こんにちは。デジタルバイクライブラリー、運営者の「ゆう」です。ホンダのタクトといえば、通勤通学の足として誰もが知るスクーターの代名詞的存在ですが、ネットで検索窓に「タクト」と打ち込むと、サジェストに「最強」という言葉が浮かび上がってくるのを見たことがありませんか?
実はこの「最強」という言葉には、検索する人の年代や目的によって全く異なる二つの意味が隠されています。ある人にとっては、古き良き2ストロークエンジンが弾き出す暴力的なまでの加速力を意味し、またある人にとっては、現代の4ストロークモデルが叩き出すリッター80kmという驚異的な燃費や耐久性を意味します。さらに、高騰を続ける中古相場において「資産価値」としての強さを求める声まであり、タクトの世界は知れば知るほど奥が深いのです。
この記事では、半世紀近くに及ぶタクトの系譜を紐解き、エンジニアたちが50ccに込めた魂の変遷を辿ります。カタログ数値の徹底比較から、マニアックな改造のツボ、そして失敗しない中古車選びまで、あなたの目的に合った「最高の一台」を見つけるための情報を、私の経験を交えて余すことなくお伝えします。
- 歴代モデルの中で最も馬力が高い最強スペックのタクトが判明する
- 現行モデルのAF79と旧型AF75の重要な違いと選び方が理解できる
- 2ストロークと4ストロークそれぞれのメリットとデメリットがわかる
- 中古市場での価格相場や資産価値の高いモデルについての知識が得られる
歴代ホンダタクト最強の馬力とスペックを徹底比較

タクトの歴史を振り返る時、避けて通れないのが1980年代から90年代にかけて繰り広げられた「スクーター・パワーウォーズ」の熱気です。排ガス規制がまだ緩やかだったこの時代、メーカーのエンジニアたちは50ccという法規制ギリギリの排気量の中で、いかに高いパワーを絞り出すかに全力を注いでいました。それはまさに、コンマ1馬力を競い合う執念の歴史でもあります。ここでは、数値としての「絶対的な強さ」を求めた時代のタクトたちにスポットを当ててみましょう。
2ストタクトの最強馬力を誇るAF30のスペック
もしあなたが、現代の軟弱なエコバイクには目もくれず、「カタログ数値上の絶対的な最強」を求めているのであれば、答えは非常にシンプルです。1993年に登場したAF30型(タクト・スタンドアップ)およびAF31型(タクトS)こそが、ノーマル状態で歴代最強の出力を誇るモデルだからです。
このモデルが誕生したのは、2ストロークエンジン技術が成熟の域に達し、かつ厳しい環境規制によって牙を抜かれる直前の、奇跡のようなタイミングでした。その心臓部に与えられたスペックは、今の常識では考えられないものです。
AF30/AF31の最強ポイント
- 最高出力:6.1ps / 7,000rpm
- 最大トルク:0.65kg-m / 6,500rpm
- 乾燥重量:66kg(AF30) / 68kg(AF31)
- 装備:電動スタンドアップ機構(AF30)、油圧ディスクブレーキ(AF31)
現代の4ストロークエンジンのタクトが約4.5馬力であることを考えると、AF30は実に1.3倍以上のパワーを持っていることになります。しかし、スペック表の馬力以上に重要なのが「トルク」の太さです。最大トルク0.65kg-mという数値は、50ccスクーターとしては破格です。
実際にAF30に乗ってみると、その違いはスロットルを回した瞬間に分かります。信号待ちからのゼロ発進(シグナルダッシュ)では、背中をドンと蹴飛ばされたような加速感とともに、あっという間に法定速度まで到達します。特に素晴らしいのが登坂能力です。私が近所の急な坂道を試走した際も、4ストローク車が苦しそうに減速していく横で、AF30はエンジンを唸らせながらグイグイと加速していきました。
また、AF30にはキー操作だけでセンタースタンドが自動で立つ「スタンドアップ機構」が搭載されており、AF31にはフロントに油圧式ディスクブレーキが奢られていました。「速く走るためのパワー」と「確実に止まるためのブレーキ」、そして「日常の利便性」をすべて詰め込んだこのモデルは、ホンダが本気で作った最後の「最強2ストタクト」と言えるでしょう。
スーパータクトAF09とAF16の違いと加速性能
「最強」の定義を、単なる馬力数値ではなく「パワーウェイトレシオ(車重あたりのパワー)」、つまり「軽快さ」に置くなら、話は少し変わってきます。ここで比較対象となるのが、80年代のヤンキー文化やファンシー文化の象徴とも言えるAF09型(スーパータクト)と、メットイン機能を本格採用して実用性を高めたAF16型(タクトフルマーク)です。
特に1987年に登場したAF16型タクトフルマークは、シート下にヘルメットを収納できる「メットイン」という画期的な機能を搭載しながら、乾燥重量をわずか60kgに抑え込んでいます。先ほど紹介したAF30型が66kgであることを考えると、この6kgの差は50ccの非力なエンジンにとって決定的な違いを生みます。
