クロスカブのヘルメットホルダー選び!JA60適合と干渉対策

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クロスカブのヘルメットホルダー選び!JA60適合と干渉対策

こんにちは。デジタルバイクライブラリー、運営者の「ゆう」です。

クロスカブに乗ってツーリングや近所のコンビニへ買い物に出かける時間は、日常を忘れさせてくれる最高のひとときですよね。でも、目的地に到着してバイクを降りた瞬間、ふと現実に引き戻される悩みがあります。「あれ、このヘルメット、どこに置こう?」と困った経験、皆さんにも一度はあるのではないでしょうか。

純正のヘルメットホルダーはシート下のヒンジ付近に設置されていますが、正直なところ「使いにくい」と感じている方も多いはずです。特に、ツーリングの必需品であるサイドバッグを取り付けたり、大型のリアキャリアに変更したりすると、純正ホルダーが隠れてしまったり、物理的に鍵が回せなくなったりして、事実上の「使用不能」状態に陥ることがあります。

ヘルメットを持って店内を歩くのは邪魔ですし、かといってミラーに掛けておくだけでは盗難や落下の心配が尽きません。

この記事では、そんなクロスカブオーナー共通の悩みを解決するために、JA60やJA45といったモデルごとの適合情報の見分け方から、サイドバッグと干渉しないための具体的な対策、さらには主要メーカーのおすすめ製品まで、私の実体験も交えながら徹底的に解説していきます。

この記事でわかること
  • JA60とJA45で大きく異なる適合情報の見分け方と注意点
  • サイドバッグと干渉せずにホルダーをスマートに装着するテクニック
  • キタコやデイトナなど人気メーカーの製品比較とそれぞれの特徴
  • 自分で行う取り付け手順のコツや防犯性を高めるための工夫
目次

失敗しないクロスカブのヘルメットホルダー選び

失敗しないクロスカブのヘルメットホルダー選び

クロスカブのカスタムパーツは星の数ほど販売されていますが、ヘルメットホルダー選びに関しては「カブ用ならどれでも付く」という安易な考えは禁物です。特に、年式によるフレーム構造の違いや、自分が現在装着している(あるいはこれから装着したい)カスタムパーツとの兼ね合いによって、選ぶべき正解は全く変わってきます。

間違った商品を買ってしまって「付かなかった…」と後悔しないために、購入前に必ず押さえておきたい選び方の基本を整理しておきましょう。

JA60とJA45における適合の重要ポイント

ヘルメットホルダー選びで最も多くの人が陥る罠、それが「型式による適合ミス」です。まず一番最初に確認していただきたいのが、ご自身のクロスカブの型式です。一見するとキープコンセプトで似たような外観に見えますが、最新のJA60型(2022年以降のモデル)と、ひとつ前のJA45型(2018年〜2021年のモデル)では、ハンドル周りやフレーム周辺の構造が大きく異なります。

最大の違いは、JA60から採用された「フロントディスクブレーキ」と「キャストホイール」です。これにより、JA60の右ハンドル側には、ブレーキフルードが入った「マスターシリンダー」という大きな部品が鎮座することになりました。JA45まではドラムブレーキだったため、ハンドル周りはスッキリしており、単純なクランプ式のヘルメットホルダーをポン付けできました。しかし、JA60ではこのマスターシリンダーが物理的な障害物となり、JA45用として販売されていた多くのハンドルマウント型ホルダーが装着できなくなっているのです。

また、車体左側のリアショック周辺に関しても、マフラーの取り回し変更やリアキャリア形状の微細な変更に伴い、ボルト周辺のクリアランス(隙間)がJA45とは異なっています。キタコなどの主要メーカーは、JA60専用品番(例:564-0090100など)を新たに設定しており、パッケージに明確に「JA60適合」と記載しています。

ネット通販で検索すると、「クロスカブ全年式対応!」と謳う汎用品も出てきますが、レビューをよく見ると「JA60には干渉して付かなかった」「ボルトの長さが足りなかった」という悲痛な声が散見されます。大切な愛車に傷をつけないためにも、曖昧な汎用品ではなく、メーカーが動作保証をしている専用品を選ぶのが鉄則です。

