クロスカブ110二人乗りの完全ガイド!免許やシート、コツを解説

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こんにちは。デジタルバイクライブラリー、運営者の「ゆう」です。

アウトドアテイスト満載で、街乗りからキャンプまでこなせる大人気のクロスカブ110

「このバイクで、休日にパートナーや友人とタンデムツーリングに行けたら最高だな」と想像している方も多いのではないでしょうか。カブ特有のトコトコとした排気音を聞きながら、二人でインカムで会話をしつつ、景色の良いカフェを目指す…そんな休日は間違いなく充実した時間になります。

しかし、いざ「二人乗りをしよう!」と思い立つと、様々な疑問や不安が湧いてくるものです。「そもそも車の免許で乗れるんだっけ?」「今のカブって、後ろに座るところがないけどどうするの?」「110ccで二人乗りしたら、坂道で止まったりしない?」など、調べれば調べるほど情報が出てきて混乱してしまうことも。

特に最近は、2025年から始まる「新基準原付」という新しいルールの話も出てきており、免許制度に関する情報が少し複雑になっています。また、クロスカブは素晴らしいバイクですが、純正状態では「一人乗り+荷物」に特化して作られているため、快適に二人乗りをするには少しだけ準備とコツが必要です。

この記事では、そんな皆さんの「クロスカブで二人乗りをしたい!」という願いを叶えるために、法的な条件から必須アイテムの選び方、そして安全に走るためのライディングテクニックまで、私の経験を交えながら徹底的に解説します。この記事を読み終える頃には、不安がワクワクに変わっているはずですよ。

この記事でわかること
  • クロスカブ110で二人乗りをするための正確な免許区分と法律上の条件
  • 純正キャリアには座席がない問題を解決するおすすめのシート選び
  • 二人乗りでも荷物をたっぷり積める延長キャリアやボックスの活用法
  • 同乗者も怖くない安全な走行テクニックと事前の準備
目次

クロスカブ110で二人乗りする免許と法律の条件

クロスカブ110で二人乗りする免許と法律の条件

まずは、楽しい計画を立てる前に一番大切な「ルール」のお話からです。クロスカブ110はその名の通り110ccのエンジンを積んだバイクですが、50ccの原付(原付一種)と同じ感覚で捉えていると、思わぬ落とし穴にはまってしまうかもしれません。ここでは、二人乗りを楽しむために絶対に知っておかなければならない免許区分や法律のルールについて、誤解しやすいポイントを中心にわかりやすく解説していきます。

普通免許はNG?必要な免許の種類

クロスカブ:普通免許はNG?必要な免許の種類

「カブなんだから、車の免許(普通自動車免許)があれば乗れるでしょ?」

もしそう思っている方がいたら、ここで一度立ち止まってください。結論から申し上げますと、現行のクロスカブ110は、普通自動車免許では運転することができません。

ここは非常に多くの人が勘違いしやすいポイントなのですが、日本の免許制度において、普通自動車免許に付帯して運転が許可されているのは、排気量50cc以下の「原付一種(第一種原動機付自転車)」までです。クロスカブには50cc版の「クロスカブ50」と110cc版の「クロスカブ110」が存在しますが、110cc版は法律上「原付二種(第二種原動機付自転車)」という区分に分類されます。

そのため、クロスカブ110を運転するためには、最低でも「小型限定普通二輪免許(AT限定含む)」以上のバイク専用免許が必要となります。もちろん、その上位免許である「普通二輪免許(中免)」や「大型二輪免許」を持っている方は問題なく運転できます。

知っておきたいナンバープレートの色:
街中で見かけるナンバープレートの色で判別できます。
・白色:50cc以下(原付一種)→ 普通免許でOK・二人乗り不可
・ピンク色:91cc〜125cc(原付二種)→ バイク免許が必要・二人乗りOK

