こんにちは、デジタルバイクライブラリーのゆうです。
スーパーカブのマフラーを替えたいと思っても、ヨシムラやモリワキはどんな音なのか、自分のカブに付くのか、公道で使えるのか。気になることが次々に出てきますよね。
私がマフラー選びで最初に確認したいのは、音の好みよりも車両型式と公道使用の条件です。同じ「スーパーカブ110用」でも、JA44とJA59では適合が分かれます。製品を絞ってから、音、見た目、発進時の扱いやすさを比べると選びやすくなりますよ。
この記事では、純正との違い、形状ごとの特徴、人気メーカーの具体的な製品、交換時に必要なガスケットまで整理しました。あなたの使い方に合う一本を探していきましょう。
- 50・110・C125で異なるマフラーの適合条件
- 政府認証と騒音・排ガス基準の確認方法
- 純正品や人気メーカーの音・見た目・走りの違い
- 具体的な適合製品と交換用ガスケットの選び方
スーパーカブ用マフラーは適合と認証から

気に入った音や形の製品を見つけても、自分の車両に適合しなければ選べません。まずは型式を特定し、その型式で公道使用を想定した製品か確認しましょう。

50・110・C125の型式別適合
スーパーカブは車名が同じでも、世代によってエンジンや車体の構造、適用される排出ガス規制が異なります。「50用」「110用」という排気量だけでマフラーを選ぶのは避けたいところです。

確認に使うのは、車両の書類や車体の表示に記された型式・車台番号です。販売ページにある「対応車種・年式」に加え、メーカーが示す車両型式と車台番号の範囲まで照らし合わせてください。
| 車種 | 主な型式 | 購入前に見るポイント |
|---|---|---|
| スーパーカブ50 | AA04・AA09など | 50用でも型式、年式、プロ用との区別を確認 |
| スーパーカブ110 | JA10・JA44・JA59など | メーカーの適合表に自車の型式があるか確認 |
| スーパーカブC125 | JA48・JA58・JA71など | 同じ製品が複数型式に対応する場合も対象年式を確認 |
例えば、この記事で紹介するキタコのミニキャブトンマフラーには、AA09のスーパーカブ50用とJA59のスーパーカブ110用があります。名前が同じでも品番は別です。
JA44とJA59の両方を適合車種として明記する製品もあります。一方、JA44専用品をJA59へ流用できるとは限りません。見た目が近いことと、装着・認証の対象であることは別の話です。
JA10・JA44・JA59それぞれの車両側の違いを整理したい方は、スーパーカブ110の型式別の特徴をまとめた記事も参考にしてください。世代を確認してからマフラーの適合表を見ると、候補を絞りやすくなります。
C125もJA48、JA58、JA71で適合確認が必要です。複数型式に対応する製品なら、商品ページに自分の型式と対象年式の両方が書かれているか見てください。スーパーカブ110プロやクロスカブも、標準のスーパーカブ110と一括りにしないほうが確実です。
◆ゆうのワンポイントアドバイス
候補を見つけたら、車両の型式とマフラーの品番を一緒にメモしておくと比較が楽ですよ。音の動画を見て気に入っても、最後はメーカーの適合表に戻って確認しましょう。
政府認証と騒音・排ガス基準
公道で使うマフラーを選ぶなら、対象車両に適合する政府認証品かどうかを優先して確認しましょう。商品名に「政府認証」と書かれていても、その認証があなたの車両型式を対象にしていることが必要です。

