こんにちは。デジタルバイクライブラリー、運営者の「ゆう」です。
通勤や買い物の足として、もはや「最強」の呼び声高いホンダ・リード125。シート下の広大な収納スペースに、125ccとは思えないパワフルな走り。私も愛用していますが、本当に頼りになる相棒ですよね。
でも、これから購入を検討している方や、オーナーになったばかりの方の中に、「ネットで検索すると『リード125 燃費 悪い』って出てきて不安…」「カタログ値ほど走らない気がするけど、これって故障?」といった悩みをお持ちの方はいませんか?期待していただけに、ガソリンメーターの減りが早いとモヤモヤしますよね。
そこで今回は、リード125(特に現行JK12型と先代JF45型)の燃費性能について、メーカー公表値ではなく「実際のユーザーデータ」や「メカニズムの裏側」から徹底的に深掘りしてみました。結論から言うと、リード125の燃費は決して悪くありません。むしろ優秀です。では、なぜ「悪い」という検索ワードが生まれるのか?その理由と、明日からできる燃費アップ術を余すことなくお伝えします!
- データで証明されたリード125の実燃費と、ライバル車との決定的な違い
- なぜ冬場やチョイ乗りで燃費がガタ落ちするのか?エンジンの仕組み解説
- 「ふんわりアクセル」だけじゃない!物理法則を味方につけるエコ運転術
- 燃費悪化は不調のサイン?見落としがちなメンテナンスポイント4選
リード125の燃費が悪いと感じる原因と実燃費の真実

まずは、感覚的な話ではなく、客観的な数字とエンジンの設計思想から「リード125の立ち位置」をはっきりさせましょう。なぜこれほど高性能なエンジンを積んでいるのに、一部で「燃費が悪い」と言われてしまうのか。そこには、現代のスクーターならではの事情と、比較対象による「見え方の違い」が隠されていました。
リード125のJK12型とJF45型の実燃費
皆さんが一番知りたいのは「実際、リッター何キロ走るの?」という点ですよね。メーカーが公表しているWMTCモード値(カタログ燃費)も参考にはなりますが、実際の道路状況はもっと過酷です。そこで、国内最大級のバイクSNSなどの膨大な給油データを独自に調査・分析してみました。
その結果、リード125(JK12型/JF45型混合)の平均実燃費は約 50.1 km/Lという、極めて高い数値を記録していることがわかりました。これは、一般的な125ccスクーターの平均を大きく上回る水準です。
ここがポイント!
内燃機関(ガソリンエンジン)でリッター50kmを超えるというのは、熱効率として驚異的なレベルです。もしご自身のリード125が45km/L〜55km/Lの間で推移しているなら、それは「極めて正常」であり、車両のポテンシャルを十分に引き出せていると言えます。
しかし、ここで注目すべきは「データのバラつき(標準偏差)」です。平均は50km/Lでも、下は30km/L台後半から、上は60km/L近くまで、ユーザーによって記録に大きな開きがあります。検索で「燃費 悪い」と調べてしまう方は、おそらくこの分布の「下側」に位置する運用状況にあるか、あるいは「リッター60km走ると思っていたのに50kmしか走らない」という、期待値とのギャップに苦しんでいる可能性があります。
特に現行のJK12型から搭載された「eSP+エンジン」は、従来の2バルブから4バルブへと進化しました。一般的にバルブ数が増えると高回転型になり燃費は落ちると言われますが、ホンダはこのエンジンで「ロングストローク化」や「フリクション低減技術」を徹底し、パワーアップと燃費維持を両立させています。つまり、車両側のスペックダウンで燃費が悪くなったわけではないのです。
リード125とPCXの燃費性能を徹底比較
次に、同じホンダの兄弟車であり、最大のライバルとも言える「PCX(125ccモデル)」と比較してみましょう。「PCXの方が車体が大きいから燃費が悪くて、リードの方が良いはず」というイメージをお持ちの方も多いと思います。実際のデータはどうなっているのでしょうか。
実は、現行モデルにおいてリード125とPCXは、基本的に同じ「eSP+(イーエスピープラス)」というエンジンを積んでいます。しかし、パッケージングの違いが実燃費に明確な差を生み出しています。
| 車種 | 平均実燃費(推定) | 燃費に影響する構造的違い |
|---|---|---|
