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【ホンダ】PCX(jk05)の人気マフラー5選(魅力の重低音など)!交換方法と効果を解説

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【ホンダ】PCX(jk05)の人気マフラー5選(魅力の重低音など)!交換方法と効果を解説

ホンダPCX(jk05)は、街乗りに最適化されたその卓越した燃費性能と、誰が見ても美しいと感じる洗練されたデザインで、多くのライダーを魅了する完成されたスクーターです。

しかし、その優等生な走りに慣れてくるほど、心のどこかでこう感じていませんか?

「この静かすぎるサウンドに、もう少しだけ心を揺さぶる鼓動が欲しい」 「街で見かける多くのPCXと差をつけ、自分だけの一台に仕上げたい」

その想いを実現する最も効果的で満足度の高いカスタム、それが「マフラー交換」です。

ただ、いざ交換しようとすると、「人気のマフラーは結局どれ?」「ヨシムラやモリワキといった有名ブランドは何が違うの?」「交換後のリアルな効果は?」「憧れの重低音は手に入るのか?」、さらには「自分で交換するやり方やショップに頼んだ場合の工賃は?」といった、数々の疑問や不安が頭をよぎるはずです。

ご安心ください。この記事は、そんなあなたのための「PCX(jk05)マフラー交換・完全ガイド」です。

数ある製品の中から本当に人気のあるモデルを厳選し、その特徴を徹底比較。

交換によって得られる真の効果から、後悔しないための注意点、具体的な交換手順と費用に至るまで、あなたが知りたい情報のすべてを、この記事一本に凝縮しました。読み終える頃には、理想のPCX像が明確になり、新しいバイクライフへの第一歩を踏み出せるはずです。

この記事でわかること
  • PCX(jk05)用人気マフラーの特徴と比較
  • マフラー交換によって得られる具体的な効果
  • 自分で交換する手順と必要な工具
  • 専門店に依頼した場合の工賃の目安
目次

PCX(jk05)のマフラー 人気モデルとその効果

PCX(jk05)のマフラー 人気モデルとその効果
  • マフラー交換で得られる効果とは?
  • おすすめのPCXマフラー人気5選
  • 定番のヨシムラ製マフラーの特徴
  • モリワキ製マフラーの魅力と評判
  • 響く重低音サウンドが魅力のマフラー
  • 政府認証マフラーを選ぶべき理由

マフラー交換で得られる効果とは?

PCX(jk05)のマフラーを交換することで得られる効果は、多岐にわたります。多くのユーザーが期待する主な変化は「外観の向上」「サウンドの変化」、そして「走行性能の変化」の3つですが、それぞれの効果にはメリットだけでなく、知っておくべき側面も存在します。

圧倒的なドレスアップ効果

社外マフラーがもたらす最も分かりやすく、満足度の高い効果は、見た目の劇的な変化です。純正マフラーはコストや量産性を考慮したデザインですが、社外品は各メーカーが趣向を凝らしたデザインと高品質な素材で作り上げています。

  • ステンレス:鏡面のように磨き上げられた輝きが魅力。錆びにくく耐久性も高いため、多くのマフラーで採用されています。
  • チタン:軽量でありながら高い強度を誇る高級素材。独特の青い焼き色(ヒートグラデーション)は、レーシーで特別な存在感を放ちます。
  • カーボン:織り目の模様が美しいカーボンファイバーは、スポーティーで引き締まった印象を与えます。軽量性にも優れています。

これらのマフラーに交換することで、PCXのリアビューは一気に華やかになり、「自分だけの一台」という所有感を深く満たしてくれます。

心地よいサウンドへの変化

次に大きな効果は、排気音の変化です。純正マフラーの徹底された静粛性から、心地よいサウンドを奏でるマフラーへと交換することで、ライディングの体験はよりエキサイティングなものになります。アイドリング時の鼓動感、アクセルを開けた時の吹け上がる音は、バイクを操る楽しみを増幅させてくれるでしょう。サウンドのキャラクターは製品によって様々で、歯切れの良い高音質なものから、腹に響くような重低音まで、好みに合わせて選べます。

