結論から言います。もしあなたが「純正のまま」ダンクに乗り続けているなら、毎日の移動で少しだけ損をしているかもしれません。
こんにちは。デジタルバイクライブラリー、運営者の「ゆう」です。
ホンダダンクのカスタムパーツを探してネットを見ていると、車用のライフダンクの部品が出てきて困ったり、自分のダンクがAF74なのかAF78なのか分からず不安になったりすることはありませんか。
自分好みのマフラーや便利なリアキャリアを取り付けて、通勤や通学をもっと楽しく快適にしたいですよね。
この記事では、そんな悩みを解決するために、私が調べたおすすめパーツや注意点を分かりやすく紹介します。
- ウィルズウィン製マフラーの特徴や音量に関する選び方
- AF74とAF78の型式の違いとパーツ適合の注意点
- 通勤を快適にするリアキャリアやタイヤの賢い選択
- 間違えやすいバッテリーや駆動系のメンテナンス知識
ホンダダンクのカスタムパーツ選びの基本

ホンダ・ダンク(Dunk)は、そのスクエアなデザインとeSPエンジンの静粛性が魅力ですが、少し手を加えるだけで愛着がグッと深まるバイクです。ここでは、見た目の印象を劇的に変えるマフラーや、走りのキレを良くする駆動系など、カスタムの第一歩として押さえておきたい基本パーツについて、選び方のコツや私のおすすめを深掘りして紹介していきますね。
ウィルズウィン等のマフラー交換
カスタムといえば、やっぱりマフラー交換が一番ワクワクしますよね。エンジンをかけた瞬間のサウンドの変化、リアビューの迫力、どれをとっても満足度が高いパーツです。ダンクのマフラーを探してみると、ネットショップではWirusWin(ウィルズウィン)の製品が圧倒的に多いことに気づくと思います。
実はウィルズウィンは、小排気量スクーターのマフラー開発においてものすごい種類をラインナップしているんです。私がチェックした中でも、予算や好みに合わせて選べるのが良いところだなと感じました。ここでは主要なモデルを比較してみましょう。
| モデル名 | 特徴・おすすめな人 |
|---|---|
| ロッドサイレンサー | シンプルで細身のストレート管デザイン。 価格も1万円台半ばと手頃なので、とにかくコストを抑えて音を変えたい学生さんや入門編にぴったりです。 音質はやや高めの乾いたサウンドになる傾向があります。 |
| ロイヤルマフラー | 少し高級感のある落ち着いた太めのサイレンサー。 「ユーロタイプ」や「スポーツタイプ」などエンド形状が選べるのも魅力。 大人のカスタムという雰囲気が出ますね。音質は低音が効いたジェントルな響きです。 |
| アトミックツイン | 迫力の2本出し!50ccとは思えないインパクトを出したいならこれ一択かも。 リアビューのボリューム感が凄まじく、信号待ちで後ろの視線を感じること間違いなしです。 |
JMCA認証とバッフルの扱いについて
マフラー交換で気になるのが「音量」と「法律」ですよね。ウィルズウィン製品の多くは、バッフル(消音用のサイレンサー)が標準装備されており、これを装着している状態であれば、法規制値内の音量に収まるよう設計されています。ただし、バッフルを外すと音量が大きくなり、場合によっては近隣トラブルや取り締まりの対象になるリスクがあります。
また、より安心して公道を走りたい方は、「JMCA認証マフラー(政府認証)」を選ぶのがベストです。これは第三者機関が厳しいテストを行い、騒音規制や排ガス規制をクリアしていることを証明したものです。認証プレートがついているマフラーなら、堂々と胸を張って乗れますね。
(出典:JMCA 全国二輪車用品連合会『JMCA認定・認証マフラー試験の流れ』)
【納期に注意!】
ウィルズウィンのマフラーは基本的に「受注生産」となっていることが多く、注文してから届くまで数週間から2ヶ月近くかかることも珍しくありません。「春のツーリングに間に合わせたい!」「ボーナスが出たらすぐ付けたい!」という場合は、欲しい時期から逆算して、かなり早めの注文をおすすめします。
駆動系とプーリーで最高速アップ
「ダンクの出足、もうちょっとキビキビ走らないかな?」と感じることはありませんか? 純正のダンクは燃費性能や静粛性を徹底的に重視しているため、ウェイトローラー(WR)という変速タイミングを決める部品が17gという、原付にしてはかなり重たい設定になっています。
この重たいローラーのおかげで、低い回転数で変速し、燃費が良くなるのですが、その代償として加速時のパンチ力(ダッシュ力)が抑えられてしまっているんです。ここをカスタムすることで、走りの性格をガラッと変えることができますよ。
ウェイトローラーの黄金比率
私の経験上、ダンクのeSPエンジンで街乗りを快適にするなら、以下のセッティングがおすすめです。
【おすすめセッティング例】
加速を良くしたいなら、純正の17gから15gや16gへ軽くするのが定番です。たった1gや2gの違いですが、これだけで信号待ちからのスタートが「ググッ」と前に出るように軽快になります。
逆に、もっと軽くして13gや14gにするとどうなるかというと、エンジン回転ばかり上がってスピードが乗らない「空回り感」が出てきたり、燃費が悪化したりします。純正プーリーのままなら、16gあたりがバランスの良い「プチカスタム」として最適解かもしれません。
絶対にやってはいけない「流用」の罠
