こんにちは。デジタルバイクライブラリー、運営者の「ゆう」です。
クロスカブに乗っていると、エンジン下周りのスカスカ感が気になったり、林道での飛び石が心配になったりすることはありませんか。そんな時に欲しくなるのが「アンダーガード」ですよね。特にZETA(ジータ)製のアンダーフレームキットは、その無骨なルックスから絶大な人気を誇っています。
しかし、いざ導入しようと検索してみると「ビビリ音がうるさい」「共振がひどい」といったネガティブな情報が目に入り、購入をためらってしまう方も多いようです。実はこの問題、車のダッシュボード用静音材でおなじみのエーモン製品をうまく使うことで、劇的に改善できるんです。また、装着後のオイル交換の手間も気になるところですよね。
- 市場で圧倒的人気を誇るZETA製アンダーガードの選定理由と詳細なスペック
- 多くのオーナーを悩ませる「共振音」のメカニズムと物理的な解決策
- エーモン製品を流用した安価で効果的なDIY静音テクニックの全手順
- アンダーガードを装着した状態でのオイル交換やメンテナンスの実情と工夫
クロスカブのアンダーガードでZETAを選ぶ理由

クロスカブのカスタムパーツは数あれど、アンダーガードに関しては「ZETA(ジータ)」の製品が圧倒的なシェアを持っています。なぜ多くのライダーがこの製品を選ぶのか、そのデザイン性だけでなく、構造的なメリットや知っておくべき注意点について解説します。
人気のアンダーフレームキットと品番
クロスカブの足元を飾るカスタムパーツとして、なぜこれほどまでにZETAの「アンダーフレームキット」が支持されているのでしょうか。その理由は、単なる「ガード(保護)」という枠を超えた、計算し尽くされたデザインと機能美にあります。
2ピース構造が生み出す立体感
ZETAの製品最大の特徴は、エンジン下部を覆う「スキッドプレート」と、それを車体に強固に固定するための「アンダーフレーム」という2つの異なるパーツで構成されている点です。多くの安価な汎用ガードが単なる一枚のアルミ板を曲げただけのものであるのに対し、ZETAはパイプフレームがエンジンを取り囲むような構造になっています。
このパイプフレームが、クロスカブ(特にJA45やJA60)の華奢なアンダーボーンフレームに、まるで本格的なトレールバイクのような「骨太感」を与えてくれるんです。メカメカしい外観が、クロスカブのタフなイメージを底上げしてくれる点が、多くのオーナーの所有欲を刺激してやみません。「カブだけど、カブじゃないみたい」という、クロスオーバーな雰囲気を完成させるラストピースと言っても過言ではないでしょう。
迷いやすい「品番」の謎を解明
購入を検討し始めた方が最初に直面する壁が、WEBショップやカタログによって表記されている品番がバラバラであるという問題です。実際に検索してみると、以下のような品番が混在していて混乱した経験はありませんか?