性能面での変化について

性能向上も期待される効果の一つですが、これについては現実的な理解が大切です。

  • 軽量化:多くの社外マフラーは純正品(約5kg)よりも軽量で、製品によっては2kg以上の軽量化が可能です。これにより、バイクの押し引きといった取り回しが軽快になるメリットがあります。
  • パワーアップ:社外マフラーは排気効率を高めることで、特にエンジンを高回転まで回した際の出力向上を狙って設計されています。しかし、PCXの主な使用ステージである市街地では、その性能を最大限に引き出す機会は少ないかもしれません。逆に、排気がスムーズになりすぎることで、発進時などの低回転域でトルク(前に進もうとする力)がわずかに細くなったと感じる可能性もあります。

以上のことから、マフラー交換は絶対的な速さを追求するカスタムというよりは、愛車の見た目と音を自分好みに演出し、バイクライフをより豊かにするための「ドレスアップカスタム」として捉えるのが最も賢明と言えるでしょう。

おすすめのPCXマフラー人気5選

市場には数多くのPCX(jk05)用マフラーが存在し、どれを選べば良いか迷ってしまう方も少なくありません。ここでは、長年の実績を持つ信頼のブランドの中から、特に評価が高く、多くのユーザーに選ばれている人気マフラーを5つ厳選しました。選定にあたっては、「ブランドの信頼性」「デザイン性」「サウンド特性」、そして公道を安心して走行するための「政府認証」をクリアしていることを絶対条件としています。

以下の比較表を参考に、それぞれのマフラーが持つ個性や特徴を掴み、あなたの理想に最も近い一本を見つけ出してください。

スクロールできます
メーカー名製品名(シリーズ名)材質(サイレンサー)重量(純正約5.2kg)近接排気騒音政府認証特徴価格帯(税込)
ヨシムラGP-MAGNUM / R-77Sステンレス/チタン4.3kg~4.5kg87dB~90dB認証品高品質でスポーティなサウンド。ブランド力も魅力約79,000円~90,000円
モリワキZEROステンレス/チタン約3.0kg未公表認証品上品なデザインと抑えめの音量。ホンダ車との相性も良い約62,000円~68,000円
SP忠男PURESPORTステンレス/チタンデータなし86dB認証品独特のループエキパイ。トルク特性に定評あり約106,000円~
BEAMSCORSA-EVOII / R-EVO2ステンレス/チタン3.3kg~3.6kg86dB認証品コストパフォーマンスに優れ、デザインの選択肢も豊富約52,000円~63,000円
エンデュランスhi-POWER SPORTS TYPE Rステンレス/チタン3.8kg87dB認証品迫力のある重低音サウンドとスポーティなデザイン約39,600円~
※重量、騒音値、価格はモデルや材質により変動します。最新の情報は各メーカーの公式サイトでご確認ください。

定番のヨシムラ製マフラーの特徴

「ヨシムラ」の名は、バイクに乗る者なら誰もが一度は耳にしたことのある、伝説的な響きを持っています。国内外の過酷なレースシーンで勝利を重ね、そこで培われた最先端の技術と妥協なき品質へのこだわりが、市販される一つひとつの製品に息づいています。ヨシムラ製マフラーを選ぶということは、単なるパーツ交換に留まらず、その輝かしい歴史と信頼性を手に入れることと同義と言えるでしょう。

PCX(jk05)用には、キャラクターの異なる2つの主力モデル「GP-MAGNUMサイクロン」と「R-77Sサイクロン」が用意されています。

  • GP-MAGNUMサイクロン:伝統的な丸型断面のサイレンサーを持つ、オーソドックスで飽きのこないデザインが特徴です。サウンドは歯切れが良く、アクセルを開けるのが楽しくなるようなスポーティーさが魅力。まさに「ヨシムラサウンド」の王道とも言えるでしょう。
  • R-77Sサイクロン:三角形に近い異形断面のサイレンサーに、レーシーなカーボン製エンドキャップを組み合わせた、モダンで攻撃的なデザインです。サウンドはGP-MAGNUMよりもやや音量が抑えられ、低音が効いたマイルドな音質。デザイン性を重視するユーザーから高い支持を得ています。

どちらのモデルも、ただ音や見た目が変わるだけではありません。ヨシムラの長年にわたる開発データに基づき、ストップ&ゴーの多い街乗りでの扱いやすさを損なうことなく、高回転域までスムーズに吹け上がる爽快な走行フィールを実現しています。

