイメージすることです。「休日のツーリングで、バイクの鼓動を全身で感じたい」なら低音重視のモデル。「毎日の通勤で住宅街を通るから、近所迷惑にならないジェントルな音が良い」なら静粛性重視のモデル。デシベル(dB)という数値だけでなく、各メーカーが掲げる「音作りのコンセプト」に注目すると、理想のマフラーに出会える確率はぐっと上がります。
ヨシムラなど人気メーカーの性能を比較
では、市場にはどのような選択肢があるのでしょうか。CB125R用として特に評価の高い主要3ブランドについて、それぞれのスペックや特性を徹底比較してみましょう。数値だけでは見えない「性格」の違いを読み解いていきます。
| ブランド | 製品名 | 重量(削減率) | 音量(近接) | こんな人におすすめ |
|---|---|---|---|---|
| モリワキ (Moriwaki) | NEO CLASSIC | 2.4kg (約40%減) | 92dB (迫力重視) | 【スタイル&迫力】 規制値ギリギリの重低音を楽しみたい人。 車体に溶け込むデザイン重視の人。 |
| BEAMS (ビームス) | R-EVO | 3.5kg (約13%減) | 88dB (快適性) | 【コスパ&快適】 長時間乗っても疲れない「良音」を求める人。 予算を抑えたいエントリー層。 |
| WR’s (ダブルアールズ) | ラウンドタイプ | 3.4kg (約15%減) | 90dB (レスポンス) | 【走りの楽しさ】 アクセルレスポンスの鋭さを重視する人。 高回転まで気持ちよく回したい人。 |
補足データについて
※重量の削減率は、純正マフラーを約5.0kgと仮定した場合の概算値です。
※音量データはJC79/JC91などの型式により数dB前後する場合があります。必ずメーカー公式サイトの最新スペックシートを参照してください。
※ヨシムラの「EXPORT SPEC」は、海外向けの性能をそのままに、職人の手作業による焼き色(ヒートグラデーション)を残した、味わい深い仕上げが特徴です。
タイプ別CB125Rのマフラーのおすすめと取り付け

スペック比較で大まかな傾向は掴めたかと思いますが、「結局、自分にはどれが合うの?」と迷っている方もいるでしょう。ここからは、ライダーの性格や用途といった「ペルソナ」に合わせて、間違いのない推奨モデルを提案します。また、購入後に待ち受ける「取り付け作業」についても、DIYで挑戦する人向けに、プロしか知らないような現場の注意点を交えて解説します。
モリワキは車体に馴染むデザインが魅力

「バイクは見た目が9割」「純正のスタイリングを崩したくない」…そんな美的センスを重視するあなたには、間違いなくモリワキエンジニアリングの「NEO CLASSIC」がベストバイです。
昨今のマフラーは、長くて太い円筒形のサイレンサーをバンドで固定するタイプが主流ですが、CB125Rのショートテールなデザインに対し、マフラーだけが長く飛び出してしまうのは少々バランスが悪いと感じることもあります。その点、モリワキは「ネオショートメガホン」という独自の形状を採用。これはクラシックレーサーを彷彿とさせるテーパー形状で、CB125Rの腹下にギュッと凝縮されるように配置されます。
特筆すべきは、「BP-χ(ブラックパール・カイ)」という仕上げです。これは単なる耐熱塗装の黒ではなく、ステンレスの表面に特殊な光沢処理を施したもので、光の当たり方によって真珠のような深みのある黒に輝きます。これがCB125Rのブラックアウトされたエンジンやフレームと驚くほど一体化し、車体全体を高級感ある塊(カタマリ)として見せてくれるのです。
さらに、モリワキはホンダ車との親和性が非常に高く、実用性の面でも抜かりありません。特筆すべきメリットとして、「マフラーを装着したまま、オイル交換とオイルフィルター交換が可能」という設計になっています。125ccクラスはエンジンオイルの量が少なく劣化が早いため、頻繁なメンテナンスが必要です。その度にマフラーを外さなくて済むというのは、オーナーになってからじわじわ効いてくる、非常に大きなアドバンテージです。
コスパ重視ならBEAMSが最適解
の「R-EVO」シリーズ-CB125R.jpg)
「通勤や通学がメインだから、あまり派手な音で近所に迷惑をかけたくない」「マフラーは変えたいけど、予算はなるべく抑えたい」…そんな堅実なライダーにおすすめなのが、BEAMS(ビームス)の「R-EVO」シリーズです。
BEAMSのマフラー作りには、「疲れさせない音」という明確な哲学があります。バイクの排気音は、短時間の試乗では迫力があって良く聞こえても、1時間、2時間と乗り続けると、その音圧が脳を刺激し、疲労の原因になることがあります。BEAMSはここに注目し、不快な高周波ノイズを徹底的にカット。音量は純正+1dB〜2dB程度の上昇に留めつつ、ヘルメットの中で心地よく響く低音成分だけを抽出しています。
