まさか、世界のホンダが作った大人気バイクで、こんなに後悔することになるとは思いませんでした。
こんにちは。デジタルバイクライブラリー、運営者の「ゆう」です。
今や街で見かけない日はないほどの大ヒットを記録しているCT125ハンターカブ。
「ハンターカブ 後悔」や「疲れる」といったネガティブな検索キーワードが増えている現状をご存じでしょうか。
一目惚れして購入したものの、実際にオーナーになって初めて気づく「想定外の使いにくさ」に戸惑い、手放してしまう人が少なくありません。
ネット上の評判は良いことばかりが目立ちますが、決して安い買い物ではないだけに、マイナス面もしっかり把握しておくことが重要です。
この記事では、カタログスペックだけでは絶対に見えてこないリアルな欠点と、それでも乗り続ける価値があるのかどうかを、私の実体験を交えて本音で解説します。
- ハンターカブ所有者が抱える具体的な不満点と解決策
- 足つきや重量など物理的なストレスの原因メカニズム
- 購入後に発生する隠れたカスタム費用や維持費の総額
- あなたがハンターカブを買って後悔するタイプかどうかの診断
ハンターカブの購入を後悔する原因となる物理的欠点

「カブ=新聞配達でも使われている気軽な乗り物」というイメージを持っていると、ハンターカブに乗った瞬間にそのギャップに驚愕するかもしれません。ここでは、多くのオーナーが購入後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しやすい、車体の構造的なデメリットについて徹底的に深掘りします。
シート高800mmで足つきが悪く立ちゴケの不安がある
ハンターカブを購入したオーナーが最初に直面し、そして手放すまで悩み続ける最大の壁、それがシート高800mmという数値です。「たかが800mmでしょ?」と侮ってはいけません。この高さは、多くのアドベンチャーバイクやスポーツバイクに匹敵する数値であり、原付二種クラスとしては異例の高さです。
数値以上の足つきの悪さを生む「サスペンションの硬さ」
兄弟車であるクロスカブ110のシート高は784mm(旧型JA45は740mm)ですが、ハンターカブはそれよりもさらに腰高です。しかし、問題は単純な高さだけではありません。最大の要因は、「サスペンションが沈み込まないこと」にあります。
通常のオフロードバイクであれば、またがった瞬間にサスペンションが「ググッ」と沈み込み(サグ出し)、足つき性が改善されます。ところがハンターカブは、重い荷物をキャリアに満載して悪路を走ることを想定しているため、リアサスペンションの設定が非常に硬く作られています。そのため、体重60kg程度のライダーがまたがっても車高はほとんど下がらず、数値通りの800mmの高さを強いられることになります。
シート幅が生む「股下の余裕のなさ」
さらに追い打ちをかけるのが、幅広で角張ったシート形状です。スリムなシートであれば足を真下に下ろせますが、ハンターカブのシートは幅があるため、どうしてもガニ股気味に足を下ろすことになります。これにより、実質的な足つき性はさらに悪化します。
【身長別足つきイメージ(※個人差あり)】
・175cm以上:両足のかかとまで接地する安心感がある。
・170cm前後:片足ならべったりつくが、両足だとかかとが浮く。
・165cm以下:両足ともつま先立ち(バレリーナ状態)。信号待ちでのストレスが極大化する。
信号待ちや傾斜地での「立ちゴケ」リスク
足つきが悪いと、信号待ちのたびにお尻をずらして片足で支える必要があり、これが地味ながら確実な疲労として蓄積されます。特に危険なのが、路面に轍(わだち)がある場所や、キャンプ場などの不整地、そして坂道での停車です。
足をつこうとした場所に窪みがあったり、砂利で足が滑ったりした場合、高重心な車体を支えきれずにそのまま倒れてしまう「立ちゴケ」のリスクが常に付きまといます。「いつ転ぶかわからない」という緊張感を強いられることは、気軽に乗れるはずのカブの魅力を大きくスポイルする要因となります。
ローダウンによる解決とその代償
