知っていましたか?ハンターカブに荷物を積む際、ただ無造作に載せるだけでは、車体に致命的な傷をつけるだけでなく、走行バランスを崩す原因にもなるんです。
こんにちは。デジタルバイクライブラリーの「ゆう」です。
ハンターカブでツーリングやキャンプに行く際、もっと荷物を積みたい、でも見た目もかっこよくしたいと悩んでいませんか。今回はハンターカブのセンターキャリアのおすすめ製品や選び方について詳しく解説していきます。
純正風デザインからコスパ重視のアイテム、装着時の傷対策、プロテクターの活用、リアキャリアやカスタムパーツとの併用までまとめてお届けしますね。
これを読めばあなたの用途にぴったりのキャリアが見つかるはずです。
- ハンターカブに適合する人気センターキャリアの特徴と選び方
- JA55型とJA65型の年式による適合確認の重要性
- 荷物の摩擦から車体を守るための具体的な傷対策と保護アイテム
- リアキャリアや関連パーツと組み合わせた積載力の拡張方法
ハンターカブのセンターキャリアのおすすめ製品

ハンターカブの無限のポテンシャルをさらに引き出すために絶対に欠かせないのが、実用性とルックスを高い次元で兼ね備えたセンターキャリアの存在です。
ここでは、数あるアフターパーツ市場の製品の中から、特に多くのライダーからの評価が高く、私自身も自信を持って提案できる珠玉のアイテムを厳選してご紹介しますね。それぞれのメーカーが持つ独自の強みや開発思想、そして年式による適合の違いについてもしっかりと確認し、後悔のないパーツ選びの参考にしてください。
H2Cのタフな純正風デザイン
タイホンダ系ブランドがもたらす圧倒的な一体感と安心感
まず最初にご紹介したいのが、タイホンダ系のアクセサリーブランドとして絶大な人気を誇るH2C(エイチツーシー)の製品です。なんといっても最大の魅力は、純正オプションと見紛うほどの圧倒的な一体感ですね。
ハンターカブという車体が本来持っているデザインの意図を一切邪魔することなく、まるで工場出荷時からそこにあったかのように自然に馴染む設計は、H2Cならではの強みと言えます。タイホンダの正規アクセサリーというバックボーンがあるため、品質への信頼性も高く、初めてのカスタムパーツとしても非常に選びやすいアイテムかなと思います。
極太パイプワークによるアドベンチャーテイストの強烈なアピール
H2C製センターキャリアの視覚的な最大の特徴は、他社製品と比較しても一際目を引く「極太のパイプワーク」にあります。ハンターカブの持つ無骨でタフなアドベンチャーテイストをさらに一段階引き上げ、足元にどっしりとした重厚感をプラスしてくれます。
車体のデザインバランスを崩したくない、とにかくルックス重視で選びたいという方には、真っ先におすすめしたいアイテムです。この太いパイプは見た目だけでなく、太めのタイダウンベルトや荷掛けフックをしっかりとホールドできるという実用的なメリットも兼ね備えています。
積載能力と日常の使い勝手を両立した絶妙なサイズ感
センターキャリアは大きければ良いというものではありません。大きすぎると乗車時に足が当たってしまい、ライディングの妨げになるからです。H2Cのキャリアは、ニーグリップ(足首でのホールド)や乗降時の足の取り回しを阻害しない、絶妙なサイズ感で設計されています。
ちょっとしたレインウェアを挟んだり、小型のツーリングバッグを固定したりするのに十分なスペースを確保しつつ、街乗りでのストレスを感じさせない作りは高く評価されています。
ボルトオンで完了するスマートなインストールプロセス
カスタムパーツにおいて「取り付けやすさ」は非常に重要な要素です。H2Cのセンターキャリアは、付属のボルトを使用して既存のフレーム穴に固定するだけのシンプルなボルトオン設計となっています。特殊な工具や大掛かりな加工を必要としないため、休日の空き時間にDIYでサクッと装着できる手軽さも魅力ですね。
ただし、海外からの輸入品となるため、販売店によっては在庫切れで納期が長くかかるケースもある点は少しだけ注意が必要かもしれません。
H2Cのセンターキャリアのポイント