| モデル | 最高出力 | 車両重量(乾燥) | パワーウェイトレシオ | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| AF09 スーパータクト | 5.0〜5.4ps | 58kg | 約10.7〜11.6 | スタイル重視、加速はマイルド |
| AF16 フルマーク | 5.8ps | 60kg | 10.34 kg/ps | 軽さを活かした鋭いダッシュ力 |
| AF30 スタンドアップ | 6.1ps | 66kg | 10.81 kg/ps | 絶対的なパワーとトルク |
数値を見てわかる通り、1馬力あたりが負担する重量(パワーウェイトレシオ)において、AF16はAF30を凌駕する数値(低いほど優秀)を叩き出しています。これはどういうことかというと、停止状態からの一瞬の飛び出しや、細かい路地での切り返しにおいて、AF16の方が「軽く、速く」感じるということです。
私も以前、状態の良いAF16に乗る機会がありましたが、まるで自転車にエンジンを積んだかのようなヒラヒラとした操作感と、アクセルを開けた瞬間にフロントが浮き上がりそうになるレスポンスの良さに感動しました。重厚な加速のAF30に対し、軽快な瞬発力のAF16。「軽さは正義」という言葉を信じるなら、このAF16こそが隠れた最強モデルかもしれません。
ちなみに、2ストロークエンジンのメンテナンスには良質なオイルが欠かせません。古いモデルの性能を維持するためには、オイル選びも非常に重要です。
タクトの最高速を引き出す改造とプーリーの選び方
「ノーマルのままでは物足りない」「もっと速くしたい」という欲望は、バイク好きなら誰しもが抱くものです。特にタクトのような2ストロークスクーターの魅力は、手を加えれば加えるほど素直に性能が向上するカスタムの潜在能力(ポテンシャル)の高さにあります。
エンジン本体に手を入れるボアアップ(排気量アップ)はハードルが高いですが、最も手軽で効果を体感できるのが、駆動系パーツである「ハイスピードプーリー」への交換です。スクーターは無段変速機(CVT)を採用しており、プーリーという部品の中にある「ウェイトローラー」が遠心力で移動することで変速します。このプーリーの形状やローラーの重さを変えることで、加速重視にも最高速重視にも味付けを変えることができるのです。
私の経験とこれまでのリサーチに基づくと、タクトにおすすめのプーリーメーカーは以下の2社に絞られます。
おすすめのプーリーメーカー
- KN企画:
コストパフォーマンスに関しては最強です。「イージーハイスピードプーリー」などは数千円で手に入り、ポン付け(調整なし)でも最高速が5km/h〜10km/hほど伸びるケースが多いです。セッティングパーツも豊富なので、初心者からベテランまで愛用者が多いのが特徴です。 - DAYTONA(デイトナ):
品質と信頼性を重視するならこちら。「パワーアドバンス・スーパーハイスピードプーリー」などは、加速を犠牲にせずに最高速を伸ばす絶妙な溝の設計がされています。また、プーリー本体の精度が高いため、ドライブベルトへの攻撃性が低く、耐久性を損なわずに速くしたい方に向いています。
ただし、プーリー交換は「沼」への入り口でもあります。ウェイトローラーを軽くすれば加速は良くなりますが、エンジンが唸るばかりで速度が伸びなくなったり、逆に重くしすぎると発進が極端に遅くなったりします。自分の体重や走る地形に合わせて、0.5g単位でローラーの重さを調整し、ベストなセッティングを見つけ出した時の快感は言葉にできません。
自分だけの最強マシンを作るプロセスそのものを楽しむ。これこそが、旧型タクトを所有する最大の醍醐味と言えるでしょう。
クレタク中古相場とレストアベースとしての価値
ここで少し視点を変えて、「走りの性能」ではなく「資産としての価値」における最強について触れておきましょう。現在、中古バイク市場において異常とも言える価格高騰を見せているのが、1984年に発売されたAF09型、その中でも特に「クレージュタクト(通称:クレタク)」と呼ばれる特別仕様車です。
フランスのファッションブランド「クレージュ」とコラボレーションしたこのモデルは、パステルカラーのピンクやブルーを基調とした可愛らしいデザインで、当時は若い女性をターゲットにしていました。しかし、その後の歴史の中で、ヤンキー文化における改造ベース車(ロングノーズや竹槍マフラーなど)として爆発的な人気を博しました。現在では、その希少性と80年代レトロブームが相まって、コレクターズアイテムとしての地位を確立しています。
市場価格の現状を見てみると、当時の新車価格(約14万円前後)と同等、あるいはそれを大きく上回る20万円〜30万円以上で取引される極上車も珍しくありません。ボロボロの不動車(エンジンがかからない状態)であっても、部品取りとして5万円以上の値がつくこともあります。
購入時の注意点:ニセモノに注意!