さらに、全製品に付与される「2年間の製品保証」は、ヨシムラの品質に対する絶対的な自信の表れです。この保証には、万が一の不具合への対応はもちろん、長年の使用で劣化したサイレンサー内部のグラスウール交換や外装のリフレッシュを行う「リメイクサービス(有料)」も含まれており、購入後も安心して長く使い続けられる体制が整っています。もちろん、全て公道走行可能な政府認証品です。

モリワキ製マフラーの魅力と評判

モリワキエンジニアリングは、ヨシムラと並び日本のバイク文化を黎明期から支えてきた、歴史と格式のあるパーツメーカーです。特に創業者である森脇護氏が本田技研工業出身であることから、ホンダ車との関わりは非常に深く、その製品はまるでメーカー純正オプション品のような高いフィット感と信頼性を誇ります。モリワキマフラーの魅力は、過度な主張を抑えた上品で洗練されたデザインと、ライダーを疲れさせないジェントルなサウンド特性にあります。

PCX(jk05)用には、同社を代表するロングセラーモデル「ZERO」シリーズがラインナップされています。シンプルで美しい真円形状のサイレンサーは、PCXの流麗なボディラインに見事に調和し、全体の質感を一段階引き上げてくれます。

ZEROシリーズの魅力は、豊富なカラーバリエーションにもあります。

  • SUS(ステンレスポリッシュ):磨き上げられたステンレスの輝きが、高級感を演出します。
  • ANO(アノダイズドチタニウム):チタン素材ならではの鈍い光沢と、独特の焼き色が特徴。シックで落ち着いた印象です。
  • BP-χ(ブラックパール・カイ):深みのあるブラック塗装が、車体全体を引き締め、精悍なイメージを強調します。

性能面では、純正の扱いやすさをベースに、全域でパワーを上乗せするような味付けが施されています。それでいて音量は過度に大きくなく、低音の効いた心地よいサウンドは、長距離のツーリングでもライダーを疲れさせません。純正マフラー(約5.2kg)から約3kgへと大幅な軽量化を実現しており、バイクの押し引きなど日常的な取り回しが軽快になるという実用的なメリットも大きいでしょう。

通勤・通学からツーリングまで、あらゆるシーンで安心して使える上品さと信頼性。これこそが、多くの成熟したライダーからモリワキが選ばれ続ける理由です。

響く重低音サウンドが魅力のマフラー

マフラー交換でサウンドの変化を求めるライダーの中には、特に「重低音」にこだわる方が多くいます。エンジンの鼓動をダイレクトに感じさせる、腹の底に響くような力強いサウンドは、バイクという乗り物の魅力を最大限に引き出してくれます。アイドリングから放たれる存在感、そしてアクセルを開けたときに轟く迫力のサウンドは、何物にも代えがたい高揚感を与えてくれます。

PCX(jk05)用のマフラー市場において、重低音サウンドで定評があるのは、特に「エンデュランス」や「BEAMS」といったブランドです。

  • エンデュランス hi-POWER SPORTS マフラー TYPE R:その名の通り、スポーティーさを前面に押し出したモデルです。公式サイトによると近接排気騒音は87dBとされており、ノーマルとは比較にならないほど迫力のある、しっかりとした重低音を響かせます。
  • BEAMS R-EVO2 / CORSA-EVOII:コストパフォーマンスの高さで人気のBEAMSですが、サウンドチューニングにも定評があります。不快な音を抑えつつ、心地よい低音成分を強調したサウンドは、多くのユーザーから支持されています。

ただし、音の好みは非常に主観的です。ある人にとっては最高のサウンドでも、他の人にとっては単なる騒音でしかありません。特に早朝や深夜の住宅街では、アイドリング音ですらトラブルの原因になり得ます。重低音サウンドのマフラーを選ぶ際は、TPOをわきまえた運転を心がける社会的責任が伴うことを、常に忘れないようにしましょう。

政府認証マフラーを選ぶべき理由

数ある社外マフラーの中から、公道を走行する車両に取り付ける一本を選ぶ際、絶対に譲れない基準、それが「政府認証」を受けているかどうかです。これは、その製品が国が定めた道路運送車両法の保安基準(具体的には騒音規制と排出ガス規制)に適合していることを、第三者機関が試験し、公的に証明する制度です。

認証を受けたマフラーには、本体の目立つ位置に「JMCA(全国二輪車用品連合会)」のロゴが入った認証プレートがリベット留めされていたり、政府認証番号が打刻されたりしています。