購入時の注意点:フレームナンバーを確認しよう
適合表を見る際は、「JA60」という型式だけでなく、フレームナンバー(車台番号)も確認すると完璧です。例えばキタコの適合表には「JA60-1000001〜」といった具体的な指定が記載されています。自分のバイクの登録書類を見て、この番号に当てはまるかどうかをチェックする習慣をつけると、カスタムパーツ選びでの失敗はほぼゼロになりますよ。

サイドバッグ干渉とヘルメットホルダーの対策

クロスカブをツーリング仕様にカスタムしていく中で、最も頭を悩ませるのが「サイドバッグを付けるとヘルメットホルダーが使えなくなる問題」です。これは、クロスカブというバイクの構造上、どうしても発生しやすい物理的な競合問題です。

クロスカブのリア周りには、カスタムパーツを取り付けるためのボルト穴が限られています。特に車体左側のリアショック取り付け部は、以下のパーツが集中する「激戦区」となっています。

  • リアショックアブソーバー本体(サスペンション)
  • 純正または社外製の大型リアキャリアの脚部
  • サイドバッグを巻き込みから守る「サイドバッグサポート」
  • そして、今回取り付けたい「ヘルメットホルダー」

これら全てを一本のボルト(スタッドボルト)で共締めしようとすると、様々な問題が発生します。まず、単純にボルトの長さが足りなくなり、ナットがしっかり掛からなくなります。これは走行中にパーツが脱落する原因となり非常に危険です。次に、仮に取り付けられたとしても、サイドバッグを装着した瞬間にヘルメットホルダーがバッグの裏側に隠れてしまい、鍵穴に鍵を差し込むことが不可能になります。さらに、無理やりロックできたとしても、ヘルメットがサイドバッグをギュウギュウに圧迫し、バッグを変形させたり、ヘルメットのシールドに傷がついたりすることもあります。

この問題を解決するためのアプローチは主に2つあります。一つ目は、「サイドバッグサポートと併用できる設計のホルダーを選ぶ」ことです。デイトナなどのメーカーは、この干渉問題を前提に設計しており、サイドバッグサポートとヘルメットホルダーをセットで装着できるキットを販売しています。二つ目は、「取り付け位置をサイドバッグと被らない場所(ハンドルやナンバープレート横など)に逃がす」ことです。

これからサイドバッグの導入を検討している方は、バッグサポートとヘルメットホルダーを別々に購入するのではなく、最初から「同時装着可能」と明記されている組み合わせを選ぶのが、最もスマートで無駄のない投資になります。

ハンドルやリアなど装着場所による違い

ヘルメットホルダーを取り付ける場所は、大きく分けて「リアショック周辺(車体横)」か「ハンドル・ミラー周辺」の2パターンが主流です。どちらにもメリットとデメリットがあり、普段のバイクの使い方によって「正解」が変わってきます。ここでは、それぞれの特徴を深掘りして比較してみましょう。

取り付け位置具体的なメリット考えられるデメリット
リアショック(左側)車体の重心近くにあり、ヘルメットを掛けた状態でもバイクが安定する 見た目がスッキリしており、バイクのデザインを崩さない 純正位置に近い感覚で使用できる前述の通り、サイドバッグとの干渉リスクが非常に高い 雨天走行後はリアタイヤが巻き上げた泥や水がかかりやすく、鍵穴のメンテナンスを怠ると固着しやすい しゃがまないと操作しにくい
ハンドル・ミラー目線の高さにあるため、立ったままスムーズに鍵の操作ができる サイドバッグやリアボックスの大きさに関係なく使用できる ヘルメットをミラーに被せるように固定すれば、雨や埃が内装に入りにくいハンドル周りがごちゃごちゃしがち(スマホホルダーやUSB電源と場所を取り合う) JA60の場合はマスターシリンダーとの干渉確認が必須 ヘルメットがブラブラしてタンクやカウルに当たる可能性がある

