たった一つのバルブ選びのミスが、愛車を車両火災のリスクに晒しているかもしれません。
こんにちは。デジタルバイクライブラリー、運営者の「ゆう」です。
毎日の通勤や通学でDio110に乗っていると、純正ヘッドライトの暗さにヒヤッとした経験はありませんか?街灯の少ない夜道で視界が確保できないのは恐怖ですし、対向車からの視認性も気になりますよね。
そこで「もっと明るいバルブに交換したい」「今風のLEDにしたい」と考えるのは当然の流れです。
しかし、Dio110はモデルチェンジを繰り返す中で、電気系統の仕組みや適合パーツが複雑に変化している「要注意モデル」でもあります。
ネット上の「ポン付けできました!」という情報を鵜呑みにして部品を買った結果、「すぐに点かなくなった」「ハイビームがおかしい」といったトラブルに見舞われる方が後を絶ちません。
最悪の場合、配線が溶けるなどの重大な故障に繋がることも。
この記事では、私が徹底的に調べ上げたJF31から現行JK03までの適合情報と、失敗しないLED化のノウハウを余すことなくお伝えします。
- 年式ごとのヘッドライト規格とLED化の注意点
- 間違えやすいH4とHS1バルブの違いとリスク
- 失敗しないためのLEDヘッドライトの選び方
- 交換手順や光軸調整の具体的なやり方
Dio110のヘッドライト規格とLEDの選び方

Dio110のヘッドライトをカスタム、あるいは修理交換する前に、絶対に知っておかなければならないのが「規格」と「電気的特性」の基礎知識です。ここを曖昧にしたまま作業を進めるのは、暗闇の中をライトなしで走るのと同じくらい無謀なこと。まずは、自分の愛車がどのタイプに当てはまるのか、しっかりと現状を把握することから始めましょう。
JF58など型式別のヘッドライト適合の違い
一口に「Dio110」と言っても、販売時期によって中身は全くの別物です。見た目は似ていても、カウルの内側にある電気回路や適合パーツは大きく異なります。ここを混同することが、パーツ選びの失敗の最大の原因です。
まず、2011年から2014年頃まで販売されていた初代モデル、JF31型についてです。このモデルは空冷エンジンを搭載しており、構造は比較的シンプル。ヘッドライトバルブはハロゲンが標準装備されています。JF31の電気回路は、一般的な原付スクーターによく見られる仕様で、エンジンの回転数に応じてヘッドライトの明るさが変わる(アイドリングで暗くなり、アクセルを開けると明るくなる)特徴があります。これは交流電源(AC)の影響を受けている証拠ですが、ハロゲンバルブを使用する分には特に難しいことを考える必要はありません。
次に、最も注意が必要なのが2015年から2020年頃に販売された2代目、JF58型です。ESPエンジンを搭載し燃費性能が向上した名車ですが、ヘッドライトのLED化においては「鬼門」とも言えるモデルです。JF58型のヘッドライト回路は、交流(AC)と直流(DC)が複雑に関係しているケースが多く、年式や個体によっては純粋な直流用のLEDバルブが正常に動作しないことが多々あります。「Amazonで安かったから」と直流専用のLEDを買って取り付けると、アイドリング時に激しく点滅したり、一瞬でLEDチップが破損したりするのは、このJF58型特有の電気事情が原因です。
そして、2021年から登場した現行モデル、JK03型です。この世代からはスマートキーシステムが採用されるなどハイテク化が進んでいますが、ヘッドライトに関しては「純正LED」のグレードと「ハロゲンバルブ」のグレード(Basicなど)が混在しています。もしあなたのJK03が純正LED仕様であれば、バルブ交換という概念はなく、ヘッドライトユニットごとの交換(アッセンブリー交換)となるため、数万円単位の出費が必要です。
一方、ハロゲン仕様のJK03であれば、後述するHS1規格のバルブを使って安価にLED化することが可能です。まずは自分のバイクのヘッドライトを覗き込み、バルブが見えるか、それとも基盤のようなものが見えるかを確認してください。
ヘッドライトバルブはH4ではなくHS1を選ぶ
Dio110のカスタムにおいて、最も多くのユーザーが陥る罠、それが「H4バルブを使ってしまう」というミスです。結論から申し上げます。Dio110のヘッドライトバルブ規格は、全型式共通で「HS1」です。自動車や400ccクラスのバイクで一般的な「H4」ではありません。
