クロスカブ50カスタムパーツ選び!失敗しない初心者向けガイド

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クロスカブ50カスタムパーツ選び!失敗しない初心者向けガイド

こんにちは。デジタルバイクライブラリー、運営者の「ゆう」です。

毎日の通勤から休日のちょっとした冒険まで、クロスカブ50と一緒に過ごす時間は本当に楽しいものですよね。

でも、長く乗っていると「もう少し荷物が積めればいいのに」「坂道でもう少しパワーが欲しい」「周りのカブとは違う自分だけのスタイルにしたい」といった欲求が出てくるのは、オーナーとして至極当然のことだと思います。

特にクロスカブ50(型式:AA06)は、デザインこそアドベンチャーですが、原付一種という法的な制約や、ビジネスバイク由来の積載構造など、独特の悩みどころを抱えています。

私自身も最初は「何から手を付ければいいのかわからない」と悩みました。

だからこそ、この記事では、私が実際に調べ、試し、経験してきた知識を総動員して、クロスカブ50のポテンシャルを最大限に引き出すカスタムパーツの選び方を徹底解説します。

単なるパーツ紹介ではなく、「なぜそれが必要なのか」「導入すると生活がどう変わるのか」という視点でお伝えしますので、ぜひあなたのカスタムライフの参考にしてください。

この記事でわかること
  • デッドスペースを有効活用するセンターキャリアやリアボックスの具体的な選び方
  • 純正のスタイルを崩さずに性能と音質を向上させるマフラーの推奨モデル
  • 原付二種登録(ボアアップ)にかかる現実的な費用と法的続きの全容
  • 14インチホイール特有のタイヤ選びやAA06型専用パーツの適合確認ポイント
目次

失敗しないクロスカブ50のカスタムパーツ選び

カスタムパーツを選ぶ際、最も重要なのは「自分の悩み」を明確にすることです。見た目重視なのか、実用性重視なのかによって選ぶべきパーツは全く異なります。

ここでは、多くのクロスカブ50オーナーが直面する課題を解決し、愛車への愛着を深めるための代表的なパーツを、失敗しない選び方とともにご紹介します。

積載不足を解消するセンターキャリアの活用

クロスカブ50を購入して最初に感じる不便さ、それは間違いなく「足元に荷物が置けない」ことではないでしょうか。スクーターであればフラットな足元に買い物袋を置けますが、カブシリーズはバックボーンフレームという構造上、そのスペースが盛り上がっています。このデッドスペースを魔法のように収納スペースへと変えてくれるのが、通称「ベトキャリ」とも呼ばれるセンターキャリアです。

センターキャリアを装着する最大のメリットは、乗車姿勢を崩さずにアクセスできる収納場所が増えることです。例えば、ちょっとした地図、ペットボトル、あるいは脱いだグローブなどを挟んでおくのに最適です。また、コンビニフック機能が付いているモデルなら、買い物袋をさっと掛けることもできます。各社から様々な製品が出ていますが、それぞれに特徴があります。

メーカー特徴・メリット価格帯(税込目安)こんな人におすすめ
SP武川圧倒的な剛性感と精度の高さ。
フレームへの固定が確実で、走行中の振動による破損リスクが低い。
約10,000円〜品質重視で長く使いたい人。
信頼性を求める人。
KITACOファッション性が高く、ブラック塗装などで車体カラーとのコーディネートが楽しみやすい。約10,000円見た目のスタイルアップも兼ねたい人。
Tokutoyo純正同等の機能を驚きの低価格で実現。
DIY入門用としても手が出しやすい。
約4,600円〜まずは安く試してみたい人。
コスパ最優先の人。

選ぶ際のポイントとして、私は「塗装の強さ」と「フックの有無」を重視することをおすすめします。足元にあるパーツなので、乗り降りの際に靴が当たって塗装が剥げやすいのです。SP武川製などは塗膜が強く錆びにくい印象があります。