私個人の経験としては、キャンプツーリングなどで大型の積載を頻繁に行うなら、ハンドル周りへの装着が圧倒的にストレスフリーでおすすめです。荷物満載の状態でリア周りの狭い隙間に手を突っ込んで鍵を回すのは、想像以上に大変な作業だからです。逆に、通勤や通学がメインで、サイドバッグは付けないというスタイルであれば、リアショック共締めタイプの方が車体のシルエットを美しく保てるでしょう。

また、キジマなどからは「ナンバープレート横」や「タンデムステップ」に移設するステーも販売されています。「ハンドル周りもスッキリさせたいし、サイドバッグも付けたい」という欲張りな悩みをお持ちの方は、そういった移設ステーを活用するのも一つの賢い手段です。

鍵式とダイヤル式ロックのメリット比較

ヘルメットホルダーを選ぶ際、取り付け位置と同じくらい重要なのが「ロックの解除方式」です。主に、鍵を差し込んで回す「シリンダー錠(鍵式)」と、設定した数字に合わせて開ける「ダイヤル式」の2種類が存在します。

【鍵式(シリンダー錠)の特徴】
最大のメリットは、操作のスピードと確実性です。鍵を挿してクルッと回すだけなので、慣れれば1秒で脱着可能です。多くのライダーにとって馴染みのある方式で、信頼性も高いです。ただし、デメリットとして「管理する鍵が増える」という点があります。クロスカブのメインキー、リアボックスの鍵、そしてヘルメットホルダーの鍵…と、キーホルダーがジャラジャラ重くなるのを嫌うライダーも少なくありません。

【ダイヤル式の特徴】
デイトナ製品などで採用されているダイヤル式の最大の魅力は、「鍵を持ち歩く必要がない(キーレス)」という点です。「あれ、ヘルメットホルダーの鍵どこやったっけ?」とポケットを探る手間が一切なくなります。特に、ちょっとコンビニに寄るだけの時や、鍵を極力持ちたくないミニマリスト志向の方には最適です。一方で、デメリットもあります。夜間や薄暗い場所では数字が見えにくく、スマホのライトで照らしながら合わせる必要があることや、3桁の数字を合わせるのに数秒の手間がかかることです。

私の選び方のアドバイス
毎日通勤で使うなら、手元を見なくても操作できる「鍵式」が便利です。逆に、たまの休日にツーリングを楽しむ程度なら、鍵を忘れる心配のない「ダイヤル式」が気楽で良いかもしれません。自分の性格や使用頻度に合わせて選んでみてください。

ワイヤーロック併用で防犯性を高める方法

ここで少し、真面目な「防犯」の話をさせてください。残念なことに、ヘルメットホルダーを使用していたとしても、ヘルメットの盗難被害に遭うケースはゼロではありません。プロの窃盗団や悪質な愉快犯にかかれば、標準的なヘルメットホルダーは「簡易的なフック」に過ぎない場合があるのです。

特に多い手口が、ヘルメットの「あご紐(チンストラップ)」を切断して持ち去るという荒っぽい方法です。ヘルメットホルダーはあご紐のDリングをロックする構造が多いため、紐自体を切られてしまえば、ロックは無意味になってしまいます。「紐を切られたらヘルメットとして使えないじゃないか」と思うかもしれませんが、内装部品取りや、紐を付け直して転売する目的で盗まれることがあるのです。

そこで私が強くおすすめしているのが、ワイヤーロックとの併用による「多層防御」です。市販のコイルワイヤーなどを別途用意し、ヘルメットのチンガード(顎の部分)に通して、車体のフレームやハンドルバーに直接固定します。これなら、あご紐を切断してもヘルメット自体がワイヤーで繋がっているため、持ち去ることは困難になります。