| リード125 | 約 50.1 km/L | ・小径タイヤ(前12/後10インチ) ・転がり抵抗や回転させるエネルギーが小さい ・実用車としてのバランス設定 |
| PCX125 | 約 43.0 〜 48.0 km/L | ・大径ワイドタイヤ(前14/後13インチ) ・車重が重く、安定志向 ・ラグジュアリーな走行性能重視 |
表の通り、同じエンジンを積んでいても、リード125の方がリッターあたり数キロ燃費が良い傾向にあります。これは主に「タイヤサイズ」と「重量」の物理的な差によるものです。
PCXは乗り心地と安定性を高めるために太くて大きなタイヤを履いていますが、これは「転がり抵抗」や「回転慣性モーメント(回りにくさ)」を増大させます。対してリード125は、小径タイヤを採用することで、少ないエネルギーで軽快にタイヤを回すことができます。もしあなたが「燃費最優先」でホンダ車を選ぶなら、PCXよりもリード125の方が理にかなった選択と言えるでしょう。
(出典:本田技研工業株式会社『リード125 主要諸元』https://www.honda.co.jp/LEAD125/spec/)
リード125とアドレス125の燃費の差
ここで避けて通れないのが、スズキの「アドレス125」との比較です。「アドレスからリードに乗り換えたら燃費が落ちた…」という声をよく聞きますが、これはある意味で仕方のないことなんです。
なぜなら、アドレス125(特に空冷時代のモデルや現行SEPエンジン搭載車)は、徹底的な「軽量化」によって燃費を稼いでいるからです。物理学の法則(F=ma)が教える通り、動かす物体が軽ければ軽いほど、必要なエネルギーは少なくて済みます。
- アドレス125:装備を簡素化し、空冷エンジンを採用することで極限まで軽量化。短距離のストップ&ゴーにめっぽう強い。
- リード125:水冷エンジンによる耐久性と静粛性、高剛性ボディ、そして巨大な収納スペースという「付加価値」のために、ある程度の重量を受け入れている。
リード125の実燃費50km/Lに対し、アドレスは53〜55km/Lを叩き出すこともあります。しかし、この差は「性能の劣後」ではなく、「快適性や積載性とのトレードオフ(交換条件)」です。静かで振動が少なく、荷物がたくさん入るリード125のメリットを享受するための「必要経費」として、この数キロの差を受け入れられるかどうかがポイントですね。
リード125の燃費向上に効くふんわりアクセル
では、車両の特性を理解した上で、どうすればリード125の燃費をさらに伸ばせるのでしょうか?最も効果的かつ即効性があるのが「アクセルワークの改善」です。
スクーターに採用されているCVT(無段変速機)は、構造上、急激にアクセルを開けると「変速」よりも先に「エンジン回転数」が跳ね上がる特性があります。信号が変わった瞬間にアクセルを全開にするような運転は、エンジンを熱効率の悪い高回転域に無理やり放り込み、ガソリンをばら撒いているようなものです。
今日からできる「3秒ルール」
発進時、最初の3秒間はアクセル開度を50%以下に抑えてみてください。じわっと開けていき、クラッチが完全に繋がって速度が乗ってきてから、必要な速度まで加速するイメージです。
また、「コースティング(惰性走行)」も有効です。前方の信号が赤になったり、停止車両が見えたりしたら、早めにアクセルを全閉にしましょう。近年の電子制御エンジンは、アクセルオフ時に燃料噴射を完全に止める「フューエルカット」機能が働きます。早めにアクセルを戻して転がっていく距離が長ければ長いほど、燃費は確実に向上しますよ。
冬場の燃費低下とチョイ乗りの意外な関係
「夏場はリッター52km走っていたのに、冬になったら45kmまで落ちた。どこか壊れた?」
これ、実はリード125に限らず、すべてのガソリン車で起こる正常な現象です。特に冬場に燃費が悪化する主な原因は3つあります。
- 暖機増量(だんきぞうりょう): エンジン始動直後、冷え切ったエンジンや触媒を早く温めるために、コンピュータが自動的にガソリンを濃く噴射します。
- 空気密度の上昇: 冷たい空気は密度が高いため、空気抵抗(ドラッグ)が増え、前に進むのにより大きな力が必要になります。
- オイル粘度の上昇: エンジンオイルは低温だと硬くなり、ネバネバします。これが抵抗となり、エンジンの回転を妨げます。