JMCAによると、2010年4月1日以降に生産された車両に装着する交換用マフラーには、従来の近接排気騒音に加え、加速走行騒音の基準への適合が求められます。近接排気騒音は停止した車両の近くで測る音、加速走行騒音は定められた条件で走るときの音です。JMCAの騒音規制値の案内でも、車両の時期や区分ごとに基準が整理されています。(出典:JMCA「騒音規制値について」)
原付一種と原付二種について、同案内に示される2010年規制の近接排気騒音の基準は、それぞれ84dB、90dB、加速走行騒音はともに79dBです。ただし、自分のカブで許される音量を、この数字だけから判断することはできません。新車時の測定値に応じた相対値規制や、車両の製造時期による違いがあるためです。
ここで気を付けたいのは、「認証プレートが見当たらなければ、どの車両でも一律に違法」と決めつけないことです。古い車両には当時の規制が適用され、適合性を示す方法にも所定の試験成績書などがあります。一方、性能を確認できない交換用マフラーは保安基準上の問題になり得ます。制度の詳細はJMCAの後付消音器に関する説明で確認できます。
政府認証品でも、認証されたのは指定の車両と製品の組み合わせです。触媒を外す、指定外の車両に付ける、エンジンを改造するといった使い方では、そのまま適合すると考えないでください。
また、購入時に基準へ適合していた製品でも、吸音材の劣化、内部の破損、排気漏れによって音の状態は変わります。中古品を選ぶ際は、プレートや品番だけでなく、本体の状態と補修できるかどうかも確認したいですね。
公道使用前の確認:車両型式、対象年式、マフラー品番、認証・適合表示、エンジンの仕様を一組として確認してください。法令への適合判断に迷う場合は、販売元や二輪車販売店などの専門家に相談しましょう。正確な情報は公式サイトをご確認ください。
純正と社外品で音・走りはどう変わる?

純正マフラーは日常での静かさや扱いやすさを含めて設計されています。社外品には音質や見た目、走りの感触を変える楽しさがありますが、その変化は製品ごとに異なります。
いい音・低音と音量の違い
「スーパーカブのマフラーをいい音にしたい」と思ったとき、まず分けて考えたいのが音質と音量です。歯切れのよい排気音が好きな人もいれば、角の取れた低音が好きな人もいます。大きい音が、必ずしも自分にとって心地よい音とは限りません。
スーパーカブの単気筒エンジンには、一回ごとの排気が刻む独特のリズムがあります。社外マフラーは排気管や消音部分の設計によって、その鼓動を感じやすくしたり、耳に付く音を抑えたりします。ただし、形だけを見て「このタイプなら必ず重低音」とは判断できません。
製品ページにある「近接90dB」「加速76dB」などは、定められた方法による測定値です。購入候補を絞る手掛かりにはなりますが、数値だけで音色や乗車中の聞こえ方までは分かりません。
動画で排気音を比べる場合も、スマートフォンのマイク、録音場所、編集、再生するイヤホンによって印象が変わります。純正と交換後を同じ条件で収録した動画を参考にしつつ、メーカー公表の騒音値も確認するのがよいでしょう。
通勤で早朝に出発するなら、エンジンをかける場所や住宅との距離も選択に関わります。走行中に心地よい音でも、毎朝の始動音をどう感じるかは別ですよね。近隣への配慮を重視するなら、純正を残す選択や、比較的穏やかな音量の適合製品から検討するのも十分ありです。
なお、騒音値の差を「何dB違うから体感で何倍うるさい」と単純に置き換えることはできません。測定条件と周囲の環境が違えば印象も変わります。音の好みには個人差があることを前提に選んでください。
低速トルクと高回転の伸び
マフラー交換で気になる走りの変化は、発進時の力強さと、回転を上げたときの伸びでしょう。市街地をよく走るカブでは、信号からの発進や坂道で扱いやすいかが、数字以上に大切だと私は思います。

マフラーは、排気ガスが通る管の長さや太さ、内部の構造によって、エンジンの回転域ごとの出力に影響します。高回転での抜けを重視した製品が、あなたの使う速度域でも快適とは限りません。
ただし、「抜けのよいマフラーは必ず低速トルクを失う」とも言えません。車両に合わせて設計された製品には、発進時の扱いやすさを保ちながら、回転を上げたときの伸びを狙うものもあります。性能の説明は、自分の型式に対するメーカーの資料で確認しましょう。
交換後に加速が鈍く感じられた場合も、マフラーだけが原因とは限りません。チェーンの状態、エアクリーナー、点火プラグ、車両の整備状態も走りに関わります。気になる症状が続くなら、無理に走り続けず販売店で点検してもらうと安心です。