この問題を解決するために、多くのユーザーが20mm〜30mm程度車高を下げる「ローダウンキット」を導入します。確かに足つきは劇的に改善されますが、これには代償も伴います。
- 最低地上高の低下:せっかくの悪路走破性が失われ、林道の段差でエンジン下部を打ちやすくなる。
- サイドスタンドの加工:車高が下がると車体が起きすぎてしまい、反対側に倒れるリスクが出るため、ショートスタンドへの交換が必要になる。
- バンク角の減少:カーブでステップを擦りやすくなる。
このように、足つきを改善するためには、性能の犠牲と追加の出費が必要になるのです。
車体が重くて取り回しに疲れを感じる高重心設計
「原付二種だから自転車感覚で扱えるだろう」と思っていると、その重さに裏切られます。CT125の装備重量は約118kg(JA65型)。数字だけ見れば250ccクラスよりは軽いですが、問題はその重量配分と重心位置にあります。
「マスの分散」が生むグラつきやすさ
スポーツバイクは「マスの集中化」といって、重い部品(エンジンや燃料タンク)を車体の中心かつ低い位置に集めることで、軽快な運動性能を実現しています。しかし、ハンターカブは違います。
大きく頑丈なリアキャリア、高い位置にあるアップマフラー、ヘッドライト周りのガードパイプなど、重量物が車体の前後や高い位置に分散して配置されています。いわゆる「高重心」かつ「マスの分散」状態です。
この構造により、車体を少し傾けただけでも「グラッ」と重さが掛かりやすく、一度バランスを崩すとリカバリーするために大きな筋力を必要とします。駐輪場での出し入れや、狭い路地でのUターンなど、極低速域での取り回しにおいて、数値以上の重さを感じることになります。
日常使いを拒む「億劫さ」の正体
例えば、「ちょっとコンビニまでコーヒーを買いに行こう」と思った時。自転車のようにサッと出せるクロスカブとは違い、ハンターカブの場合は「よし、出すぞ」という気合が必要になります。
- 駐輪場のスロープをバックで下ろす時の恐怖感。
- センタースタンドを掛ける際に必要なコツと力。
- 満載した荷物を降ろさないと引き起こせない重さ。
これらの小さなストレスが積み重なると、次第に「今日は車でいいか」「乗るのが面倒だな」という心理状態になり、最終的にガレージの肥やしになってしまう……というのが、ハンターカブを買って後悔する典型的なパターンの一つです。
【豆知識:引き起こしのコツ】
万が一転倒させてしまった場合、焦って腕の力だけで持ち上げようとすると腰を痛めます。ハンドルをフルに切ってロックし、低い姿勢で腰をシートに当て、脚力を使って斜め後ろに押し上げるようにすると、比較的楽に起こせます。
加速が遅いと感じるギア比設定と振動によるストレス
ハンターカブのエンジンは、スーパーカブC125をベースにチューニングされていますが、その性格は全く異なります。悪路や急勾配を荷物満載で登ることを最優先した「トレッキング仕様」になっているのです。
ローギアード設定による弊害
純正のギア比(スプロケット設定)は、極端なローギアード(加速・登坂重視)に振られています。これにより、泥道や急な坂道では頼もしいトルクを発揮しますが、舗装路では以下のようなストレスを生みます。
- 1速がすぐに吹け切る:発進して数メートル、速度にして10km/h〜15km/h程度でもうエンジンが唸り始めます。信号が変わった瞬間に発進し、すぐに2速へシフトアップするという忙しない操作を強いられます。
- 幻の5速を探してしまう:4速トップギアで60km/h巡航をしていると、エンジン回転数がかなり高くなります。「もう一段ギアがあるはずだ」と無意識にシフトペダルを踏み込んでしまう現象(幻の5速)が頻発します。
手足が痺れるほどの微振動
高回転を維持して走る必要があるため、エンジンからの微振動がハンドル、ステップ、シートを通してライダーに伝わり続けます。
短距離なら「鼓動感」として楽しめますが、1時間以上走り続けると、手がジンジンと痺れるような感覚(白蝋病的な症状の前兆)に襲われます。ミラーも振動でブレてしまい、後方確認がしづらくなることもあります。
「15丁化」カスタムの功罪
