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CB1300足つき完全ガイド|160・165・170cmの身長別レビューから改善方法まで網羅

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CB1300足つき完全ガイド|160・165・170cmの身長別レビューから改善方法まで網羅

ライダーなら誰もが一度は憧れる、王者の風格。

ホンダが「乗り手が本当に乗りたいモーターサイクル」を追求した「PROJECT BIG-1」の魂を受け継ぐCB1300シリーズ

その重厚なエンジン音、どこまでも続く道を悠然と駆け抜ける姿は、まさに羨望の的です。

しかし、その憧れが強ければ強いほど、現実的な不安が頭をよぎります。

「果たして、この一台を自分は乗りこなせるだろうか?」と。

特に切実なのが、CB1300の足つき性に関する問題です。身長160cm、165cm、170cmといった具体的な数字を自分に重ね、「シート高のスペックだけでは安心できない」と感じている方は少なくないでしょう。

さらに、インターネット上で囁かれる「燃費悪い」という噂、そして購入後に訪れるかもしれない「こんなはずではなかった」という後悔。

この記事は、そんなあなたのための羅針盤です。単なるスペックの解説ではありません。

ライダー達のリアルな声と客観的なデータを融合させ、足つき改善の具体的な方法まで徹底的に掘り下げます。

読み終えた時、あなたの不安は確信に変わり、憧れのCB1300へ、自信に満ちた一歩を踏み出せるはずです。

この記事でわかること
  • 身長別のリアルな足つき性の実例
  • モデル(SF/SB/SP)ごとの違い
  • 足つきを改善するための具体的な方法
  • 購入後に後悔しないための注意点や維持費
目次

CB1300の足つき性は実際どうなのか?

CB1300の足つき性は実際どうなのか?
  • 公式スペックから見るシート高
  • 身長160、165、170cmでの実例
  • SFとSBモデルでの足つきの違い
  • SPモデルは足つき性が異なる?
  • 260kg超の車重と足つきの関係

公式スペックから見るシート高

公式スペックから見るシート高

CB1300の足つきを客観的に評価する上で、全ての基本となるのが、メーカーから公表されているスペックシートの数値です。特にシート高は、足つき性を判断するための最も直接的な指標となります。モデルやグレードによって若干の違いがあるため、まずはその数値を正確に把握することから始めましょう。

スクロールできます
主要スペックCB1300 SF / SBCB1300 SF SP / SB SP
シート高780mm790mm
車両重量SF: 266kg / SB: 272kgSF SP: 266kg / SB SP: 272kg
全長2,200mm2,200mm
ホイールベース1,520mm1,520mm

表を見て分かる通り、スタンダードモデルが780mm、オーリンズ製サスペンションなどを装備した上級グレードのSPモデルが790mmと、10mmの差が設けられています。一般論として、バイクのシート高は800mmを下回ると足つきが良いと評価される傾向にあり、CB1300の数値は1300ccクラスの大型バイクとしては比較的低く、フレンドリーな設定であることが伺えます。

ただし、ここで絶対に注意したいのは、足つき性はシート高という単一の数値だけで決まるわけではないという点です。ライダーの足が地面に届くまでの距離には、他にも複合的な要素が大きく影響します。

その代表格がシートの横幅と形状です。CB1300は、長距離走行でも疲れにくい快適性を確保するため、シートには十分な厚みと幅が与えられています。特に燃料タンクからシート最前部にかけてのラインはボリュームがあり、跨った際に自然と股が開き気味になります。これにより、直線的に足を下ろすことができず、スペックの数値以上に「遠い」と感じる可能性があるのです。したがって、カタログスペックはあくまでひとつの参考値として捉え、最終的にはご自身の体格で実際の感覚を確かめることが何よりも大切になります。

身長160、165、170cmでの実例

身長160、165、170cmでの実例

スペックシートの数値だけではイメージしきれない実際の足つき性を、より具体的に、様々なライダーの身長別に見ていきましょう。多くのインプレッションやレビューを参考にすると、おおよその目安を掴むことができます。

身長170cm台のケース

身長が170cmを超えるライダーであれば、CB1300の足つきに不安を感じる場面はほとんどないと考えられます。特に175cm前後のライダーの場合、スタンダードモデルであれば両足のかかとまでべったりと地面に着き、膝に少し余裕が生まれるほどの良好な足つき性です。この安心感は絶大で、信号待ちでの頻繁な停車や、渋滞路での極低速走行、さらには跨ったままバックするといった動作も気負うことなく行えます。SPモデルの790mmでも、不安を感じることはないでしょう。