極太パイプによるタフなデザインと、車体との見事な一体感が特徴です。純正ライクなルックスを求める方に最適の選択肢となります。
SP武川の高品質な専用キット
国内4ミニカスタムの老舗が放つ卓越した製造技術
次におすすめしたいのが、国内の4ストロークミニバイク向けカスタムパーツの名門として確固たる地位を築いている、SP武川(SPタケガワ)のセンターキャリアキットです。数十年にわたりホンダのカブ系エンジンやフレームを知り尽くした老舗メーカーならではの、一切の妥協を許さない精緻な設計と品質の高さが随所に光りますね。
安価な海外製パーツとは一線を画す、日本のクラフトマンシップを感じられる仕上がりは、所有する喜びを大きく高めてくれます。
DIYメンテ派も納得する寸分の狂いもないフィッティング精度
アフターパーツを取り付ける際、「穴の位置が微妙に合わない」「無理やり押し込まないとネジが締まらない」といったトラブルはよくある話です。しかし、SP武川の製品においてそのような心配は無用と言っていいでしょう。
ボルトオンで確実かつ美しく装着できるフィッティングの精度の高さは、ご自身でDIYカスタムを楽しむ私たちにとって非常にありがたいポイントです。無駄なストレスなく、ピタッと所定の位置に収まる快感は、高精度な専用キットならではの特権です。
過酷な環境にも耐えうる溶接の美しさと強靭な耐久性
ハンターカブは林道ツーリングやキャンプなど、未舗装路を含むハードな環境で酷使されることが多いバイクです。そのため、キャリアには常に強い振動と負荷がかかります。
SP武川のセンターキャリアは、スチール製のメインパイプに美しく均一な溶接が施されており、長期間使用しても溶接割れなどが起きにくい優れた堅牢性を誇ります。日本中の過酷なツーリングルートを走り回るヘビーユーザーの方でも、安心して長く使い込める信頼性の高さは、価格以上の価値があるかなと思います。
機能美を追求した実用的なデザインと拡張性
見た目の美しさだけでなく、積載物を固定するためのフックポイントの配置や、荷物が滑り落ちにくい形状の工夫など、徹底的に「使うこと」を想定した機能美もSP武川の魅力です。
また、同社から販売されている他のアルミ削り出しパーツやカスタムメーターなどと組み合わせることで、車体全体の統一感を高め、ワンランク上の上質なカスタマイズを楽しむためのベースパーツとしても非常に優秀な役割を果たしてくれます。
田中商会の高コスパな実用品
東南アジアの過酷な環境から生まれた「ベトナムキャリア」の歴史
実用性を最優先しつつ、なるべく導入コストを抑えたいという合理的な考えを持つ方には、田中商会(TANAKA)のベトナムキャリアがうってつけです。そもそもこの「センターキャリア」というパーツは、東南アジア(特にベトナムなどの物流現場)における凄まじい過積載のニーズに応えるために考案されたという歴史的背景があります。
そのため、古くからのカブ愛好家の間では親しみを込めて「ベトナムキャリア(ベトキャリ)」と呼ばれ続けている由緒正しいアイテムなのです。
実用性に特化することで実現した驚異的なコストパフォーマンス
田中商会の製品は、まさにそのベトナムキャリアの原点とも言える、装飾を削ぎ落としたプレーンな設計を採用しています。無駄なデザインや過剰な表面処理を省き、純粋に「荷物を挟む・載せる」という機能だけに特化することで、他のブランドには真似できない圧倒的なコストパフォーマンスを実現しています。
初めてのカスタムでなるべく予算をかけたくない方や、まずはセンターキャリアの使い勝手を試してみたいというエントリー層にとって、これ以上ない強力な味方となってくれます。
日常のちょっとした積載で大活躍する絶妙な利便性
高級感や重厚感といった点では他社製品に一歩譲るかもしれませんが、実用面での不満は全くありません。ツーリング中の急な雨に備えてレインウェアをバインダーに挟んでおいたり、休憩時に購入したペットボトル飲料やちょっとした小物を仮置きしたりと、日常的な使い方であればこれで十分すぎるほどの役割を果たしてくれます。
シンプルだからこそ使い手が自由にアレンジできる余白があるのも、この製品の隠れた魅力の一つかなと思います。