もし、普通免許しか持っていない状態でクロスカブ110を公道で運転してしまうと、「無免許運転」として非常に重い罰則(違反点数25点、3年以下の懲役または50万円以下の罰金)が科せられてしまいます。「知らなかった」では済まされない重大な違反ですので、ご自身の免許証の種類を必ず確認してくださいね。

逆に言えば、小型二輪免許さえ取得してしまえば、30km/hの速度制限や二段階右折といった50cc特有の煩わしいルールから解放され、車の流れに乗って快適に走ることができるようになります。二人乗りへの第一歩は、まず適切な免許の確認(あるいは取得)から始まります。

2025年の新基準原付と現行モデルの違い

最近、バイク業界やニュースで話題になっている「2025年問題」や「新基準原付」という言葉をご存じでしょうか。「2025年からは、125cc以下のバイクも原付免許(や普通自動車免許)で乗れるようになるらしい」という噂を耳にしたことがある方もいるかもしれません。

「それなら、免許を取らなくても少し待てばクロスカブ110に乗れるようになるの?」と期待してしまいますよね。しかし、ここには大きな誤解が含まれています。

警察庁が主導して進めている「新基準原付」という制度は、排気量が125cc以下であっても、「最高出力を4.0kW(約5.4馬力)以下に制御した車両」に限って、特例的に原付一種(50cc扱い)として認めようというものです。これは、排ガス規制への対応が難しくなった50ccバイクの生産終了に伴う救済措置的な意味合いが強い制度です。

では、現行のクロスカブ110(JA60型)を見てみましょう。スペック表を確認すると、その最高出力は5.9kW(約8.0馬力)となっています。

つまり、現行のクロスカブ110はパワーがありすぎるため、この「新基準原付」の枠組みには入りません。

したがって、以下のことが確定しています。

  • 2025年以降も、現行スペックのクロスカブ110は「原付二種」のままです。
  • 運転するには、変わらず「小型限定普通二輪免許以上」が必要です。
  • 普通免許のおまけで乗れるようにはなりません。

むしろ、もし仮にクロスカブがモデルチェンジして出力を4kW以下に落とした「新基準対応モデル」が出たとしたら、今度は「原付一種扱い」となり、法律で二人乗りが禁止されてしまいます。私たちが楽しみたい「クロスカブでの二人乗り」を実現するためには、今のパワフルな原付二種規格であることこそが重要なのです。

(出典:警察庁『特定小型原動機付自転車等の安全利用に関する普及啓発活動等について』等の資料に基づく制度改正の議論より)

免許取得後1年は違反?運転者の条件

「よし、免許は持っている(あるいは取った)から、早速今週末に彼女を後ろに乗せて出かけよう!」

ちょっと待ってください。免許証の種類がクリアできていても、まだ確認すべき重要な条件が一つ残っています。それは、「免許を取得してからの期間」です。

道路交通法では、自動二輪車の二人乗りについて、運転者の経験不足による事故を防ぐために以下の制限を設けています。

一般道での二人乗り条件

大型自動二輪車、普通自動二輪車、または小型限定普通二輪免許の交付を受けてから、通算して1年以上経過していること。

ここで注意したいのが、「車の免許歴は関係ない」ということです。「普通自動車免許を持って20年経つベテランドライバーだ」という方でも、先週バイクの免許を取ったばかりであれば、そこから1年間は「バイクの初心者」扱いとなり、二人乗りは禁止されています。

また、過去にバイク免許を持っていたけれど失効してしまい、最近再取得したという場合も、再取得した日から1年間は二人乗りができません(※ただし、失効後6ヶ月以内の再取得など特例措置で免許歴が継続される場合を除くため、免許証の裏面などを要確認)。

「たかが1年」と思うかもしれませんが、バイクの二人乗りは一人乗りとは全く違う運動特性になります。発進時のふらつき、ブレーキの効きにくさ、低速旋回時のバランスなど、高度な操作が要求されます。この「1年の修行期間」は、法律が定めたルールであると同時に、大切な同乗者を怪我させないために必要な準備期間だと捉えてください。