「でも、形が似ているから入るんじゃないの?」「H4の方が種類も多いし明るそう」と思われるかもしれません。確かに、HS1とH4は口金(金色の金具部分)の形状が非常に酷似しており、物理的にはH4バルブをHS1のソケットに無理やり押し込んで固定することができてしまいます。しかし、これは絶対にやってはいけない行為です。その理由は、大きく分けて「幾何学的な不適合」と「電気的な過負荷」の2点に集約されます。
まず「幾何学的な不適合」について。HS1とH4では、口金にある3本のツメの幅や、基準となる突起のサイズが数ミリ単位で異なります。H4を無理やり装着すると、バルブが微妙に傾いたり、正規の位置からズレたりした状態で固定されることになります。
さらに重要なのがフィラメント(発光部)の位置の違いです。ヘッドライトのリフレクター(反射板)は、HS1の発光点に合わせて精密に設計されています。ここに焦点距離の異なるH4を入れると、光が正しく反射されず、路面を照らさないばかりか、対向車のドライバーの目を直撃する殺人光線(グレア光)を撒き散らすことになります。
次に「電気的な過負荷」のリスクです。
H4バルブ使用による致命的なリスク
- 消費電力の違い:
Dio110純正のHS1バルブは消費電力35W/35Wですが、一般的なH4バルブは55W/60Wです。単純計算で約1.7倍もの電流が流れることになります。 - 発電能力の不足:
原付二種の発電機(ジェネレーター)は、そこまで大きな電力余裕を持っていません。常時高い負荷がかかることでバッテリー上がりが頻発します。 - 熱による溶解・発火:
55Wのバルブは35Wに比べて強烈な熱を発します。プラスチック製のレンズやリフレクターが熱に耐えきれずに白く濁ったり、溶けて変形したり、最悪の場合は配線被覆が溶けてショートし、車両火災に至る可能性があります。
「明るさを求めた結果、ヘッドライトユニットごと交換で数万円の修理費がかかった」なんてことにならないよう、必ず「HS1」の表記がある製品を選んでください。
交流電源のJF58はコントローラーが必須
先ほど「JF58型は鬼門」とお伝えしましたが、その理由をさらに深掘りして解説します。なぜJF58型には専用の対策が必要なのでしょうか。それは、このバイクのヘッドライト回路が、エンジンの回転を利用した「交流(AC)」成分を多く含んでいるからです。
家庭用のコンセントから来る電気が「交流」、乾電池から来る電気が「直流」であることはご存知かと思います。LED(発光ダイオード)は、その名の通りダイオードの一種であり、電流が一方向にしか流れない「直流」で駆動することを前提としたパーツです。
ここに、プラスとマイナスが高速で入れ替わる「交流」の電気をそのまま流すとどうなるでしょうか。LEDは点灯と消灯を高速で繰り返し、人間の目には不快な「チラつき(フリッカー)」として映ります。さらに、交流回路には時に高い電圧(サージ電圧)が発生することがあり、繊細なLEDチップを一瞬で破壊してしまうのです。
JF58型Dio110の場合、アイドリング時はジェネレーターからの交流が直接ヘッドライトに来ているような挙動を示し、アクセルを回すと電圧が安定する…といった複雑な制御をしています。そのため、Amazonなどで売られている「DC12V専用(直流専用)」の激安LEDバルブを取り付けると、信号待ちでチカチカしたり、数日で球切れを起こしたりします。レビューで「すぐ壊れた!ゴミ商品!」と書かれているケースの大半は、この適合ミスが原因です。
この問題を回避するための唯一の解決策は、「交流/直流(AC/DC)共用」のLEDキットを選ぶこと、あるいは「交流を直流に変換するコントローラー」が付属している製品を選ぶことです。M&Hマツシマやプロテックなどの信頼できるメーカー製LEDは、この不安定な交流電流を、LEDが安全に使えるきれいな直流電流に整えるための高性能な回路(コントローラー)を持っています。JF58型オーナーにとって、このコントローラーの有無は、製品選びの際の絶対条件と言っても過言ではありません。
Dio110におすすめのLEDヘッドライト
ここまで読んで「じゃあ結局、どれを買えばいいの?」と思われた方も多いでしょう。市場には星の数ほどLEDバルブが出回っていますが、Dio110(特にJF31、JF58、ハロゲン仕様のJK03)に安心して装着できる、私が自信を持っておすすめできる製品を厳選してご紹介します。
