こんにちは。デジタルバイクライブラリーの「ゆう」です。
ゴールドウイングの燃費を調べると、カタログ燃費だけでなく、街乗りや高速道路での実燃費、満タンからの航続距離、DCTとMTの違い、レギュラーとハイオクのどちらを入れるべきかまで気になりますよね。
さらに、燃費が悪いと感じたときの原因や、GL1500・旧型GL1800・F6B・F6Cとの比較も、購入前には押さえておきたいところです。
ゴールドウイングは1,833ccの水平対向6気筒と約400kgの車体を持つ大型ツアラーですが、得意な高速巡航では想像以上に燃料を効率よく使います。
この記事では、SC79型を中心に、市街地と高速道路の目安、DCTの特徴、燃費を伸ばす走り方、点検すべき項目をわかりやすく整理します。
燃費以外の購入判断では、車体の重さや取り回し、タイヤ交換費用も見逃せません。
あわせてゴールドウイングで後悔しないための購入前チェックも確認すると、所有後の負担までイメージしやすくなります。
- カタログ燃費と実燃費の違い
- 満タン時の航続距離の目安
- DCTとMTで燃費が変わる理由
- 燃費悪化を防ぐ走り方と整備
ゴールドウイングの燃費と実燃費

まずは、現行のSC79型を中心に、カタログに載っている燃費と実際の走行で期待できる燃費を整理します。ゴールドウイングは走る場所による差が大きいバイクなので、ひとつの数字だけで良し悪しを決めないことが大切ですよ。
カタログ燃費と実燃費の目安
現行世代のゴールドウイングは、総排気量1,833ccの水冷4ストロークOHC水平対向6気筒エンジンを搭載しています。最高出力は126PS、最大トルクは170N・mという堂々たる仕様です。それでいて、60km/hの定速走行を想定した定地燃費値は27.0km/L。車格から受ける印象より、かなり優秀な数字ですよね。(出典:Honda公式サイト「Gold Wing Tour 主要諸元」)
ただし、定地燃費値は一定速度で走る試験値です。信号待ち、加速、減速、上り坂、気温、荷物などが含まれる普段の走行では、そのまま27.0km/Lになるわけではありません。より実走行に近いWMTCモード値では、年式や仕様、測定条件によって17km/L台から18km/L台とされてきました。一方、最新年式の公式環境仕様では、アイドリングストップ機能をオフにした条件で14.9km/Lと記載される例もあります。
年式が違う燃費値は単純比較できません。排出ガス規制への対応、試験条件、装備、アイドリングストップの設定などが異なるためです。中古車を比較するときは、同じ年式と同じ測定方法の数値を確認してください。
| 項目 | Gold Wing Tour DCT | ベースグレードMT |
|---|---|---|
| 総排気量 | 1,833cc | 1,833cc |
| 定地燃費値 | 27.0km/L | 27.0km/L |
| WMTCの代表値 | 18.2km/L | 17.7km/L |
| 燃料タンク容量 | 21L | 21L |
| 車両重量の代表値 | 約389kg | 約366kg |
実燃費の一般的な目安は、街乗りで13〜16km/L、流れのよい一般道で17〜20km/L、高速道路で20〜25km/Lほどです。もちろん、これはすべての車両に当てはまる保証値ではありません。それでも、ゴールドウイングは高速巡航で本領を発揮するという傾向は読み取りやすいかなと思います。

燃費計の表示と満タン法の計算結果には差が出ることがあります。より現実に近い数字を知りたい場合は、同じ給油口位置まで満タンにし、走行距離を給油量で割る満タン法を数回続けて平均を取るのがおすすめです。
市街地と高速道路での違い
ゴールドウイングの実燃費は、市街地と高速道路でかなり変わります。これは、1,800ccを超えるエンジンと約400kgの車体を、停止状態から何度も加速させるには大きなエネルギーが必要だからです。信号の多い市街地では、発進するたびに燃料を多く使い、低速走行では巨大なフェアリングの空力性能も十分に生かせません。