まずはソロツーリングでクロスカブの挙動、特にブレーキの特性や車体のバンク角の感覚を体に染み込ませましょう。1年後に解禁される二人乗りは、その経験があってこそ安全に楽しめるものになります。

純正では座席がない?初期状態の課題

いよいよ車両の話に移りましょう。クロスカブ110を購入検討中の方、あるいは納車待ちの方に衝撃的な事実をお伝えしなければなりません。実は、クロスカブ110は納車されたそのままの状態(純正状態)では、物理的に二人乗りができません。

「えっ?カタログには乗車定員2名って書いてあるのに?」と驚かれるのも無理はありません。確かに車検証上の定員は2名ですし、法律上も二人乗りOKな車両です。しかし、実車を見てみると、運転席の後ろにあるのは「広くて頑丈な鉄製のリアキャリア(荷台)」だけなのです。

二人乗りをするために必要な装備は、主に以下の3点です。

  1. 同乗者が足を乗せるステップ(フットペグ)
  2. 同乗者がつかまるためのベルトやグリップ
  3. 同乗者が座るための座席(シート)

クロスカブ110の場合、ありがたいことに「1. ステップ」は標準装備されています。マフラー側とチェーン側に折りたたみ式のステップが最初から付いています。しかし、肝心の「3. 座席」が存在しません。

鉄のキャリアに直接人を座らせるのは、短距離であってもお尻が痛すぎて不可能ですし、振動で体が安定せず非常に危険です。つまり、クロスカブ110で二人乗りをするための最初のステップは、「ピリオンシート(タンデムシート)と呼ばれる後付けの座席を購入すること」になります。

これはオプション扱いなので、バイクショップで車両を購入する際に一緒に注文するか、AmazonやWebikeなどのネット通販で自分で購入して取り付ける必要があります。予算としては数千円〜1万円程度ですが、これを忘れていると納車日にパートナーを迎えに行っても乗せられない…という悲劇が起きますので、必ずリストアップしておきましょう。

Amazon>>クロスカブ:ピリオンシート(タンデムシート)

お尻が痛い問題を解決するシート選び

「とりあえず座席を付ければいいんでしょ?」と安易にシートを選んでしまうと、後で後悔することになります。カブの二人乗りにおいて、同乗者からのクレームNo.1は間違いなく「お尻が痛い!」です。

クロスカブはサスペンションが比較的硬めで、単気筒エンジンの振動もあります。さらに、後付けのピリオンシートは構造上、運転席に比べて厚みを持たせにくいものが多く、路面の段差などの突き上げがダイレクトに伝わりやすいのです。

せっかくのデートやツーリングも、同乗者が苦痛に耐える時間になってしまっては台無しです。そこで、シート選びや快適性を向上させるためのポイントをまとめました。

スクロールできます
タイプ特徴メリットデメリット
簡易脱着式
(差し込みタイプ)
キャリアの隙間にツメを差し込む工具不要で数秒で着脱可能。
平日は箱、休日は人を乗せる人に最適。
固定力が弱くガタつきやすい。
盗難のリスクがある。
ボルト固定式
(ネジ止めタイプ)
金具でキャリアにガッチリ固定ズレないので安心感が高い。
同乗者が怖がらない。
着脱に工具が必要で手間。
頻繁な付け外しには向かない。
ダブルシート
(一体型交換)
運転席と一体の長いシートに交換見た目がスタイリッシュ。
座面がフラットで自由度が高い。
純正の巨大キャリアを外すため
積載力が激減する。給油が面倒。