注意が必要なのが「適合」です。ネット検索で「ダンク 駆動系」と調べると、キタコの「パワードライブキット タイプ3」などがヒットすることがありますが、商品説明をよく見ると「グランドアクシス100」用だったりします。
「同じスクーターだし付くだろう」と安易に流用するのは絶対にNGです。プーリーの中心にあるボス穴の径や、クランクシャフトの溝(スプライン)の形状が微妙に異なるため、無理につけると走行中にプーリーナットが緩んで脱落し、クランクシャフトそのものを破損させる大事故につながります。修理代で数万円が飛んでいく悲劇を防ぐためにも、必ず「ダンク(AF74/AF78)用」あるいは「ホンダeSPエンジン用」として明記されている専用品を選んでくださいね。
AF74とAF78の適合確認
パーツを買う前に絶対に確認してほしいのが、自分のダンクの型式です。ダンクには大きく分けて2つのモデルが存在します。
- AF74:2014年のデビューから販売された初期型モデル。
- AF78:2016年以降の平成28年排出ガス規制対応モデル。
「見た目は同じだし、中身も一緒でしょ?」と思うかもしれませんが、実は見えない部分で結構な違いがあります。最大の違いは、排ガス規制に対応するためのマフラーのセンサー類や、ECU(エンジンのコンピューター)のセッティング、そして一部の電装系カプラーの形状です。
マフラーや外装パーツの多くは「AF74/AF78共通」として販売されていますが、例えばLEDヘッドライトキットやハザードキットなどの電装パーツ、あるいはサブコン(燃料調整機)などは、型式が違うと全く動かないことがあります。特にネット通販の商品タイトルには「ダンク AF74 AF78」と両方書いてあっても、説明文の下の方に小さく「※AF78は不可」なんて書いてあるケースも稀にあります。
【自分の型式の調べ方】
自賠責保険証を見るのが一番早いですが、車体番号でも分かります。AF74-100…ならAF74、AF78-110…ならAF78です。購入ボタンを押す前に、「自分の型式に適合しているか」をもう一度確認する癖をつけると、失敗が減ると思いますよ。
ハンドルやバーエンドの装飾
一般的な原付スクーター(DioやJogなど)はハンドル周りが樹脂のカバーで覆われていますが、ダンクはパイプが露出している「バーハンドル」なのがカッコいいですよね。これって実は、カスタムのハードルがすごく低いということでもあるんです。スマホホルダーやドリンクホルダーを付けるのも簡単ですが、見た目の満足度を上げるならバーエンドの交換がおすすめです。
私のおすすめは、SP武川(タケガワ)などのアルミ削り出しバーエンドへの交換です。純正の黒いプラスチックキャップから、レッドやゴールド、ブルーなどのアルマイトカラーに変えるだけで、乗っている時に常に視界に入るので満足度がすごく高いんです。
振動対策としての「ヘビーウェイト」
そして、ただの飾りではありません。選ぶときに「重量」を気にしてみてください。ダンクのような単気筒エンジンは、走行中にハンドルに微細な振動(ビリビリ感)が伝わってきやすく、長時間乗っていると手が痺れることがあります。
そこで、ステンレスや真鍮ウェイトを内蔵した「ヘビーウェイトバーエンド」を選ぶと、ハンドルの端っこを重くすることで共振を抑え、ハンドルの不快な振動を軽減してくれる効果が期待できます。「手のしびれ対策」という機能性と、「ドレスアップ」という見た目の一石二鳥が叶うので、初心者さんにもぜひ挑戦してほしいカスタムです。
傷ついた外装カウルの補修
長く乗っていると、強風で倒れてしまったり、駐輪場で隣の自転車に擦られたりと、カウルに傷がついてしまうこともありますよね。でも、ホンダの純正パーツで新品カウルを全部揃えようとすると、軽く数万円コースになってしまい、修理をためらってしまう方も多いはずです。
そんな時に役立つのが、PFP(ピーエフピー)などの補修用外装セットです。
【レストアの救世主】
例えば「外装6点セット」のような形で販売されており、フロントフェンダー、フロントカバー、サイドカバー左右などがセットになっています。価格は純正の半額以下で手に入ることが多く、純正色(ポセイドンブラックメタリックなど)に近い塗装が施されています。
もちろん、純正品に比べると「チリ(パーツ同士の隙間)」が少し合わなかったり、ネジ穴を少し広げないと入らなかったりといった苦労はあるかもしれません。しかし、傷だらけのボロボロの状態で乗り続けるよりは、丸ごと交換して新車のような輝きを取り戻した方が、愛着も復活しますよね。中古で安く買ったダンクをリフレッシュしたい時にも最適です。
実用性を高めるホンダダンクのカスタムパーツ

ここからは、通学や通勤で毎日ダンクを使う方に向けて、もっと便利に、そして安全に乗るための実用的なパーツについて深掘りしていきます。「ただの足」から「頼れる相棒」に進化させましょう。
リアキャリアとボックスの積載
ダンクの弱点といえば、スタイリッシュなデザインの代償として、シート下収納が少し浅いことです。フルフェイスヘルメットが入らなかったり、カッパを入れたら一杯になってしまったり。これを解決するにはリアキャリアとトップボックスの追加が必須です。
リアキャリア選びで迷うのが、「ホンダ純正」か「社外品(エンデュランスなど)」かという問題です。
純正と社外品、どっちが買い?