【重要】過信は禁物!積載荷重を守ろう

非常に便利なセンターキャリアですが、構造上、フレームのメインパイプにボルト数本で固定しているだけです。そのため、多くの製品で許容積載荷重は1.0kg〜2.0kg程度と意外に低く設定されています。
ここに米袋や重い工具箱などを載せて走ると、振動でボルトが折れたり、最悪の場合はフレーム側のネジ山を痛めてしまう可能性があります。あくまで「軽量なもの」「一時的なもの」を載せる場所として割り切って活用するのが、愛車を長持ちさせる秘訣です。

通勤に便利なリアボックスとサイズの選び方

「バイクは荷物が積めない」という常識を覆すのがリアボックス(トップケース)です。特にクロスカブ50を通勤や通学の「足」として使っている方にとって、雨に濡れずにヘルメットやカッパを保管できる鍵付きの箱は、一度使ったら手放せない神器となります。純正のリアキャリアは非常に頑丈で面積も広いので、ボックスの取り付けには最適です。

しかし、ここで問題になるのが「どのサイズを選ぶか」です。大きければ大きいほど便利ですが、50ccの小さな車体に巨大なボックスを付けると、重心が高くなり強風に煽られやすくなったり、ハンドリングがふらついたりする原因になります。私が自信を持って推奨するのは、GIVI(ジビ)のB32N(32リットル)というモデルです。

なぜクロスカブ50にはGIVI B32Nなのか?

  • シンデレラフィットするデザイン: 多くのリアボックスは丸みを帯びた卵型ですが、クロスカブは全体的にカクカクした無骨なデザインです。B32Nはスクエア(四角)形状を採用しており、装着した時の「純正オプション感」すら漂う一体感が魅力です。
  • A4サイズも余裕の容量: 32リットルあれば、フルフェイスヘルメット1個(形状による)に加え、グローブやレインウェア、あるいはA4サイズの書類が入ったビジネスバッグも収納可能です。日帰りツーリングから毎日の通勤まで、最も守備範囲が広いサイズ感です。
  • モノロックケースの利便性: 鍵を差さずに蓋をロックできる機能(インロックに注意が必要ですが)や、ワンプッシュでベースからボックスを取り外せる機能は、駐輪場から荷物をまとめて部屋に持ち込みたい時に非常に便利です。

逆に、47リットルクラスの大容量ボックスは、キャンプツーリングなど特定の目的がない限りおすすめしません。車体からはみ出す幅が大きくなり、すり抜け時の接触リスクが高まるからです。日常使いなら30〜35リットルクラスが黄金比だと断言できます。

マフラー交換で排気音とルックスを変える

「50ccでマフラーを変えても速くならないでしょ?」と思われるかもしれませんが、マフラー交換の真価はピークパワーの向上だけではありません。最大のメリットは、「感性領域のチューニング」にあります。単気筒エンジン特有のトコトコとした鼓動感をよりクリアに感じられたり、アクセルを開けた時の低音の響きが心地よかったりと、走っている時の楽しさが何倍にも膨れ上がるのです。

クロスカブ50用として販売されているマフラーには、大きく分けて2つのスタイルがあります。

1. クラシックスタイル(アップタイプ・キャブトンタイプ)

代表格はSP武川の「P-SHOOTER」です。往年のカブや古い英国車を彷彿とさせるキャブトン形状で、クロームメッキの輝きが足元を上品に飾ります。排気音も決してうるさすぎず、歯切れの良いサウンドを奏でてくれるため、のんびりと景色を楽しみながら走るスタイルにぴったりです。

2. スポーティースタイル(ダウンタイプ)

KITACOの「スポーティーダウンマフラー」などがこれに当たります。純正マフラーよりも軽量で、見た目も軽快になります。少しやんちゃな雰囲気を出しつつ、街中をキビキビ走りたい方におすすめです。

