こんにちは。デジタルバイクライブラリー、運営者の「ゆう」です。
GB350、本当にかっこいいですよね。
ノスタルジックな雰囲気さえ感じるクラシカルなデザインと、空冷シングルエンジンが奏でる「ドッドッドッ」という心地よい鼓動感。
見ているだけでも、乗っている姿を想像するだけでもワクワクする、本当に魅力的な一台だと私もずっと思っています。
でも、いざ「本気で欲しい!」と購入を考えると、真っ先に、そして一番気になるのが「結局、全部でいくら必要なの?」という、GB350の乗り出し価格ですよね。
Webやカタログで見かける「車両本体価格」だけでは、残念ながら公道を走ることはできません。
必ず「諸費用」というものが発生します。
この「諸費用」が、一体どれくらいかかるのかが分からないと、予算の立てようがないですし、不安になるかなと思います。
特にGB350は、スタンダードな新車だけでなく、価格が少しずつこなれてきた中古車も非常に人気があります。
さらに最近(2024年末)登場した、よりクラシカルな「GB350 C」の価格設定がどうなのかも、すごく気になるところです。
この記事では、GB350の乗り出し価格について、新車(スタンダード・S・C)と中古車、それぞれの場合で「諸費用」や「納車整備費用」の内訳がどうなっているのか、そしてホンダドリームのような正規販売店と一般の販売店で価格に違いは出るのか、といった点を詳しく調べてみました。
もちろん、バイクは買って終わりではありません。
購入後に必ず発生する維持費(車検や税金)や、特に若い方にとっては大きな負担になる可能性のある任意保険料、GB350ならではの「弱点」を補うための必須カスタム費用、そして気になる最新の納期情報まで、購入プランを立てるために必要な情報を網羅的にまとめています。
GB350の購入に向けて、具体的な予算計画の参考にしてもらえたら嬉しいです。
- GB350の新車・中古別の乗り出し価格の目安
- 「諸費用」や「納車整備費用」の具体的な内訳
- 任意保険や車検など購入後のリアルな維持費
- カスタムや納期など購入前に知っておきたい情報
GB350の乗り出し価格の総額目安

まずは、一番気になる「結局いくらなの?」という疑問に答えていきますね。新車(GB350・GB350 S・GB350 C)と中古車、それぞれの乗り出し価格(支払総額)の目安と、その具体的な内訳を詳しく見ていきましょう。
新車の価格と諸費用の内訳

まず、2025年モデルの新車の乗り出し価格(支払総額)の目安は、選択するモデルにもよりますが、約70万円 〜 78万円の範囲に収まることが多いようです。
この「乗り出し価格」というのは、皆さんもご存知の「車両本体価格」(メーカー希望小売価格)に、公道を走るために必須となる「諸費用」を加えた合計金額のことですね。
この「諸費用」は、大きく分けて2種類あります。
- 法定費用:自動車重量税や自賠責保険料、印紙代など、法律で定められた全国一律の費用(非課税)です。
- 販売店手数料:納車整備費用や登録代行手数料など、販売店が行う手続きや整備に対して支払う費用(課税)です。
この2つの費用のうち、特に「法定費用」は、新車購入(3年車検)の場合、どれくらいかかるか目安が決まっています。
【参考】新車購入時の「法定費用」目安(3年車検)
これらは法律で定められた費用なので、どの販売店で購入しても基本的に同額です。
- 自動車重量税(3年分):5,700円 (GB350は「250cc超の小型二輪車」区分で、登録後12年までは年間1,900円。新車登録時は3年分が必要なため、1,900円 $\times$ 3年 = 5,700円となります)
- 自賠責保険料(36ヶ月または37ヶ月):10,490円(36ヶ月の場合) (新車購入時は、車検期間をカバーする36ヶ月、または車検満了日より1ヶ月長く37ヶ月で契約するのが一般的です。料金は地域(本土・離島・沖縄)によっても若干異なりますが、本土の36ヶ月契約で10,490円です。(出典:損害保険料率算出機構「自賠責保険基準料率」))
- 印紙代(検査登録):1,700円 (新規検査登録のための手数料です)
法定費用 合計(目安):17,890円