市場に出回っているAF09の中には、普通のスーパータクトの外装だけを塗り替えて「クレージュ仕様」として販売されている個体も多く存在します。本物のクレージュタクトは車体番号や専用のキー、シートのデザインなどが異なります。購入を検討する際は、単に色が可愛いからと飛びつくのではなく、その個体の来歴や細部のパーツ構成をしっかり確認する必要があります。
今後、2ストローク車の個体数は減る一方であり、AF09の価値が下がることは考えにくいです。「持っているだけで価値が上がる」という意味では、間違いなくAF09が最強の投資対象と言えるでしょう。もし、納屋の奥で眠っているAF09を見つけたら、それは宝くじに当たったようなものかもしれません。
AF24タクトの評価と隠れた実力を再検証
AF16(フルマーク)とAF30(スタンドアップ)という二つの名車の間に挟まれたAF24型(1989年〜)は、歴史の中で少し影が薄い存在になりがちです。丸みを帯びたデザインは今見てもお洒落ですが、「最強」という議論においてはあまり名前が挙がりません。
しかし、スペックを冷静に見直すと、最高出力は6.0psをマークしており、AF30の6.1psに肉薄する数値を叩き出しています。決して遅いバイクではないのです。また、このモデルから採用された「スタンドアップ機構」は、後のAF30にも引き継がれる便利な機能でした。
では、なぜAF24は「遅い」と言われることがあるのでしょうか?
実際に乗っているユーザーの声を聞くと「加速がマイルド」「坂道で少し粘りが足りない」といった評価が見られることがあります。これは当時のホンダが、カタログ数値としての馬力は確保しつつも、実際の乗り味(ドライバビリティ)においては、女性ユーザーなどを意識して、唐突な加速を抑えたマイルドなセッティングに振っていたためだと推測できます。
しかし、これは逆に言えば「伸び代がある」ということです。エンジン自体は6馬力のポテンシャルを持っているわけですから、マフラーの詰まりを解消したり、前述したプーリー交換で変速特性を少しアグレッシブにしてあげるだけで、AF24は激変します。中古相場もAF30やAF09に比べて比較的落ち着いており、安価で入手しやすいのも魅力です。
「不人気だから安い」のではなく、「実力が知られていないから安い」。そう捉えれば、安く速いタクトを作りたいユーザーにとって、AF24はコストパフォーマンス最強の狙い目モデルと言えるでしょう。
実用性で選ぶホンダタクト最強モデルと現行の魅力

さて、ここからは現代の「最強」に話を移しましょう。もしあなたが、週末の趣味としてではなく、毎日の通勤や通学で雨の日も風の日もバイクを使うのであれば、求められる「強さ」の定義はガラリと変わります。それは「速さ」ではなく、「圧倒的な燃費」であり、「故障しない信頼性」であり、「誰でも乗れる扱いやすさ」です。
2015年、13年ぶりに復活を遂げた現行タクトシリーズは、2ストローク時代の牙を捨て去る代わりに、現代社会が求める実用性において頂点に立つ性能を手に入れました。
現行AF79と旧型AF75の違いは生産国にある
これから中古、あるいは新車で現行モデルのタクトを探すなら、絶対に知っておいてほしい非常に重要なポイントがあります。それは型式の違いです。街で見かける現行タクトはどれも同じに見えますが、実はAF75型とAF79型という二つの型式が存在し、その出自は全く異なります。
- AF75型(2015年〜2016年):ベトナム生産モデル
- AF79型(2017年〜現在):日本生産(熊本製作所)モデル
2015年に復活した当初、タクト(AF75)はコストダウンのためにベトナムで生産されていました。しかし、2017年の排ガス規制対応のタイミングでモデルチェンジを行い、生産拠点を日本の熊本製作所に移管しました。これがAF79型です。
「Made in Japan」への回帰は、単なる気分の問題ではありません。実際に両方のモデルを見比べてみると、塗装の深みや耐久性、樹脂パーツのチリ(隙間)の合わせ方、細かな溶接のビード(盛り上がり)の美しさにおいて、日本製であるAF79型の方が明らかに品質が高いと感じます。特に日本の過酷な四季(湿気や冬の凍結防止剤など)にさらされ続ける通勤車両において、この「製造品質の高さ」は、5年後、10年後のボディーの状態に大きな差となって現れます。
中古市場では価格差がそれほど大きくない場合もありますが、長く相棒として付き合っていきたいのであれば、私は迷わず車体番号が「AF79」から始まる日本製モデルを「品質最強」として推します。
4ストタクトの燃費はリッター80kmの衝撃