警視庁もオートバイの盗難防止対策として、複数のロックを併用する「ツーロック」以上の対策を推奨していますが、これはヘルメットの保管に関しても同じことが言えます。

(出典:警察庁『二輪車盗難防止対策』

特にAraiやShoeiといった数万円〜数十万円する高級ヘルメットを使用している場合は、ホルダーにロックするだけでなく、さらにワイヤーを通す「二重ロック」を習慣にすると安心感が違います。面倒な作業に思えるかもしれませんが、大切なギアを守るためには、犯人に「このバイクから盗むのは面倒くさそうだ」と思わせることが最も有効な手段なのです。

おすすめのクロスカブ用ヘルメットホルダー5選

おすすめのクロスカブ用ヘルメットホルダー5選

ここからは、実際に市場で評価が高く、多くのクロスカブユーザーに選ばれている製品を厳選してご紹介します。単なるスペック比較だけでなく、「どんな人に向いているか」「どんな使い方がベストか」という視点で、メーカーごとの特徴を深掘りしていきます。

キタコ製は実用性が高くコスパも優秀

まず最初にご紹介するのは、ミニバイクカスタムの王道ブランド「KITACO(キタコ)」のヘルメットホルダーです。WebikeやAmazonのランキングでも常に上位に君臨する、まさに「ド定番」の商品です。

キタコ製品の最大の魅力は、「徹底した実用主義とコストパフォーマンスの高さ」にあります。ブラック塗装されたシンプルなスチール製のボディは、クロスカブの武骨なデザインに自然に溶け込み、後付け感をほとんど感じさせません。「カスタムパーツを付けています!」という主張よりも、純正部品のようにさりげなく機能を追加したい方に最適です。

また、適合情報の正確さもキタコの強みです。先ほど触れたJA60に関しても、いち早く専用品番(564-0090100)を市場に投入し、パッケージや公式サイトで明確な適合情報を公開しています。価格も比較的リーズナブルなので、納車と同時にとりあえず付けておく「最初のカスタム」としても非常に優秀です。キーの操作感もカチッとしており、安価な海外製コピー品に見られるようなガタつきや渋さが少ないのも、老舗メーカーならではの安心感と言えるでしょう。

デイトナ製ならサイドバッグと同時装着可能

キャンプツーリングや長距離旅行を計画している方に、私が最も強くおすすめしたいのが「DAYTONA(デイトナ)」の製品群です。デイトナは単一のパーツだけでなく、ツーリングシーン全体を見据えた商品開発を行っている点が非常に素晴らしいメーカーです。

具体的には、デイトナ製の「サドルバッグサポート(車体左側用)」は、ヘルメットホルダーの機能を殺さないように巧妙に設計されています。純正のヘルメットホルダーが使いにくくなることを見越して、サポート自体にヘルメットロックを取り付けられるスペースが用意されていたり、あるいはサポートと干渉しない位置にロックを配置するキットが用意されていたりと、ユーザーの「困った」を先回りして解決してくれています。

もしあなたが、「これからサイドバッグを買う予定がある」「将来的に荷物をたくさん積みたい」と考えているなら、ヘルメットホルダー単体で考えるのではなく、デイトナのバッグサポートシステム全体を含めて検討することをおすすめします。結果的に、買い直しや加工の手間を省くことができ、最もスマートな積載環境を構築できるはずです。

また、デイトナからはハンドルクランプ式のホルダーも販売されており、こちらは首振り機能がついているなど、ヘルメットの形状に合わせて角度を微調整できる点も高評価です。ユーザーの使い勝手を第一に考えた、非常に親切な設計が光ります。

SP武川やキジマの質感と独自機能

機能性だけでなく、見た目の質感や独自のギミックにこだわりたい方には、「SP TAKEGAWA(SP武川)」や「KIJIMA(キジマ)」の製品が刺さるはずです。

【SP TAKEGAWA(SP武川)】
モンキーやカブのカスタムにおけるハイブランド的存在であるSP武川は、パーツの美しさに定評があります。ヘルメットホルダーのステー部分にアルミ削り出しパーツを採用していたり、美しいクロームメッキ仕上げが施されていたりと、所有欲を満たしてくれる作り込みが魅力です。もしあなたのクロスカブが、マフラーやサスペンションを武川製で統一しているなら、ヘルメットホルダーも武川で揃えることで、車体全体のカスタムに統一感が生まれ、ワンランク上の仕上がりになるでしょう。