軽量化も製品によって結果が違います。例えばヨシムラのスーパーカブ110用GP-MAGNUMは、メーカーの取扱説明書でJA59の純正マフラーを3.0kg、同製品のステンレスカバー仕様を3.5kgと示しています。「社外品なら純正より必ず軽い」とは言えない具体例です。
一方、この記事で紹介するモリワキのJA59用MEGAPHONEは、メーカー公表の製品重量が2.2kgです。重量を比較するときは、車種や年式だけでなく、マフラーの仕様までそろえて見てください。
マフラーは車体に取り付ける部品なので、軽くなった分をそのまま「ばね下重量の軽減」と説明するのも正確ではありません。取り回しの違いを感じる可能性はありますが、音、価格、取り付け位置も含めて総合的に考えたいところです。
商品の出力や重量の数値は、比較のための目安です。実際の走行感は車両状態、乗り方、積載量などでも変わります。
マフラーの形状と見た目の違い

カブらしい輪郭を残すか、スポーティーに見せるか。マフラーは車体の印象を大きく変える部品です。形を比べるときは、好みだけでなく熱や日常の使い勝手にも目を向けましょう。
モナカ・キャブトン・メガホン

モナカマフラーは、ふくらみのある柔らかな輪郭が特徴です。昔のカブを思わせる形で、丸みのある車体に自然になじみます。キタコのクラシックダウンマフラーは、メーカーもプレス成型のモナカタイプとして紹介しています。


キャブトンは細長く、後方へ向かって形が変化するクラシックなスタイルです。車体をすっきり見せたい人には魅力的でしょう。キタコのミニキャブトンや武川のP-SHOOTERは、同じクラシック系でも輪郭が違うので、側面からの装着写真を見比べてみてください。

メガホンは出口へ向かって広がる形です。モリワキのMEGAPHONEのように、昔ながらの雰囲気と力強い印象を両立する製品があります。黒い仕上げなら車体の下に溶け込みやすく、磨いた金属の仕上げなら存在感が増します。

形状には好みがありますが、私は「駐車したカブを横から見たとき、どの姿が好きか」で絞るのが分かりやすいと思います。毎日目にする部分ですから、写真で納得できることは大切ですよ。
一方で、モナカだから静か、メガホンだから低音が強い、とは決められません。実際の音は内部の消音構造や車両との組み合わせで変わります。音と見た目は、それぞれ別の項目として比較しましょう。
また、光沢のある表面は汚れや焼け色が気になる場合があり、黒い塗装も使い方によって状態が変化します。購入前には仕上げ材と、メーカーが案内する手入れ方法にも目を通しておくと、装着後の印象違いを減らせます。
アップマフラーの見た目と熱対策
アップマフラーは排気管を車体の高い位置に通し、カブをアウトドア寄りの姿に変えます。低い位置を通る純正マフラーとは見た目が大きく違い、カスタムした実感を得やすい形ですね。
ただし、排気管や消音部分が脚や荷物の近くを通る製品では、熱への対策が欠かせません。保護カバーが付属する場合でも、走行直後の金属部分は高温です。乗り降りの動き、衣服との距離、同乗や荷物の使い方まで想像して選びましょう。

サイドバッグや荷台周辺の部品を使っているなら、マフラーとの干渉も確認してください。「スーパーカブ用」と表示されていても、あなたが取り付けた別の部品との組み合わせまで保証されているとは限りません。
バッグの容量や取り付け位置も見直す場合は、スーパーカブ用サイドバッグの選び方とマフラー熱の注意点をあわせて確認すると、荷物との距離を考えやすくなります。
アップタイプにしただけで、悪路を安全に走れる車両になるわけでもありません。最低地上高、タイヤ、走行場所に合った運転は別に考える必要があります。見た目が目的なら、それを大事にしつつ、公道での適合と火傷を防ぐ使い方を優先したいですね。
装着写真ではエンジン停止中の車体を見ることが多いですが、購入前には、実際に足を下ろす位置とバッグを掛ける位置まで確認すると選びやすくなります。熱源に近い部分へ布や荷物を触れさせないようにしてください。
スーパーカブ用おすすめマフラー比較