浮いた予算でさらなるカスタムの夢を広げる戦略的アプローチ
田中商会のベトナムキャリアを選択して初期投資をグッと抑えることができれば、その浮いた数千円の予算を他のパーツに回すという賢い戦略が取れます。
例えば、夜間の視認性を上げるLEDフォグランプの資金の足しにしたり、スマートフォンホルダーやUSB電源といった必須のユーティリティパーツを充実させたりと、限られたお小遣いの中で車体全体の利便性を総合的にアップグレードするための、非常に賢い選択肢と言えるのではないでしょうか。
アウトスタンディングの汎用品
カブ系専門ショップがプロデュースする信頼のクオリティ
コストと品質のバランスを最も重視する、目の肥えたミドル層のユーザーから手堅い支持を得ているのが、カブ系専用パーツを豊富に扱うアウトスタンディング(アウトスタンディングMC)の「ベトナムキャリア タイプ2」です。
専門店ならではの豊富なノウハウとユーザーの声をフィードバックして開発されたこの製品は、安かろう悪かろうの無名ブランド品とは一線を画す、しっかりとした作り込みが魅力です。痒いところに手が届く、実用性と品質の絶妙な落とし所を突いた良品ですね。
足元を精悍に引き締めるブラックアウトされたスチールパイプ
この「タイプ2」の視覚的な特徴は、剛性の高いスチールパイプ全体に施された、マットな質感のブラックコーティングです。
シルバーのメッキパーツとは異なり、太陽光の反射を抑えたブラックアウトされたルックスは、ハンターカブのエンジン回りやアンダーガードの黒色と見事にマッチし、車体の足元をグッと引き締めて精悍な印象を与えてくれます。過度に主張しすぎない、大人のカスタマイズを好むライダーにぴったりなデザインかなと思います。
導入のハードルを下げる7,000円台という魅力的な価格設定
品質の高さと引き締まったルックスを備えながらも、販売価格帯が約7,250円前後(※時期により変動あり)に抑えられている点は特筆すべきポイントです。
1万円を超えるプレミアムなキャリアと、数千円の激安キャリアのちょうど中間に位置するこの価格設定は、「安すぎるのは不安だけど、そこまでお金はかけられない」という多くのユーザーの心理的なハードルを絶妙にクリアしています。お財布に優しく、かつ満足度も高いという理想的なバランスを実現しています。
バネ付きフック(通称ネズミ捕り)を排除したフラットな積載面
昔ながらのスーパーカブ用のベトナムキャリアには、書類などを挟むためのバネ付きフック(その形状からネズミ捕りと呼ばれることも)が付いていることが多いですが、アウトスタンディングのタイプ2はあえてこれを採用せず、フラットな面を強調した設計になっています。
これにより、小型の防水バッグやタクティカルポーチなどをベルトでしっかりと縛り付ける際にも邪魔にならず、現代のツーリングスタイルに即したフラットで使いやすい積載スペースを提供してくれます。
| ブランド | 製品の主な特徴 | 価格帯の目安 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|---|
| H2C | 純正風の極太パイプでタフな一体感 | 約12,000円〜 | ルックスとブランドの安心感を最優先したい方 |
| SP武川 | 高精度なフィッティングと強靭な耐久性 | 約14,000円〜 | DIYでの確実な装着と長期的な堅牢性を求める方 |
| 田中商会 | 無駄を削ぎ落とした圧倒的な高コスパ | 約3,500円〜 | とにかく安く導入し、浮いたお金を他に回したい方 |
| アウトスタンディング | 品質と価格のバランスが取れたブラック仕様 | 約7,250円〜 | 派手すぎない大人のカスタムと実用性を両立したい方 |
※表内の価格や仕様はあくまで一般的な目安です。購入時期や販売店、送料の有無によって変動する可能性があるため、正確な情報は公式サイトや各ECモールの販売ページを必ずご確認くださいね。
JA55とJA65の確実な適合確認
エンジン刷新に伴うマイナーチェンジがもたらした車体の変化