- ホンダ純正:フィッティングや塗装の品質、耐久テストの基準は完璧です。絶対にサビさせたくない、純正ルックを崩したくないという方にはベストですが、価格は1万円オーバーと少し高めです。
- エンデュランス製:純正より数千円安く購入できます。最大の特徴は、キャリアのパイプ径が太く、タンデム(二人乗りはできませんが)や取り回しの際に掴みやすい「グラブバー」としての機能が優れている点です。耐荷重も純正同等かそれ以上を確保しているものが多いです。
個人的には、コスパ重視ならエンデュランス製を選んで、浮いたお金でリアボックスを買うのが賢い選択かなと思います。ダンクは足元がフラットなので、リアボックスを追加すれば「足元に買い物袋+シート下に雨具+ボックスにヘルメット」という最強の布陣が完成します。これで125ccクラス並みの積載量になり、日々の買い出しも楽々こなせますよ。
おすすめのタイヤサイズと選び方
タイヤは命を乗せて走る重要なパーツです。まずはダンクの純正サイズをしっかり覚えておきましょう。
前後共通:90/90-10 50J
この「90/90-10」というサイズは、一般的な原付(3.00-10など)よりも少し太く、安定感を重視した設計になっています。交換する際は、必ずこのサイズのタイヤを選んでください。
ティムソンという選択肢
最近の検索トレンドや現場の評判を見ていると、TIMSUN(ティムソン)というメーカーが猛烈に人気を集めています。以前は「海外製タイヤ=安かろう悪かろう(滑る・減る)」というイメージがありましたが、ティムソンは日本のJIS規格をクリアする品質管理を行っており、その常識を覆しました。
| モデル | 特性 |
|---|---|
| TS660 | 雨の日のグリップ力を徹底的に重視した「ストリートハイグリップ」。ゴム質が柔らかく、濡れたマンホールや白線の上でも滑りにくいと評判です。毎日の通勤・通学で雨の日も乗るなら、絶対にこちらが安心です。 |
| TS600 | コストパフォーマンス重視のスタンダードモデル。減りにくく(ロングライフ)、価格も安いので、晴れの日しか乗らないサンデードライバーや、とにかく安く直したい方におすすめ。 |
もちろん、IRC(井上ゴム)やダンロップ、ブリヂストンといった国内老舗メーカーも絶対的な安心感があります。タイヤ交換は工賃も含めると1万円近い出費になりますが、ケチってスリップ事故を起こしたら元も子もありません。特に雨の日の怖さを知っている人ほど、TS660のようなハイグリップタイヤを選んでいます。
寿命を迎えたバッテリーの交換
ここで、この記事の中で一番重要な注意喚起をさせてください。検索で「ダンク バッテリー」と打つと、車の「ライフダンク」用の大きなバッテリーが出てくることが本当によくあるんです。
【絶対間違えないで!】
車のバッテリー(40B19Rなど)はバイクには絶対に付きませんし、サイズが巨大すぎます。ホンダ・ダンク(AF74/AF78)の適合バッテリーは「GTZ6V」という型番です。
アイドリングストップ車専用の過酷な環境
さらに重要なのが、ダンクは「アイドリングストップ機能」を搭載している点です。信号待ちのたびにエンジンが止まり、青信号で再始動する。この動作は、バッテリーにとってものすごい負担になります。普通の原付用バッテリー(YTX4L-BSなど)を無理やり付けると、パワー不足でアイドリングストップが作動しなくなったり、最悪の場合は数ヶ月でバッテリーが上がってエンジンがかからなくなったりします。
交換する際は、必ず「アイドリングストップ車対応」と明記された高性能バッテリーを選んでください。メーカーとしては、新車装着されているGSユアサや、信頼性の高い古河電池などが間違いありません。「安いから」という理由で無名の中華バッテリーを選ぶと、冬の朝に泣きを見ることになるかもしれませんよ。
リアサスペンションで乗り心地改善
走行距離が1万キロ、2万キロと伸びてくると、リアサスペンション(ショックアブソーバー)が劣化して「抜け」が発生します。中のオイルが劣化してダンパー効果がなくなると、段差を越えた後に「ボヨンボヨン」といつまでも揺れ続けたり、カーブでリヤが不安定になったりします。