【法的遵守】JMCA認証マフラーを選ぶことの重要性

マフラー交換で最も注意すべきは「騒音規制」と「排出ガス規制」です。現在は非常に規制が厳しく、ネットオークションなどで売られている安価な海外製マフラーなどは、公道走行不可(違法)であるケースが多々あります。

日本国内で安心して公道を走るためには、必ず「JMCA(全国二輪車用品連合会)」の政府認証プレートが付いたマフラーを選んでください。これは厳しい試験をクリアした証であり、警察の取り締まりや近隣トラブルのリスクを回避するためにも必須の条件です。
(出典:全国二輪車用品連合会『マフラーに関するQ&A』

オフロードタイヤで足回りの印象を強化する

クロスカブ50:オフロードタイヤで足回りの印象を強化する

クロスカブ50の見た目を決定づける大きな要素、それがタイヤです。純正タイヤは燃費や静粛性を重視したオンロードパターンですが、これをゴツゴツとした「ブロックタイヤ」に変えるだけで、まるで本格的なオフロードバイクのような迫力が生まれます。「林道を走るわけじゃないけど、雰囲気を出したい」という理由で交換する方も非常に多いです。

しかし、ここでクロスカブ50オーナーが絶対に避けて通れない落とし穴があります。それは「タイヤサイズが14インチである」という点です。兄貴分のクロスカブ110やハンターカブは17インチを採用しており、タイヤの選択肢が豊富ですが、14インチのオフロードタイヤは選択肢が限られています。

その中で私が自信を持っておすすめできるのが、TIMSUN(ティムソン)のTS649(フロント)/ TS647(リア)です。

TIMSUNを選ぶべき理由

  • 希少な14インチブロックタイヤ: クロスカブ50の純正サイズ(前70/100-14、後80/100-14)に対応する、数少ないブロックパターンタイヤです。無理なサイズ変更をせずに装着できる安心感があります。
  • オンロードとの両立: 完全な競技用タイヤと違い、舗装路でのグリップ力や耐久性もしっかり考慮されています。通勤で毎日アスファルトを走るけれど、休日は河川敷の砂利道を走りたい、という欲張りなニーズに応えてくれます。
  • コストパフォーマンス: 海外ブランドですが、日本のJIS規格を取得した工場で生産されており、品質と価格のバランスが非常に優れています。

タイヤ交換は走行性能に直結します。誤って17インチ用を買ってしまわないよう、購入時は必ず「14インチ」という表記を確認してくださいね。

スプロケット変更で巡航時の振動を低減する

「60km/h(法定速度は30km/hですが、エンジンの余裕として)で走っていると、エンジンが唸って振動がすごい…」と感じたことはありませんか? 純正のスプロケット設定は、荷物を満載して坂道を登ることを想定して、かなり加速寄りの設定(ローギアード)になっています。これを少し高速寄り(ハイギアード)に振ることで、巡航時の快適性を手に入れることができます。

具体的には、フロントスプロケット(ドライブスプロケット)の歯数を「1丁増やす(1丁上げ)」カスタムが定番です。

  • メリット: 同じ速度を出している時のエンジン回転数が下がるため、不快な微振動が減り、手が痺れにくくなります。また、回転数が下がることで燃費の向上も期待できます。
  • デメリット: 発進時の加速力や、急な登り坂での登坂力が少し弱くなります。ただ、クロスカブ50は元々ローギアードなので、1丁上げ程度なら街乗りで極端な不便を感じることは少ないでしょう。

部品代は1,000円〜2,000円程度と非常に安価ですが、効果は絶大です。「もう少しゆったり走りたい」と感じている方には、最初に試してほしいコストパフォーマンス最強のカスタムです。

風防やグリップヒーターで快適性を高める

バイクは体がむき出しの乗り物です。夏は暑く、冬は凍えるほど寒い。この過酷な環境を少しでも快適にするのが、ウインドプロテクションやヒーティングデバイスです。「おじさんくさい」と敬遠されがちなアイテムですが、一度使うとその快適さの虜になります。