インターネット上でセンターキャリアを購入する際に、絶対に忘れてはいけない、そして最も初歩的かつ重大なミスに繋がりやすいのが、ご自身の車両の年式(型式)の適合確認です。ハンターカブには、2020年に鮮烈なデビューを果たした初期型「JA55」と、2022年の厳しい排ガス規制をクリアするためにエンジンを新設計したマイナーチェンジ以降の「JA65」という、大きく分けて2つの世代のモデルが存在しています。
JA65ではエンジンのボア・ストローク比が変更され、右側のクランクケースカバーの形状が変わり、オイルフィルターが新たに追加されるなど、心臓部周辺に大きなアップデートが施されました。
メインフレーム側のマウントポイントの連続性と共通性
エンジン周辺の形状は変わりましたが、幸いなことにカスタムパーツの選定において極めて重要となる「メインフレーム側のマウントポイント(取り付け用のボルト穴の位置や寸法)」に関しては、ホンダの設計の連続性が保たれています。
つまり、センターキャリアの固定に用いられるレッグシールド内側やメインフレーム下部の基本的なジオメトリは維持されているのです。そのため、先ほど紹介したアウトスタンディング製品のようにJA55とJA65の両モデルに共通して適合する専用設計として販売されているキャリアも市場には多数存在しています。
クリアランス不足による干渉トラブルを未然に防ぐために
しかし、「マウントポイントが同じだから何でも付く」と油断するのは禁物です。製品のパイプの取り回しや、下部への張り出し具合によっては、JA65型でわずかに大きくなったエンジンカバー等とのクリアランス(隙間)が厳しくなり、最悪の場合は走行中の振動でパイプとエンジンが激しく接触してしまうケースも稀に存在します。
このような物理的な干渉トラブルを避けるため、購入前には必ずメーカーの公式ページや商品詳細欄で「JA55/JA65両対応」あるいは「JA65専用」といった明確な適合表記を指差し確認することが、専門的な観点からも強く推奨されます。
公的データに基づく正確な情報収集と専門家への相談の推奨
ご自身のバイクがJA55なのかJA65なのかは、車検証(軽自動車届出済証)や自賠責保険の証書、あるいは車体のフレームナンバーを見ることで確実に判別できます。もしパーツの適合に少しでも不安を感じた場合は、決して自己判断で強引に取り付けようとせず、購入元のショップやホンダの正規ディーラーに相談してください。
車体の基本仕様や変更点については、メーカーの公式情報(出典:本田技研工業『CT125 主要装備』)などの一次情報を参照することで、より安全で確実なパーツ選びが可能となります。
年式適合に関する重大な注意点
カスタムパーツの取り付け可否は、車両の年式だけでなく個体差や、すでに装着されている他のパーツとの兼ね合いにも影響されます。最終的な適合判断や安全性の担保は、専門知識を持ったプロのメカニックにご相談いただくことを強く推奨します。
ハンターカブのセンターキャリアのおすすめ活用法

ご自身の年式に適合するお気に入りのセンターキャリアを見つけて無事に装着できたら、次はそれをいかに快適に、そして長期間にわたって美しく愛用していくかが重要になってきます。ここでは、実際に荷物を積載して走り出した後に多くの人が直面する現実的な課題と、車体を傷から守るための具体的な工夫、さらには他のカスタムパーツと組み合わせた便利なシステム拡張のアイデアについて、深く掘り下げていきましょう。
荷物との摩擦による傷対策
空冷単気筒エンジン特有の心地よい鼓動感がもたらす裏の顔
センターキャリアを使い始めると、その便利さに感動する一方で、多くの人がすぐに直面するのが「積載した荷物とキャリアの摩擦による傷」という物理的な問題です。ハンターカブに搭載されている空冷4ストローク単気筒エンジンは、低回転からトコトコと力強く粘る、単気筒特有の非常に心地よい鼓動感(微振動)を持っています。
しかし、このライダーを笑顔にするエンジンの鼓動こそが、硬い金属のキャリアに載せた荷物を絶えず揺さぶり続ける最大の原因となっているのです。
塗装剥離から赤錆発生へと至る避けられない劣化のメカニズム