現行タクトに搭載されている水冷4ストローク単気筒エンジン、通称「eSPエンジン(enhanced Smart Power)」の凄さは、とにかくエンジン内部の摩擦(フリクション)を徹底的に減らす技術にあります。シリンダーの中心をずらしてピストンの抵抗を減らす「オフセットシリンダー」や、発電機とセルモーターを一体化した機構など、ホンダの最先端技術が詰め込まれています。
その結果、カタログスペック(30km/h定地走行テスト値)では驚異の80.0km/Lという数値を叩き出しています。「どうせカタログ値でしょ?実際はそんなに走らないよ」と思うかもしれません。確かに実走行では信号停止や加速減速がありますが、より実態に近い国際基準の「WMTCモード値」でも56.4km/L(クラス1)という公表値を持っています。
(出典:本田技研工業株式会社『原付一種スクーター「タクト」と「タクト・ベーシック」のカラーバリエーションを変更し発売』)
私の友人が実際にAF79を通勤で使用していますが、「給油した日を忘れるレベル」と語っていました。タクトの燃料タンク容量は4.5リットルですが、実燃費でリッター50km走ると仮定しても、満タンで225kmも走れる計算になります。これは東京から静岡県まで無給油で行ける距離です。
ガソリン価格が高騰を続ける現代において、この経済性はまさに「お財布にとって最強」の味方です。浮いたガソリン代で、美味しいランチを月に何度も食べられると考えれば、その恩恵は計り知れません。
タクトベーシックの足つき性とコスパを徹底分析
現行ラインナップには「タクト(標準モデル)」と「タクト・ベーシック」の2種類が存在しますが、街中でよく見かけるのは、実は圧倒的に「ベーシック」の方です。なぜ標準モデルではなくベーシックが選ばれるのか?その理由は、単に安いからだけではない、明確な「強み」があるからです。
| 比較項目 | タクト(標準) | タクト・ベーシック |
|---|---|---|
| シート高 | 720mm | 705mm (-15mm) |
| アイドリングストップ | あり | なし |
| メーカー希望小売価格 | 高い | 安い(約1.5万円差) |
最大の違いは「シート高」です。ベーシックは標準モデルよりシートを15mm低く設定しており、これが小柄な女性や高齢者の方にとって絶大な安心感を生んでいます。「信号待ちで足がベッタリ着く」という事実は、立ちゴケのリスクを減らし、心の余裕を生みます。
また、ベーシックにはアイドリングストップ機能が付いていませんが、これを「デメリット」と捉えるか「メリット」と捉えるかは意見が分かれます。アイドリングストップは燃費を稼げますが、バッテリーへの負荷が大きく、高価な専用バッテリーの交換頻度が上がります。あえて複雑な機能を省いたベーシックは、構造がシンプルでトラブルリスクが低く、長期的なメンテナンスコストも安く済むという見方もできるのです。
「足つきの良さ」と「シンプルイズベストな構造」。これらを武器に、実用車としての最適解を提示しているのがタクト・ベーシックであり、多くのユーザーに選ばれている事実がその「強さ」を証明しています。
2ストと4ストのタクトはどちらが速いか比較
記事の終盤にあたり、よく議論になる「結局、2ストと4ストどっちが速いの?」という永遠のテーマに決着をつけましょう。結論から言えば、あなたが「速さ」という言葉をどう定義するかによって勝者は異なります。
もし、速さを「信号が青になった瞬間のダッシュ力」や「急な坂道を登る力」と定義するなら、勝者は間違いなく2ストローク(AF30/AF16等)です。エンジンの構造上、爆発回数が2倍である2ストロークのトルク感には、4ストロークはどうあがいても物理的に勝てません。短距離走のアスリートのような瞬発力を持っています。
しかし、もし速さを「目的地へ確実に、快適にたどり着く移動効率」と定義するなら、勝者は4ストローク(AF79)になります。2ストローク車は振動が激しく、長時間の運転は疲労が蓄積します。また、冬場の朝にエンジンがかかりにくい、マフラーから白煙を吹いて服が臭くなる、オイル補充の手間があるなど、乗るための儀式が必要です。
対して4ストロークのAF79は、インジェクション制御のおかげで真冬でもセル一発で始動し、静かで振動も少なく、淡々と距離をこなします。「トラブルなく、いつでもすぐに出発できる」という点において、AF79は圧倒的に速いのです。
「乗る楽しさの速さ」なら2スト、「生活ツールとしての速さ」なら4スト。これが私の結論です。
読者からよく聞かれる「タクト最強」に関するQ&A

最後に、ブログのコメント欄やSNSでよくいただく質問をまとめてみました。「最強」を目指すにあたって、気になるところを解消しておきましょう。
- 昔の2ストロークタクト(AF30など)は、今でも普通に乗れますか?