そして、この法定費用(約1.8万円)に、お店が独自に設定する「販売店手数料」が加わります。
- 納車整備費用(PDI費用):20,000円 〜 30,000円 程度
- 登録代行手数料:15,000円 程度
これらを合計すると、諸費用全体では「法定費用 約1.8万円 + 販売店手数料 約3.5万円〜4.5万円(税込) = 約5.3万円〜6.3万円」となります。
私が見て回った実際の見積もり例でも、車両価格67.1万円のGB350(2トーン)が支払総額73.1万円(諸費用6.0万円)、車両価格64.9万円のGB350が支払総額70.02万円(諸費用5.12万円)といった具合でした。
このことから、GB350の新車購入時の乗り出し価格は、「車両本体価格 + 約5万円〜8万円」の範囲に収まることが多い、というのが実用的な「ゴールデンルール」と言えるかなと思います。
このルールを基に、2025年モデルの各バリエーションの乗り出し価格をシミュレーションしたのが、以下の表です。
| モデル名 | メーカー希望小売価格(A) | 諸費用合計(B)※ | 乗り出し価格(推定総額)(A+B) |
|---|---|---|---|
| GB350(単色) | 649,000円 | 約5.3万円〜6.3万円 | 約70.2万円〜71.2万円 |
| GB350 C | 668,800円 | 約5.3万円〜6.3万円 | 約72.2万円〜73.2万円 |
| GB350(2トーン) | 671,000円 | 約5.3万円〜6.3万円 | 約72.4万円〜73.4万円 |
| GB350 S(単色) | 693,000円 | 約5.3万円〜6.3万円 | 約74.6万円〜75.6万円 |
| GB350 S(2トーン) | 715,000円 | 約5.3万円〜6.3万円 | 約76.8万円〜77.8万円 |
※諸費用合計(B) = 法定費用(約1.8万円)+ 販売店手数料(約3.5万円〜4.5万円・税込)で計算した目安です。これに加えて、ETC車載器などのオプション費用が別途かかる場合があります。
中古車の価格と注意点
次に中古車ですが、乗り出し価格の目安は約58万円 〜 70万円くらいが中心価格帯のようです。新車供給が不安定だった時期は中古車価格も高騰していましたが、最近は新車供給も安定し、価格も少し落ち着いてきた印象があります。
ただ、中古車は新車以上に「乗り出し価格(支払総額)」の確認が重要です。
なぜなら、車両本体価格が全く同じでも、諸費用がお店によって大きく違うからです。実際に中古車情報サイトを見ていると、本体価格49.8万円の車両でも、A店では乗り出し58.8万円(諸費用9.01万円)、B店では乗り出し60.4万円(諸費用10.63万円)といったケースが本当にあるんですよね。
この差が生まれる最大の理由、それは「車検」です。
中古車購入時の最重要注意点:「車検」の残り期間
GB350は2021年に発売されたバイクです。つまり、初期の2021年〜2022年式のモデルは、2025年現在、新車登録から3年が経過し、初回車検の時期を迎えています。
もし、車両本体価格が安く見える「車検なし」(または車検残りがごく僅か)の中古車を購入すると、乗り出し価格(諸費用)に「車検を取得し直すための費用」が丸ごと上乗せされます。
これには、以下の費用が含まれます。
- 法定費用(2年車検分):約1.5万円 (重量税3,800円 + 自賠責保険25ヶ月9,870円 + 印紙代1,700円など)
- 販売店手数料:
- 通常の登録代行手数料:約1.5万円
- 納車整備費用(法定点検):約2〜3万円
- 車検整備基本料 + 車検代行手数料:約3〜5万円
これらを合計すると、諸費用だけで9万円〜10万円以上になることも珍しくありません。これは、新車購入時の諸費用目安(5〜8万円)を明らかに上回る「逆転現象」です。
中古車を選ぶ際は、車両価格の安さだけに飛びつかず、「車検がいつまで残っているか」を必ず確認し、「支払総額」で比較するのが鉄則ですね。「車検あり」の車両は一見高く見えますが、諸費用が安く済む(名義変更料など)ため、総額では「車検なし」の車両と変わらない、むしろ安い、ということもよくあります。
GB350Cの価格は安い?