これにより、早朝の暖機運転でも近隣住民に対して過度に神経質になる必要がなく、帰宅が深夜になっても罪悪感なく家に帰ることができます。まさに「大人の通勤快速」仕様と言えるでしょう。
また、コストパフォーマンスも抜群です。他社のチタンフルエキが7〜8万円台になることもある中で、BEAMSのステンレスモデルは5万円台〜6万円前後で購入可能なケースが多く、非常に財布に優しい設定です。浮いたお金で、ヘルメットを新調したり、ツーリング費用に充てたりできるのも嬉しいポイントですね。
WR’sでアクセルレスポンスを向上

「125ccだからと侮られたくない」「信号ダッシュで車をリードしたい」「ワインディングを軽快に駆け抜けたい」…そんなアグレッシブな走りを楽しむライダーには、WR’s(ダブルアールズ)が最高の相棒になります。
WR’sは、開発段階で徹底的なシャーシダイナモ(ベンチテスト)による出力特性の解析を行っていることで有名です。彼らが目指すのは、カタログスペック上の「最高出力」だけではなく、ライダーがスロットルを捻った瞬間の「ツキの良さ(レスポンス)」です。
ノーマルのCB125Rは、燃費重視の設定などの影響で、アクセルを開けてから回転が上昇するまでに一瞬の「間」や、中回転域での「トルクの谷」を感じることがあります。WR’sのマフラーは、エキゾーストパイプの管長や管径を最適化することで、この谷を埋め、下から上までスムーズに吹け上がる特性を実現しています。
「ラウンドタイプ」と呼ばれる真円形状のサイレンサーは、カーボンや焼き色チタンなどレーシーな素材が選べるのも魅力。バッフルで無理に音を消している感じがなく、乾いた抜けの良いサウンドは、ついつい無駄にシフトダウンしたくなるほど中毒性があります。走る楽しさを最優先にするなら、迷わずWR’sを選んでください。
交換作業の手順とO2センサーの注意点
気に入ったマフラーを手に入れたら、次はいよいよ取り付けです。「工賃を節約したいし、自分でやってみよう!」というDIY精神は素晴らしいですが、CB125Rのマフラー交換には、一つだけ絶対に失敗してはいけない「地雷」が埋まっています。
基本的な作業手順は、以下の通りです。
- アンダーカウルを取り外す(ボルトとプラスチックのリベットで固定されています)。
- 純正マフラーのフランジナット(エンジン側)とステーボルト(車体側)を緩める。
- O2センサーを取り外す(※最重要ポイント)。
- 純正マフラーを引き抜く。
- 新しいガスケットをセットし、逆の手順で新しいマフラーを取り付ける。
この手順の中で、最も注意が必要なのが「O2センサー(空燃比センサー)の移植」です。CB125Rのマフラーには、燃焼状態を監視するためのセンサーが直接ねじ込まれています。これを純正から外して、新しいマフラーに付け替えるのですが…
【警告】配線ねじ切り断線に注意!
多くの初心者が、車体側の配線カプラーを繋いだまま、センサー本体をスパナで回して外そうとします。
これをやるとどうなるか?センサーが回るにつれて配線がねじれていき、最終的には内部で銅線がブチリと断線します。
O2センサーは精密部品であり、新品を買うと数万円する高価なパーツです。断線すればエンジンチェックランプが点灯し、燃調が狂ってまともに走れなくなります。
正しい手順:
必ず最初に、車体側の配線カプラー(コネクタ)を探して接続を解除し、配線をフリーの状態にしてからセンサーを回してください。これだけで悲劇は防げます。
また、エンジン排気口の「エキゾーストガスケット」は、一度潰れることで気密性を保つ部品です。「見た目が綺麗だから」といって再利用すると、高確率で排気漏れを起こします。数百円の部品ですから、必ずホンダ純正の新品を用意しましょう。
自分で整備を行う際は、適切な工具の準備も欠かせません。しっかりとした工具を使うことは、ボルトを舐めたり、パーツを傷つけたりするリスクを減らすことにも繋がります。
ショップに依頼する場合の工賃相場
ここまで読んで、「カウルの脱着が面倒そう」「O2センサーを壊したら怖い」と少しでも不安を感じた方は、迷わずプロのバイクショップに依頼することをおすすめします。
CB125Rのフルエキゾーストマフラー交換の工賃相場は、店舗や地域によって異なりますが、概ね5,000円〜10,000円(税込)程度が一般的です。ネイキッドバイクとはいえ、アンダーカウルの脱着工数が含まれるため、シンプルなバイクよりは若干高めに設定されている場合が多いです。
「高い!」と感じるかもしれませんが、プロに依頼するメリットは計り知れません。