1. ウインドシールド(風防)

体に当たる走行風は、想像以上に体力を奪います。特におすすめなのが旭風防(AF Asahi)のショートバイザーです。カブ用風防の老舗である旭風防の製品は、歪みのないクリアな視界と高い耐久性が特徴です。ショートタイプなら見た目の野暮ったさも少なく、クロスカブのデザインに自然に溶け込みます。胸元への風圧が減るだけで、長距離を走った後の疲れ方が全く違います。

2. グリップヒーター

冬場のライディングで指先がかじかむと、ブレーキ操作が遅れるなど安全面でも危険です。ここで導入したいのがグリップヒーターですが、注意点があります。50ccバイクは発電能力が低いため、消費電力の大きい社外品を付けるとバッテリー上がりを起こすリスクがあります。
少し高価(約2万円)ですが、ホンダ純正のグリップヒーターを選ぶのが正解です。バッテリー電圧を監視して、電圧が下がると自動でヒーターをオフにする機能が付いているため、トラブルを未然に防いでくれます。

エンジンガード装着で愛車を守るメリット

クロスカブ50を「アドベンチャーバイク」として完成させる最後のピース、それがエンジンガード(アンダーフレーム)です。エンジン下部や側面をパイプでガードすることで、万が一の転倒や、林道での飛び石からエンジンを守ることができます。

SP武川製のアンダーフレームキットなどは、単なる防御パーツにとどまりません。パイプ径がハンドルバーと同じ太さに設定されている部分があり、そこにフォグランプやアクションカメラを装着するための「マウントベース」として活用できるのです。

「立ちごけしてエンジンケースに傷が入った…」と泣く前に装着しておけば、修理費を節約できる保険にもなります。何より、パイプが組まれたエンジン周りのメカメカしい見た目は、男心をくすぐるカッコよさがあります。

クロスカブ50のカスタムパーツ取り付け知識

ここまでは「どのパーツを選ぶか」という視点でお話ししてきましたが、ここからは「選んだパーツをどう扱うか」、そして「クロスカブ50特有のルール」について深掘りしていきます。特に50ccバイクは、排気量区分による法的な制約や、車体構造の特殊性が絡んでくるため、購入前に知っておかないと後悔するポイントがいくつかあります。

「買ってはみたものの、取り付けられなかった」「法律違反になってしまった」といったトラブルを未然に防ぐための、転ばぬ先の杖となる知識をお伝えします。

ボアアップによる原付二種化の費用と効果

クロスカブ50に乗っていて最も切実な悩み、それは「30km/h制限」と「二段階右折」ではないでしょうか。幹線道路で車の流れに乗れず怖い思いをしたり、右折のたびに信号待ちをしたりするストレスから解放されたいと願うのは当然のことです。その解決策として浮上するのが、エンジンの排気量を51cc以上に拡大する「ボアアップ」による原付二種(黄色ナンバー)化です。

しかし、キャブレター車だった昔のカブとは違い、現行のクロスカブ50(AA06型)のボアアップは一筋縄ではいきません。電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)を採用しているため、物理的にシリンダーを大きくするだけではエンジンがかからない、あるいはすぐに壊れてしまうのです。

1. 必要なパーツと費用の現実

AA06型をボアアップする場合、シリンダーやピストンだけでなく、増えた排気量に合わせて燃料を濃くするためのインジェクションコントローラー(FIコン)が必須となります。さらに、パワーアップに耐えうる強化クラッチや、オイルポンプの強化も推奨されます。

例えば、信頼性の高いSP武川製の「Hyper S-Stage ボアアップキット 81cc」を導入する場合、パーツ代だけで約10万円〜11万円(税込)かかります。これにショップでの取り付け工賃(数万円)を含めると、総額で15万円近くになることも珍しくありません。「安いキットでなんとかなる」と思っていると、FI設定ができずに走行不能になるリスクが高いため、AA06に関しては高くてもフルキットを選ぶのが定石です。