2024年末に登場した新しいバリエーション「GB350 C」、クラシカルなスタイルがすごく良いですよね。この「C」の価格設定、気になっている方も多いんじゃないでしょうか。
GB350 Cのメーカー希望小売価格は668,800円です。
この価格、実はすごい「戦略的」だと私は思っています。なぜなら、スタンダードモデルの2トーンカラー(671,000円)や、スポーティーなGB350 S(693,000円)よりも安価に設定されているんです。
スタンダードの単色モデル(649,000円)との価格差も、わずか19,800円。この約2万円の差額で、GB350 C専用の以下の装備が手に入るわけです。
- クラシカルな大型スチール製フェンダー(前後)
- 専用デザインのブラウンシート
- キャブトン風のロングサイレンサー
- 専用のアップハンドル(スタンダードより手前・高い)
- 高級感のあるタンクエンブレム
- ヘッドライトカバーや大型フォークブーツ
これだけの専用装備が追加されて、スタンダードの単色モデルと2万円しか変わらないというのは、驚異的じゃないでしょうか。
GB350 Cは「戦略的」な価格設定かも
これはもう、ホンダがクラシックバイク市場(例えばロイヤルエンフィールドのクラシック350など)に対して、本気でシェアを取りに来た戦略的な価格設定だと感じます。
購入者にとっては、スタンダードモデルとほとんど変わらない価格で、全く異なるスタイルの「C」モデルが手に入るわけですから、非常にコストパフォーマンスが高い、魅力的な選択肢と言えそうですね。
納車整備費用はいくら?
乗り出し価格(諸費用)の中で、お店によって差が出やすいのが「納車整備費用」です。相場としては20,000円 〜 30,000円くらいが一般的かなと思います。
これは「PDI費用」(Pre-Delivery Inspection:出荷前点検)とも呼ばれますね。
メーカーから販売店にバイクが届く時って、実は「完成品」ではないんです。輸送効率のために、箱に入って「7分組」や「9分組」といった状態で届きます(ハンドルやミラーが外されていたり、バッテリーが接続されていなかったり)。
それを開梱し、各部を組み立て、バッテリーを接続し、油脂類(エンジンオイル、ブレーキフルードなど)の量や漏れを確認し、各部のボルトが規定トルクで締まっているか点検し、灯火類(ライトやウインカー)が正しく作動するか確認し…といった、公道を安全に走れる状態にするための「技術料」が、この納車整備費用です。
「納車整備費用」は中身の確認も大事
この費用は、お店によって内容が異なる場合があります。
1万円前後と相場より安い場合は、本当に法律上最低限の「簡易点検」のみかもしれません。逆に、3万円程度と少し高めの場合、法律で定められた「法定点検」に準ずるフル整備や、試運転までしっかり行ってくれることもあります。
特にホンダドリーム(正規ディーラー)の場合、独自の「定期点検パック」や「保証延長プログラム」の料金が、この納車整備費用や諸費用にパッケージ化されている場合があります。その場合、非正規店より一見高く見えても、将来的な安心料(点検費用や保証)が含まれていると解釈できますね。
単純な価格の高低だけでなく、「その費用で、どんな整備や保証が付いてくるのか」を、見積もりをもらう際(遅くとも契約前)に確認してみると安心です。
販売店で価格は違う?