センターキャリアに、硬質な金属製の工具箱や、プラスチック製のバックルを備えたツーリングバッグを直接固定したと想像してください。走行中の絶え間ないエンジン振動と、路面からの突き上げによる衝撃が荷物に直接伝播し、キャリアの金属表面と荷物がヤスリのように激しく擦れ合う現象が常時発生します。
大半のキャリアは粉体塗装などで強固にコーティングされていますが、長期間の局所的な摩擦には耐えきれず、やがて塗装が剥がれ、むき出しになったスチールに雨水が侵入して深刻な赤錆が発生してしまいます。
初期段階での事前の保護対策が愛車の寿命と美観を決定づける
一度深い錆が発生してしまうと、見栄えが著しく悪くなるだけでなく、金属自体の強度が低下し、最悪の場合はキャリアが破断する危険性すら生じます。せっかくの愛車ですから、きれいな状態を保ち、安全に使い続けるための対策は必須と言えます。
「傷がついてから直す」のではなく、「最初から傷がつかないように保護する」という予防的アプローチを取ることが、賢いハンターカブオーナーの鉄則です。このちょっとした手間の有無が、数年後のバイクのコンディションを天と地ほどに分けてしまうのです。
バッグ側の素材選びとパッキングの工夫による振動の緩和
キャリア側の保護だけでなく、載せる荷物側の工夫も重要です。金属製の箱を直置きするのではなく、底面にクッション性の高いネオプレン素材やゴム板を敷いたり、キャリアに積むバッグ自体を柔らかいターポリン素材の防水バッグ(ドライバッグ)にするなど、パッキングの段階で振動を吸収・分散させる工夫を取り入れることで、摩擦によるダメージを大幅に軽減することができます。こうした小さな気配りの積み重ねが、快適なツーリング環境を作り上げます。
カーボン調の保護テープ活用
安価で即効性のある手軽なDIY向け緩衝材の決定版
摩擦による傷や錆の発生を防ぐために、私が最も手軽で効果的だとおすすめしたいのが、市販の保護テープを活用したDIY対策です。中でも、幅3cm×長さ5m程度の汎用カーボン調保護テープは、コストパフォーマンスと作業性のバランスが極めて高く、多くのライダーに愛用されています。価格も1,000円前後(送料別)とお手頃なので、キャリアを購入する際にECサイトで同時にポチッと揃えておくのが、一番無駄のない賢いお買い物術かなと思います。
ハサミ一本で自在に施工できる柔軟性と驚くべき保護効果
この保護テープの使い方は非常にシンプルです。特別な工具は一切不要で、ご家庭にあるハサミで必要な長さにカットし、荷物のバックルが直接触れるパイプ部分や、タイダウンベルトを引っ掛ける箇所にクルクルと巻き付ける(ラッピングする)だけです。
テープ自体に適度な厚みとクッション性があるため、金属同士が直接ぶつかるのを防ぐ物理的な緩衝材として、驚くほどの絶大な効果を発揮してくれます。不器用な方でも、数分あれば簡単に施工できるのが嬉しいですね。
車体の雰囲気にマッチするカーボン調デザインの視覚的メリット
単なる透明な養生テープや黒いビニールテープではなく、あえて「カーボン調」の保護テープを選ぶのには理由があります。カーボン柄が持つ特有のスポーティでメカニカルな質感が、ハンターカブのアドベンチャーな雰囲気や、キャリアのマットブラック塗装と非常に相性が良く、後付け感を最小限に抑えながらルックスを向上させてくれるからです。
「いかにも傷防止で巻いています」という野暮ったさがなく、まるで最初からそういうデザインのカスタムパーツであるかのように自然に馴染んでくれます。
定期的な点検と貼り替えで常にクリーンな状態を維持する
保護テープはあくまで消耗品です。長期間の雨風や紫外線に晒され、荷物との摩擦を身代わりになって受け止めることで、徐々に表面がすり減ったり、粘着力が弱まって剥がれてきたりします。
そのため、洗車やオイル交換などのメンテナンスのタイミングで定期的にテープの状態を点検し、ボロボロになっていたら潔く古いものを剥がして、新しいテープに貼り替えることを推奨します。5mもあれば何度でも貼り替えができるので、常にクリーンで美しい足元を維持することができますよ。
堅牢な専用プロテクター装備
テープでは満足できないヘビーユーザー向けの強固な鎧