2. 得られるメリットと失うもの

ボアアップ後の変化

  • メリット: 最高速度の法定制限が60km/hになり、二段階右折が不要になります。交通の流れに乗れるようになり、心理的な余裕が段違いです。
  • デメリット: 燃費は若干悪化します。また、メーカー保証は確実に受けられなくなります。そして何より、「小型限定普通二輪免許」以上の免許が必要になります。

【法的注意】免許と登録を忘れずに

ボアアップ作業が終わったら、必ず居住地の役所で「排気量変更の届出」を行い、黄色ナンバーの交付を受けてください。また、自賠責保険や任意保険の契約内容変更も必須です。
そして最も重要なのが免許です。「車の免許(普通免許)」で乗れるのは50ccまでです。ボアアップした車両に車の免許で乗ると「無免許運転」となり、免許取り消しを含む非常に重い処分が下されます。ボアアップを検討するなら、まずは教習所に通うところから計画を立てましょう。

初心者が自分でパーツを取り付ける難易度

クロスカブ50:初心者が自分でパーツを取り付ける難易度

「工賃を節約したい」「自分で愛車をいじってみたい」というDIY精神は素晴らしいものです。しかし、バイクのカスタムには明確な「難易度の壁」が存在します。自分のスキルと相談せずに高難易度の作業に挑むと、ネジをねじ切ってしまったり、元に戻せなくなったりして、結局ショップに泣きつく(そして倍の工賃がかかる)ことになりかねません。

私の経験に基づき、カスタムの難易度を3段階に分類しました。ご自身の経験値と照らし合わせてみてください。

レベル1:初級(工具さえあれば誰でも挑戦可能)

対象パーツ:リアボックス、センターキャリア、シートカバー
これらのパーツは、基本的に「ボルトを外して、付けて、締めるだけ」の作業です。必要な工具も、プラスドライバー、六角レンチ、10mm/12mmのスパナ程度で済みます。初めてのカスタムなら、まずはここから始めて「自分でパーツを付けた!」という達成感を味わうのがおすすめです。

レベル2:中級(コツと丁寧さが必要)

対象パーツ:マフラー、ウインドシールド、外装パネル交換
マフラー交換は単純そうに見えますが、排気漏れを防ぐための「ガスケット」の処理や、ボルトを均等に締め付けるトルク管理が必要です。また、ウインドシールドや外装パネルは、樹脂パーツのツメを割らないように慎重に作業する繊細さが求められます。「サービスマニュアル」を見ながら作業できる人向けです。

レベル3:上級(プロへの依頼を強く推奨)

対象パーツ:ボアアップ、タイヤ交換、グリップヒーター(配線加工)
これらは「整備」の領域に入ります。特にタイヤ交換は、タイヤレバーを使って古いタイヤを外す作業(ビード落とし)が非常に重労働で、ホイールを傷つけるリスクが高いです。また、ボアアップのようなエンジン内部の作業は、小さなミスがエンジンの全損に繋がります。グリップヒーターも、配線を間違えるとヒューズが飛んだり、最悪の場合は車両火災の原因になったりします。

安全をお金で買うという考え方
ブレーキやタイヤ、エンジンといった「走る・曲がる・止まる」に直結する重要保安部品に関しては、少しでも不安があれば迷わずプロのショップに依頼してください。工賃は「安全と安心の対価」と考えれば、決して高くはありません。

14インチ適合など購入時の重要な注意点

ネット通販でパーツを探していると、「カブ用」と書かれたパーツが山のように出てきます。しかし、ここには「クロスカブ50オーナーだけがハマる落とし穴」が存在します。それは、兄貴分であるクロスカブ110やスーパーカブとの「互換性のなさ」です。