まず、面倒な廃マフラー(純正マフラー)の処分を相談できる場合があります(店舗によります)。そして何より、排気漏れのチェックや、振動で緩みやすいボルトのトルク管理、耐熱グリスの塗布など、見えない部分の処理を完璧に行ってくれます。万が一O2センサーのトラブルがあった場合も、ショップの作業ミスであれば保証が効きます。
また、量販店(2りんかんやナップスなど)でマフラー本体を購入すれば、その場で取り付けまで一括で依頼できるため、持ち込み工賃よりも割安になるケースがあります。安心と時間を買うという意味で、ショップ依頼は非常に賢い選択肢です。
CB125Rのマフラー交換に関するよくある質問(Q&A)

最後に、CB125Rのマフラー交換を検討されている方からよく頂く質問をQ&A形式でまとめました。細かい疑問を解消して、スッキリした気持ちでカスタムに臨んでくださいね。
- ガスケットは再利用しても大丈夫ですか?見た目は綺麗なのですが…
-
いいえ、絶対に新品に交換してください。
エキゾーストガスケットは、一度締め付けると潰れて変形することで隙間を埋める「使い捨て部品」です。見た目が綺麗でも、一度潰れたガスケットは反発力を失っており、再利用すると高確率で排気漏れを起こします。数百円の部品をケチって、またマフラーを外す手間が発生するのは悲しいですよね。ホンダ純正、またはキタコ等の同等品を必ず用意しましょう。 - マフラーを変えたら、燃調(インジェクションセッティング)は必要ですか?
-
JMCA認証マフラーであれば、基本的には不要です。
国内メーカーのJMCA認証マフラーは、純正のECU(コンピューター)が補正できる範囲内で性能が出るように設計されています。ですので、ポン付けで問題なく走れます。
ただし、交換直後はECUが前のマフラーの学習値を記憶しているため、アイドリングが不安定になることがあります。その場合は、エンジンをかけて10分〜15分ほどアイドリング状態で放置し、ECUに新しい吸排気の状態を学習させてあげると調子が良くなりますよ。 - 海外ブランド(アクラポビッチなど)の並行輸入品が安く売っていますが、公道で使えますか?
-
JMCA認証プレートが無いものは、公道走行不可です。
海外の一流ブランドであっても、日本のJMCA認証試験を受けていない「並行輸入品」や「レース用」として販売されているものは、日本の法規制(加速騒音規制など)をクリアしている証明がありません。これらを公道で使用すると、音量の大小に関わらず「不正改造車」として取り締まりの対象になります。公道を走るなら、必ず「JMCA認証」または「政府認証」と明記された国内正規流通品を選んでください。 - 自分で交換しようと思います。特別な工具は必要ですか?
-
基本的な工具セットがあれば可能ですが、O2センサー用のスパナが必要です。
10mm、12mmのソケットレンチやメガネレンチ、六角レンチといった基本工具で作業可能です。ただし、O2センサー(17mmまたは22mmなど、年式により異なる場合があります)を回すためのスパナが必要です。センサーの配線を逃がすために、メガネレンチではなく「フレアナットレンチ」や「O2センサーソケット」があると、配線を傷つけずに安全に作業できるのでおすすめです。
CB125Rのマフラーはおすすめ認証品で決まり
最後に、これまでの内容をまとめます。CB125Rのマフラーカスタムを成功させるためのロードマップは、以下の3ステップです。
- Step 1:車検証(標識交付証明書)を見て、自分のバイクがJC79かJC91かを確認する。これが全ての始まりです。
- Step 2:公道を走るなら、法的なリスクをゼロにするために必ずJMCA認証プレート付きを選ぶ。
- Step 3:自分のスタイルに合わせてブランドを決める。
- デザインとホンダらしさならモリワキ
- 圧倒的な軽さと性能ならヨシムラ
- コスパと快適性ならBEAMS
- レスポンスと走りならWR’s
CB125Rは、125ccという枠組みを超えた、本当に素晴らしいモーターサイクルです。そこに、あなたのこだわりが詰まったマフラーが加わることで、その魅力はさらに深まります。エンジンをかけた瞬間の「ドッドッドッ」という腹に響く鼓動、スロットルを開けた時の軽やかな吹け上がり、そして信号待ちでふとショーウィンドウに映った愛車のカッコよさ。
マフラー交換は、単なる部品交換ではありません。あなたのバイクライフを、よりドラマチックで、より愛着のあるものへと進化させる儀式なのです。ぜひ、この記事を参考にして、あなたとCB125Rにとって運命の一本を見つけてくださいね!
(※本記事の情報は執筆時点のものです。法規制や製品仕様は変更される場合があるため、購入前には必ず各メーカーの公式サイトで最新情報をご確認ください。)