最強の「尻痛」対策:ゲルザブの導入

シートの種類に関わらず、私が強くおすすめしたいのが、「ゲル素材」を使ったクッションパッド(商品名で言うと『ゲルザブ』など)の追加装備です。

これをピリオンシートの上に一枚敷くだけで、お尻にかかる圧力が分散され、不快な微振動が吸収されます。「魔法の座布団」と言っても過言ではありません。私自身の経験でも、これがあるのとないのとでは、同乗者の機嫌…いえ、疲労度が天と地ほど変わります。片道30分以上の移動を考えているなら、シート代にプラスして投資する価値は十分にあります。

クロスカブ110の二人乗りカスタムと走行技術

クロスカブ110の二人乗りカスタムと走行技術

ハードウェア(座席)の準備と、ソフトウェア(免許と心構え)の準備が整いました。ここからは、さらに一歩進んで、クロスカブ110のポテンシャルを最大限に引き出し、快適かつ安全に旅をするための実践的なカスタムと走行テクニックについて深掘りしていきます。

積載確保!リアボックスと延長キャリア

クロスカブ110で二人乗り:積載確保!リアボックスと延長キャリア

クロスカブユーザーが二人乗りを始めた瞬間に直面する最大のジレンマ、それは「人が乗ると、荷物が全く乗らない問題」です。

本来、荷物を積むためのリアキャリアを座席として使ってしまうため、カッパや飲み物、買ったお土産などを積むスペースが消失してしまいます。リュックを背負うのも手ですが、長時間の移動では肩が凝りますし、同乗者にも負担がかかります。

この問題をスマートに解決する必須アイテムが「延長キャリア(オーバーキャリア)」です。

これは、純正のリアキャリアの後ろ端にボルトオンで装着し、荷台の面積を後方に拡張するパーツです。これを取り付けることで、以下のような「夢の配置」が可能になります。

  • 前方(純正キャリア部分):ピリオンシートを付けて人が座る
  • 後方(延長キャリア部分):リアボックスを付けて荷物を入れる

このスタイルの最大のメリットは、積載量が復活するだけでなく、リアボックスが同乗者にとっての「背もたれ(バックレスト)」になることです。後ろに何もない状態でのバイク乗車は、加速時に後ろに放り出されそうな恐怖感がありますが、背中にボックスがあるだけで安心感が劇的に向上します。同乗者への思いやりとしても、延長キャリア+リアボックスの組み合わせは最強のセットアップと言えるでしょう。

Amazon>>延長キャリア

キャンプも可能にする延長キャリア活用

「せっかくだから、二人でキャンプツーリングに行ってみたい!」
そんなアクティブな目標を持っている方もいるでしょう。クロスカブでのタンデムキャンプは最高に楽しいですが、機材選びには少し専門的な視点が必要です。

二人乗り用のシート+リアボックス+キャンプ道具一式となると、リア周りにかかる荷重はかなりのものになります。そのため、延長キャリアを選ぶ際は、単に純正キャリアの後ろにちょこんと付ける簡易的なものではなく、「耐荷重」と「支持構造」を重視して選ぶ必要があります。

ヘビーユーザー向けの選び方

おすすめは、「サスペンションの上部ボルトや、ナンバープレートステーなどと連結して支えるタイプ」のキャリアです(メーカーで言うと、ワールドウォーク製やエンデュランス製など)。

これらは複数の支点で荷重を分散するため、重い荷物を載せてもキャリアが折れたり曲がったりするリスクが低いです。さらに、サイドバッグサポートを併用して左右にバッグを振り分ければ、重心を低く保ちつつ大量の荷物を積載できます。クロスカブはもともとタフなバイクですから、適切なキャリアさえ選べば、「二人乗り+キャンプ道具満載」という冒険仕様にも十分応えてくれますよ。

足回りの強化とサスペンションの必要性

「二人乗りをすると、なんだかバイクが曲がりにくい…」「段差を越えるたびにガツンと衝撃が来る」
もしそう感じたら、それは純正リアサスペンションが悲鳴を上げているサインです。

