こんにちは。デジタルバイクライブラリー、運営者の「ゆう」です。
グロムは125ccのコンパクトな車体で街乗りに最高ですが、そのまま長距離を走ったりキャンプツーリングに行こうとすると、積載スペースが足りなかったり、お尻が痛くなったりと、色々な悩みに直面しますよね。
もっと荷物を積めるようにキャリアを付けたり、フルパニア化したり、快適に走るためのシート対策やスクリーン選びなど、グロムのツーリング仕様に関する工夫を知りたいという声はたくさんあります。
また、エンジンの振動対策やスマホ用のUSB電源、いざという時の持ち物やパンク修理キットなど、長距離を安心して楽しむための準備も大切になってきます。
この記事では、そんなお悩みをスッキリ解決し、あなたの愛車を最高のツアラーへと進化させるための実践的なアイデアをご紹介していきますね。
- 長距離やキャンプに対応できる積載能力の拡張方法
- 長時間の走行でもお尻が痛くなりにくいシート対策
- 風やエンジンの振動による疲労を軽減するカスタム術
- トラブルに備えて準備しておくべき必須の持ち物
快適なグロムのツーリング仕様の作り方

グロムのツーリング仕様を完成させるための第一歩は、なんといっても積載力のアップと身体への負担を減らす工夫です。限られたスペースを最大限に活かしつつ、長時間乗っても疲れにくい環境をどうやって作っていくのか、具体的なアプローチを見ていきましょう。

キャンプツーリングの積載術と工夫
キャンプ道具一式をグロムに積むとなると、あの小さな車体ではかなり頭を悩ませるポイントですよね。何でもかんでも後ろに積み上げればいいというわけではなく、限られた空間をいかに立体的に、そしてバランス良く使うかが重要になってきます。

重量バランスを意識したパッキング
基本中の基本として、重量があってキャンプ場に着くまで絶対に使わないもの(テント、寝袋、コットなど)は、リア側のメイン積載スペースにがっちりと固定します。一方で、走行中の休憩時に飲みたい水筒や、到着してすぐに使いたい調理器具、急な雨に備えたレインウェアなどは、アクセスしやすいサイドバッグに振り分けるというパッキング術がおすすめです。
重い荷物はなるべく車体の中央寄りの低い位置にセットするのが、走行中のバランスを崩さない最大のコツですね。高い位置に重いものを積むと、カーブを曲がる時や横風を受けた時に車体が大きく振られてしまい、運転していて非常に疲れてしまいます。
防水対策も忘れずに
また、山の天気は変わりやすいので、荷物の防水対策も欠かせません。布製のシートバッグを使う場合は、中身をあらかじめドライバッグ(防水袋)に入れておくと安心です。万が一の雨でも、寝袋や着替えが濡れてしまうという最悪の事態を防ぐことができますよ。
グロムの荷物を増やすリアキャリア
グロムで積載力を飛躍的にアップさせるための土台として、絶対に欠かせないのが頑丈な金属製リアキャリアの装着です。純正状態では荷物をくくりつけるフックすら乏しいため、まずはここから手をつけるのがセオリーかなと思います。
日常の使い勝手を損なわない選び方
市場にはキタコやエンデュランスなど、様々なメーカーから専用品が出ていますが、ただ荷物を載せる面積を広げるだけでなく、日常の使い勝手を損なわない工夫がされているパーツを選ぶのがポイントです。例えば、キャリアを装着すると純正のヘルメットホルダーが荷物に干渉して使いにくくなることがよくあります。そのため、オプションでヘルメットロックを増設できるタイプのキャリアを選ぶと、ツーリング先での観光や食事の際にとても重宝します。
リアキャリアには、メーカーごとに安全のための最大積載量(耐荷重)が設定されています。大体3kg〜5kg程度のものが多いですが、走行中の振動による金属疲労やフレームへのダメージ、そして何より安全なハンドリングに関わるため、規定の重量を決して超えないよう注意してパッキングしてくださいね。最終的な安全確保はライダーご自身の判断となります。
キャリアベースとしての役割
また、後々トップケース(ハードケース)を装着することを視野に入れている場合は、ケースのベースプレートをしっかりとボルト留めできる、パイプ径が太く平らな面積が広いキャリアを選ぶと失敗が少ないですよ。
>>グロムのリアボックスがダサい理由と3つの解決策!代用カスタム術
グロムのカスタムでフルパニア化
さらに圧倒的な積載量を確保し、長期のキャンプツーリングにも対応したいなら、リアボックスと両サイドのハードケースを組み合わせた「フルパニア化」が最強のスタイルです。グロムの小さな車体にフルパニアなんて大げさでは?と思うかもしれませんが、実は理にかなったメリットがたくさんあるんです。