ここからは、メーカーが型式と仕様を公表している製品を具体的に見ていきます。表の価格と騒音値は各メーカーの掲載情報に基づく比較用の目安です。仕様や価格は変わるため、購入時に製品ページを再確認してください。
| 製品 | 確認できる主な適合 | 近接排気騒音 | 税込掲載価格 |
|---|---|---|---|
| ヨシムラ GP-MAGNUM ステンレスカバー | JA44・JA59 | JA59:90dB | 70,400円 |
| モリワキ MEGAPHONE SUS | JA59 | 90dB | 57,200円 |
| キタコ クラシックダウン | JA59 | 83dB | 42,900円 |
| キタコ ミニキャブトン 50用 | AA09 | 84dB | 37,400円 |
騒音値は、それぞれのメーカーが示す対象車両での測定値です。異なる測定条件の数値や、実際の音色を単純に順位付けする表ではありません。

ヨシムラのおすすめと音の特徴

スーパーカブ110で、スポーティーな見た目と排気音を重視するなら、ヨシムラの「機械曲 GP-MAGNUMサイクロン EXPORT SPEC 政府認証」が候補です。サイレンサーをわずかに上向きに配置したデザインで、ヨシムラはアイドリングから感じられる力強い音と、アクセルを開け始めたときのトルクを特徴として案内しています。
具体的には、ステンレスカバー仕様の品番が110A-46E-5U50です。ヨシムラの製品ページには、スーパーカブ110の2BJ-JA44と8BJ-JA59が適合車両型式として記載されています。購入前には自分の車両の年式も照合してください。(出典:ヨシムラジャパン「機械曲GP-MAGNUMサイクロン EXPORT SPEC 政府認証」)
同じGP-MAGNUMでも、サイレンサーカバーには仕様違いがあります。見た目だけでなく、価格と重量も異なるので、色や素材を選んでから品番を確定しましょう。メーカー掲載のJA59用近接排気騒音は90dB、加速走行騒音は78dBです。
ここは正直にお伝えしたいところですが、JA59の純正マフラーがメーカー資料で3.0kgなのに対し、この製品のステンレスカバー仕様は3.5kgです。軽量化を第一目的に選ぶ製品ではありません。音とデザイン、メーカーが示す出力特性に魅力を感じるかで判断するとよいと思います。
音の方向性を確かめたいなら、メーカーが案内する排気音の動画も見てみてください。ただし、録音された音が現車で聞く音と同じとは限りません。早朝の住宅街で使うなら、音の好みだけで即決しないほうが安心です。
C125に乗っている場合は、ここで挙げた110用品番を選ばないでください。ヨシムラにはC125向けのGP-MAGNUM製品もあり、メーカーはJA48・JA58・JA71を対象型式として掲載しています。車種が違えば、同じシリーズ名でも適合を調べ直しましょう。
モリワキのおすすめと低音の特徴

クラシックな輪郭を保ちつつ、社外マフラーらしい存在感が欲しいなら、モリワキの「Full Exhaust MEGAPHONE」を見てみてください。スーパーカブ110の車体に沿うメガホン形状で、磨いた金属のSUS仕様と、落ち着いた黒のBLACK仕様があります。
JA59向けSUS仕様の品番は01810-H41W2-00です。モリワキの製品ページには、適合型式8BJ-JA59、政府認証、製品重量2.2kg、スーパーカブ110での近接排気騒音90dB・加速走行騒音76dBと記載されています。(出典:モリワキエンジニアリング「Full Exhaust MEGAPHONE SUS」)
「モリワキなら必ず静か」とは言えません。公表値を見ても、純正の静かさをそのまま期待する製品ではないでしょう。私なら、低音の好みだけでなく、走る時間帯や家の周りの環境も考えて選びます。
ヨシムラの前述したステンレスカバー仕様とは、見た目も重量も違います。モリワキのSUS仕様はメーカー公表重量が2.2kgなので、形状と軽さの両方を比較したい人には判断材料になります。ただし、重量だけで乗り味の差を断言はできません。
交換のしやすさにも目を向けましょう。メーカー資料では、この製品を付けたままオイル交換やセンタースタンドの使用が可能とされています。一方、スーパーカブ110プロは適合対象外です。同じ110でも、購入前にここを見落とさないでください。
BLACK仕様が好みなら品番は01810-H01W2-00です。音色の印象は試聴環境でも変わるため、黒と金属色のどちらがあなたのカブに合うか、まずは装着写真で見比べるのもいいですよ。
キタコ・武川・ナナカンパニーの特徴