クロスカブ110の純正サスペンションは、基本的には「体重65kg前後の人が一人で乗る」、あるいは「ビジネスで重い荷物を積む」ことを想定して設計されています。しかし、大人二人が乗車すると合計体重は軽く120kgを超え、純正サスペンションの許容範囲ギリギリ、あるいはオーバーしてしまうことがあります。

その結果、サスペンションが縮みきってしまう「底付き」現象が起きたり、車体のお尻が下がりすぎて前輪の接地感が薄くなり、ハンドリングが不安定になったりします。

頻繁に二人乗りをするのであれば、「社外製リアサスペンション」への交換を強くおすすめします。

これらのメーカーから出ているカブ用サスペンションの多くは、「プリロード調整機能」が付いています。これはバネの初期荷重を調整できる機能で、一人乗りの時は弱めて乗り心地を良くし、二人乗りの時は強めて沈み込みを防ぐ、といった使い分けが可能になります。交換費用はパーツ代で1万〜2万円程度ですが、走りの安定感と快適性は価格以上に向上します。特にカーブでのふらつきが解消されるので、運転に余裕が生まれますよ。

タイヤの空気圧とメンテナンスの重要性

カスタムパーツにお金をかける前に、誰でも無料でできて、かつ命に関わる最も重要なメンテナンスがあります。それが「タイヤの空気圧調整」です。

バイクのタイヤは、乗る人の体重や荷物の重さを「空気」で支えています。二人乗りで重量が増える場合、それに見合っただけの空気を補充してあげないと、タイヤは潰れて変形してしまいます。

空気圧不足のリスク

  • バースト(破裂):タイヤが波打つように変形(スタンディングウェーブ現象)し、異常発熱して破裂する最悪のケース。
  • 操縦性の悪化:ハンドルが重くなり、思い通りに曲がれない。
  • 燃費の悪化:転がり抵抗が増え、ガソリンを余計に消費する。

クロスカブのスイングアーム(チェーンカバー付近)には、規定空気圧が書かれたラベルが貼ってあります。そこには必ず「1名乗車時」と「2名乗車時」の数値が別々に記載されています。

一般的に、2名乗車時のリアタイヤの空気圧はかなり高めに設定されています(例:225kPa〜250kPaなど ※年式により異なるため実車を確認してください)。ガソリンスタンドで給油するついでに、「今日は二人乗りだから空気圧チェック!」と習慣づけることが、安全運転の第一歩です。

また、重量増によってドライブチェーンも引っ張られやすくなります。「ガチャガチャ」という音が大きくなったらチェーンが伸びている証拠ですので、早めにバイク屋さんで調整してもらいましょう。

運転が難しい?安全な走行のコツと手順

110ccのエンジンは約8馬力。そこに大人二人分の体重が乗るわけですから、正直に言って走りは「重い」です。一人乗りの時のような軽快な加速は期待できません。しかし、特性を理解して運転すれば、十分に交通の流れに乗って安全に走ることができます。

1. ブレーキングは「リア重視」で

一人乗りの時はフロントブレーキ主体の操作が良いとされますが、二人乗りの時は後ろに荷重がかかっているため、リアブレーキが非常によく効き、ロックしにくい状態になっています。

逆にフロントブレーキを強くかけすぎると、車体が前のめり(ノーズダイブ)になり、同乗者が運転者にのしかかってきて怖がらせてしまいます。「リアブレーキで車体全体を沈み込ませるように減速し、最後にフロントで調整する」イメージを持つと、同乗者の頭がガクガク揺れないスムーズな停止ができます。

2. 発進と停止の「合図」

バイクが最も不安定になるのは、タイヤが回っていない「停止中」や「乗り降り」の瞬間です。

乗り降りの手順:

  1. 運転者が先にまたがり、フロントブレーキを握り、両足で地面を踏ん張る。
  2. 「乗っていいよ」と声をかける。
  3. 同乗者がステップに足をかけ、肩につかまって乗り込む。
  4. 同乗者が座って落ち着いてから、スタンドを払う。