まず、最初におすすめしたいのが「M&Hマツシマ」の『PonLED(ポンレッド)』シリーズです。M&Hマツシマは、長年にわたりバイク用電球を作り続けてきた日本の老舗メーカー。ここの製品の最大の強みは「原付二種に最適化された設計」にあります。海外製の汎用LEDは、冷却ファンが大きすぎてDio110の狭いカウル内に収まらないことが多々ありますが、PonLEDはハロゲンバルブとほぼ変わらないコンパクトサイズを実現しています。また、AC/DC共用回路を内蔵しているモデルも多く、JF58型でも安心して使用できます(※購入前に必ず適合表を確認してください)。何より、配光の美しさが別格です。
次におすすめなのが、「プロテック(Protec)」の『LEDヘッドライトバルブ』シリーズです。こちらは少し価格帯が上がりますが、性能は折り紙付き。特筆すべきは、車種専用キットのラインナップが豊富なことです。Dio110専用キットであれば、配線の加工などは一切不要で、説明書通りにカプラーを繋ぐだけで完璧に動作します。冷却ファンも防水仕様のものが採用されており、耐久性に関してもトップクラス。数千円をケチって安物を買い直し続けるより、最初に良いものを入れて長く使う方が、結果的に安上がりで精神衛生上も良いと私は考えます。
また、純正採用メーカーでもある「スタンレー電気」のLEDバルブも選択肢に入ります。こちらは「RK21」などの型番で販売されており、純正同等の信頼性が魅力。派手な明るさ(ルーメン数)を競うのではなく、実用的な見やすさと対向車への配慮が行き届いた、大人のライダー向けの選択肢と言えるでしょう。
安いLEDヘッドライトに潜む配光の罠
ネット通販サイトを開けば、「爆光!10000ルーメン!」「2個セットで1,980円!」といった魅力的なキャッチコピーが踊る激安LEDバルブが溢れています。ついついポチりたくなる気持ち、痛いほど分かります。しかし、そこには「配光(はいこう)」という大きな落とし穴が潜んでいることを知っておいてください。
ヘッドライトの性能は、単に光の量(ルーメン)だけで決まるものではありません。その光を「どこに」「どのように」照射するかが最も重要です。純正のハロゲンバルブは、フィラメントという細い線が360度発光し、それをリフレクターが反射して路面を照らします。一方、安価なLEDバルブは、板の上にLEDチップが載っている構造上、どうしても発光点に「死角」ができます。また、発光点の位置がハロゲンバルブのフィラメント位置から数ミリずれている製品も少なくありません。
発光点がズレるとどうなるか。光がリフレクターで正しく反射されず、拡散してしまいます。結果、「近くは眩しいほど明るいのに、肝心の遠くが真っ暗」という現象が起きます。さらに、ロービームなのに上方向への光が漏れ出し、対向車や前走車のミラーを直撃。「パッシングされて煽られた」というトラブルの原因にもなりかねません。
| 種類 | 価格帯(目安) | メリット | デメリット・リスク |
| 純正同等ハロゲン (M&H、スタンレー等) | 1,500円〜2,500円 | 最も安価、絶対的な信頼性、加工不要で確実 | 明るさ・色は変わらない、寿命がLEDより短い |
| 国産プレミアムLED (M&H PonLED, Protec等) | 15,000円〜20,000円 | 完璧な配光、AC対応保証、長寿命、保証付き | 価格が高い(ただし長期的に見れば高コスパ) |
| 格安海外製LED (通販ノーブランド品) | 1,500円〜4,000円 | とにかく安い、カタログスペック上の数値は高い | 光が散る(車検非対応レベル)、AC不適合による即故障、加工が必要な場合あり |
安物買いの銭失いにならないためにも、そして何よりあなた自身と周りの交通の安全のために、しっかりとした光学設計がなされた製品を選ぶことを強くおすすめします。夜道の安心感は、価格以上の価値がありますよ。
Dio110のヘッドライト交換と光軸調整の手順

さあ、最適なバルブを手に入れたら、いよいよ交換作業です。「バイクの整備なんてやったことない」という方でも大丈夫。Dio110のヘッドライト交換は、いくつかのコツさえ押さえれば、DIYで十分に可能な作業です。ここでは、失敗しやすいポイントを中心に、具体的な手順を解説していきます。
自分で交換するためのカウルの外し方
Dio110のヘッドライトバルブにアクセスするためには、フロントのハンドルカバー(ライトが付いているカウル部分)を取り外す必要があります。これが作業全体の8割を占める難所と言っても過言ではありません。
まず、必要な工具はプラスドライバー(No.2サイズ)と、内張り剥がし(プラスチック製のヘラ)です。マイナスドライバーで代用しようとするとカウルが傷だらけになるので、数百円で買える内張り剥がしを用意することをおすすめします。