| 表記品番 | 主な掲載場所 | 内容の違い |
|---|---|---|
| ZE55-8011 | Amazon、楽天、WebikeなどのECサイト | メーカー管理品番(現行品) |
| F4093 | ダートフリーク紙カタログ、一部店舗 | カタログ掲載用の流通コード |
| F4092 | 旧カタログ、一部の並行輸入品 | 基本的には同等品(流通経路の違い) |
結論から言うと、これらは基本的に「クロスカブ110(JA60/JA45)用のアンダーフレームキット」として同一の製品を指しています。特に現行モデルであるJA60と、先代のJA45はフレーム形状が共通している部分が多く、このキットに関しては共用が可能なんです。
ここがポイント
ネットで探す際は、品番が違って見えても「アンダーフレームキット」という名称と適合車種(JA60/JA45)が合致していれば大丈夫です。迷ったら、最も流通量の多いメーカー品番「ZE55-8011」で検索すると確実ですよ。品番の違いに惑わされず、安心してポチってくださいね。
スキッドプレートの素材と保護効果
見た目のかっこよさばかりに目が向きがちですが、ZETAのアンダーガードは「マテリアル(素材)」の選び方も非常に秀逸です。適材適所のハイブリッド素材を採用することで、強度と軽量化、そして耐久性を高い次元でバランスさせています。
強靭なスチールと軽量なアルミの融合
このキットは、ベースとなるフレーム部分には強靭な「スチール(鉄)」を使い、実際に飛び石や障害物を受けるプレート部分には軽量な「アルミニウム(A5052材)」が使われています。もし全てをスチールで作れば重すぎてハンドリングに悪影響が出ますし、全てアルミで作ればフレームの剛性が不足する可能性があります。この「鉄とアルミのいいとこ取り」こそが、ZETAの設計思想なんです。
A5052材とヘアライン加工のメリット
スキッドプレートに採用されている「A5052」というアルミ合金は、マグネシウムを添加したもので、強度と成形性、そして耐食性(錆びにくさ)に優れています。さらに表面には「ヘアライン加工」が施されています。これは単なる装飾ではありません。オフロードを走れば、どうしても小石が当たって細かい傷がつきます。鏡面仕上げだと傷が目立って萎えてしまいますが、ヘアライン加工なら最初から細かい筋が入っているため、走行傷が馴染んで「味」になりやすいのです。
ブラックパウダーコートの実力
一方、スチール製のフレーム部分には「ブラックパウダーコート(粉体塗装)」が施されています。これはガードレールやフェンスなどにも使われる塗装方法で、塗膜が非常に厚く、柔軟性があるのが特徴です。前輪が巻き上げた砂利がバチバチ当たっても、普通の塗装のようにパリッと剥がれることが少なく、錆の発生を長期間防いでくれます。「黒いパイプ」がエンジンの引き締め役となり、視覚的にも車高を高く見せる効果があるのも嬉しいですね。
取り付け方法と作業の難易度
「かっこいいけど、自分で取り付けられるかな?」と不安に思う方もいるでしょう。結論から言うと、このキットの取り付けは基本的にボルトオン(加工なし)で可能なので、DIY初心者の方でも十分に挑戦できるカスタムです。必要な工具も、一般的なスパナやソケットレンチのセットがあれば事足ります。
エンジンハンガーボルトとの共締め
構造としては、エンジンをフレームに固定している「エンジンハンガーボルト」を一度抜き、そこにアンダーフレームを挟み込んで、長いボルトで共締めするという形をとります。ここで重要になるのが、「一度ボルトを抜く」という作業のリスク管理です。
エンジンハンガーボルトは、車体の剛性を支える非常に重要なパーツです。適当に締め付けると、走行中に振動で緩んで脱落したり、逆に締めすぎてボルトをねじ切ってしまったりする恐れがあります。可能であれば「トルクレンチ」を用意し、ホンダのサービスマニュアルに記載されている規定トルク(多くの場合、この箇所はかなり強いトルクが必要です)でしっかりと管理することをお勧めします。
仮組みから本締めへの手順