市街地や渋滞路では、13〜16km/L前後がひとつの目安です。短距離走行が中心だと、エンジンが暖まり切る前に目的地へ着くため、さらに悪化することもあります。エアコンはありませんが、電装品の使用、頻繁な加減速、二人乗り、荷物の量なども負荷になります。数字だけを見ると「燃費が悪い」と感じるかもしれませんが、排気量と重量を考えれば不自然な値ではありません。
一方、郊外の一般道で信号が少なく、一定の速度を保てる場面では17〜20km/L程度まで伸びやすくなります。太いトルクがあるため、無理に回転数を上げなくても流れに乗れます。DCTなら早めに高いギアへ入り、低回転を保ちやすいのも強みですね。
高速道路では、80〜100km/h程度で穏やかに巡航すると20〜25km/Lを狙えるケースがあります。クルーズコントロールを使い、速度変化を小さくすると燃料消費が安定します。ただし、速度を上げるほど空気抵抗は急激に増えます。ゴールドウイングは前面投影面積が大きいため、110km/h付近を超えるような速度域では燃費が目に見えて落ちやすいです。

| 走行環境 | 実燃費の目安 | 燃費に影響する要素 |
|---|---|---|
| 市街地・渋滞 | 13〜16km/L | 発進停止、短距離、低速走行 |
| 郊外の一般道 | 17〜20km/L | 信号の少なさ、一定速度 |
| 高速道路 | 20〜25km/L | 巡航速度、向かい風、積載 |
向かい風、雨、冬場の低温、上り坂、タンデム、満載のパニアケースなどでも数値は変わります。同じ車両でも走行条件が違えば数km/L変わるので、他人の最高記録だけを基準にしないほうが安心ですよ。
航続距離は満タンで何キロか
現行SC79型の燃料タンク容量は21Lです。理論上の航続距離は、燃費に21を掛ければ求められます。たとえば実燃費が18km/Lなら378km、20km/Lなら420kmです。高速道路を穏やかに巡航して25km/Lまで伸びれば、計算上は525kmに届きます。
ただし、燃料を完全に使い切る前提で走るのは現実的ではありません。ガソリンスタンドが少ない地域、渋滞、迂回、強い向かい風を考えると、残量に余裕を持たせる必要があります。私は、実用上の給油タイミングは300〜350km前後をひとつの基準に考えるのが無理のない使い方かなと思います。

| 実燃費 | 21Lでの理論航続距離 | 余裕を持った見方 |
|---|---|---|
| 13km/L | 273km | 200km台前半で給油を検討 |
| 15km/L | 315km | 250km前後で給油を検討 |
| 18km/L | 378km | 300km前後で給油を検討 |
| 20km/L | 420km | 330〜350kmで給油を検討 |
| 25km/L | 525km | 条件のよい高速巡航時 |
旧型GL1800は25Lタンクでしたが、現行型では21Lへ小さくなりました。容量だけを見ると航続距離が短くなったように感じますよね。しかし、エンジンのフリクション低減、車体の軽量化、空力の改善などによって燃費が向上したため、約400kmというツアラーらしい航続距離を維持しやすくなっています。
航続距離はタンク容量だけでは決まりません。21Lの現行型は、旧型より小さいタンクでも、高い燃費性能によって長距離移動に必要な給油間隔を確保しています。
ロングツーリングでは、目的地までの距離だけでなく、次の給油所までの距離を確認しておくと安心です。高速道路ではサービスエリアのガソリンスタンドが24時間営業とは限らず、地方では早い時間に閉まる店舗もあります。燃料警告が点灯してから探すより、休憩と給油をまとめる計画がゴールドウイングには合っています。
DCTとMTの燃費を比較