身長160cm台のケース

この身長帯が、購入を検討する上で足つき性を最も慎重に評価する必要があるボリュームゾーンかもしれません。

まず、身長168cm程度あれば、「全く問題なく扱える」という意見が多く見られます。両足を下ろした状態でもつま先がしっかりと接地し、片足に体重をかければかかとまで着ける状態になることが多いため、安定感は十分に確保できます。

一方、身長165cm前後になると、両足を同時に着こうとすると、つま先立ちになるのが一般的です。ただ、多くの場合で指の付け根である母指球あたりまでは接地するため、車体を支えるのに大きな不安はないという声が多数を占めます。この場合、停車時にはお尻を少しスライドさせ、片足のかかとまでをしっかり接地させて支える乗り方が基本となります。

身長160cmや162cmといったライダーのインプレッションでは、片足をステップに乗せた状態を維持すれば、反対側の足はかかと付近まで着けられるという報告があります。しかし、両足を地面に下ろすと「つま先がツンと届く」程度になるため、停車時には路面の傾斜や凹凸に細心の注意が必要になります。

身長150cm台のケース

身長155cmのライダーの報告では、近年のモデルであれば両足のつま先がしっかりと接地し、母指球あたりまで届くというポジティブなものがあります。これは、モデルチェンジを重ねる中でシート前方の角が落とされるなど、形状が改良されてきた影響も考えられます。とはいえ、基本的には片足で支える乗り方が必須となり、停車位置を常に意識するなど、かなりの工夫と慣れが求められるでしょう。

このように、身長によって足つきの感覚は大きく異なります。特に160cm台の方は、スペックだけで判断せず、一度は実車に跨ってみることを強く推奨します。

SFとSBモデルでの足つきの違い

CB1300シリーズには、伝統的なネイキッドスタイルの「SUPER FOUR(SF)」と、高速走行での快適性を高めるハーフカウルを装備した「SUPER BOL D’OR(SB)」の2種類がラインナップされています。この2つのモデルで足つき性に違いがあるのか、気になる方も多いでしょう。

結論から言うと、スペック上のシート高は、スタンダードモデル同士(780mm)、SPモデル同士(790mm)で比較した場合、全く同じです。したがって、バイクが完全に直立した状態での足の届きやすさに、直接的な差はありません。

しかし、ライダーが実際に跨って感じる「体感的な足つき性」や「安心感」という点では、違いが生まれる可能性があります。その主な要因は、車両重量と視覚的なボリューム感です。

SBはハーフカウルやメーター類の装備により、SFよりも車両重量が約6kg重く設定されています(SF: 266kg、SB: 272kg)。わずか6kgの差ですが、これは足つきがギリギリの状況、例えば砂利道や傾斜地で停車した際に、車体を支えるための心理的な負担に影響を与える可能性があります。同じつま先立ちの状態でも、少しでも軽いSFの方が安心感を抱きやすい、と感じるライダーは少なくないでしょう。

また、SBのカウルがもたらす前面のボリューム感も無視できません。カウルは高速道路などでの走行風を軽減してくれる大きなメリットがある一方で、視覚的にバイクをより大きく感じさせ、停車時や取り回しの際に足つきへの不安をわずかに助長することもあり得ます。足つき性そのものに直接的な差はありませんが、こうした重量や見た目の印象といった間接的な要因が、ライダーの安心感に影響を与える点を考慮しておくと、より納得のいくモデル選びができるでしょう。

SPモデルは足つき性が異なる?

SPモデルは足つき性が異なる?
引用元:ホンダ公式サイト

スタンダードモデルとは一線を画す上質な走りで人気の「SP」モデル。

このグレードは、スタンダードモデルと比較して足つき性に明確な違いが存在します。

前述の通り、SPモデルのシート高はスタンダードの780mmに対して10mm高い、790mmに設定されています。

この10mmの差は、SPモデルの最大の特徴である、標準装備の高性能サスペンションに起因します。SPには、フロント・リア共に世界的なサスペンションメーカーであるオーリンズ社と共同開発した専用品が装着されています。このサスペンションが持つ優れた性能を最大限に引き出すため、スタンダードモデルとは異なる、ややリア上がりの車体姿勢(ディメンション)が設定されているのです。

わずか1cm、されど1cm。この差は、足つきがギリギリのライダーにとっては、安心感を左右する大きな違いと感じられる可能性があります。例えば、身長160cm台でスタンダードモデルなら母指球まで着いたのに、SPモデルに跨るとつま先の接地感が薄れてしまう、といったケースは十分に考えられます。