作業のコツは、「いきなり本気で締めない」ことです。まずは全てのボルトを手で回る程度に仮組みし、全体の歪みがないか、ワイヤー類を挟み込んでいないかを確認します。特にブレーキペダルやチェンジペダルとのクリアランスは重要です。位置が決まってから、対角線上に少しずつボルトを締め込んでいくと、歪みなく綺麗に取り付けることができます。
注意点
エンジンとフレームを繋ぐ重要な部分にパーツを挟み込むわけですから、走行中の振動で緩まないよう、しっかりと規定トルクで締め付けることが大切です。自信がない場合やトルクレンチを持っていない場合は、無理せずバイクショップにお願いするのも賢い選択です。工賃はかかりますが、安心感には代えられませんからね。
社外マフラーとの干渉を確認する
クロスカブのカスタム沼にハマると、マフラーも変えたくなるのが人情というもの。しかし、ここで一番の悩みどころとなるのが「アンダーガードとマフラーの干渉問題」です。
ZETAと相性の良いマフラー
ZETAのアンダーガードは、純正マフラーでの装着を前提に設計されていますが、カスタムユーザーのことも考えられています。具体的には、同社(ダートフリーク)が取り扱う「DELTA バレル-4s ミニマフラー」との併用が可能であると公式にアナウンスされています。これは安心材料ですね。
また、ヨシムラやモリワキといった主要メーカーの「アップタイプマフラー(純正と同じルートを通るもの)」であれば、多くの場合干渉せずに装着可能です。エキパイがエンジンの側面を通るため、下部のガードとは接触しないからです。
要注意なマフラータイプ
一方で、注意が必要なのが「ダウンタイプマフラー」や「極太エキパイの社外マフラー」です。特にカブ系で人気のあるモナカマフラーやキャブトンマフラーの一部には、エキパイがエンジンの真下を大きく迂回して通る形状のものがあります。この「迂回ルート」が、まさにアンダーフレームのパイプ位置とバッティングしてしまうのです。
マフラー選びの注意点
エキパイが大きく下側に迂回するタイプのダウンマフラーや、極太のエキパイを持つ社外マフラーの場合、アンダーフレームと接触してしまう可能性があります。無理につけようとすると、振動でエキパイに穴が開いたり、ガードが変形したりします。ZETAを付けるなら、アップタイプや純正取り回しに近いマフラーを選ぶのが無難ですね。SNSなどで「JA60 ZETA マフラー名」で検索して、装着事例を確認してから購入するのが鉄則です。
林道での破損リスクと使用制限

ここが非常に重要です。アンダーガードという名前や、その堅牢な見た目から「これでどんな悪路も走れる!」と錯覚しがちですが、メーカーの説明書には「ハードな使用には対応できない」とはっきり免責事項が書かれています。この意味を正しく理解しておかないと、愛車を壊す原因になります。
「ガード」ではなく「プロテクター」
本格的なオフロードバイク(CRFやSEROWなど)のアンダーガードは、車体の全重量を支えられるように設計されており、丸太や岩を乗り越える際にガードを障害物にぶつけて滑らせる(亀の子状態になる)使い方ができます。しかし、ZETAのクロスカブ用キットは、あくまで「エンジンプロテクション」、つまり飛び石や泥跳ねからの保護を主目的とした製品です。
ジャッキアップは厳禁
具体的な禁止事項として、このアンダーフレームにメンテナンススタンドやジャッキをかけて車体を持ち上げることが挙げられます。クロスカブのエンジンマウント(特にクランクケース下部)は、そこまでの荷重に耐えられる設計になっていません。テコの原理で無理な力がかかり、最悪の場合、エンジンケースが割れてオイルが漏れ出し、エンジン全損という悪夢のような事態になりかねません。
あくまで「トレッキング」用
このガードは、跳ね石や泥汚れからエンジンを守るためのものです。本格的なエンデューロバイクのように、車体をガードに乗せて障害物をクリアするような使い方は避けましょう。「見た目はワイルドだけど、扱いはジェントルに」。これがクロスカブを長く楽しむ秘訣です。
クロスカブにアンダーガードを付けた後の対策

念願のアンダーガードを装着して「さあ走るぞ!」と意気込んだものの、走り出した瞬間に「ブーン!ビリビリ!」という不快な音に悩まされるケースが後を絶ちません。せっかくのカスタムがストレスになっては本末転倒ですよね。ここでは、多くのオーナーが行っている定番の対策と、その後の維持管理について深掘りします。