-
乗ることは十分可能ですが、少しだけ「愛」が必要です。
部品の供給はまだありますし、構造が単純なので修理も比較的容易です。ただし、燃費が悪かったり、マフラーから煙が出たり、エンジンオイルを定期的に継ぎ足す必要があります。「スイッチ一つで何も考えずに走れる」現代のバイクとは違う、機械を操る感覚を楽しめる人には最強の相棒になります。 - ボアアップして60km/h以上で走るのは違法ですか?
-
50cc登録(白ナンバー)のままでは違法です。
排気量を上げてパワーアップさせた場合は、役所で「改造申請」を行い、ナンバープレートを黄色(原付二種)に変更する必要があります。もちろん、運転するには「小型限定普通二輪免許」以上の免許が必要です。原付免許のままでボアアップ車に乗ると「無免許運転」になるので絶対にやめましょう。 - 結局、エンジンの寿命(耐久性)が最強なのはどれですか?
-
メンテナンスをする前提なら、現行の4スト(AF79)が最強です。
2ストロークエンジンは構造上、ピストンリングの摩耗が早く、2〜3万キロ程度でオーバーホールが必要になることが多いです。対して現行のeSPエンジンは、水冷で熱管理がしっかりしており、オイル交換さえサボらなければ5万キロ、いやそれ以上走る個体もザラにあります。「長く壊れずに乗りたい」ならAF79一択ですね。
目的別で決めるホンダタクト最強のモデルはこれだ
長くなりましたが、これまでの情報を総括して、目的別に「最強」の称号を与えるべきタクトを認定したいと思います。あなたにとっての最強はどれでしょうか。
| 最強の称号 | モデル名 | 選定理由 |
|---|---|---|
| 絶対的速さ最強 | AF30/AF31 | 歴代最高出力6.1馬力と太いトルク。物理的に最も速く、力強い走りを実現する2ストロークの完成形。 |
| 実用・コスパ最強 | AF79 ベーシック | 日本製の信頼性、実燃費リッター50km超の経済性、足つきの良さ。現代の移動手段としての最適解。 |
| 資産価値最強 | AF09 クレタク | 圧倒的なブランド力とプレミア価格。所有すること自体がステータスとなり、投資対象にもなる唯一無二の存在。 |
| カスタム素材最強 | AF16 フルマーク | 60kgの超軽量ボディとシンプルな構造。いじればいじるほど速くなる、大人のプラモデルとして最高の素材。 |
タクトというバイクは、時代ごとに姿を変えながら、常に私たちの生活のそばにあり続けました。「最強」というキーワードを入り口に、あなた自身のライフスタイルや価値観にピタリとハマる一台を見つけていただければ、これほどうれしいことはありません。さあ、あなたもタクトと一緒に、新しい「強さ」を手に入れてみませんか?
※記事内のスペックや価格相場は執筆時点の調査に基づく一般的な目安です。中古車の状態やパーツの効果には個体差があります。また、道路交通法における原付一種の法定速度は30km/hです。改造を行う際は法律を遵守し、自己責任で行ってください。整備に不安がある場合は、必ず信頼できるプロショップへ相談することをおすすめします。