現行世代では、7速DCTと6速MTが設定された時期があります。一般的には「自動変速は燃費で不利」と思われがちですが、ゴールドウイングではDCTの代表的なWMTCモード値が18.2km/L、MTが17.7km/Lとされ、DCTがわずかに上回る例があります。

DCTは、四輪車の一般的なトルクコンバーター式ATとは仕組みが異なります。2組のクラッチを使い、次のギアをあらかじめ待機させて素早く変速するため、動力伝達のロスを抑えやすい構造です。発進後は走行状況に合わせて早めにシフトアップし、水平対向6気筒の太いトルクを生かして低回転で走れます。(出典:Honda公式サイト「Gold Wing Tour 主な特徴」)
興味深いのは、DCTの7速とMTの6速が同じ0.521というトップギア比を持つ点です。DCTは最高段をさらに高くしたのではなく、低中速側を細かく刻むことで、変速ショックを減らしながら適切な回転数を選びやすくしています。高速巡航では、どちらも低い回転数を保ちやすい設計です。
| 比較項目 | 7速DCT | 6速MT |
|---|---|---|
| 変速操作 | 自動または手動選択 | クラッチとシフト操作 |
| 代表的なWMTC値 | 18.2km/L | 17.7km/L |
| トップギア比 | 0.521 | 0.521 |
| 市街地での特徴 | 早めの変速を維持しやすい | 操作次第で差が出やすい |
| 取り回し支援 | 微速前後進機能あり | 電動リバース採用例あり |
ただし、実燃費の差はライダーの操作や道路状況で簡単に逆転します。MTで早めにシフトアップし、アクセルを滑らかに開ければ好燃費を出せます。反対に、DCTでもスポーツモードで高回転を多用したり、急加速を繰り返したりすれば燃費は悪化します。
DCTを選ぶ価値は、燃費差だけではありません。渋滞で左手の負担が少なく、約400kgの車体を駐車場所で動かすウォーキングスピードモードも便利です。燃費を最優先して選ぶというより、長距離での疲れにくさと操作の安定性を含めて判断するのがよいと思います。
レギュラー指定の維持費メリット
ゴールドウイングは、1,833ccの大型エンジンを搭載しながら、無鉛レギュラーガソリン指定です。輸入大型ツアラーや高性能バイクではハイオク指定も珍しくないため、この点は日常的な維持費で大きなメリットになります。
圧縮比は10.5で、電子制御燃料噴射のPGM-FIや燃焼室形状、点火制御を組み合わせ、レギュラーガソリンで性能を発揮できるよう設計されています。長距離ツーリングでは1回の給油量が多くなりやすいため、1Lあたりの価格差が小さくても、年間では積み重なります。

年間の燃料費は、年間走行距離÷実燃費×1Lあたりの価格で計算できます。たとえば年間1万km、実燃費18km/Lなら使用量は約556Lです。ハイオクとの価格差が1Lあたり10円なら、単純計算で年間約5,560円の差になります。
だからといって、ハイオクを入れれば必ず燃費や出力が向上するわけではありません。レギュラー指定車は、指定燃料で本来の性能を発揮するよう設計されています。ハイオクに洗浄剤が含まれる場合はありますが、費用差に見合う効果が必ず出るとは限りません。
基本は取扱説明書に記載された指定燃料を使う。これが最も確実です。年式や輸出仕様によって条件が異なる可能性もあるため、中古車や並行輸入車では車体のラベルと取扱説明書を確認してください。
誤った燃料の使用はエンジン不調や故障につながる可能性があります。正確な情報はHonda公式サイトや車両の取扱説明書をご確認ください。燃料系統の異常やノッキングが気になる場合、最終的な判断はHonda販売店などの専門家にご相談ください。
ゴールドウイングの燃費改善と歴代比較

ここからは、燃費が想定より悪いときに確認したい原因と、燃費を伸ばす走り方、歴代モデルの違いを見ていきます。急に数値が落ちた場合は乗り方だけでなく、タイヤやブレーキなど車両側の不調が隠れていることもあります。
燃費が悪いときに疑う原因