昔ながらのカブらしい姿を優先するなら、キタコの「クラシックダウンマフラー」が分かりやすい候補です。丸みのあるモナカ形状で、JA59用の品番は543-1456500。キタコの製品ページでは、JA59での近接排気騒音83dB、加速走行騒音74dB、触媒内蔵、センタースタンド使用可能と案内しています。(出典:キタコ「クラシックダウンマフラー」)
「マフラーは替えたいけれど、音量の変化は慎重に選びたい」という人は、この公表値をヨシムラやモリワキの候補と比べてみてください。ただし、数値が低いことと、あなたが好きな音色であることは同じではありません。

スーパーカブ50のAA09に乗っているなら、キタコ「ミニキャブトンマフラー」品番543-1160860も具体的な候補です。AA09用の製品ページには、近接排気騒音84dB、加速走行騒音73dB、触媒内蔵と記載されています。JA59用のミニキャブトンとは品番が異なるので注意してください。
JA59で細身のキャブトン形状が欲しい場合は、キタコの品番543-1456800を確認できます。こちらのJA59用製品ページには、同型式での近接排気騒音83dB、加速走行騒音76dBと記載されています。モナカの曲面とキャブトンの細い輪郭、どちらを毎日眺めたいですか。

武川のP-SHOOTERもキャブトン系を探すときの選択肢です。AA09向けには品番04-02-0339の政府認証製品があります。ただし、武川には似た名前の製品が複数あるため、購入時は必ず車両型式と品番を組み合わせて確認してください。
アップマフラーを検討しているなら、武川のスクランブラー系にも目を向けられます。こちらは見た目の変化が大きい分、製品ごとの適合、保護カバー、脚や荷物との距離を細かく見る必要があります。
おすすめは一つに決まりません。私なら、JA59でスポーティーな姿ならヨシムラ、メガホン形状ならモリワキ、モナカの外観と公表騒音値の両方を重視するならキタコから比較します。AA09の50なら、まずその型式に合うキタコなどの製品に絞るのが順番です。
マフラー交換時に確認したいこと

マフラー本体だけを注文すると、取り付けに必要な小さな部品を買い忘れることがあります。排気漏れを防ぐガスケットと、取り付け後の点検まで確認しておきましょう。
適合ガスケットの選び方と交換時の注意
エキゾーストガスケットは、エンジンの排気出口と排気管が接する部分に使う密封用の部品です。古いガスケットがつぶれたままだと、取り付け後の排気漏れにつながることがあります。