はい、この質問に対する答えは、「はい、違います」とはっきり言えますね。
同じ新車のGB350(同じモデル、同じ色)でも、A店とB店では乗り出し価格(支払総額)が数万円単位で異なることが普通にあります。
なぜなら、先ほどから触れている「法定費用」(約1.8万円)は全国一律ですが、「販売店手数料」は、お店が自由に設定できるからです。
価格差が生まれる主な要因は、以下の2点です。
- 納車整備費用の設定金額の違い: A店は2万円、B店は3万円、というように設定が違えば、それだけで1万円(+消費税)の差が出ます。
- 登録代行手数料の設定金額の違い: 購入者に代わって陸運局でナンバー取得や車検証の登録手続きを行う費用です。これもA店は1.5万円、B店は2万円、といった差がある場合があります。
実際に、GB350 Sの諸費用が合計3.9万円(法定費用+販売店手数料)というお店もあれば、GB350(2トーン)の諸費用が合計6.0万円というお店もありました。この2.1万円の差は、そのまま販売店の利益設定や価格戦略(あるいは整備の充実度)の違いを反映しています。
「相見積もり」と「お店選び」の重要性
乗り出し価格を少しでも抑えたい場合、近隣のホンダドリームやバイク販売店など、複数の店舗で見積もり(支払総額)をもらって比較することが、一番確実で効果的な方法かなと思います。
ただし、価格が安ければそれで良い、というわけでもないのがバイク選びの難しいところ。購入後の点検、車検、修理、カスタムの相談など、長く付き合っていくことになる「ホームドクター」のような存在でもあります。
総額の安さだけでなく、お店の雰囲気、スタッフさんの知識や対応、自宅からの距離、整備工場の充実度なども含めて、「ここなら信頼して任せられる」と思えるお店を選ぶことも、同じくらい大切だと私は思います。
GB350の乗り出し価格以外の費用

さて、無事に乗り出し価格を支払ってGB350が納車された!…で終わりじゃありませんよね。バイクは「所有」しているだけで、そして「乗る」ためにお金がかかります。
特にGB350は250cc超なので、250cc以下のバイク(車検なし)と比べて、どのくらいのコストがかかるのか。購入後に慌てないよう、任意保険や維持費、そしてGB350ならではの「弱点対策」費用も詳しく見ていきましょう。
購入後の維持費(車検・税金)

GB350は「小型二輪車」(排気量250cc超)の区分になるので、法律で定められた以下の維持費が毎年・または2年ごとに必ず発生します。
軽自動車税(種別割)
これは、年間 6,000円です。毎年4月1日時点の所有者に課税され、5月頃に納付書が自宅に届きます。250cc以下のバイク(年間3,600円)と比べると、少し高くなりますね。
車検費用
GB350最大の維持費がこれです。新車購入後は3年目、それ以降は2年ごとに車検(自動車検査登録制度)を受ける義務があります。お店に依頼した場合の相場は、30,000円 〜 70,000円くらいが目安になります。
この価格差は、主に「整備内容」によって生まれます。
車検費用の内訳(目安)
車検費用は、「法定費用」と「整備費用・代行手数料」に分かれます。
- 法定費用(最低限必要な費用):約15,000円
- 自動車重量税(2年分):3,800円(登録後12年まで)
- 自賠責保険料(24ヶ月):8,760円(本土の場合)
- 印紙代:1,700円(継続検査)
- 整備費用・代行手数料:15,000円 〜 55,000円 この部分が、いわゆる「お店の技術料」や「部品代」です。「通すだけ」の最低限の点検(1.5万円程度)なのか、オイル交換、ブレーキフルード交換、エアフィルター交換など消耗品をしっかり交換するフル整備(5.5万円程度)なのかで、総額が大きく変動するわけです。 タイヤやブレーキパッド、チェーン・スプロケットといった高額な消耗品の交換時期と車検が重なると、費用はさらに10万円を超えることもあります。
燃料費
維持費(固定費)はかかりますが、GB350には「圧倒的な燃費性能」という最大の強みがあります。これは日々のランニングコスト(変動費)に直結しますね。
メーカー公表値(WMTCモード値)でも38.6 km/Lです。WMTCモード値は、発進・加速・停止などを含めた実燃費に近い国際基準の測定方法なので、かなり信頼できる数値です。(ちなみに60km/h定地燃費値は47.0 km/Lです)
実際にオーナーさんのレビューを見ていると、「街乗りでも35km/Lは余裕」「ツーリングで丁寧に走れば50km/Lに届きそう」という声も多く見かけます。
車検や税金という固定費は250ccバイクより高くなりますが、日々のガソリン代という変動費がこれだけ安価なのは、トータルコストで見ると大きなメリットですね。