いつもより燃費が悪いと感じたら、まずは計測条件をそろえてみましょう。給油量のばらつき、走行距離の短さ、気温、渋滞、向かい風、タンデム、荷物などによって、1回の給油結果は大きく変わります。1回だけの数値で故障と判断せず、同じ測り方を数回続けて平均を見るのが基本です。
特に冬は、暖機中の燃料が増え、空気密度やタイヤ空気圧も変化します。近所への短距離移動が多いと、エンジンが適温になる前に停止するため、ロングツーリングより燃費が悪くなりやすいです。季節が変わった直後の低下なら、故障ではなく走行条件の違いかもしれません。
車両側で最初に確認したいのは、タイヤの空気圧、エアクリーナー、スパークプラグ、エンジンオイル、ブレーキの引きずりです。ゴールドウイングは車重が大きいため、わずかな転がり抵抗の増加でも燃料消費に影響します。キャリパーピストンの動きが悪く、パッドがローターに触れ続けていると、常に軽くブレーキをかけた状態になります。
- 渋滞や短距離走行が増えていないか
- タイヤ空気圧が指定値を下回っていないか
- エアクリーナーやプラグが劣化していないか
- オイル粘度や交換時期が適切か
- ブレーキの引きずりや異常発熱がないか
- パニアケースや積載物が増えていないか

急加速を楽しめる余裕のあるエンジンですが、スロットルを大きく開ければ当然燃料噴射量も増えます。DCTのスポーツ寄りのモードでは高い回転数を維持しやすいため、同じ道でも通常モードより燃費が下がることがあります。故障を疑う前に、最近の走行モードや操作を振り返ると原因が見つかるかもしれません。
走行後に片側のホイールだけ異常に熱い、焦げたにおいがする、車体を押したときに重い、警告灯が点灯するといった症状がある場合は、燃費確認より安全点検を優先してください。無理に走行を続けず、販売店や整備資格を持つ専門家へ相談しましょう。
燃費を伸ばす走り方と速度
燃費を伸ばす基本は、急発進を避け、速度変化を小さくすることです。ゴールドウイングは低回転から170N・mの大きなトルクを発揮するため、アクセルを深く開けなくても十分に加速できます。前方の信号や交通の流れを早めに読み、加速と減速を繰り返さない走り方が合っています。
高速道路では、80〜100km/h程度の範囲で一定速度を保つと好燃費になりやすいです。クルーズコントロールは、無意識の速度変化を減らすのに役立ちます。ただし、上り坂で設定速度を保とうとするとスロットルが大きく開くため、必ずしもすべての場面で最小燃費になるわけではありません。長い上り坂では、周囲の流れを乱さない範囲で速度低下を許容したほうが燃料を抑えられる場合があります。
速度が高くなると、空気抵抗は急激に増えます。大きなスクリーンとフェアリングはライダーの疲労を減らしてくれますが、正面から受ける風の力そのものが消えるわけではありません。特に110km/hを超えるような巡航では、燃費より移動時間を優先する走りになりやすいです。
燃費を狙うなら、トップギアに入れることより、無駄な加減速を減らすことが重要です。低すぎる回転数でエンジンに無理をさせるより、車両が滑らかに進む回転域を使いましょう。
積載物も見直したいポイントです。トップケースやサイドケースはゴールドウイングの魅力ですが、不要な荷物を積みっぱなしにすると重量が増えます。ケースの外側に大きな荷物を固定すると、空気抵抗も増えやすいです。ツーリング前に必要な物だけを選び、左右の重量バランスも整えましょう。

アイドリングストップを備えるDCT仕様では、市街地の長い信号待ちで燃料消費を抑えられます。ただし、短時間の停止や頻繁な再始動が気になる状況では、無理に使う必要はありません。安全性や操作のしやすさを優先し、そのうえで燃費を整える。この順番が大切ですよ。
タイヤ空気圧と整備の重要性