手順としては、まずハンドル周りの見える位置にあるネジ(通常はメーター側から見える左右のネジや、正面下部のネジなど、年式により2〜4本程度)を外します。さらに、バックミラーも邪魔になる場合があるので、14mm等のスパナで外しておくと作業がスムーズです。ネジを全て外したら、いよいよカウルの取り外しですが、ここで力任せに引っ張るのは厳禁です。
カウルは、内部でプラスチックの「ツメ」によって噛み合わさっています。特にヘッドライトの下側や、ウインカー付近のサイド部分に強力なツメが隠れています。コツは、メーター側の隙間に内張り剥がしを差し込み、「てこの原理」で少しずつ隙間を広げながら、カウル全体を前方(進行方向)へスライドさせるようなイメージで外すこと。
特に冬場の寒い日はプラスチックが硬化しており、驚くほど簡単に「バキッ」とツメが折れます。可能であれば、ドライヤーなどでカウルの合わせ目を少し温めて、プラスチックに柔軟性を持たせてから作業すると、破損リスクを劇的に下げることができます。
カウル外しの極意
- ネジの確認:隠れた場所にネジが残っていないか、ライトで照らして再確認。
- 道具の選定:金属製のドライバーではなく、樹脂製の内張り剥がしを使う。
- 温度管理:寒い日はドライヤーで温めるか、日中の暖かい時間に作業する。
- 力の方向:「剥がす」のではなく「スライドさせる」感覚で。
防水処理と取り付け時の注意点
カウルが外れたら、ヘッドライトユニットの裏側にアクセスできます。純正のバルブには、水やホコリの侵入を防ぐための大きなゴムカバー(防水ゴム)が装着されています。これを外し、留め具を解除してバルブを交換するわけですが、LED化する際にはこの「防水ゴム」の扱いが非常に重要になります。
LEDバルブの多くは、後部に冷却ファンやヒートシンク(放熱板)が付いており、純正バルブよりもお尻が大きくなっています。そのため、純正のゴムカバーがそのままでは付かない、あるいはファンと干渉してしまうことがあります。その場合、ゴムカバーの一部をハサミでカットして穴を広げるなどの加工が必要になることがあります。ただし、切りすぎるとそこから水が入ってヘッドライト内部が曇る原因になるので、現物合わせで慎重にカットしてください。
また、LEDキットにはコントローラー(ドライバーユニット)という小さな黒い箱が配線の途中についていることが多いです。このコントローラーと車体側の配線を繋ぐカプラー(接続コネクタ)部分は、必ずビニールテープや自己融着テープをグルグル巻きにして防水処理を行ってください。カウルの中とはいえ、雨天走行時には水しぶきが舞い込みます。ここが濡れるとショートして一発でライトが消えます。
さらに、コントローラー自体もブラブラしないよう、強力な両面テープや結束バンド(タイラップ)を使って、フレームやカウルの裏側の平らな面にしっかりと固定しましょう。固定が甘いと、走行中の振動でカウルに当たり「カタカタ」という不快な異音の原因になります。
ヘッドライト交換後の光軸調整のやり方
無事にバルブ交換が終わり、カウルを元に戻したら(ネジを締める前に点灯確認を忘れずに!)、最後の仕上げとして「光軸調整」を行います。バルブが変われば、光の飛ぶ角度は必ずズレます。「なんか前より手前しか照らさないな」「対向車からパッシングされるな」というのは、光軸が合っていない証拠です。
Dio110(特にJK03型など)の光軸調整方法は少し独特です。一般的なバイクのように調整ネジをドライバーで回して上下させるタイプもあれば、ヘッドライトユニットの下部にある固定ボルト(8mmや10mmのボルト)を緩め、ユニット全体を手でガコッと動かして角度を決め、再度ボルトを締め付けて固定するという、非常にアナログな構造の年式もあります。
光軸確認の簡易手順(壁当て法)
- 平らな場所を選び、白っぽい壁に向かってバイクを垂直に停める(壁から1m〜3m程度離れる)。
- エンジンをかけ、ヘッドライトをロービームで点灯させる。
- 光の上端(カットライン)が、ヘッドライトの取り付け高さよりも「わずかに下」にあることを確認する。水平より上を向いていると、対向車にとってはハイビームと同じです。
- もしズレていれば、調整ボルトを操作して適切な高さに合わせる。自信がなければ、バイクショップでテスターにかけてもらうのが確実です。
ヘッドライトが点かない時のヒューズ確認
最後に、トラブルシューティングです。「交換作業中に誤ってプラスとマイナスの線を接触させてしまった」「交換後、スイッチを入れてもウンともスンとも言わない」…そんな時は、まずヒューズを疑いましょう。ヒューズは、回路に異常な電流が流れた時に、自らが溶けて切れることで高価な電装部品や配線を守ってくれる身代わり地蔵です。