「テープを巻くだけの簡易的な対策では、林道でのハードな転倒や飛び石がちょっと不安…」「もっと本格的で無骨なアドベンチャー感を徹底的に演出したい」という、こだわりを持ったヘビーユーザーの方には、さらに上の次元の対策として「専用設計のセンタープロテクター」という選択肢を提示しておきます。
これは、カーボン調テープのような汎用品ではなく、ハンターカブのセンター部分を守るためだけに専用設計された、極めて堅牢な鎧のようなパーツです。
高価格帯アイテムならではの圧倒的な満足感とドレスアップ効果
このセンタープロテクターは、キャリア本体や車体のメインフレームのパイプに直接装着する、厚みのある樹脂製や硬質ラバー製のガードパーツです。市場価格は約15,000円前後と、センターキャリア本体よりも高額になるケースも珍しくありませんが、その分、積載物とキャリア、そして車体そのものを物理的ダメージから強固に保護してくれる絶対的な安心感があります。
また、ボルトの造形やロゴの配置など、細部にまでこだわったデザインは、装着した際のドレスアップ効果と所有欲を満たす満足感において群を抜いています。
車体のメインフレームそのものを致命的なダメージから守る役割
ハンターカブはアンダーボーンフレームという構造上、ライダーの両足の間にある太いメインフレームがむき出しになっています。もし乗車時にブーツの金具を引っ掛けたり、重い荷物を誤って落としてしまったりすると、この車体の骨格であるフレームの塗装に直接傷がついてしまいます。
専用のプロテクターを装備することは、単にセンターキャリアを保護するだけでなく、バイクの心臓部を守るフレームガードとしての極めて重要な機能的役割も同時に果たしているのです。
用途と予算のバランスを見極めた戦略的なパーツ投資
手軽なカーボン調テープで必要十分な保護を行うか、それとも高価な専用プロテクターを導入して強固な防御とルックスを手に入れるか。これはどちらが正解というわけではなく、あなたがハンターカブをどのようなステージで走らせ、どれくらいの予算をカスタムに投入できるかという、ライフスタイルの問題です。
まずは安価なテープから始めてみて、物足りなさを感じたらプロテクターへとステップアップしていくというのも、無駄のない賢いパーツ投資の道のりかなと思います。
リアキャリアとの積載力拡張
車体中央へのマスの集中化がもたらすハンドリングの安定
センターキャリアを導入する物理的かつ力学的な最大のメリットは、質量の大きな重い荷物(テント、ペグ、工具、予備燃料など)を、車体の重心位置に最も近い、極めて低い場所に固定できる点にあります。オートバイの運動性能において、重量物の配置はハンドリングに直結します。
重い荷物を車体後方の高い位置(リアキャリアの上)ばかりに積むと、テコの原理でフロントタイヤの接地感が希薄になり、カーブや横風で車体がフラフラと不安定になってしまいます。センターキャリアを使って重いものを車体中央に集める(マスの集中化)ことで、前後輪の理想的な重量配分を保ち、素直で安全なステアリング特性を維持できるのです。
リアキャリアの追加カスタムによる圧倒的な積載容量の確保
センターキャリアでマスの集中化を図りつつ、さらに全体の積載容量を飛躍的に高めるためには、リア回りのカスタムも並行して総合的に設計することが求められます。例えば、より広くフラットな荷台面積を持つアフターパーツのリアキャリア(MAD MAX製のMr Quickリアキャリアなど)に換装することで、寝袋や大型のクーラーボックスといった嵩張る(体積の大きい)荷物を安定して積載できるようになります。
重いものはセンターへ、軽いけれど大きいものはリアへ、という荷物の適材適所が、快適なキャンプツーリングの基本となります。
ハードケースやパニアケースの導入による全天候型システムの構築
リアキャリア周りのさらなる拡張として、雨風を完全にシャットアウトし、鍵をかけて防犯性も高められる「大型のハードケース(リアボックス)」や、車体の側面に装着する「パニアケース」の需要も非常に高まっています。
これらをセンターキャリアと組み合わせることで、ハンターカブは数日間のロングツーリングにも難なく対応できる、無敵の全天候型アドベンチャーマシンへと進化を遂げます。