この手順を省略すると、同乗者がステップに体重をかけた瞬間にバイクごと倒れる「立ちごけ」のリスクが高まります。降りる時も同様に、運転者が完全に支えてから降りてもらうようにしましょう。

3. トルクバンドを使って加速する

排気量が小さいので、高いギアのまま低い速度から加速しようとすると、エンジンがガタガタとノッキングを起こして加速しません。早めにシフトダウンを行い、エンジンの回転数を少し高めに保って、力強いところ(トルクバンド)を使って走るのがコツです。特に上り坂の手前では、失速する前に勇気を持って3速、あるいは2速に落とす判断が重要です。

クロスカブ110の二人乗りについてのQ&A

クロスカブ110の二人乗りについてのQ&A

最後に、クロスカブ110で二人乗りを検討している方からよく頂く質問をQ&A形式でまとめました。疑問をすっきり解消して、安全なタンデムライフを始めましょう!

クロスカブ50(50cc)でも二人乗りはできますか?

残念ながらできません。

クロスカブ50は「原付一種」という区分になり、法律で二人乗りが禁止されています。シートを長いものに変えたり、ステップを付けたりしても違法改造・違反走行(定員外乗車)となります。二人乗りができるのは、黄色またはピンクナンバーの「クロスカブ110」のみです。

子供を後ろに乗せても大丈夫ですか?何歳からOKですか?

年齢制限はありませんが、身長の目安はあります。

道路交通法では同乗者の年齢制限はありません。しかし、安全上の観点から「同乗者用ステップに足が届くこと」が必須条件とされています。また、子供用のヘルメットを正しく着用できる首の強さも必要です。小さなお子様を乗せる場合は、子供用タンデムベルト(運転者と体を固定するもの)を必ず使用して、脱落防止を徹底してください。

二人乗りをすると保険料は高くなりますか?

基本的には変わりませんが、補償内容の確認が必要です。

クロスカブ110の大きなメリットである「ファミリーバイク特約(自動車保険のオプション)」を使用している場合、追加料金なしで二人乗り中の事故も補償対象になるケースがほとんどです。ただし、「自損傷害型」か「人身傷害型」かによって、同乗者の怪我に対する補償の手厚さが異なります。万が一に備えて、同乗者もしっかり守れるプラン(人身傷害型など)に入っているか、保険会社に確認することをおすすめします。

二人乗りだと燃費はすごく悪くなりますか?

多少落ちますが、それでも驚異的な低燃費です。

一人乗りでリッター65km走る場合、二人乗りでストップ&ゴーを繰り返すとリッター50km〜55kmくらいまで落ちることがあります。それでも一般的な車やバイクに比べれば圧倒的に低燃費です。「二人で割れば交通費はほぼタダ」みたいな感覚で遊びに行けるのも、カブの魅力ですね。

クロスカブ110の二人乗りで広がるバイクライフ

色々と細かい注意点をお話ししてきましたが、これらはすべて「安全に楽しむため」の準備です。準備さえ整えば、クロスカブ110での二人乗りは、あなたのバイクライフを何倍にも広げてくれる素晴らしい体験になります。

高速道路には乗れません。スピードもそんなに出ません。でも、だからこそ見える景色があります。
裏道の素敵なお店を見つけたり、海沿いの堤防でバイクを止めて夕日を見たり、コンビニで買ったホットスナックを半分こしたり。そんな日常の延長線上にある小さな冒険こそが、クロスカブというバイクの真骨頂だと私は思います。

「一人で乗るには十分だけど、二人で乗るにはちょっと工夫が必要」。そんな愛らしい相棒と一緒に、ぜひ大切な人を後ろに乗せて、新しい思い出を作りに出かけてみてください。きっと、いつもの道が違って見えるはずですよ。

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