低重心化による圧倒的な安定感
大きなシートバッグを高く積み上げると重心が上がり、どうしてもフラつきやすくなります。しかし、両サイドにハードケース(例えばGIVIのE22Nなど)を装着することで、荷物の重さを車体の下半分に分散させることができます。(出典:本田技研工業株式会社『GROM』)で紹介されているような、グロム本来のライダーの意図に忠実な軽快なハンドリング特性を活かすためにも、サイドケースを使って重心を低く保つことは非常に有効です。これにより、横風やコーナリング時にも車体がフラつかず、荷物満載でも安定した走行性能をキープすることができます。
防犯性と雨天への強さ
ハードケースのもう一つの大きな魅力は、鍵がかかることによる高い防犯性と、ゲリラ豪雨でも中身が絶対に濡れない防水性です。サービスエリアでの休憩や、観光地でバイクを離れる際にも、荷物の心配をしなくて済むのは精神的にかなりラクになりますよ。ただし、車幅が純正よりもかなり広くなるため、渋滞時のすり抜けなどは非常に危険です。車幅感覚には十分注意して運転してくださいね。

痛いシートの対策とおすすめアイテム
長距離を走ると、どうしてもお尻が痛くなってくるのがグロムの宿命かもしれません。スポーツ走行や足つき性を意識した硬めで細身の純正シートは、座る面積が狭いため、骨盤の坐骨結節という部分に体重が集中しやすく、血流が悪くなって神経を圧迫してしまうんです。
ゲル内蔵クッションで手軽に体圧分散
手軽で即効性のある対策としては、特殊な衝撃吸収ゲルを内蔵したクッションシートを純正シートの上から被せる方法があります。特に「ゲルザブD」のような、オフロードバイクなどの細身のシート向けに設計されたモデルは、グロムのシート形状にもフィットしやすくおすすめです。お尻にかかる圧力が点から面へと分散されて、痛みが劇的に和らぐので、長距離ツーリングのお守りとして一つ持っておくと重宝しますよ。
カスタムシートへの換装という選択肢
外部にクッションを付けると見た目が少し野暮ったくなるから嫌だ、という方には、シートそのものをツーリングに適した構造のものへまるごと交換してしまうアプローチがベストです。例えば、ノイワットダン24などの海外製カスタムシートの中には、足つきを良くするためのローダウン仕様でありながら、内部に「高反発ウレタン」を仕込むことで、底付きを防いで長距離の快適性をアップさせているものもあります。ドレスアップ効果も高いので、車体の雰囲気を変えたい方にもピッタリですね。
グロムが疲れる原因とスクリーン対策

高速道路には乗れない125ccのグロムですが、バイパスや見晴らしの良い幹線道路を時速60kmで長時間巡航していると、走行風の空気抵抗が全身にのしかかってきます。グロムのようなネイキッドスタイルのバイクは風を遮るものがないため、上体を支えるための首や背筋、腹筋がじわじわと疲弊してしまうんですよね。
ウインドスクリーンで風の流れを変える
この見えない敵である空気抵抗を減らすには、フロント周りにウインドスクリーン(防風シールド)を装着するのが一番効果的です。スクリーンがあるだけで、これまで胸やお腹に直接当たっていた風がヘルメットの上や肩の外側へスッと抜けていくので、長時間の巡航が驚くほどラクになります。風による疲労感の軽減効果は、一度体験するとスクリーン無しには戻れなくなるほどですよ。
クランプバー付属モデルの恩恵
アフターパーツのスクリーンを選ぶ際は、デイトナ製品などに代表される「クランプバーが標準で付属しているタイプ」を選ぶのが個人的にはすごくおすすめです。グロムのハンドル周りはスペースが限られているので、スクリーンを取り付けつつ、同時にスマホホルダーやUSB電源をマウントするための強固なバーが手に入るのは、まさに一石二鳥のカスタムと言えますね。
グロムをツーリング仕様にする必須装備