任意保険料の目安

乗り出し価格と「同時」に発生する、もう一つの初期費用が「任意保険料」です。
これは、絶対に忘れてはいけない「隠れた初期費用」だと私は思っています。なぜなら、自賠責保険(対人賠償のみ)では到底カバーしきれない「万が一の事故」に備えるための、ライダーの義務とも言える保険だからです。
そしてこの任意保険料、特に注意が必要なのは、「年齢」と「等級」によって保険料が天と地ほど激変することです。
要注意:任意保険料は「年齢」と「等級」で激変します
保険料は、年齢、等級(事故歴)、免許証の色、補償内容(対人・対物無制限か、車両保険は付けるか等)によって、本当に大きく変わります。
- ベテランライダーの例: 40代、12等級(長年無事故)、ゴールド免許、30歳以上補償、対人対物無制限、車両保険なし…といった好条件の場合、年間12,530円といった試算例もあります。
- 若年層・新規加入者の例: 一方、20代の方や、免許取り立ての新規加入者(30代・新規6等級)が「全年齢補償」や「26歳以上補償」といった条件で加入する場合、統計的に事故率が高いため、保険料は年間6万円〜10万円以上に達する可能性も十分にあります。
特に若い方にとって、この「年間10万円」という金額は、乗り出し時の諸費用総額(5〜8万円)を上回る可能性のある、「もう一つの初期費用」です。購入予算には、必ずこの任意保険料も組み込んでおきましょう。
保険料は、保険会社(ソニー損保、アクサダイレクト、チューリッヒなどのダイレクト型、または代理店型)によってもかなり異なります。Webの一括見積もりサービスなどを利用して、購入を決める前に、必ずご自身の条件で「保険料がいくらになるか」を調べておくことを強くお勧めします。
把握すべき欠点と対策
GB350、デザインもエンジンのフィーリングも最高で、本当に良いバイクですが、もちろん完璧ではありません。多くのオーナーさんに愛されている一方で、購入したオーナーさんだからこそ分かるいくつかの「欠点」というか、「割り切り」が必要なポイントも指摘されています。
これを知らずに「こんなはずじゃなかった!」と後悔しないよう、事前にチェックしておきましょう。
オーナーが語るGB350の「ウィークポイント」
- 積載スペースが皆無: これは本当に有名ですね。シート下もほぼゼロで、車載工具とETC車載器を入れたらもうパンパン、というレベルです。日帰りツーリングでもバッグは必須になります。
- ヘッドライトが暗い: デザイン性の高いLEDライトですが、「郊外の真っ暗な夜道では暗くて不安」と感じるオーナーさんが多いようです。
- メーターの視認性: アナログのスピードメーターは雰囲気抜群ですが、液晶部分の文字(オド、トリップ、ギアポジションなど)が小さく、特に年配のライダーには「見づらい」という声があります。
- 足回りの弱さ: 「サスペンションがややフワフワする」「もう少しコシが欲しい」と感じるオーナーさんもいます。
- その他: 「リアブレーキが鳴きやすい」といった細かい指摘も時折見かけます。
ただ、勘違いしてほしくないのは、これらは「欠陥」というより、メーカー希望小売価格60万円台という価格を実現するための「コストダウンの結果」であり、「トレードオフ」の関係にあるということです。
オーナーさんの間でも、「この価格でこの鼓動感とデザインが手に入るなら、その辺はしょうがない」「安く買って、不満な部分は自分でカスタムして対策するのが楽しい」という意見が多く、それがGB350というバイクの「懐の深さ」であり、楽しみ方の一つになっているようです。
必須のカスタム費用

というわけで、さっきの「欠点」を解消するためのカスタム費用です。
すべてを対策する必要はありませんが、特に「積載性」と「万が一の備え」は、多くのオーナーさんが「必須」と感じて、納車と同時に、あるいは納車後すぐに導入しているカスタムです。
これはもう、「乗り出し価格」に最初から含めておくべき「快適・安全パッケージ費用」として考えるのが現実的かなと思います。
積載性の欠如を解消
シートバッグやサイドバッグを取り付けるための「土台」が必須です。
- デイトナ製 サイドバッグサポート(片側):約11,500円〜
- デイトナ製 リアキャリア:約20,000円〜
万が一の転倒への備え
立ちゴケや軽い転倒から、エンジンやライダーの足を守るためのパーツです。
- デイトナ製 エンジンガード(ロワー):約34,100円〜
例えば、サイドバッグサポートとエンジンガードだけでも、合計約4.5万円(+取り付け工賃)がかかります。これに加えて、今や必須装備ともいえるETC車載器(約2〜3万円)や、スマートフォンホルダー、USB電源なども欲しくなりますよね。