発生しやすいビビリ音と共振の原因
「壊れたのかな?」と不安になるほどの音量で鳴り響くこともあるこのビビリ音。まずは敵を知ることから始めましょう。
単気筒エンジンの宿命
クロスカブの110ccエンジンは空冷単気筒です。単気筒エンジンは、ピストンが一つだけ上下運動をするため、構造上どうしても大きな振動が発生します。純正状態では、ステップやハンドル、エンジンマウントのゴムブッシュなどがうまくその振動を吸収・分散しています。
共振(レゾナンス)のメカニズム
しかし、金属製のアンダーフレームとスキッドプレートをリジッド(硬い状態)でエンジン周辺に固定することで、振動の伝わり方が変わってしまいます。特定の回転数(よくあるのが4000〜5000回転付近の常用域)になると、エンジンの振動周波数と、アルミ製スキッドプレートの固有振動数が一致してしまうことがあります。これを「共振」と呼びます。
共振したアルミプレートは、スピーカーの振動板(コーン紙)と同じ役割を果たしてしまいます。エンジンの微細な振動を空気の振動(音)へと増幅し、盛大な「ビビリ音」としてライダーの耳に届けてしまうのです。さらに、フレームとプレートの接合部にわずかな隙間があると、金属同士が高速で打ち付け合う「チャタリングノイズ」も発生します。これは製品の欠陥というよりは、単気筒エンジンと金属パーツの組み合わせによる宿命と言える物理現象なのです。
エーモン製品で不快な音を消す方法
この問題を解決するために、先輩カブ主(オーナー)たちの間で「特効薬」として知られているのが、バイク用品店ではなく、カー用品店やホームセンターで売られている「エーモン工業」の静音グッズです。
シンデレラフィットする「No.2676」
本来は車のダッシュボードとフロントガラスの隙間を埋めて、内装のきしみ音を消すための「ビビリ音低減モール(Item No.2676)」という製品が、驚くほど役に立ちます。このモールはT字やクサビ形のような特殊な断面形状をしており、これがZETAのパイプフレームとスキッドプレートの隙間に吸い付くようにフィットするんです。
素材には「EPDM(エチレン・プロピレン・ジエンゴム)」という発泡ゴムが使われており、耐熱性と耐候性に優れています。エンジンの熱や路面の雨水にさらされるアンダーガード周りでも、ボロボロになりにくく性能を維持してくれます。
おすすめの施工手順
- 現状確認:まずは普通に取り付けて走り、どの回転数で、どこから音がするか確認します。指でプレートを押さえて音が止まる場所が震源地です。
- 取り外しとカット:一度スキッドプレートを取り外します。フレームとプレートが接触するラインの長さを測り、エーモンのモールをハサミでカットします。この時、ボルト穴の位置は避けて切るのがコツです。
- 挟み込みと装着:モールをフレームの上に置き、その上からスキッドプレートを被せてサンドイッチ状態にします。ゴムの厚み分だけ反発力があるので、ボルトを均等に少しずつ締め込んでいきます。
このゴムがクッション(ダンパー)となり、金属同士が直接ぶつかるのを防ぐと同時に、振動のエネルギーを吸収することで、不快なチャタリング音を劇的に減らすことができます。数百円でできる、コスパ最強の対策です。
制振シートによる振動対策の工夫
モールを挟んでもまだ「ブーン」という低い共鳴音が消えない場合は、アプローチを変える必要があります。「絶縁」ではなく「質量付加」を行うのです。
重さを足して共振点をずらす
軽いアルミ板は簡単に震えますが、重い鉄板は震えにくいですよね。この原理を利用して、スキッドプレート自体の重さを変えてしまいます。ここで活躍するのが、同じくエーモンの「制振シート(Item No.8368など)」です。これは比重の高い特殊なゴムや金属粉を混ぜたシートで、見た目以上にズッシリと重いです。
見えないところに貼る美学
使い方は簡単。スキッドプレートを外し、裏側(エンジンに向いている面)の平らな部分に、この制振シートを適当な大きさに切って貼り付けるだけです。裏側に貼れば、装着してしまえば外からは全く見えません。クロスカブのスタイリッシュな外観を一切損なうことなく、不快な音だけを消し去ることができます。