サイドスタンドの強化による不整地での駐輪安定性の確保
積載力を極限まで高めた際に絶対に忘れてはならないのが、足回りのサポートパーツです。荷物を満載にした重い車体を、土や砂利などの不整地でサイドスタンドだけで支えるのは非常に危険で、ちょっとした風や傾斜でバイクが倒れてしまうリスクがあります。
これを防ぐために、地面との接地面積を広げる「ワイドアジャストスタンド」や「サイドスタンドプレート」の導入は、積載システムを強化する上でセットで考えるべき必須の安全対策パーツであると断言できます。
ヘルメットホルダーの移設
積載力の大幅アップに伴って顕在化する構造上の新たなジレンマ
センターキャリアや大型リアボックスを追加して、理想的な積載システムを構築した際に、多くのハンターカブオーナーが不意に直面する意外な落とし穴があります。それが「ヘルメットホルダーへのアクセスが絶望的に悪化する」という構造上のジレンマです。
ハンターカブの純正ヘルメットホルダーは、シートの左側後方という、車体のやや奥まった位置に配置されています。荷台が空の時は問題ないのですが、リアキャリアに大きな荷物を満載にすると、その荷物が覆い被さってしまい、ヘルメットのDリングを金具に引っ掛ける作業が物理的に極めて困難になってしまうのです。
無理な脱着がもたらすヘルメットへのダメージとライダーの疲労
ツーリング先での休憩や観光のたびに、いちいちリアの荷物を少しズラしたり、無理な体勢で手を探り入れたりしてヘルメットをロックするのは、想像以上のストレスになります。
また、無理な角度でヘルメットをぶら下げると、大切なヘルメットの塗装面がリアサスペンションや荷物と擦れて傷だらけになってしまうリスクも高まります。せっかく荷物をたくさん積んで自由な旅を楽しむためのカスタムが、休憩時のイライラを生んでしまっては本末転倒ですよね。
アフターパーツを活用した使い勝手の劇的な改善アプローチ
この積載とヘルメットロックのジレンマを解決するための最もスマートな方法が、アクセスしやすい別の場所に後付けのヘルメットホルダーを移設(増設)するというアプローチです。
幸いなことに、オートバイ用品市場には、ハンドルバーのパイプ部分にクランプで固定する汎用タイプや、メーターの横、あるいはフロントキャリアのサイドフレームなどにボルトオンで装着できる車種専用の移設キットが数多く流通しています。これらを活用すれば、荷物の量に関わらず、いつでも立ったままの自然な姿勢でサッとヘルメットを固定できるようになります。
トータルでの利便性を俯瞰するカスタムプランニングの重要性
このように、オートバイのカスタマイズというものは、一つのパーツ(センターキャリア)を追加すると、それが別の不便さ(ヘルメットホルダーへのアクセス難)を生み出し、さらに別のパーツ(移設キット)が必要になるという、連鎖的な波及効果を持っています。
これからセンターキャリアを導入しようと考えている方は、単に荷物が積めるようになることだけでなく、「その結果、普段の使い勝手はどう変わるのか?」を一歩先まで見越して、利便性を損なわないためのトータルなカスタムプランを立てておくことが、失敗しないための極意です。
ハンターカブのセンターキャリアに関するよくある質問(Q&A)

- センターキャリアを付けると、乗り降りのときや運転中に足が当たって邪魔になりませんか?
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ぶっちゃけ、最初はちょっと気になります(笑)。ハンターカブ特有の「スッと足を通す」乗り方はどうしてもやりにくくなるので、よっこいしょって足を高く上げてまたぐ感じになりますね。でも、数日乗れば人間の体って勝手に慣れちゃうんですよ。
わたしの場合、よく山口の山道をツーリングするんですが、足元にホールドできる場所(センターキャリア)ができるおかげで、カーブでの踏ん張りが効いて逆に車体との一体感が増したなって感じています。ただ、そこに大きすぎる荷物をドカンと積むとさすがに邪魔で運転しづらいので、スマートなパッキングをしちゃいましょう!