特に間違いやすいのが以下の3点です。購入ボタンを押す前に、必ず型式「AA06」の文字を探してください。

パーツカテゴリよくある間違い正しい選び方
タイヤクロスカブ110用の「17インチ」を買ってしまう。
(見た目は似ていますがサイズが全く違います)
必ず「14インチ」を確認する。
サイズ表記:前 70/100-14、後 80/100-14
チェーン・スプロケットスーパーカブ110(JA44)用を買ってしまう。
(チェーンの太さやサイズが異なります)
「クロスカブ50(AA06)適合」と明記されたものを選ぶ。
純正チェーンサイズは420です。
マフラースーパーカブ50(AA09)用を買ってしまう。
(エンジンは同じでも、ステップ形状やステー位置が異なる場合があります)
「クロスカブ50専用」または「スーパーカブ50/クロスカブ50共用」と明記されたものを選ぶ。

「たぶん付くだろう」という憶測は禁物です。特にAmazonや楽天などの汎用品は説明書きが曖昧なことも多いので、メーカーの公式サイトで適合情報をダブルチェックする癖をつけると安心です。

クロスカブのカスタムによくある質問Q&A

クロスカブのカスタムによくある質問Q&A

最後に、私のブログやSNSに寄せられる、クロスカブ50のカスタムに関する素朴な疑問にお答えします。

マフラーを変えると燃費は悪くなりますか?

「乗り方次第ですが、少し落ちる傾向があります」
機械的な話をすると、抜けの良いマフラーに交換すると低回転のトルクが少し細くなるため、発進時についついアクセルを多めに開けてしまいがちになります。また、音が気持ちよくて高回転まで回したくなる心理も働きます。その結果、リッターあたりの走行距離が数キロ落ちることが多いですが、極端に悪化(半分になるなど)することはありません。

ボアアップしたら車検が必要になりますか?

「いいえ、車検は不要です」
日本の法律では、車検(自動車検査登録制度)が必要なバイクは排気量250ccを超える車両です。ボアアップして81ccや110ccになっても、原付二種という区分に変わるだけで車検は必要ありません。ただし、自賠責保険の区分が変わったり(原付一種・二種は共通枠ですが手続きは必要)、税金が少し上がったり(年額2,000円→2,400円程度)する点は覚えておきましょう。

カスタムパーツを付けるとメーカー保証はどうなりますか?

「改造箇所に関連する不具合は保証対象外になります」
例えば、マフラーを変えた後にエンジンがかからなくなった場合、それがマフラー交換に起因するものであればホンダの保証修理は受けられません。一方で、マフラーを変えても「ウインカーがつかない」といった無関係な電気系統のトラブルなら保証される場合が多いです。ただし、ボアアップのようなエンジン内部に手を入れる改造は、基本的に車両全体の保証が切れると考えておいた方が無難です。

個性を彩るクロスカブ50のカスタムパーツ

ここまで、クロスカブ50(AA06)のカスタムパーツについて、選び方から取り付けの注意点まで長文にお付き合いいただきありがとうございました。

クロスカブ50は、正直に言えば「制限の多いバイク」です。30km/h制限があり、荷物もそのままでは載らず、タイヤの選択肢も少ない。でも、だからこそ「どうやって自分好みに仕上げていくか」という工夫の余地が無限に残されているバイクでもあります。

通勤を快適にするためにリアボックスを付けるのも正解、見た目をかっこよくするためにブロックタイヤを履くのも正解、そして思い切ってボアアップして制限から解き放たれるのも一つの正解です。大切なのは、誰かの真似ではなく、「あなたがどうクロスカブと過ごしたいか」という気持ちです。

今回ご紹介したパーツたちは、どれも私が自信を持っておすすめできるものばかりですが、最終的な主役はオーナーであるあなた自身です。ぜひ、この記事を参考にして、世界に一台だけの素敵なクロスカブ50を作り上げてください。そして、完成した愛車で風を切って走る喜びを、存分に味わってくださいね!

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