PCXのような原付二種(125cc)や軽二輪(250cc未満)には、乗用車や大型バイクのような定期的な「車検」制度がありません。そのため、極端な話、保安基準に適合しない非認証マフラーを取り付けていても、そのこと自体がすぐに発覚し、取り締まりを受ける可能性は低いのが実情です。しかし、これは「違反しても良い」という意味では決してありません。

非認証マフラーの多くは、コストダウンのために適切な消音構造や触媒(排出ガスを浄化する装置)を備えておらず、規制値を大幅に超える騒音や有害物質をまき散らします。このような「爆音マフラー」は、周囲の住民に多大な迷惑をかけるだけでなく、バイク乗り全体の社会的イメージを著しく低下させる要因となります。騒音トラブルが元で警察に通報され、整備命令を受けたり、厳しい取り締まりの対象となったりするリスクも常に付きまといます。

一方で、政府認証マフラーは、法律の範囲内で最大の性能と最高のサウンドを追求して開発されています。メーカーは厳しい試験をクリアするために、多大な開発コストと時間をかけています。つまり、政府認証プレートは、その製品が「合法的」であると同時に「高品質」であることの証でもあるのです。

自分の愛車に責任を持ち、バイクという素晴らしい文化を未来へ繋いでいくためにも、マフラー選びの際は必ず政府認証品を選ぶようにしましょう。それは、全ての公道を走るライダーが果たすべき、最低限の義務でありマナーです。

PCX(jk05)のマフラー 人気モデルへの交換方法

PCX(jk05)のマフラー 人気モデルへの交換方法
  • 自分でできるマフラー交換のやり方
  • 交換作業に必要な工具とガスケット
  • ショップに依頼した場合の交換工賃
  • マフラー交換時の注意点とポイント
  • まとめ:PCX(jk05)のマフラー 人気モデル選び

自分でできるマフラー交換のやり方

PCX(jk05)のマフラー交換は、バイクメンテナンスの中でも比較的難易度が低く、DIY(Do It Yourself)に挑戦するには最適な作業の一つです。適切な工具を揃え、手順をしっかりと理解すれば、初心者の方でも十分に可能です。自分で交換作業を行うことには、工賃を節約できるという金銭的なメリットだけでなく、愛車の構造への理解が深まり、より一層の愛着が湧くという大きな魅力があります。

ただし、作業には工具の初期投資が必要であることや、締め付け不良などのミスが走行上のトラブルに直結するリスクも伴います。以下の手順とポイントをよく読み、ご自身のスキルと照らし合わせて挑戦するかどうかを判断してください。

交換手順

作業を始める前に、必ず平坦な場所でセンタースタンドを立て、車体を安定させてください。そして最も重要なことは、走行直後はマフラーが高温になっているため、必ずエンジンとマフラーが完全に冷え切った状態(手で触れても全く熱くない状態)で作業を開始することです。

  1. 純正マフラーの取り外しまず、エンジン排気ポートとエキゾーストパイプ(エキパイ)を繋いでいる2本のフランジナットを緩めます。ここは奥まった場所にあるため、ソケットレンチにエクステンションバーを付けて作業すると効率的です。次に、スイングアーム付近にあるマフラーを固定しているステーボルトを緩めて外します。ボルトやナットが固着して回りにくい場合は、無理に力をかけず、浸透潤滑剤を吹き付けてしばらく待ってから再度試みてください。全てのボルト・ナットが外れれば、マフラー全体を後方に引き抜くようにして車体から取り外せます。
  2. ガスケットの交換マフラーを外すと、エンジンの排気ポートにリング状の部品「エキゾーストマフラーガスケット」が見えます。このガスケットは、一度締め付けられることで潰れて密閉性を保つため、再利用はできません。排気漏れを防ぐために、必ず新品に交換しましょう。古いガスケットが固着して取りにくい場合は、マイナスドライバーの先端やピックツールなどで慎重にこじって取り外します。その際、排気ポートの金属面を傷つけないように細心の注意を払ってください。
  3. 新しいマフラーの取り付け(仮止め)新品のガスケットを排気ポートに装着したら、いよいよ新しいマフラーを取り付けます。ここでの最大のポイントは「仮止め」です。いきなりボルト・ナットを本締めせず、まずはフランジナット、次にステーボルトの順で、全てのネジを手で軽く回して取り付けます。ネジがスムーズに入っていくことを確認しながら、ガタつきが少し残る程度に緩く締めておくのがコツです。なぜなら、最初から一箇所を固く締めると、他の部分のネジ穴が微妙にずれてしまい、ボルトが入らなくなることがあるからです。
  4. 各部の本締めと排気漏れチェック全てが仮止めできたら、本締めに入ります。締め付ける順番は、排気漏れを確実に防ぐために、最も重要なエンジン側のフランジナットから行います。2本のナットを交互に少しずつ均等に締め込んでいき、最後に規定トルクで締め付けます。次に、ステーボルトを本締めします。全ての締め付けが完了したら、最終チェックです。エンジンを始動し、フランジの接合部に手をかざして(火傷しないよう直接触れないこと)、排気が漏れていないかを確認します。「パスパス」という異音が聞こえる場合も排気漏れのサインです。問題がなければ、これで作業は完了です。