- 雨の日に走ったりすると、やっぱりすぐ錆びちゃいますか?
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正直に言いますね、スチール製なので放っておくと普通に錆びます!特に荷物を固定するバックルやフックが擦れる部分は、どんなに分厚いコーティングでもいずれ剥がれて、そこから赤錆がコンニチハしてきます。わたしが普段やっているのは、本文でも熱く語った「カーボン調テープ」での事前保護と、雨上がりの簡単な拭き上げです。
もしちょっと錆びてきちゃったなーと思ったら、ホームセンターの黒のタッチペンでちょんちょんと塗ってごまかすのも、無骨な道具感が出て良い味になるかなと思います(笑)。
- 実際、センターキャリアにはどんなものを積むのが一番便利ですか?重いものもいける?
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メーカー推奨の積載量はだいたい1kg〜2kg程度なので、重いテントとか予備のガソリン携行缶をガンガン積むのは正直キツイです(笑)。重いものは素直にリアキャリアに任せましょう。
わたしが実際に使っていて一番便利だなと実感するのは、「すぐに取り出したいもの」の定位置にすることですね。急な雨に備えたカッパや、ちょっと喉が渇いたときのペットボトル、あとは冬場の厚手のグローブとか。小さな防水バッグをキャリアに固定して小物入れにしちゃうと、いちいちバイクから降りてリアボックスを開ける手間が省けるので、ツーリング中の快適さが爆上がりしますよ!
ハンターカブのセンターキャリアのおすすめ総括
自身のライフスタイルに応じた最適な選択肢の再確認
いかがでしたでしょうか。今回は、ハンターカブが持つ無限のポテンシャルを解放し、積載性とデザイン性を劇的に向上させるセンターキャリアについて、その奥深い魅力や各メーカーの比較、そして購入後に絶対に知っておきたい実践的な運用テクニックまでを網羅的にお伝えしてきました。
ハンターカブのセンターキャリアのおすすめ製品は、車体との一体感とタフな見た目を最優先するなら「H2C」、DIYでの装着の安心感と長期的な堅牢性を求めるなら「SP武川」、そして初期投資を抑えて実用性を極限まで追求するなら「田中商会」や「アウトスタンディング」といったように、ご自身のツーリングスタイルやお財布事情に合わせて最適なものを選択するのが、一番後悔のない正解ルートとなります。
事前の傷対策とシステム統合がもたらす豊かで安全なバイクライフ
そして、最後にもう一度だけ強く念押ししておきたいのが、どのブランドの素晴らしいキャリアを選んだとしても、カーボン調保護テープなどを用いた「傷対策」は、パーツ装着とセットで必ず実行していただきたいということです。単気筒エンジンの振動を甘く見てはいけません。このわずか数分の手間で、あなたの愛車とキャリアは数年後も美しい状態を保ち続けることができます。
また、リアキャリアの拡張やヘルメットホルダーの移設など、車体全体の利便性を俯瞰した統合的なアプローチを取ることで、カスタムの満足度は何倍にも跳ね上がります。
正解のないカスタムの旅を全力で楽しむためのメッセージ
ハンターカブ(CT125)は、オーナーの工夫やアイデア次第で、街乗りのお洒落なコミューターから、地球の裏側まで走っていけそうな重装備のアドベンチャーマシンまで、いかようにも姿を変える稀有で素晴らしいモーターサイクルです。今回ご紹介した知識やノウハウをベースにしながらも、最後はあなた自身の直感とワクワクする気持ちを大切にして、世界に一台だけの、あなた専用の最高なハンターカブを作り上げてください。
用途に合ったパーツを選び抜き、愛情を持ってしっかりと保護しながら運用することで、これからのバイク旅はもっと豊かで、もっと刺激的なものになるはずです。これからも安全運転で、素晴らしい景色に出会うためのツーリングを満喫しましょう!