ゴールドウイングの燃費管理で、もっとも手軽で効果を確認しやすいのがタイヤ空気圧です。約400kgの車体にライダー、同乗者、荷物が加わるため、タイヤには大きな荷重がかかります。空気圧が低いとタイヤが余計に変形し、転がり抵抗と発熱が増えます。その結果、燃費だけでなく操縦安定性やタイヤ寿命にも悪影響が出る可能性があります。
空気圧は、走行でタイヤが温まる前の冷間時に測るのが基本です。月に1回程度に加え、長距離ツーリングの前、二人乗りや積載を行う前にも確認したいところ。指定値は年式やタイヤサイズで異なる可能性があるため、スイングアーム付近などのラベルや取扱説明書を確認してください。
水平対向6気筒は、スパークプラグを6本使用します。プラグが摩耗すると火花が弱くなり、燃焼の安定性が落ちることがあります。交換には部品代だけでなく作業時間もかかるため後回しにしたくなりますが、始動性の低下、アイドリングの乱れ、加速のもたつきがあるなら点検候補です。
エアクリーナーが詰まると、エンジンが必要な空気を吸いにくくなります。エンジンオイルが劣化したり、指定より極端に硬い粘度を使ったりすると、内部抵抗が増える場合もあります。純正指定に合う油脂を適切な周期で交換することが、結果的に燃費とエンジンの状態を守ります。
| 点検項目 | 燃費への影響 | 確認の目安 |
|---|---|---|
| タイヤ空気圧 | 転がり抵抗が増える | 月1回と長距離前 |
| スパークプラグ | 点火と燃焼が不安定になる | 指定交換時期と症状で判断 |
| エアクリーナー | 吸気効率が低下する | 汚れや走行環境を確認 |
| エンジンオイル | 内部抵抗が増える可能性 | 指定距離・期間に従う |
| ブレーキ | 引きずりで走行抵抗が増える | 押し歩きと異常発熱を確認 |
燃費改善だけを目的に、指定外のタイヤ空気圧へ過度に高めるのはおすすめできません。接地感や制動性能が変わる可能性があるからです。メーカー指定値の範囲で管理することが最優先です。
整備時期や指定空気圧、油脂類の規格は車両ごとに異なります。正確な情報は公式サイト、取扱説明書、メンテナンスノートをご確認ください。安全に関わる作業の最終的な判断は、Honda販売店や整備士などの専門家にご相談ください。
GL1500と旧型GL1800の燃費
中古のゴールドウイングを検討しているなら、GL1500と旧型GL1800の燃費も気になりますよね。どちらも水平対向6気筒ですが、燃料供給方式、車重、タンク容量、変速機の設計が異なるため、現行型と同じ感覚では比較できません。
1988年に登場したGL1500は、1,520ccの水平対向6気筒を採用した重要な世代です。定地燃費値は26.1km/L、燃料タンク容量は23L。定地燃費だけを見ると現行型に近いですが、キャブレター仕様であり、実際の市街地では12km/L前後まで下がる例もあります。車両の経年状態やキャブレターの同調、点火系、タイヤなどによる個体差も大きいです。
2001年に登場した旧型GL1800のSC47型は、排気量を1,832ccへ拡大し、PGM-FIを採用しました。定地燃費値は20.0km/L、タンク容量は25L、装備重量は425kgが代表値です。燃費そのものは現行SC79型に及びませんが、大容量タンクによって航続距離を確保する考え方でした。
| モデル | 排気量 | タンク容量 | 定地燃費値 | 車両重量の代表値 |
|---|---|---|---|---|
| GL1500 | 1,520cc | 23L | 26.1km/L | 約410kg |
| 旧型GL1800 | 1,832cc | 25L | 20.0km/L | 約425kg |
| 現行SC79 Tour | 1,833cc | 21L | 27.0km/L | 約389〜391kg |
歴代モデルの比較で大切なのは、定地燃費値だけを並べないことです。GL1500はキャブレター、旧型GL1800は5速MTが中心、現行型は6速MTや7速DCTを採用しています。現行型では車体の軽量化、4バルブ化、ローラーロッカーアーム、ピストンの低摩擦処理、空力の改善などが積み重なり、タンクを小さくしながら航続距離を維持しています。