一方で、SPモデルがもたらす恩恵も計り知れません。装着されているオーリンズ製サスペンションは、路面の細かな凹凸をしなやかに吸収し、常にタイヤの接地感をライダーに伝えてくれます。この卓越した路面追従性は、停車時や極低速走行時においても車体の安定性を高め、結果としてライダーに大きな安心感をもたらします。数値上のシート高というハンデキャップを、サスペンションの質の高さが補ってくれる側面もあるのです。SPモデルを検討する際には、この10mmの差と、価格差以上の価値があるとも言われる乗り味の違いを総合的に評価し、実車で足つき性を入念に確認することが不可欠です。

260kg超の車重と足つきの関係

CB1300の足つきを語る上で、車両重量という要素は絶対に避けて通れません。SFで266kg、SBでは272kgにも達するこの重量は、現代の大型バイクの中でも間違いなく重量級に分類されます。そして、この重厚な車体を地面に対して確実に、そして安心して支えるためには、良好な足つき性が極めて重要な鍵となります。

想像してみてください。信号待ちで停車する際、もし路面が少しでも左右に傾いていたらどうでしょうか。足つきが不十分なつま先立ちの状態では、重い車体を支えるための踏ん張りが効きにくく、バランスを崩しやすくなります。特に、長距離ツーリングで疲労が溜まった帰り道や、予期せぬエンスト時など、集中力が散漫になりがちな状況では、立ちゴケにつながるリスクが格段に高まります。また、ガソリンスタンドや駐車場での取り回しなど、バイクを押し引きする際にも、両足でしっかりと地面を捉えられているかどうかが、安定感と安心感を大きく左右するのです。

もちろん、多くの熟練ライダーが指摘するように、CB1300は一度直立させてしまえば、巧みな低重心設計と絶妙なマス集中により、スペックの数値ほどの重さを感じさせないという素晴らしい特徴を持っています。そして、ひとたび走り出してしまえば、むしろその重さが矢のような直進安定性を生み出し、ライダーをどっしりとした快適なクルージングの世界へと誘ってくれます。

問題となるのは、あくまで停車時やUターン、押し引きといった「静」の状態、あるいはそれに近い極低速時です。このシチュエーションにおいて、260kgを超える鉄の塊をいかに安心して支えられるか。そのための最大の保険が、しっかりとした足つき性なのです。CB1300を選ぶ際には、自身の身長や体力、技量でこの重量を確実にコントロールできるかという視点が、何よりも欠かせません。

CB1300の足つきに関する不安を解消

CB1300の足つきに関する不安を解消
  • ローダウンによる足つき改善策
  • アンコ抜きという足つき改善方法も
  • 足つき以外に後悔しやすいポイント
  • 燃費悪い?維持費に関する注意点
  • まとめ:CB1300の足つき情報を総括

ローダウンによる足つき改善策

CB1300への憧れは強いものの、どうしても足つきに不安が残ってしまう。そうした場合に最も効果的な解決策となるのが「ローダウン」です。ローダウンとは、サスペンションのセッティング変更や、専用に設計されたパーツを組み込むことで、車高そのものを物理的に下げるカスタム手法を指します。

ローダウンの具体的な手法

ローダウンにはいくつかの方法があり、それぞれに特徴があります。

  1. リアサスペンションのリンクプレート交換: 最も一般的な手法です。サスペンションの取り付け部分にあるリンクプレートを、車高が下がるように設計された社外品に交換します。比較的安価で効果が高いのが特徴です。
  2. ショートサスペンションへの交換: 純正よりも全長が短いリアサスペンションに交換する方法です。乗り心地や運動性能も変化するため、サスペンション自体のアップグレードを兼ねて行うケースもあります。
  3. フロントフォークの突き出し: リアだけを下げると車体全体のバランスが崩れるため、フロントフォークの突き出し量を調整して前後の車高をバランスさせます。ハンドリングに影響を与える重要なセッティングです。

専門のカスタムショップでは、これらの手法を組み合わせることで、ライダーの体格や希望に応じて20mmから最大で50mm程度のローダウンを実現するサービスも提供されています。

ローダウンのメリットと大きな注意点

最大のメリットは、言うまでもなく足つき性が劇的に向上することによる絶大な安心感です。両足のかかとが地面に着くようになれば、停車時や取り回しに関する精神的なストレスは大幅に軽減され、バイクライフがより楽しいものになります。