Dio110のヒューズボックスは、足元のフロアステップにあるバッテリーカバー(ネジ1本〜2本で止まっている蓋)の中にあります。蓋を開けると、バッテリーの近くに小さな黒い長方形の箱があり、その中にカラフルなヒューズが並んでいます。蓋の裏などに「HEAD LIGHT」や「MAIN」といった配置図が書かれているはずですので、該当するヒューズを引き抜いて見てみましょう。中のU字型の金属線が切れていれば、それが原因です。
交換する際は、必ず「切れたヒューズと同じアンペア数(数字)」のものを使ってください。例えば「10A(赤色)」が切れているのに、手元にあった「20A(黄色)」を入れるのは自殺行為です。過電流が流れてもヒューズが切れず、代わりに配線が燃え上がることになります。バッテリーカバーの裏側には予備のヒューズ(スペア)と、ヒューズを抜くための白いクリップ(ヒューズプーラー)が備え付けられていることが多いので、まずはそこを確認してみてください。
ぶっちゃけどうなの?Dio110ヘッドライトQ&A

- H4バルブ、ちょっと加工すれば付きそうなんですが、やっぱりダメですか?
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正直、絶対にやめておいた方がいいです(笑)。気持ちは痛いほど分かります!H4の方が種類も多いし、なんとなく明るそうですもんね。でも、無理やり付けてレンズが熱で溶けた知人を何人も見てきました。ヘッドライトユニットごと交換になると数万円コース確定なので、ここは大人しくHS1を選んでおくのが、結果的にお財布を守ることになりますよ。
- LEDにしたら雨の日が見えにくいって聞いたんですが本当ですか?
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これは…ぶっちゃけ「本当」です。真っ白な6000K(ケルビン)の光は、晴れの日は最高にクッキリ見えてカッコいいんですが、雨の日の濡れたアスファルトだと光が吸収されて、「あれ?ライト点いてる?」って不安になることがあります。見た目重視ならホワイト一択ですが、実用性重視なら、あえて4500Kくらいの「ちょっと黄色っぽいLED」を選ぶのも、通な選択かなと思います。
- カウルを外す時に「バキッ」とツメを折ってしまいました…。
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ようこそ、こちら側の世界へ(笑)。私もDio110のカウル爪は何度もやっています。冬場なんて特に折れやすいんですよね。もし1箇所くらいなら、他のネジで止まっていれば意外と大丈夫なことも多いです。走行中にガタガタうるさいようなら、見えないところをタイラップ(結束バンド)で固定しちゃいましょう。プロでもたまに折るくらいなので、あまり落ち込まなくて大丈夫ですよ!
- 自分で交換して、対向車からパッシングされたらどうすればいい?
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即座に光軸調整が必要です!パッシングされる=相手の目を潰している状態なので、かなり危険です。とりあえず応急処置として、ヘッドライトの下にある調整ボルトを緩めて、一番下までガクッと下げておきましょう。それでも高いようなら、バルブがちゃんとハマっていない(斜めに入っている)可能性大です。一度カウルを開けて、座り心地を確認してあげてくださいね。
Dio110のヘッドライトをカスタムして安全に
長くなりましたが、Dio110のヘッドライト交換とLED化について、重要なポイントを網羅してお話ししました。
ヘッドライトは、単なるドレスアップパーツではありません。あなた自身の命を守り、周囲の交通に自分の存在を知らせるための最重要保安部品です。「安さ」や「見た目の明るさ」だけで選ぶのではなく、正しい規格(HS1)への理解、車種特有の電気事情(JF58のAC回路)への配慮、そして確実な取り付け作業があって初めて、快適なナイトランが約束されます。
少し難しそうに感じるかもしれませんが、一つ一つの手順を丁寧に行えば、決して不可能な作業ではありません。この記事を参考に、あなたのDio110がより安全で、より頼れる相棒になることを願っています。もし作業に不安を感じたら、無理をせずプロのバイクショップに相談するのも勇気ある選択ですよ。
それでは、安全運転で楽しいバイクライフを!