この問題を解消するための定番カスタムとして、フロントスプロケットを純正の14丁から15丁へ変更する「15丁化」が広く行われています。これにより、巡航時の回転数が下がり、振動が減り、最高速が伸びるというメリットがあります。
しかし、これには明確なデメリットも存在します。
- 登坂力の低下:急な坂道で失速しやすくなり、頻繁なシフトダウンが必要になる。
- 発進加速の鈍化:信号ダッシュでの出足が遅くなる。
- スピードメーター誤差:正確な速度表示からズレる可能性がある(補正が必要)。
「あちらを立てればこちらが立たず」という状況に悩み、スプロケットを何度も交換する「スプロケ沼」にハマるオーナーも少なくありません。
長距離ツーリングでお尻が痛くなるシートの硬さ
ハンターカブの純正シートは、見た目には分厚くて座り心地が良さそうに見えます。しかし、実際に座って走ってみると、その硬さに驚くことになります。
高密度ウレタンと形状のミスマッチ
採用されているウレタンフォームは高密度で反発力が強く、沈み込みが少ないタイプです。これは長期間使用してもヘタリにくいというメリットがある反面、路面からの突き上げをダイレクトにお尻に伝えてしまいます。
さらに問題なのは、シートの形状です。幅広であることは安定感に寄与しますが、角の部分が太ももの内側に当たり続け、血流を阻害することがあります。
【痛みの発生プロセス】
開始30分:快適に感じる。
開始1時間:お尻の特定の部分に違和感を覚え始める。
開始2時間:お尻が熱を持ち、座り直す回数が増える。
開始3時間以降:「お尻が割れる」ような激痛に変わり、休憩なしでは走れなくなる。
モンキー125との決定的差
よく比較されるモンキー125のシートは、ふかふかでソファのような座り心地のタックロールシートを採用しており、長距離でも痛くなりにくいと評判です。この快適性を期待してハンターカブに乗ると、そのスパルタンな仕様に後悔することになります。
解決策として、ゲル素材が入った座布団(ゲルザブ)を敷いたり、メッシュカバーを付けたりするのが一般的ですが、これらも数千円〜1万円程度の出費となります。「最初からもっと良いシートを付けてくれればいいのに」と思わずにはいられません。
塗装品質が低くすぐに錆びるため防錆対策が必須
これは個人的に最も残念であり、かつ多くのオーナーが声を大にして訴えているポイントです。44万円(税込)という価格設定でありながら、塗装やメッキの品質が価格に見合っていないと言わざるを得ません。
錆びやすい特定部位とその症状
ハンターカブは「タフな道具」として雨ざらしでも平気そうなイメージがありますが、実際は非常にデリケートです。特に以下の部位は要注意です。
| 錆びやすい部位 | 発生時期と症状 | 推奨される対策 |
|---|---|---|
| スポークホイール | 納車数ヶ月〜。メッキが薄く、雨天走行後に放置すると茶色い錆が浮く。 | シリコンスプレーや防錆剤でのコーティング。 |
| エキゾーストパイプ | 半年〜。前輪の泥跳ねを受ける根元部分の耐熱塗装が剥がれ、腐食する。 | 耐熱塗装のスプレーで再塗装、またはマッドガード装着。 |
| 溶接ビード部 | 随時。フレームやスイングアームの溶接継ぎ目から錆汁が垂れる。 | 防錆浸透潤滑剤(6-66など)の塗布。 |
| リアキャリア裏 | 気づかないうちに進行。見えない部分の塗装が薄い傾向がある。 | 定期的な目視確認とワックスがけ。 |
メンテナンスフリーではない現実
「カブだからメンテナンスフリーでしょ?」と思っていると、あっという間に錆だらけのボロバイクになってしまいます。新車の輝きを維持するためには、洗車のたびに徹底的な拭き上げを行い、呉工業の「スーパーラストガード」や「6-66」といった強力な防錆ケミカルを塗布し続ける必要があります。
この「防錆メンテナンスの義務化」は、道具としてガシガシ使いたいユーザーにとっては大きなストレスとなり、「もっと気楽に乗れるバイクだと思っていた」という後悔につながります。
暗いヘッドライトは夜間走行で危険を感じるレベル