一方で、デメリットと注意点も存在します。車高が下がることで、メーカーが意図した本来のハンドリング特性(ディメンション)が変化します。一般的には、直進安定性が増す一方で、コーナリング時の軽快感が薄れる傾向があります。また、バイクの最低地上高が下がるため、バンク角が浅くなり、コーナーで車体を深く寝かせた際にマフラーやステップを路面に擦りやすくなることも考えられます。さらに、サイドスタンドをかけた際の車体の傾きが浅くなり、不安定になるため、多くの場合でショートタイプのサイドスタンドへの交換が必須となります。ローダウンは非常に効果的ですが、バイクの走行性能に影響を与えるカスタムでもあるため、メリットとデメリットを十分に理解した上で、信頼できるショップと相談しながら検討することが大切です。

アンコ抜きという足つき改善方法も

ローダウンと並んで、足つき改善の定番カスタムとして古くから知られているのが「アンコ抜き」です。これは、シート内部に詰められたクッション材であるウレタンスポンジ(通称:アンコ)を削り取り、シート自体の高さを物理的に低く加工する方法を指します。

ローダウンがサスペンションに手を入れて車体全体を下げるのに対し、アンコ抜きはシートのみを加工するため、バイク本来のハンドリング性能やバンク角への影響がほとんどない、という大きなメリットがあります。また、一般的に加工費用もローダウンに比べて安価に済む場合が多いのも魅力です。

効果的なアンコ抜きのポイント

単純にシートの上面を平らに削るだけでは、クッション性が失われて座面が硬くなり、長距離走行でお尻が痛くなる原因になりかねません。足つき改善で本当に効果的なのは、シートの「角」、特に太ももの内側が当たる部分を重点的に削り落としてスリムにすることです。こうすることで、跨った際に股が圧迫されず、足をまっすぐスムーズに下ろせるようになります。結果として、シート高の数値以上に足つきの向上がはっきりと体感できるのです。

この加工は、シート表皮を一度丁寧に剥がしてスポンジを削り、シワが寄らないように再び張り直すという作業が必要になるため、美しい仕上がりを求めるならDIYではなく、バイクシートの加工を専門とする業者に依頼するのが確実な選択です。専門業者であれば、衝撃吸収性に優れたゲル素材を埋め込むなど、乗り心地をむしろ向上させるような複合的なカスタムにも対応してくれます。手軽ながら奥が深い、それがアンコ抜きというカスタムです。

足つき以外に後悔しやすいポイント

足つき以外に後悔しやすいポイント

CB1300は、ホンダの技術の粋を集めて熟成されてきた、非常に完成度の高いバイクです。しかし、それは全てのライダーにとって完璧であることを意味しません。購入後に「こんなはずではなかった」というミスマッチを防ぐために、足つき以外の注意点についても正直に知っておくことが、後悔しないバイク選びの鍵となります。

圧倒的な「取り回しの重さ」

前述の通り、260kgを超える車重は、ひとたび走り出せば比類なき安定感に繋がりますが、エンジンを停止した状態での取り回しには、相応の体力とコツが求められます。特に、自宅の狭い駐輪スペースや、わずかに傾斜のある場所での方向転換は、大型バイクに慣れていないうちは大変に感じるかもしれません。「テコの原理」を意識して腰で車体を支えるなど、力だけに頼らない技術が必要になります。ツーリング先で景色の良い場所を見つけても、Uターンが億劫で立ち寄るのを諦めてしまう、といった声も聞かれます。

夏場に感じる「エンジンの熱」

1284ccの大排気量直列4気筒エンジンは、そのパワフルさと引き換えに、特に夏場の渋滞路などではかなりの熱量を発生します。信号待ちなどで長時間停車していると、エンジンからの熱気が足元、特に内もも付近にこもり、不快に感じられる場面があります。もちろん、現代のバイクなのでオーバーヒートの心配はほとんどありませんが、大排気量モデルならではの宿命として、ある程度の熱さは覚悟しておく必要があります。

走りのステージを選ぶ「スポーツ走行への適性」

CB1300は、あくまでも「BIG-1」のコンセプトを受け継ぐ、風格あるネイキッドツアラーです。高速道路を使った長距離クルージングや、雄大な景色が広がるワインディングロードを、余裕のあるトルクで駆け抜けるのは大の得意分野です。しかし、タイトなコーナーが連続する峠道で俊敏な切り返しを繰り返したり、サーキットでコンマ1秒を削るような限界走行を求めたりするバイクではありません。その安定感と引き換えに、軽快さではミドルクラスのバイクに軍配が上がります。安定感のあるグランドツアラーとしての特性を理解しないまま、過度なスポーツ性能を期待して購入すると、走りの面で物足りなさを感じる可能性があります。