交換作業に必要な工具とガスケット

マフラー交換を自分で行うためには、いくつかの工具と消耗品を事前に準備しておく必要があります。一度揃えてしまえば他のメンテナンスにも活用できる基本的な工具がほとんどですが、特にトルクレンチは安全に関わる重要なツールです。

必須の工具

  • ソケットレンチセット:8mm, 10mm, 12mm, 14mmなどのソケットとラチェットハンドルがあれば、ほとんどの作業に対応できます。
  • エクステンションバー:ソケットを延長する棒。エンジン根本のフランジナットなど、奥まった場所の作業に必須です。
  • メガネレンチ:ソケットレンチが使いにくい場所で役立ちます。

あると便利な工具

  • トルクレンチ:各ボルト・ナットをメーカー指定の適切な力(トルク)で締め付けるための測定工具。オーバートルクによる部品破損や、締め付け不足による脱落を防ぐために、使用を強く推奨します。
  • ヘキサゴンレンチ(六角レンチ)セット:カウル類や一部のボルトで使用されている場合があります。

必ず交換が必要な部品

  • エキゾーストマフラーガスケット:前述の通り、マフラー交換時には必ず新品に交換する消耗品です。PCX(JK05)に適合する品番のものを事前に購入しておきましょう。キタコ製などから安価で入手性の良い製品が販売されています。

推奨されるケミカル類

  • カッパーグリス(焼き付き防止剤):マフラーのボルトは高熱になるため、ネジ山が固着しやすいです。組み立て時に薄く塗布しておくと、次回の分解が非常にスムーズになります。
  • パーツクリーナー:作業中に付着した油汚れなどを清掃するのに便利です。

これらの工具や部品は、バイク用品店やホームセンター、インターネット通販などで購入できます。特にガスケットは忘れがちなので、マフラー本体を注文する際に一緒に購入しておくと良いでしょう。

ショップに依頼した場合の交換工賃

「自分で作業するのは時間がない」「工具を揃えるのが大変」「作業に自信がない」という方は、無理をせずプロのいるバイクショップに依頼するのが賢明です。確実な作業で、取り付け後のトラブルの心配もなく、安心してバイクライフを楽しめます。

マフラー交換の工賃は、店舗の規模や地域、そして作業内容によって変動しますが、PCXのような単気筒スクーターのフルエキゾーストマフラー交換の場合、おおよその目安として5,000円から15,000円程度が相場となっています。

ただし、この金額はあくまで参考値です。工賃が変動する主な要因には、以下のようなものがあります。

  • パーツの購入元:工賃に最も大きく影響するのが、マフラーをそのショップで購入したか、あるいは他店(ネット通販など)で購入したものを持ち込んだか、という点です。ショップでマフラーを購入した場合、工賃は割引価格が適用されることが多く、比較的安価に済みます。一方、パーツを持ち込む場合は、ショップ側には商品販売による利益がないため、工賃は定価、あるいは通常より割高(1.5倍~2倍程度)に設定されるのが一般的です。
  • 作業の複雑さ:マフラーの形状によっては、取り付けの際に一部のボディカウルを取り外す必要がある場合があります。その場合、カウルの脱着工賃が別途加算されることがあります。
  • ショップの形態:ホンダの正規ディーラー、カスタムを専門とするショップ、地域のバイク店など、店舗の形態によっても工賃設定は異なります。

後になって「思ったより高かった」という事態を避けるためにも、作業を依頼する前には、必ず電話などで事前にお店に問い合わせ、**「PCX(jk05)のマフラー交換で、パーツは持ち込みなのですが、工賃は総額でいくらになりますか?」**と、具体的な見積もりを確認しておくことが非常に大切です。