JA59用キタコのクラシックダウンやミニキャブトンを選ぶなら、メーカーはガスケットを別途必要な部品として案内し、オプションとしてキタコ H-06、品番70-963-11006を指定しています。AA09用キタコのミニキャブトンの製品ページでも、同じH-06が案内されています。これらは各製品ページで組み合わせを確認できる具体例です。
一方、JA59用ヨシムラGP-MAGNUMの取扱説明書は、純正エキゾーストガスケットを新品に交換し、メーカー純正品を必ず使用するよう指示しています。H-06がほかの製品ページに載っていても、ヨシムラ用として勝手に置き換えないでください。ヨシムラの製品ページから取扱説明書を確認できます。
JA59用モリワキMEGAPHONEの取扱説明書では、排気口側ガスケットの交換を推奨し、ホンダ純正品番18291-KVR-C00を記載しています。この品番は、あくまで該当するモリワキ製品と車両の資料に基づく例です。別の型式や製品にそのまま当てはめないでください。
ナナカンパニーの前述したNA-004は、販売元がガスケット付属と案内しています。このように、「別売り」「純正品を指定」「付属」の条件は製品ごとに違います。注文前にセット内容と取扱説明書を確認するだけで、買い忘れを防げますよ。
作業はエンジンとマフラーが十分に冷えてから行い、車体を安定させてください。古いガスケットが排気口に残っていることもあるため、新品を重ねて取り付けないよう注意が必要です。
マフラーを無理な位置で固定すると、取り付け部への負担や排気漏れの原因になります。仮組みして位置を合わせ、指定された順序と締め付け力に従って固定してください。締め付け力は製品や取り付け箇所で違うので、ここでは共通の数値を示しません。
取り付け後は、周囲の部品と接触していないか、排気漏れがないか、ボルトに緩みがないかを確認しましょう。熱い排気部分へ手を近づけて漏れを確かめるのは危険です。作業に不安がある場合や異音・排気漏れがある場合は、走行前に二輪車販売店へ相談してください。
製品仕様、部品番号、取り付け方法は変更されることがあります。正確な情報はメーカーの公式サイトと製品に付属する取扱説明書をご確認ください。最終的な判断や整備は専門家にご相談ください。
スーパーカブのマフラーに関するよくある質問(FAQ)
- JA44用のマフラーはJA59にも取り付けられますか?
-
製品によります。ヨシムラのこの記事で紹介したGP-MAGNUMは両型式を適合車両として掲載していますが、JA44専用の製品をJA59に流用できるとは限りません。品番ごとのメーカー適合表で、車両型式と対象年式を確認してください。
- 政府認証マフラーなら、どのスーパーカブでも公道を走れますか?
-
いいえ。認証には対象の車両型式や仕様があります。認証品でも対象外の型式へ装着したり、触媒を取り外したりしてよいわけではありません。購入前に対象車両を確認し、判断に迷ったらメーカーや二輪車販売店に相談してください。
- 低音が好きならヨシムラとモリワキのどちらがおすすめですか?
-
どちらの音が心地よいかは好みによります。この記事で挙げたJA59用製品は、ヨシムラがスポーティーなサイレンサー形状、モリワキがクラシックなメガホン形状です。両製品の公表騒音値、装着写真、メーカーの試聴資料を確認し、走る時間帯も踏まえて選ぶのがおすすめです。
- スーパーカブ50のAA09には、どのマフラーが候補になりますか?
-
具体例はキタコのミニキャブトンマフラー、品番543-1160860です。同名の110用品とは品番が違います。武川のP-SHOOTERにもAA09向けの製品があります。いずれも注文時に最新の型式適合と公道使用の条件を確認してください。
- マフラー交換ではガスケットも必ず買う必要がありますか?
-
新品への交換を指示または推奨する製品がありますが、ガスケットが付属する製品もあります。キタコの本文掲載製品は別売りのH-06、JA59用ヨシムラは新品の純正品を指定し、ナナカンパニーのNA-004は付属します。マフラーごとの説明書とセット内容を確認してください。
まとめ
スーパーカブのマフラーは、ヨシムラのスポーティーな姿、モリワキのメガホン形状、キタコのモナカやキャブトンなど、選ぶ楽しさがあります。音の好みも大切ですが、公道で使うなら順番を間違えないことが重要です。
- 最初に自分のカブの型式と車台番号を確認する
- その型式を対象とする認証・適合製品から候補を選ぶ
- 音量だけでなく、音質、見た目、低速での扱いやすさを比べる
- 購入前にガスケットの指定と付属品を確認する

私なら、毎日の発進のしやすさと近隣への配慮も含めて、信頼できるメーカーの適合品から選びます。気になる一本が見つかったら、最後に公式の適合表と取扱説明書を確認してください。あなたのカブに合うマフラーを、納得して選んでくださいね。