これらの点を客観的に理解した上で、ご自身のバイクライフのスタイルや、バイクに求めるものとCB1300の特性が合致しているかを判断することが、購入後の高い満足度に繋がるのです。

燃費悪い?維持費に関する注意点

大型バイクの購入を検討する上で、避けては通れないのが経済的な側面です。「CB1300は燃費が悪い」という噂を耳にすることもありますが、実際の燃費性能と、年間でどの程度の維持費がかかるのかを具体的に確認しておきましょう。

実際の燃費性能

CB1300のオーナーからの報告や各種メディアのテストデータを総合すると、実燃費は走行状況によって大きく変動しますが、おおむね以下の範囲に収まります。

  • 市街地走行: 約13km/L ~ 15km/L
  • 高速道路での巡航: 約18km/L ~ 20km/L
  • 平均燃費: 約17km/L前後

1300ccという大排気量を考えれば、これは決して「悪い」数値ではなく、むしろ「標準的」と言えます。しかし、燃費の良い250ccや400ccクラスの中排気量モデルから乗り換えた場合、給油の頻度や一度の給油金額が増えるため、燃費性能が悪くなったと感じるのは自然なことです。幸い、燃料タンク容量は21Lと非常に大きいため、満タンからの航続距離は計算上350km以上となり、長距離ツーリングでの利便性は非常に高いです。

維持費の目安

大型バイクであるため、消耗品の価格や税金など、維持費は中排気量モデルよりも高くなる傾向があります。年間の維持費として、以下のような項目を考慮しておく必要があります。

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費目金額の目安(年間)備考
軽自動車税6,000円毎年4月1日時点の所有者に課税
自賠責保険料約5,000円24ヶ月契約の場合の1年あたり換算
任意保険料20,000円~80,000円年齢、等級、補償内容により大きく変動
車検費用約35,000円~50,000円2年ごとのため1年あたりに換算(法定費用+整備費用)
タイヤ交換費用約30,000円~40,000円1万~1.5万kmごとと仮定し1年あたりに換算
オイル交換費用約10,000円~15,000円年2回交換と仮定
合計(概算)約106,000円~201,000円ガソリン代、駐車場代は別途

このように、パワフルで快適な走りを楽しむためには、相応の維持費がかかることを念頭に置いておく必要があります。特に任意保険料や消耗品の交換費用は、乗り方によって大きく変わるため、購入前にご自身の使い方に合わせてシミュレーションしてみるのが良いでしょう。

まとめ:CB1300の足つき情報を総括

この記事で解説してきた、ホンダCB1300の足つき性に関するあらゆる情報を、最後に箇条書きで分かりやすくまとめます。購入を検討する際の最終チェックリストとしてご活用ください。

  • CB1300のシート高はSF/SBが780mm、SPモデルが790mmに設定されている
  • 1300ccクラスの大型バイクとしては比較的足つきが良い数値である
  • ただし、シート高の数字だけで足つきの全てが決まるわけではない
  • シートの横幅が広く、足が開き気味になるため数値以上に遠く感じる場合がある
  • 身長170cm以上であれば、ほとんどのケースで足つきに不安を感じることはない
  • 身長160cm台後半でも、多くのライダーが問題なく乗りこなしている
  • 身長165cm前後では両足を着くとつま先立ちになるのが一般的な目安
  • 身長160cm前半では停車時の路面状況に注意を払うなど工夫が必要になる
  • SFとSBのシート高は同じだが、SBの方がカウル装備により約6kg重い
  • SPモデルは高性能なオーリンズ製サスのためスタンダードより10mmシート高が高い
  • 260kgを超える車重を安心して支えるには、確実な足つきが精神的な余裕に繋がる
  • 走行中のどっしりとした安定感は、この車重がもたらす大きなメリットである
  • 足つき改善の最も効果的な方法はローダウンカスタム
  • ローダウンはハンドリングの変化やバンク角減少といったデメリットも考慮する必要がある
  • シートのアンコ抜き、特に太ももが当たる「角を落とす」加工も非常に有効
  • アンコ抜きはハンドリングへの影響が少なく、比較的安価な改善策
  • 購入後の後悔を避けるため、取り回しの重さや夏場のエンジン熱も事前に理解しておく
  • 燃費はリッターバイクとして標準的であり、航続距離は長い
  • タイヤ代や車検費用など、大型バイク相応の維持費は覚悟しておく
  • 最終的な判断は、スペックや評判に惑わされず、必ず実車に跨って自身の感覚で確かめることが最も大切
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