乗り出し価格 + 別途3万円〜7万円は、「快適で安全に乗るための初期費用」として見積もっておくと、購入後に「しまった! お金が足りない!」と慌てずに済むので安心です。
最新の納期情報

GB350は、2021年のデビュー以来、その人気から需要が供給を上回り、納期が長期化する傾向がありました。一時期は「予約しても半年待ち」「受注一時停止」といった状況もありましたね。
2025年11月現在の最新の納期情報ですが、2025年モデル(GB350, S)や2024年モデル(C)が市場に出回り、一時期の混乱に比べればかなり安定してきているようです。メーカー公式の受注一時停止といった告知も、現在は出ていません。
とはいえ、GB350/Sの年間販売計画台数は合計4,500台、GB350 Cは年間2,000台と、決して「大量生産」されているわけではありません。何かのきっかけ(例えばメディアでの紹介)で人気が再燃したり、特定のカラーに注文が集中したりすると、すぐに納期が延びやすいモデルであることには変わりありません。
一般的な納期の目安としては、こんな感じかなと思います。
- 最短(店舗に在庫車あり):2〜4週間(登録手続きと納車整備の時間)
- 標準(店舗在庫なし・メーカー取り寄せ):1.5〜2.5ヶ月
- 混雑時(人気色・発売直後など):3ヶ月以上
納期短縮のコツ
- 色の優先度を下げる: 一番人気のマットブラックなどは納期が延びやすい傾向があります。第2、第3希望の色も検討すると、早く手に入る可能性があります。
- 複数店舗に確認する: 近隣のHonda Dream(正規店)や一般の販売店など、複数のお店に電話して「〇〇色の在庫、または入荷予定はありませんか?」と横断的に確認するのが一番早いです。お店によって持っている在庫枠や入荷時期が異なる場合があります。
- キャンセル待ちを登録する: 「もしキャンセルが出たら、すぐに連絡が欲しい」と伝えておくのも有効な手段です。
こればかりはタイミングと縁なので、「欲しい!」と思ったら、まずは行動あるのみ。気になるお店に電話して、最新の状況を聞いてみるのが一番確実ですね。
結論:GB350 乗り出し価格の価値
ここまで、GB350の乗り出し価格と、それ以外にかかる費用について、かなり詳しく見てきました。
新車のGB350 乗り出し価格(約70万円〜78万円)に、必須カスタム(約5万円)と任意保険(若年層なら約10万円)を加えると、初期費用として80万円〜90万円以上が必要になる計算です。これは決して「安い」と言い切れる金額ではありません。むしろ、購入時の初期投資としては、それなりのハードルです。
でも、私が思うに、GB350の本当の価値は、その初期費用だけでは測れない、「トータル・コスト・オブ・オーナーシップ(所有にかかる総費用)」で見るべきかなと。
GB350は「トータルコスト」で考える賢い選択
GB350は、初期費用はかかりますが、その後の「所有体験」が非常に優れているバイクです。
- ランニングコスト(維持費)が低い: WMTCモード値で38.6km/Lという圧倒的な燃費性能により、日々のガソリン代は最小限に抑えられます。これは、乗れば乗るほど大きなメリットになります。
- リセールバリュー(再販価値)が極めて高い: これが最大のポイントかもしれません。GB350は中古市場での需要が非常に高く、価格が非常に安定しています。デザインの普遍性、ホンダ製単気筒エンジンへの信頼性、そして何より「乗り味」の楽しさから、数年乗った後でも、初期費用の多くを回収できる可能性が高いモデルです。
つまり、GB350は「乗り出し価格」は高く感じるかもしれませんが、所有している間のコスト(燃料費)が安く、手放す時も高く売れる可能性が高いため、「実質的な所有コスト」は同クラスの他車種と比較しても極めて低い、非常に「賢い」選択だと私は思います。
なにより、所有する喜び、乗る楽しさ、あのエンジンの鼓動感は、価格以上の価値があります。長く愛せる相棒として、検討する価値は十二分にある一台ですね。
免責事項
この記事で紹介した価格や費用は、あくまで執筆時点(2025年)での調査に基づく一般的な目安です。
実際の金額は、購入する販売店、お住まいの地域、選択するオプションやカスタム、加入する保険内容によって大きく異なります。また、税率や保険料は将来的に改定される可能性があります。
正確な見積もりや最新の情報については、必ずお近くのホンダ正規販売店(ホンダドリームなど)や中古車販売店、各保険会社に直接ご確認くださいますようお願いいたします。