CT125のフロントフェイスを印象付ける丸目LEDヘッドライト。デザイン的には非常に優れていますが、実用性能、特に夜間走行における性能については厳しい評価を下さざるを得ません。
絶対的な光量不足と配光の問題
純正LEDヘッドライトは、はっきり言って暗すぎます。街灯が整備された市街地を走る分には問題ありませんが、街灯のない郊外の道、山道、トンネルなどを走ると、その光量不足が露呈します。
光が拡散しすぎて路面を照らす力が弱く、ハイビームにしても照射範囲が狭いため、カーブの先が全く見えません。夜の峠道などでは、路面の落下物や段差、あるいは飛び出してくる動物を早期に発見することが困難で、命の危険さえ感じることがあります。
対向車からの視認性(被視認性)も低いため、雨の夜などは「そこにバイクがいる」と認識されにくく、右直事故のリスクも高まります。
フォグランプ導入のコストと手間
安全に夜道を走るためには、社外製のLEDフォグランプ(補助灯)の増設が事実上の必須カスタムとなっています。しかし、これには以下のようなハードルがあります。
- コスト:ランプ本体、ステー、スイッチ類を含めると、安くても2万円、有名メーカー品なら5万円程度の出費になる。
- 取り付けの手間:電源をどこから取るか(ACC電源)、配線をどう取り回すか、スイッチをどこに設置するかなど、電気系統の知識と作業スキルが必要になる。ショップに頼めばさらに工賃がかかる。
「新車で買ったのに、まともに夜も走れないのか」という不満は、購入後の後悔として非常に根深いものがあります。
ハンターカブで後悔しないための競合比較と最終判断

ここまでネガティブな要素を徹底的に洗い出してきましたが、それでもハンターカブが現在進行形で売れ続けているのは事実です。重要なのは、バイクそのものの良し悪しよりも、「自分の用途やライフスタイルに合っているか」という適合性の問題です。ここでは、購入検討リストに上がりやすい競合車種と比較しながら、あなたが本当に選ぶべきバイクを見極めるための判断材料を提供します。
街乗りメインだと飽きたと感じやすい用途のミスマッチ
もしあなたの主な用途が「毎日の通勤・通学」や「近所のスーパーへの買い物」、「週末にカフェに行く」といった街乗り中心であるなら、ハンターカブは明らかにオーバースペックであり、逆に使い勝手が悪い可能性があります。
「冒険の装備」が「日常の枷」になる
頑丈なフレーム、硬いサスペンション、アップマフラー、ブロックタイヤ。これらはすべて、泥や砂利道を走るための装備です。綺麗に舗装されたアスファルトの上だけを走るなら、これらの装備はただ重たく、乗り心地を悪くするだけの「ノイズ」でしかありません。
特にリアサスペンションは、荷物を積んでいない空荷の状態だと反発が強く、段差を越えるたびに「ガツン!」という突き上げを食らいます。
最初は「見た目がかっこいいから」という理由で満足できますが、半年も経つと、その重厚さと取り回しの悪さが煩わしくなってきます。「もっと軽くて、荷物が積めて、楽なスクーターにしておけばよかった」と後悔し、走行距離が伸びないまま手放してしまう(=飽きる)ケースが多く見られます。
クロスカブと比較して維持費やパンク修理で悩む
実用性と経済性を最優先に考えるなら、同じカブシリーズの弟分である「クロスカブ110(JA60)」が最強のライバルとして立ちはだかります。両者を比較すると、ハンターカブの「贅沢ゆえの不便さ」が浮き彫りになります。
| 比較項目 | ハンターカブ (CT125) | クロスカブ110 (JA60) | 勝敗と理由 |
|---|---|---|---|
| 車両重量 | 約118kg | 約107kg | クロスカブの勝ち 自転車感覚で扱える軽快さは圧倒的。 |
| タイヤ仕様 | チューブタイヤ | キャスト+チューブレス | クロスカブの圧勝 パンク修理の容易さと安心感が段違い。 |
| シート高 | 800mm | 784mm | クロスカブの勝ち シート幅もスリムで足つきが良い。 |
| 実売価格 | 約44万円〜 | 約36万円〜 | クロスカブの勝ち 浮いた8万円でフルカスタムが可能。 |
(出典:本田技研工業『CT125・ハンターカブ 主要諸元』)