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【KIJIMA(キジマ)】
一方、キジマは「かゆい所に手が届く」アイデア製品の宝庫です。例えば、純正のヘルメットロックを使いやすい位置に物理的に移動させる「リロケーションステー」や、Dリングが短いヘルメットでも掛けやすくするための「ヘルロックアシスト(延長ワイヤーやプレート)」など、他社がカバーしきれないニッチな悩みを解決するアイテムが豊富です。

特に、「J-Cruise II」のようなサンバイザー内蔵型の大型ジェットヘルメットを使っている場合、帽体が大きすぎて汎用のホルダーには掛けにくいことがあるのですが、キジマの製品はフック形状が工夫されており、そういった大型ヘルメットでもスムーズに掛けられるといった口コミが多く見られます。特定のヘルメットで困っている方は、キジマのカタログをチェックしてみると解決策が見つかるかもしれません。

自分でやるヘルメットホルダーの付け方

「カスタムなんてやったことないけど、自分で付けられるかな?」と不安に思っている方もいるかもしれませんが、安心してください。ヘルメットホルダーの取り付けは、バイクカスタムの中では初級編に位置する作業です。基本的には車体側のボルトを外して、ホルダーを挟み込んで締め直すだけの「ボルトオン」作業で完了します。

ただし、いくつか押さえておくべき重要な注意点があります。必要な工具としては、一般的なサイズの六角レンチ(ヘックスレンチ)やスパナ(10mm, 12mm等)が必要です。車載工具だけでは作業しにくい場合があるので、しっかりとした工具セットを用意することをおすすめします。

特に注意が必要なのは、リアショック共締めタイプを取り付ける際です。リアショックを固定しているナットは、走行中の振動や衝撃に耐えるために非常に強い力(トルク)で締め付けられています。これを緩めるにはそれなりの力が必要ですし、逆に取り付ける際は、規定のトルクで確実に締め付けないと、走行中にサスペンションが外れるという大事故に繋がりかねません。

取り付けのコツ
リアショックのナットを緩める時は、センタースタンドを立てて後輪を浮かせた状態にしないと、サスペンションに荷重がかかってボルトが抜けにくくなります。また、ネジロック剤(緩み止め剤)を少量塗布しておくと、振動による脱落リスクを大幅に減らせます。

自信がない時は?
簡単な作業とはいえ、足回りやブレーキ周辺(マスターシリンダーなど)のボルトを触るのが不安な方は、無理せずバイクショップにお願いしましょう。工賃はかかりますが、数千円で「安心」と「安全」が買えると思えば安いものです。プロに任せるのも立派な選択肢の一つですよ。

クロスカブのヘルメットホルダーに関するQ&A

記事を読んでくださっている方からよくいただく質問や、購入前に抱きがちな不安について、Q&A形式でまとめてみました。私自身の失敗談も含めてお答えしますので、ぜひ参考にしてください。

バイクの整備経験が全くない初心者ですが、自分で取り付けできますか?

基本的には可能ですが、適切な「工具」と「慎重さ」が必須です。

ヘルメットホルダーの取り付け自体は、ボルトを緩めてパーツを挟み込み、再度締めるだけというシンプルな作業がほとんどです。そのため、カスタムの入門編として挑戦される方は非常に多いですね。

ただし、絶対に甘く見てはいけないのが「工具選び」です。車載工具に入っている簡易的なスパナやドライバーだけで作業しようとすると、ボルトの頭を舐めてしまったり(角が削れて回せなくなる)、力が足りずに固定が不十分になったりするトラブルが頻発します。最低限、ホームセンター等で売っているしっかりとした精度の「六角レンチ(ヘックスレンチ)」と「メガネレンチ」を用意してください。

また、リアショック共締めタイプの場合は、走行中の安全性に関わる重要なボルトを触ることになります。「トルクレンチ」を使って規定の強さで締め付けるのが理想ですが、持っていない場合は、ボルトを緩める前の「締め付け具合(手応え)」を覚えておき、同等の力で確実に締めるように意識してください。もし作業中に「あれ、何かおかしいな?」と思ったら、無理をせず中断してバイクショップに相談するのが正解かなと思います。

雨の日も乗るのですが、ヘルメットホルダーは錆びませんか?