ここで最悪の組み合わせとなるのが「冬場のチョイ乗り」です。片道10分以内の通勤などでは、エンジンが適正温度に温まり、オイルがサラサラになる前に目的地に着いてしまいます。つまり、常に「燃料濃いめ・抵抗大きめ」の、燃費にとって一番苦しい状態だけで走り終えてしまうのです。これは故障ではないので、あまり気に病まず「冬はこんなもの」と割り切るのが精神衛生上良いかもしれませんね。
アイドリングストップが燃費に与える影響
リード125には、信号待ちなどで自動的にエンジンを停止させる「アイドリングストップシステム」が搭載されています。カタログ上の燃費測定モード(WMTC)でも、この機能がONであることを前提としています。
都市部を走行する場合、トータル走行時間の20%〜30%が「信号待ち」で費やされることも珍しくありません。この無駄なアイドリングをカットすることで、実燃費で5%〜10%程度の向上が見込めます。
しかし、「最近アイドリングストップしないな」と感じることはありませんか?実はこのシステム、バッテリー電圧が下がっていたり、水温が低すぎたりすると、バッテリー保護のために作動しないようプログラムされています。もし頻繁にアイドリングストップがキャンセルされるなら、バッテリーが弱っているサインかもしれません。燃費向上だけでなく、トラブル予兆のバロメーターとしても活用できますね。
リード125の燃費が悪い状況を改善するメンテと運用

運転方法には気を使っているのに、それでも燃費が悪い…。そんな時は、バイク自体の健康状態を疑う必要があります。「燃費の悪化」は、バイクが発している「苦しいよ」という無言の悲鳴かもしれません。
リード125のタイヤ空気圧を適正に保つコツ
燃費対策において、最もコストパフォーマンスが高く、かつ重要なのが「タイヤの空気圧管理」です。断言しますが、空気圧が減っているだけで、燃費は簡単に10%以上悪化します。
空気圧が低いタイヤは、餅のようにベチャっと潰れながら回転します。ゴムが変形するたびにエネルギーが熱として逃げていく(ヒステリシスロス)ため、エンジンは常にブレーキを引きずりながら走っているような状態になります。特にリード125のような小径タイヤは回転数が多いため、その影響は甚大です。
リード125の指定空気圧(1人乗車時目安)
- 前輪:1.75 kgf/cm² (175 kPa)
- 後輪:2.25 kgf/cm² (225 kPa)
※モデルやタイヤ銘柄により異なる場合があります。必ずシート下のステッカーを確認してください。
空気は自然に抜けていくので、最低でも「1ヶ月に1回」はガソリンスタンドで補充しましょう。これだけでリッター2〜3km回復することも珍しくありません。
リード125のオイル交換時期と燃費の相関
エンジンオイルは、潤滑だけでなく、冷却や密封、防錆といった重要な役割を担っています。劣化したオイルは酸化してドロドロになり、エンジン内部の摩擦抵抗(フリクション)を劇的に増やしてしまいます。
リード125のeSP+エンジンは、ピストン裏へのオイルジェット噴射など高度な潤滑システムを採用しているため、オイル管理は非常にシビアです。メーカー推奨は長めのスパンになっていますが、通勤でのゴーストップや短距離走行が多い「シビアコンディション」で使うなら、3,000km〜5,000kmごとの交換を強くおすすめします。
使用するオイルも重要です。基本的にはホンダ純正の「ウルトラE1(スクーター用低燃費オイル)」を選んでおけば間違いありません。高価なレーシングオイルなどは粘度が高すぎて、逆に燃費を悪化させることもあるので注意が必要ですよ。
リード125のエアクリーナー清掃で吸気効率改善
人間で例えるなら「マスク」にあたるのがエアクリーナーです。エンジンはガソリンと空気を混ぜて燃やしていますが、エアクリーナーがホコリや油分で目詰まりすると、必要な空気が吸えなくなります。
空気が足りないと、相対的にガソリンの比率が高くなる(リッチな状態になる)ため、無駄に燃料を消費してしまいます。特に、交通量の多い幹線道路を走る方や、トンネル走行が多い方は汚れが早いです。一般的には20,000kmごとの交換が目安ですが、燃費が落ちてきたと感じたら、一度ケースを開けて中身を確認してみてください。真っ黒になっていたら即交換です。数千円のパーツ交換で、燃費と加速の伸びが復活しますよ。
リード125のタンク容量から考える航続距離
「燃費が悪い」と感じる心理的な要因の一つに、リード125の「燃料タンク容量」があります。リード125のタンクは6.0リットル。PCXの8.1リットルに比べると小さいため、給油のペースが早くなりがちです。