チューブレスタイヤの決定的差
特に強調したいのがタイヤの違いです。現行のクロスカブ(JA60)は、キャストホイールとチューブレスタイヤを標準装備しています。
ハンターカブのチューブタイヤは、釘を踏んでパンクすると一気に空気が抜け、その場で走行不能になります。修理にはホイールを外してチューブを取り出すという大掛かりな作業が必要です。一方、クロスカブならパンクしても空気の抜けは緩やかで、ガソリンスタンドやバイク屋まで自走できる可能性が高く、修理も外面からプラグを挿すだけで数分で終わります。
通勤途中でパンクした時の絶望感を想像してみてください。この一点だけでも、実用車としてクロスカブを選ぶ十分な理由になります。
ダックスやモンキーと迷うなら快適性を重視すべき
「ファッションとして楽しみたい」「おしゃれに乗りたい」「二人乗りもしたい」というニーズであれば、ダックス125やモンキー125の方が満足度は高いでしょう。
タンデム(二人乗り)をするならダックス一択
もし、パートナーや子供を後ろに乗せて走ることを想定しているなら、ハンターカブはやめておいた方が無難です。
ハンターカブはあくまで「一人乗りの積載車」として設計されています。純正では後席(ピリオンシート)がなく、追加で購入してキャリアの上に装着しても、位置が高すぎてパッセンジャーは恐怖を感じます。ステップ位置も窮屈で、サスペンションも突き上げが強いため、後ろに乗る人にとっては「罰ゲーム」のような乗り心地になります。
対してダックス125は、最初からロングシートと適切なステップ位置が用意されており、フレーム形状も乗り降りしやすく、快適な二人乗りが可能です。「デートに使いたい」なら迷わずダックスを選ぶべきです。
走りの楽しさと快適性ならモンキー
モンキー125は、5速マニュアルクラッチを装備しており、「バイクを操る楽しさ」をダイレクトに味わえます。また、前述の通りシートの座り心地が極上です。
ハンターカブの自動遠心クラッチ独特の「ガチャコン」という変速ショックやタイムラグが馴染めない人は、マニュアル操作ができるモンキーの方がストレスなく走れるはずです。
チューブレス化などカスタム費用がかさむ問題点
ハンターカブは「買って終わり」ではなく、「買ってからが始まり」のバイクだと言われます。ここまで挙げてきた数々の不満点を解消しようとすると、想像以上のお金がかかります。
「快適化」にかかる費用の試算
まともにツーリングを楽しめる仕様にするための一般的なカスタム費用を計算してみましょう。
- 足つき改善(ローダウン):パーツ代+工賃で約30,000円〜50,000円
- 明るさ確保(フォグランプ):パーツ代+工賃で約25,000円〜50,000円
- パンク対策(チューブレスホイール化):前後セット+工賃で約100,000円〜130,000円
- 快適性(マフラー・シート・ハンドル):約50,000円〜100,000円
- 積載(ボックス・サイドバッグ):約20,000円〜50,000円
これらを合計すると、車体価格とは別に20万円〜30万円以上の追加投資が必要になります。新車乗り出し価格と合わせれば、中古の大型バイクが買えてしまう金額です。「最初はノーマルで乗るつもりだったけど、不満すぎてカスタムせざるを得なくなった」というケースが多く、予算計画が狂う原因となります。
よくある質問:ハンターカブ購入前の「モヤモヤ」を解消!

- 身長160cmなんですが、厚底ブーツを履けば乗れますか?
-
乗れないことはないですが、正直けっこう気合がいります(笑)。
厚底ブーツで多少マシにはなりますが、ハンターカブはシート幅があるので、単純な高さ以上に足が開き気味になるんですよね。街中の平坦なアスファルトならなんとかなりますが、ツーリング先の砂利駐車場や、ちょっとした傾斜地で停まるときに「うわっ、届かない!」ってなる瞬間が一番怖いです。
無理して立ちゴケして凹むよりは、納車と同時にローダウンキットを組んじゃうのが精神衛生上もおすすめですね。2〜3cm下がるだけで世界が変わりますよ。
- 燃費ってカタログ通りリッター60kmくらい走りますか?