残念ながら、金属製品である以上、メンテナンスをしないと錆びます。

特にクロスカブの場合、ヘルメットホルダーの取り付け位置(リアショック周辺など)は、後輪が巻き上げた泥水や砂埃をもろに浴びる過酷な環境にあります。また、鍵穴(シリンダー)内部に水が入り込むと、内部のバネやピンが腐食して、鍵が回らなくなったり抜けなくなったりする「固着」の原因になります。

対策としては、月に1回程度で良いので、鍵穴専用の潤滑スプレー(「鍵穴のクスリ」など)をひと吹きしてあげるのが効果的です。一般的な防錆潤滑剤(CRC5-56など)は、一時的には滑りが良くなりますが、油分が埃を吸着して逆に動きが悪くなることがあるため、できれば鍵穴専用品を使うのがベストですね。

ヘルメットの向きにも注意!
雨の日に屋外駐車する場合、ヘルメットの開口部を上に向けてロックしてしまうと、ヘルメットがバケツ代わりになって雨水が溜まってしまいます(笑)。内装がズブ濡れになると乾かすのが大変なので、必ず開口部が下や横を向くように掛けるか、ミラーに被せる形でロックするなどの工夫をしましょう。

万が一、ヘルメットホルダーの鍵をなくしてしまったらどうすればいいですか?

鍵番号がわかればスペアを作れる可能性がありますが、基本的には破壊・交換になります。

これは本当に焦りますよね…。もし購入時に付属していた「スペアキー」も全て紛失してしまった場合、鍵の持ち手部分やシリンダー本体に刻印されている「鍵番号」が分かれば、メーカーからスペアキーを取り寄せられることがあります(キタコやデイトナなど対応はメーカーによります)。

しかし、出先で紛失して番号も控えていない場合は、ロードサービス等を呼んで鍵を切断してもらうしかありません。そうなるとヘルメットホルダー自体を買い直すことになるので、購入したらすぐにスペアキーを自宅の分かりやすい場所に保管するか、スマホで鍵番号の写真を撮っておくことを強くおすすめします。「自分は大丈夫」と思っている時ほど無くすものなんですよね…(経験者は語る)。

100円ショップのワイヤーロックやカラビナで代用してもいいですか?

一時的な凌ぎとしては使えますが、常用するのは防犯上おすすめしません。

100円ショップで売られているダイヤルロックや自転車用のワイヤーロックは、コストを抑えるために強度が低く作られているものが大半です。ニッパー等の簡易的な工具であっさり切断できてしまうものも多く、数万円する大切なヘルメットを預けるにはリスクが高すぎると感じます。

また、バイク専用品ではないため「振動」への対策がされておらず、走行中に勝手にロックが外れてしまったり、振動で内部が壊れて開かなくなったりするトラブルも耳にします。やはり、バイク用として設計されたメーカー製のヘルメットホルダーを使用するのが、精神衛生上も一番安心かなと思います。

クロスカブのヘルメットホルダーで快適な旅を

たかがヘルメットホルダー、されどヘルメットホルダー。これ一つあるだけで、ツーリング先での休憩、道の駅での食事、ふらっと立ち寄った景勝地での散策が劇的にスムーズになります。重たくて嵩張るヘルメットを持って店内をウロウロするストレスから解放されるのは、想像以上に快適で自由な体験です。

ぜひ、今回ご紹介した選び方のポイントを参考に、あなたのクロスカブ(JA60でもJA45でも!)のスタイルに合ったベストなホルダーを見つけてください。小さなパーツですが、旅の質をグッと高めてくれる頼もしい相棒になってくれるはずです。

それでは、また次回の記事でお会いしましょう。良いカブライフを!

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