中古車では、カタログ上の世代差より車両状態が重要になる場合もあります。タイヤ、ブレーキ、プラグ、エアクリーナー、燃料系統が良好な個体と、整備が止まっていた個体では、同じ型式でも燃費に差が出ます。購入時は燃費記録だけでなく、整備履歴と保管状態を確認したいですね。
F6BとF6Cの燃費性能
F6BとF6Cは、旧型GL1800系の水平対向6気筒エンジンを生かしながら、外装や積載装備を見直した派生モデルです。ツアラーとしての装備を減らすことで軽量化され、ベースとなるゴールドウイングとは違う燃費傾向を持っています。
F6Bは、リアの大型トップケースを省いたバガースタイルです。車両重量は約392kg、燃料タンクは25L、定地燃費値は21.8km/L。フル装備の旧型GL1800より軽く、ユーザーの走行例では高速巡航で18〜20km/L前後、満タンで470〜480kmほど走れたという報告もあります。
F6Cは、フェアリングや大型ケースを外したマッスルクルーザーです。車両重量は約342kgまで軽くなり、タンク容量は22L、定地燃費値は25.0km/L。実燃費でも20km/L前後が報告されることがあり、水平対向6気筒のモデルとしては燃費を伸ばしやすい構成です。
| モデル | スタイル | タンク容量 | 定地燃費値 | 車両重量 |
|---|---|---|---|---|
| F6B | バガー | 25L | 21.8km/L | 約392kg |
| F6C | クルーザー | 22L | 25.0km/L | 約342kg |
| 旧型GL1800 | フルツアラー | 25L | 20.0km/L | 約425kg |
ただし、F6Cは大きなフェアリングを持たないため、高速道路でライダーが受ける風圧は増えます。車体が軽いから燃費がよいという単純な話だけではなく、巡航速度や姿勢、追加スクリーンの有無でも変わります。F6Bは積載性と防風性を残し、F6Cは軽快さを優先したモデルと考えるとわかりやすいです。
どちらを選ぶにしても、発売から年数が経過した中古車では整備状態が燃費を左右します。とくにタイヤの銘柄や空気圧、ブレーキの引きずり、燃料噴射の状態を確認したいところです。燃費だけでなく、欲しいスタイル、積載量、高速道路での快適性まで含めて選びましょう。
ゴールドウイングの燃費に関するQ&A
- ゴールドウイングの実燃費はどれくらいですか?
-
一般的な目安として、市街地では13〜16km/L前後、流れのよい一般道では17〜20km/L前後、高速道路では20〜25km/L前後です。正直、約400kgの車体と1,833ccのエンジンを考えると、高速道路で20km/Lを超えるなら十分優秀だと私は思います。ただし、渋滞や気温、積載量、走り方で数km/L変わるため、1回の給油結果だけで判断しないほうがいいですね。
- 満タンで何kmくらい走れますか?
-
現行型の燃料タンクは21Lなので、実燃費18km/Lなら理論上は約378km、20km/Lなら約420kmです。ただ、燃料を使い切る前提で走るのは不安があります。私なら300〜350km前後を給油の目安にして、地方や夜間を走るときはさらに早めに入れます。スタンドを探しながら走るロングツーリングは、正直かなり落ち着かないですからね。
- DCTとMTではどちらの燃費がよいですか?
-
カタログ上では、DCTのほうがわずかに良好な数値を示す年式や仕様があります。ただし、実際の燃費はアクセル操作や走行モード、道路状況で簡単に逆転します。正直、自分なら数km/Lにも満たない差より、渋滞や長距離での疲れにくさを重視してDCTを選びます。クラッチ操作を楽しみたい人ならMTも魅力的なので、燃費だけで決めないほうが後悔しにくいですよ。
- ゴールドウイングにハイオクを入れる必要はありますか?