車体のハード面が整ったら、次は道中の安全と快適性をサポートする装備や電装系のアイテムについて考えていきましょう。特に一人で遠出をする場合、山奥や通信圏外で何かトラブルがあっても、自力でなんとかできる最低限の準備をしておくことがとても大切ですね。
長距離ツーリングの持ち物と必須アイテム
何が起こるか分からない長距離の旅では、積載スペースとの相談になるため、持ち物の厳選がカギを握ります。急な天候の変化に備えたレインウェアやブーツカバーなどは基本中の基本ですが、意外と忘れがちで、かつ最悪の事態を防いでくれるのが予備のクラッチレバーとブレーキレバーです。
転倒時の自走不能リスクを下げる

ツーリングで疲れてくると、ふとした瞬間に立ちゴケをしてしまうことがあります。その際、レバーが根元から折れてしまうとクラッチ操作ができなくなり、完全に身動きが取れなくなってしまうリスクがあります。予備のレバーと交換用の工具さえあれば、10分程度で直して旅を続けられるので、絶対に持っておきたいお守りですね。
ツーリング中に持っておきたい基本装備の目安をまとめてみました。

| アイテム | 用途・目的 |
|---|---|
| レインウェア上下・防寒着 | 急な雨や、標高が上がって気温が下がった時の体温低下を防ぐ |
| 予備のレバー類(左右) | 転倒による折損時に、自走不能状態を回避し安全に帰還するため |
| 車載工具・マルチツール | 出先でのミラーの緩み調整や、簡単なパーツ交換作業のため |
| タイラップ・ダクトテープ | カウルが割れた時など、あらゆる応急処置に使える万能アイテム |
| 大容量モバイルバッテリー | バイクのUSB電源が故障した際の、スマホ電源確保のバックアップとして |
単気筒エンジンの振動と確実な対策

グロムの空冷単気筒エンジンは燃費が良くて素晴らしいのですが、構造上どうしても高回転で回し続けると、細かく鋭い一次振動が発生します。この高周波振動がフレームを伝ってハンドルに届き、長時間握っていると手がジンジンと痺れてきてしまうことがあります。
ヘビーウエイトバーエンドの物理的効果
この不快な振動を抑え込むには、純正の軽いバーエンドを「超ヘビーウエイトバーエンド」へ交換するのがとても効果的です。ハンドルバーの末端に重たい金属のウェイトを付けることで、ハンドル全体の固有振動数が変わり、特定の回転数で共振するのを防いでくれます。物理的に振動の振幅を抑え込み、角の取れたマイルドな鼓動感に変えてくれるので、スロットルを一定に保つ右手首の疲労感がグッと減りますよ。
防振グローブとの合わせ技
バーエンドの交換に加えて、手のひら部分にゲルや厚手のウレタンなどの衝撃吸収材が縫い込まれたツーリング用の防振グローブを併用するとさらに完璧です。この二段構えの対策をしておけば、長距離を走った後の疲労感がまるで違ってくるはずです。
スマホ充電に必須なUSB電源の増設
今やGoogleマップなどの地図アプリを使うためのスマートフォンは、ツーリングにおける絶対的な生命線です。画面を常時点灯させてGPSを受信し続けるとバッテリーはあっという間に無くなってしまうため、USB電源の増設はグロムをツーリング仕様にする上で最優先でやっておくべきカスタマイズと言えます。
アクセサリー電源から安全に配線する

USB電源を取り付ける際、バッテリーのプラスとマイナスに直接繋ぐ(バッ直)のは避けた方が無難です。常に電気が流れている状態になるため、うっかりスマホを繋ぎっぱなしにしたり、雨水が侵入してショートしたりすると、バッテリーが上がってエンジンがかからなくなってしまいます。
配線作業は、キーをONにした時だけ電気が流れる「アクセサリー電源(ACC電源)」から取るのが鉄則です。デイトナの「D-UNIT」などの電源取り出しリレーを使うと、元の配線を傷つけずに安全かつスッキリと複数の電装品(USBポートやグリップヒーターなど)を追加できるのでおすすめですよ。
防水カバー付きを選ぶ
また、ツーリング中は急な雨に降られることもあるので、USBポート自体にしっかりとゴム製の防水カバーが付いているバイク専用品を選んでくださいね。ポートの中に水が溜まると故障の原因になります。
パンク修理キットと車載工具の準備
どんなに気をつけていても防ぎきれない出先でのトラブルの筆頭が、釘や金属片の踏み抜きによるタイヤのパンクです。ロードサービスに加入しているから安心、と思うかもしれませんが、携帯の電波が届かない林道や山奥では自力でなんとかするしかありません。
チューブレス用修理キットとCO2ボンベ