「モールで隙間を埋める」+「シートで板の震えを抑える」。このダブルアプローチを行えば、ほとんどのビビリ音は解決できるはずです。快適なクルージングを取り戻しましょう。
装着したままオイル交換をする手順
カスタムパーツを付けた時に意外と見落としがちなのが、日常メンテナンスへの影響です。特に、3000kmごとに訪れる「オイル交換」の作業性がどう変わるかは、長く乗る上で死活問題です。
ドレンボルトへのアクセス権
ZETAのアンダーガードを付けた場合、ドレンボルトへのアクセスはどうなるのでしょうか。基本的には、ガードを装着したままでもドレンボルトを回せるスペース(サービスホール)は確保されています。ソケットレンチのエクステンションバーを使えば、ボルトを緩めること自体は難しくありません。
廃油処理の悩みと解決策
問題は、ボルトを抜いた瞬間です。勢いよく飛び出した廃油が、スキッドプレートの内側にバシャーッと溢れ出し、プレート上がオイルまみれになってしまうことが多々あります。こうなると、後始末が大変です。パーツクリーナーを大量消費することになります。
オイル交換のコツ:自作シュートを活用
排出されるオイルの通り道を作ってあげるのが賢い方法です。トイレットペーパーの芯を縦半分に切ったものや、不要なクリアファイルを適当な大きさに切って丸めたものを、ドレン口とプレートの間に差し込みます。「滑り台」を作ってあげるイメージです。これを使えば、オイルはプレートに触れることなく、廃油受け箱へとスムーズに流れていきます。
もちろん、どうしても汚したくない場合や、オイルフィルター(エレメント)も同時に交換したい場合は、面倒でも4本の固定ボルトを外して、アンダーガードごと取り外してしまうのが一番確実です。慣れれば脱着は5分もかかりませんから、急がば回れですね。
振動によるボルト緩みの点検方法

アンダーガード周辺は、常にエンジンの強烈な振動にさらされている過酷な環境です。取り付け直後はしっかり締まっていても、数百キロ走るとボルトが緩んでくることは珍しくありません。これは「初期緩み」とも呼ばれ、避けられない現象です。
増し締めとネジロック剤の活用
特にビビリ音対策でゴムモールを挟んだ場合、ゴムが馴染んで潰れてくると、その分だけボルトのトルク(締め付け力)が抜けてしまいます。「なんか最近、音が大きくなってきたな?」と思ったら、まずはボルトの緩みを疑ってください。
定期的にレンチを当てて増し締めを行う習慣をつけるのがベストですが、ズボラな私のおすすめは、取り付け時に「ネジロック剤(中強度)」をボルトのネジ山に少量塗布しておくことです。高強度のもの(赤色など)を使うと二度と外れなくなるので、必ずハンドツールで緩められる「中強度(青色など)」を選んでください。
錆を防ぐ定期的なメンテナンス

オフロードルックを楽しむクロスカブですが、アンダーガードとエンジンの隙間は、泥や枯葉、小石が非常に溜まりやすい「魔のポケット」になっています。これらを放置するとどうなるでしょうか。
湿気と腐食の温床
溜まった泥は水分を含み続け、湿気が抜けない状態を作ります。これがスチール製フレームの錆を誘発したり、最悪の場合、アルミ製のエンジンケースを腐食させたりする原因になります。見えない場所だからこそ、気付いた時には手遅れになっていることも。
洗車時のひと手間
洗車の際は、ただ水をかけるだけでなく、ガードの隙間にホースのノズルを突っ込んで、内部の泥を念入りに洗い流しましょう。高圧洗浄機があるなら、下から吹き上げるのが効果的です。そして、半年に一度くらいはガードを完全に取り外して、裏側までピカピカに磨いてあげてください。「いつも守ってくれてありがとう」と感謝を込めてメンテすれば、愛車への愛着もひとしおですよ。
クロスカブのアンダーガードに関するよくある質問(Q&A)

記事を読んでいただいた読者の方からよく寄せられる疑問や、購入前に知っておきたい細かいポイントをQ&A形式でまとめました。DIY作業の参考にしてくださいね。
- 初心者ですが、本当に自分で取り付けできますか?特別な工具は必要ですか?