しかし、冷静に計算してみましょう。実燃費を50km/Lと仮定すると、
50km/L × 6.0L = 300km
なんと、計算上は東京から名古屋の手前まで無給油で走れることになります。
実際にはガソリン残量の警告灯が点滅し始める残り1リットル〜1.5リットル付近で給油するとしても、220km〜250kmは確実に走行可能です。通勤で往復20km使うとしても、給油は2週間に1回程度で済む計算です。「給油回数が多い=燃費が悪い」と錯覚しがちですが、航続距離で見ればリード125は十分ロングランナーなんですね。
駆動系ベルト交換でリード125の燃費を回復
タイヤやオイルは気にしていても、見落としがちなのが「駆動系」です。スクーターはVベルトとウェイトローラーを使って変速していますが、これらは消耗品です。
- Vベルトの摩耗: ベルトが削れて細くなると、プーリーの深い位置まで落ち込んでしまい、常に「ローギア」で走っているような状態になります。同じ速度を出すのにより高いエンジン回転数が必要になるため、燃費が悪化します。
- ウェイトローラーの偏摩耗: ローラーが丸ではなく四角く削れてしまうと、スムーズな変速ができず、加速がもたついたり、回転数が安定しなくなったりします。
走行距離が20,000kmを超えてくると、これらの部品の劣化が顕著になります。「昔よりエンジン音がうるさくなった」「最高速が落ちた」と感じたら要注意。駆動系をリフレッシュすることで、新車のような静けさと燃費が戻ってくることはよくあります。
リード125の燃費について!ぶっちゃけQ&A

- ハイオクを入れたら燃費は良くなりますか?
-
正直なところ、お金の無駄になっちゃうのでレギュラーでOKです(笑)。
私も試しに入れたことありますが、劇的に燃費が伸びたり、パワーが上がったりすることは体感できませんでした。リード125のエンジンはレギュラーガソリンで最適に動くように作られています。「洗浄剤が入っているからエンジンに良い」という説もありますが、その差額分でオイル交換をマメにしてあげた方が、間違いなくバイクは長持ちしますよ! - 実際、給油ランプが点滅してから何キロ走れますか?
-
精神衛生上、点滅したらすぐスタンドを探しましょう。
計算上は点滅してからでも残り1.5リットルくらいあるので、70km近く走れるはずなんです。でも、ガス欠で重いリードを押して歩くのは本当に地獄です(経験者は語る…)。私はチキンなので、メーターが最後の1目盛りになった時点で給油しちゃいます。ギリギリを攻めても良いことないですからね。 - 冬場の暖機運転(エンジン温め)って必要ですか?
-
停車したままの長い暖機は、ただガソリンを捨てているだけなので不要です!
今のバイクは性能が良いので、エンジンかけてすぐ走り出しても壊れません。ただ、いきなり全開にするのはNG。最初の3分〜5分くらい、人間でいう「準備運動」のつもりでゆっくり走ってあげる「走行暖機」が一番燃費にもエンジンにも優しいですよ。
リード125の燃費が悪い悩みを解決するまとめ
ここまで、リード125の燃費について多角的に検証してきましたが、いかがでしたでしょうか。結論として、リード125は適切なメンテナンスと運用を行えば、クラス最高水準の低燃費(約50km/L)を実現できる極めて優秀なスクーターです。
もし今、「燃費が悪い」と感じているなら、以下のステップでチェックしてみてください。
燃費改善チェックリスト
- タイヤの空気圧は適正か?(1ヶ月放置でアウトです!)
- チョイ乗りや急加速を繰り返していないか?
- オイル交換やエアクリーナーの点検はしているか?
- 駆動系の消耗部品(ベルト等)は交換時期に来ていないか?
「リード125 燃費 悪い」という検索結果に惑わされず、このバイクが本来持っているポテンシャルを信じてあげてください。正しい知識と愛情を持って接すれば、リード125はあなたの生活を支える、最も経済的で頼れるパートナーであり続けてくれるはずです。
燃費やメンテナンスに関する正確な数値や指定部品については、必ずお手持ちの取扱説明書やホンダの公式サイトをご確認ください。また、車両の不調が改善しない場合は、自己判断せずにお近くのホンダドリーム店や信頼できるバイクショップにご相談ください。
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