純正の長さ(自由長)はおよそ300mm前後〜310mm程度です(現車で計測することをおすすめします)。交換する場合、ライブDio ZX用などの汎用品が安く売られていますが、ここにも落とし穴があります。
ダンクとDioでは車重もエンジンの重さも違います。汎用品のサスペンションだと、バネが柔らかすぎて底付きしてしまったり、逆に硬すぎてガチガチの乗り心地になったりすることが多いのです。できれば、KN企画やエンデュランス、YSSなどから出ている「車種専用設計」や「バネレート調整式(プリロード調整付き)」のサスペンションを選ぶと失敗が少ないです。赤いスプリングやメッキボディなどを選べば、足元のワンポイントアクセントにもなって一気にカスタム感が出ますよ。
ホンダダンクのカスタムに関するよくある質問(Q&A)

- 自分のダンクがAF74かAF78か、一番簡単に見分ける方法は?
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自賠責保険証などの書類を見るのが確実ですが、手元にない場合は「車体番号」を確認してください。足元のステップ付近にあるメンテナンスリッド(小さな蓋)を開けるとフレームに刻印があります。「AF74-」から始まれば前期型、「AF78-」から始まれば後期型です。
- マフラー交換をすると燃費は悪くなりますか?
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一般的に、抜けの良いスポーツマフラーに変えると、低速トルクが少し痩せてアクセルを開けすぎてしまう傾向があるため、燃費が落ちることはあります。ただ、ウィルズウィン製などのバッフル装着状態であれば極端な悪化は防げることが多いです。「音を楽しむ代償」として少し割り切りが必要かもしれませんね。
- カスタム初心者ですが、自分でパーツ交換はできますか?
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バーエンドやミラー、ステッカー貼り、スマホホルダーの取り付けなどは、初心者さんでも簡単な工具(ドライバーや六角レンチ)があれば挑戦しやすいです。一方で、駆動系(プーリー)やブレーキ関係は専用工具と知識が必要で、失敗すると事故に繋がります。不安なら無理せずバイク屋さんにお願いするのが一番の近道ですよ。
- タイヤの空気圧はどれくらいにしておけば良いですか?
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燃費やハンドリングに大きく影響するので、月に一度はチェックしましょう。ダンク(1名乗車時)の規定値は、前輪が1.25kgf/cm2(125kPa)、後輪が2.00kgf/cm2(200kPa)です。ガソリンスタンドで給油ついでに見てもらうのがおすすめです。
ホンダダンクのカスタムパーツまとめ
ここまで、ホンダダンク(AF74/AF78)のカスタムパーツについて、マフラーから消耗品まで幅広く紹介してきました。最後にポイントを振り返ってみましょう。
- マフラーは納期と音量をチェックして、ウィルズウィンなどが人気。JMCA認証ならさらに安心。
- 「ライフダンク」との検索間違いに注意(特にバッテリーはGTZ5Sを選ぶこと)。
- ウェイトローラーの軽量化(16g付近)は加速アップに効果的だが、適合確認は慎重に。
- 実用派はエンデュランス製リアキャリア+ボックスで積載量を最大化しよう。
- タイヤは雨に強いTIMSUN(ティムソン)TS660などが今のトレンド。
ダンクは、パーツ一つ変えるだけで「自分だけのマシン」になった感覚が味わえる楽しいバイクです。まずはステッカー1枚、バーエンド1つからでも良いので、ぜひカスタムの世界を楽しんでみてください。手をかければかけるほど愛着が湧き、毎日の通勤や通学が単なる「移動」から「楽しみな時間」に変わるはずです。
※カスタムパーツの取り付けは、正しい知識と工具が必要です。ブレーキや駆動系など重要保安部品に関わる作業に不安がある場合は、無理せずバイクショップ等の専門家に依頼してくださいね。安全第一で、最高のダンクライフを送りましょう!