マフラー交換時の注意点とポイント

マフラー交換は比較的簡単な作業ですが、いくつかの重要なポイントを疎かにすると、バイクの性能を損なったり、安全に関わるトラブルを引き起こしたりする可能性があります。作業を成功させるために、以下の注意点を必ず守ってください。

安全作業のために

繰り返しになりますが、安全は全てに優先します。作業は必ずエンジンとマフラーが完全に冷え切った状態で行ってください。走行直後のエキパイは数百度に達しており、触れれば一瞬で重度の火傷を負います。また、作業中は軍手やメカニックグローブを着用し、不意の怪我から手を守りましょう。可能であれば、目を保護するためのセーフティグラスを着用することも推奨します。

締め付けトルクの重要性

ボルトやナットの締め付けは、作業の品質を左右する最も重要な工程です。

  • 締め付け不足(トルク不足):走行中の激しい振動により、ボルトやナットが徐々に緩んできます。最悪の場合、マフラーが脱落し、後続車を巻き込む大事故に繋がる危険性があります。
  • 締め付け過ぎ(オーバートルク):必要以上の力で締め付けると、ボルトが伸びてしまったり、ネジ山が潰れてしまったりする「ねじ破壊」を引き起こします。部品の交換が必要になるだけでなく、エンジン本体側のネジ山を破損させてしまうと、修理には高額な費用がかかります。これを防ぐのが「トルクレンチ」です。サービスマニュアルに記載されているメーカー指定のトルク値で締め付けることで、常に最適な状態で固定できます。

排気漏れの確認方法

取り付けが完了したら、必ず排気漏れのチェックを行ってください。排気漏れがあると、本来の性能が発揮されないだけでなく、「パンパン」というアフターファイアの原因になったり、異音が発生したりします。

チェック方法は、エンジンを始動してアイドリング状態にし、エキパイとエンジンの接合部に注意深く手をかざすことです。もし排気が漏れていれば、風圧を感じるはずです。また、「パスパス」「シュー」といった音も排気漏れのサインです。

もし漏れが確認された場合は、すぐにエンジンを停止し、冷えてからフランジナットの締め付けを再確認してください。それでも直らない場合は、一度マフラーを外し、ガスケットが正しく装着されているか、ずれたり潰れたりしていないかを確認しましょう。

作業後の試走

全ての作業とチェックが完了したら、近所を軽く試走してみましょう。異音や異常な振動がないか、加速感に違和感がないかなど、五感を使いながらバイクの状態を確認します。試走後、もう一度各部のボルトに緩みがないかを確認すれば、全ての工程が完了です。

まとめ:PCX(jk05)のマフラー 人気モデル選び

この記事では、PCX(jk05)のマフラー交換について、その効果からおすすめモデル、具体的な交換方法まで詳しく解説してきました。最後に、今回の重要なポイントを以下にまとめます。

  • PCX(jk05)のマフラー交換はドレスアップ効果が高いカスタム
  • 主な効果は外観の向上とサウンドの変化
  • 性能アップは街乗りでは体感しにくい場合が多い
  • 公道を安心して走るためには政府認証マフラーが必須
  • JMCAプレートなどが認証の目印となる
  • 人気ブランドとしてヨシムラやモリワキが挙げられる
  • ヨシムラは高品質でスポーティなサウンドが特徴
  • モリワキは上品なデザインとジェントルな音質で定評がある
  • エンデュランスやBEAMSは重低音サウンドの選択肢となる
  • マフラー選びは最終的にデザインや音の好みで決めるのが良い
  • 適切な工具があればDIYでの交換も可能
  • 交換作業時は必ず新品のガスケットを使用する
  • ボルト類は仮止め後に均等に本締めするのが成功のコツ
  • 締め付けにはトルクレンチの使用が強く推奨される
  • ショップに依頼する場合の工賃は事前に確認することが大切
  • パーツ持ち込みの場合は工賃が割高になる傾向がある
  • 作業後はエンジンをかけて排気漏れの有無を必ずチェックする

マフラー交換は、あなたのPCXを世界に一台だけの特別なマシンへと昇華させる、バイクカスタムの醍醐味です。この記事が、あなたのマフラー選びの一助となり、より充実したバイクライフを送るきっかけとなれば幸いです。

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