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うーん、私の乗り方だとそこまでは伸びないことが多いですね。
カタログ値(WMTCモード値)は約63km/Lとかになってますが、実際のところ、信号ダッシュで回し気味に走ったり、荷物を積んで峠を登ったりすると、リッター45km〜50kmくらいに落ち着くことが多いです。
それでも十分燃費は良いんですけど、「カブ=無限に走る」みたいな過度な期待はしない方がいいかも。ただ、タンク容量が5.3Lと大きいので、一度満タンにすれば200km以上は余裕で走れる安心感はありますよ!
- 高速道路に乗れないのって、やっぱり不便ですか?
-
これは「割り切り」ができるかどうかですね。
確かに、遠くのツーリングスポットまで一気にワープしたい時は「あぁ、高速乗れたらな…」って思います。特に帰りの体力が尽きかけた時は(笑)。
でも、ハンターカブの楽しさは「下道をトコトコ走って、気になる脇道に入っていく」ことにあるんです。高速に乗れない分、知らなかった絶景や美味しいお店を見つけられるチャンスが増えるので、私はプラスに捉えています。急がない旅を楽しむ余裕がある人向けですね。
- 盗難が心配です。どんな対策をしてますか?
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これ、一番大事です!ハンターカブは海外でも人気があるので、本当に狙われやすいんですよ。
ハンドルロックだけじゃ秒で持っていかれます。私は「地球ロック(動かない柱などに繋ぐ)」を前提に、極太のチェーンロックと、振動を検知するアラーム付きディスクロックの二重がけをしています。
あと、万が一のためにAirTagみたいな紛失防止タグを車体の奥深くに隠しておくのも精神安定剤になりますね。「面倒くさい奴だ」と思わせるのが勝ちです。
- 散々デメリット書いてますけど、結局「買い」ですか?
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ぶっちゃけて言うと…「手のかかる子ほど可愛い」と思えるなら絶対買いです!
この記事で書いた通り、ノーマルだと不満点は山ほどあります。重いし、遅いし、お尻痛いし(笑)。でも、それらを一つずつカスタムして解消していく過程が、プラモデルを作ってるみたいでめちゃくちゃ楽しいんですよ。
「完璧な道具」を求めるならスクーターの方がいいですが、「遊べる相棒」が欲しいなら、ハンターカブ以上のバイクはないと思います。一緒に沼にハマりましょう!
ハンターカブを買って後悔する人の特徴と適合性診断
最後に、これまでの内容を総括して、あなたがハンターカブを買って「後悔する人」なのか、それとも「最高の相棒になる人」なのかを診断します。
【後悔する可能性大!レッドゾーン診断】
- 身長165cm以下で体力に自信がない人:800mmのシート高と118kgの高重心ボディは、毎日のストレスになります。
- コストパフォーマンス最優先の人:「カブ=安い」は過去の話。維持費やカスタム費は大型バイク並みにかかることもあります。
- 夜間の田舎道を頻繁に走る人:ノーマルライトでの走行は視界不良で危険です。
- メンテナンスは店任せで自分ではやらない人:錆対策やチェーン調整など、こまめなケアができないと急速に劣化します。
- 恋人とのタンデムデートを夢見ている人:相手に苦痛を強いることになり、バイク自体を嫌がられる原因になります。
【最高の相棒になる!グリーンゾーン診断】
- 「積載こそ正義」のキャンパー:巨大なキャリアに箱とテントを積み、サスを沈ませて走る姿こそが本来の姿です。
- 道なき道を行く冒険家:スクーターでは入れない林道、河原、未舗装路へ入っていける走破性は唯一無二です。
- 「プラモデル感覚」でいじれる人:不満点を一つずつパーツ交換で潰していくプロセスそのものを楽しめる人には、最高の素材です。
- とにかく見た目に惚れた人:全ての欠点は「あばたもえくぼ」。ガレージに置いてあるのを眺めるだけで酒が飲めるなら、重さも振動も「味」として愛せます。
CT125ハンターカブは、ホンダが提供する「未完成の傑作」です。そのまま乗れば不満だらけですが、手間とお金をかけて自分だけの一台に育て上げる覚悟があるなら、オーナーの期待に無限に応えてくれるポテンシャルを秘めています。
検索窓に「後悔」と打ち込む未来を回避するために、自身の用途と性格を冷静に見極め、できればレンタルバイクなどで1日試乗してから購入を決断することをおすすめします。