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はい、基本的には加工なしの「ボルトオン」で取り付け可能なので、カスタム初心者の方の入門としてもおすすめです。
必要な工具は、一般的な10mm、12mm、14mm、17mm等のソケットレンチやスパナセットがあれば事足ります。ただし、エンジンハンガーのボルトは工場出荷時にかなり強いトルクで締め付けられているため、短いスパナだと緩めるのに苦労するかもしれません。できれば持ち手の長いラチェットハンドルや、メガネレンチを用意しておくと作業がスムーズに進みますよ。作業時間は、慣れていなくても1時間程度を見ておけば大丈夫です。
- エーモンのモールを挟むと、ボルトの掛かりが浅くなりませんか?
-
鋭いご指摘ですね。確かにゴムの厚み分(数ミリ)だけ、ボルトがネジ穴に入る長さ(有効長)は短くなります。
しかし、ZETA付属のボルトにはある程度の余裕があるため、モールを挟んだ程度であれば強度が不足するほど掛かりが浅くなることは稀です。ポイントは、ゴムをしっかり潰すように締め付けることです。ただし、もし心配な場合や、さらに厚手のゴムワッシャーなどを追加したい場合は、ホームセンターで同じ径(M6やM8など)で、首下が5mmほど長いステンレスボルトを別途購入して交換するとより安心です。
- 飛び石で塗装が剥げてしまいました。錆びさせない補修方法は?
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林道を走れば塗装剥げは「勲章」のようなものですが、スチールフレーム部分の錆は放置厳禁です。
高価なスプレー塗装をやり直す必要はありません。カー用品店やホームセンターで売っている、車用の「タッチアップペン(つや消しブラック)」を一本持っておくと便利です。傷がついたら洗車後にチョンチョンと塗っておくだけで、錆の進行を食い止められます。アルミプレート部分の傷に関しては錆びにくいのでそのままでも大丈夫ですが、気になるなら紙やすりで磨いてヘアラインを入れ直すのもDIYの楽しみですよ。
- ZETA以外のメーカー(武川やエンデュランス)と比べてどうですか?
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他社製品も魅力的ですが、それぞれキャラクターが異なります。
例えばSP武川製のアンダーフレームは、フォグランプなどを追加装着しやすい拡張性の高さが魅力ですが、少し大柄に見えることがあります。エンデュランス製はガード範囲が広く堅牢ですが、重量が増す傾向にあります。<br>対してZETAは、「シンプルで無骨なデザイン」と「最低地上高を犠牲にしないスマートさ」のバランスが一番良いと個人的には感じています。林道での走破性と見た目のバランス重視ならZETA、積載や装備拡張重視なら他社、という選び分けが良いかもしれませんね。
クロスカブのアンダーガード運用の総まとめ
クロスカブにアンダーガードを装着することは、見た目のカスタム効果だけでなく、エンジン下部を守るという実用面でも大きなメリットがあります。ZETA製品は確かに素晴らしいですが、快適に使うためには「ビビリ音対策」というひと手間が必要になることが多いのが現実です。
しかし、「うるさいからダメな製品だ」と切り捨てるのではなく、エーモン製品などを使って自分好みに静音化していく過程も、DIYカスタムの醍醐味と言えるのではないでしょうか。音を消し、錆を防ぎ、正しい使い方で運用する。しっかりと対策とメンテナンスを行って、頼れる相棒とのカブライフを楽しんでくださいね。あなたのクロスカブが、よりタフで快適な一台になることを応援しています!