-
国内仕様は基本的に無鉛レギュラーガソリン指定です。ハイオクを入れたからといって、燃費や馬力が必ず向上するわけではありません。私なら余計な期待をせず、取扱説明書どおりの燃料を入れます。長距離では給油量も多くなるので、レギュラー指定なのは地味ですがありがたいポイントですね。並行輸入車や年式の異なる車両は指定が違う可能性があるため、車体表示も確認してください。
- 燃費が急に悪くなったら故障ですか?
-
すぐに故障とは限りません。渋滞、短距離走行、冬場の暖機、向かい風、タンデム、荷物の増加でも燃費は悪化します。まずは数回の給油で平均を確認し、タイヤ空気圧や走行モードを見直してみましょう。それでも急激な低下が続く、押し歩きが重い、ホイールが異常に熱いといった症状があるなら、ブレーキの引きずりなども考えられます。ここは無理に自己判断せず、早めに販売店で点検してもらうのが安心です。
- ゴールドウイングは燃費が悪くて維持できませんか?
-
街乗りばかりだと15km/L前後になることもあるため、燃費のよい小排気量車と比べれば負担は大きいです。ただ、高速道路中心なら20km/L前後を期待できる場面もあります。正直、燃料代だけなら想像より現実的かもしれません。それよりも、タイヤ交換や点検、保管場所などを含めた総維持費を確認したほうが大切です。年間走行距離と実燃費を使って、自分の使い方で計算しちゃいましょう。
- 燃費をよくするために空気圧を高めても大丈夫ですか?
-
燃費だけを狙って、メーカー指定値より過度に高くするのはおすすめできません。接地感や乗り心地、制動時の安定性が変わる可能性があります。私なら指定値を冷間時に測り、その範囲をきちんと維持します。燃費より安全が優先です。数値はあくまで一般的な目安なので、正確な情報は公式サイトや取扱説明書をご確認ください。車両の整備や安全に関する最終的な判断は、Honda販売店や整備士などの専門家にご相談ください。
ゴールドウイングの燃費まとめ
ゴールドウイングの燃費は、1,833ccの水平対向6気筒と約400kgの車体を考えると、かなり健闘しています。現行SC79型の定地燃費値は27.0km/L。実燃費は市街地で13〜16km/L、郊外の一般道で17〜20km/L、高速道路で20〜25km/Lほどが一般的な目安です。
21Lタンクの現行型は、実燃費18km/Lなら理論上378km、20km/Lなら420km走れます。余裕を持つなら、300〜350km前後で給油を考えると安心です。旧型よりタンクは小さくなりましたが、軽量化やエンジン効率、空力性能の向上によって、長距離ツアラーとして必要な航続距離を確保しています。
DCTとMTは、カタログ値だけならDCTがわずかに有利な例があります。ただ、実際の差は走り方で変わります。急加速を避け、80〜100km/h程度で速度を安定させ、空気圧やブレーキを良好な状態に保つことが、燃費を伸ばす近道です。
- 街乗り中心なら15km/L前後も想定する
- 高速巡航では20km/L超を狙いやすい
- 満タンの実用航続距離は300〜350kmが目安
- 指定燃料は基本的にレギュラーガソリン
- 空気圧とブレーキの点検を軽視しない
燃費の数字は、年式、測定条件、気温、道路、荷物、車両状態で変わります。今回の数値はあくまで一般的な目安として捉えてください。購入前はカタログ燃費だけで判断せず、自分が走る道が市街地中心なのか、高速道路中心なのかを考えると、給油回数や維持費をイメージしやすくなりますよ。
ゴールドウイングは、燃料を極端に節約するためのバイクではありません。それでも、圧倒的な快適性、積載性、水平対向6気筒の滑らかさを楽しみながら、高速道路では20km/L前後を期待できるのが魅力です。正確な最新仕様はHonda公式サイトと取扱説明書をご確認ください。車両の不調や安全に関わる判断は、販売店や整備士などの専門家に相談してください。