グロムの純正タイヤはチューブレス仕様なので、外側からゴムのプラグ(パッチ)を差し込んで穴を塞ぐタイプのパンク修理キットが使えます。これに加えて、修理後にタイヤへ空気を一気に充填できるCO2(二酸化炭素)ボンベのセットをシート下やバッグの底に必ず忍ばせておきましょう。これがあるだけで、絶望的な状況からとりあえず自走できる状態まで復帰できます。
最低限の車載工具を厳選する
また、パンクの異物を抜くためのペンチや、ミラーの増し締め用のスパナ(10mmと12mm)、カウルを外すための六角レンチなど、自分のバイクのよく使うネジのサイズに合わせたコンパクトな車載工具セットを作っておくことも重要です。
パンク修理キットによる処置は、あくまで「安全な場所やバイクショップまで自走して退避するための応急処置」です。高速走行は避け、無事に街まで辿り着いたら、最終的な安全の判断と本格的な修理(またはタイヤ交換)はプロの専門家にご相談くださいね。
よくある質問!グロムツーリングのぶっちゃけQ&A
- 125ccでの長距離ツーリングって、正直パワー不足を感じませんか?
-
ぶっちゃけ、バイパスの長い上り坂や、流れの速い幹線道路では「あともう少しパワーがあれば!」と思う瞬間はあります。でも、グロムの軽さを活かして早めにシフトダウンし、しっかりエンジンを回してあげれば、意外と周りのペースについていけちゃうんですよね。むしろ、下道でのんびり景色を楽しみながら走る分には、この使い切れるパワー感が最高に気持ちいいんです。大きなバイクに無理について行こうとせず、焦らずマイペースで行くのが一番ですね。
- キャンプ道具をフル積載すると、重さでグロムの走りが全然変わっちゃうって本当ですか?
-
はい、これは本当です。特にリアキャリアの最後端に重い荷物をドカンと積むと、フロントタイヤの接地感が薄くなって、ハンドリングがフワフワして少し怖く感じることがあります。だからこそ、重いテントや飲み水はなるべくシートの真ん中寄り、自分の背中スレスレの位置に積むのが私なりの鉄則です。重心さえ前寄りの低い位置に意識してパッキングできれば、重さがあっても山道のコーナーを普段通りスイスイ楽しく曲がれますよ。
- ゲルザブなどのクッションやカスタムシートに対策しても、結局お尻は痛くなりますか?
-
正直にお答えしますね。どんなに完璧な対策をしても、1日中ずっと乗りっぱなしだとやっぱりお尻は限界を迎えます。クッションを使えば痛くなるまでの時間は劇的に延ばせますが、決して無敵になるわけではありません。なので、私自身が実践している最強の対策は「1時間ごとに必ずバイクから降りて歩く」ことです。道の駅で温かいお茶を飲んだり、軽く屈伸したりして血流を良くするだけで、夕方になった時の疲労感が全く違ってきますから、ぜひ意識して休憩をとってみてくださいね。
最高のグロムのツーリング仕様で旅へ
いかがだったでしょうか。グロムはそのままでも楽しいバイクですが、少し手を加えるだけで驚くほど頼もしいツアラーへと進化を遂げます。積載能力のアップから始まり、お尻の痛みや走行風といった身体的な疲労対策、そして万が一のトラブルへの備えまで、しっかりとインフラを整えることで、125ccとは思えないほど遠くへ、快適に行くことができるようになります。

原付二種ならではの自由な旅を
大型のアドベンチャーバイクではUターンすら躊躇してしまうような、見知らぬ細い林道の奥底や、日本の原風景が残る路地裏の景色にも、グロムなら気軽に鼻先を突っ込んでいくことができます。この「どこへでも寄り道できる軽快さ」こそが、グロムツーリングの最大の醍醐味かなと思います。
今回ご紹介したアイデアを参考に、ぜひあなた専用の完璧なツーリング仕様を組み上げてみてください。準備が整ったグロムを前にすると、きっと週末が待ちきれなくなるはずですよ。安全運転で、日常を離れた最高のバイク旅を楽しんできてくださいね!
>>グロムの燃費が悪い?原因を徹底解説し劇的に改善する完全ガイド
