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スーパーカブのプラグ交換|適合品番と交換時期を詳しく解説

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スーパーカブのプラグ交換|適合品番と交換時期を詳しく解説

こんにちは、デジタルバイクライブラリーのゆうです。

スーパーカブのプラグを交換しようとしても、CR6HSAやCPR6EA-9S、CPR8EA-9Sなど似た品番が並び、「自分のカブにはどれが合うの?」と迷いますよね。

スーパーカブは同じ車名でも、型式や年式によってプラグの長さや熱価が異なるため、車名だけで選ぶと取り付け不良やエンジントラブルにつながる可能性があります。

先に結論を言うと、プラグは車種名ではなく、車両型式と年式を確認してから選ぶことが大切です。

この記事では、50・110・C125・CT125の主な適合品番、交換時期、必要なプラグレンチ、交換手順まで初めての方にもわかるように解説します。

この記事でわかること
  • 型式と年式ごとの主な適合プラグ
  • 標準プラグとMotoDXの交換時期
  • 16mmプラグレンチを使う交換手順
  • 交換後も不調が続く場合の確認方法
目次

スーパーカブのプラグ適合一覧

スーパーカブのプラグ適合一覧

まずは、スーパーカブ各型式に使われるNGKプラグの代表的な適合例を整理します。

車両型式は標識交付証明書や軽自動車届出済証、車体番号の先頭部分などで確認できます。

同じ排気量でもエンジンの世代が変わると指定品番も変わるため、購入前に実車の型式、年式、取扱説明書を照合してください。

車両型式と年式を調べ、取扱説明書と照合して正しいプラグ品番を選ぶ流れ

以下は純正状態を前提にした主な適合例であり、ボアアップ、シリンダーヘッド交換、他車種エンジンへの載せ替えが行われた車両には当てはまらない場合があります。

C50・AA系の型式別適合品番

スーパーカブ50は販売期間が長く、短いねじ部を持つ旧型用プラグと、ねじ部が長い新世代用プラグが混在しています。

特に「C50」という型式は製造年や仕様の幅が広く、C5HSA、C6HSA、C7HSA、CR6HSAなど複数の指定例がある点に注意が必要です。

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主な車種・年式型式NGK標準プラグMotoDX適合例
C50スタンダード・デラックスの一部C50・主に1981年以前C5HSA設定なし
C50ビジネスの一部C50・1983年以降の一部C6HSACR6HDX-S
C50 SDXの一部1982年前後の一部C7HSACR7HDX-S
スーパーカブ50AA01CR6HSACR6HDX-S
スーパーカブ50・50プロAA04・AA07・AA09CPR6EA-9SCPR6EDX-9S
クロスカブ50AA06CPR6EA-9SCPR6EDX-9S

AA01で使われるCR6HSAはねじ長12.7mm、AA04以降で使われるCPR6EA-9Sはねじ長19mmなので、見た目が似ていても互換品として扱えません。

型式や年式によって異なる長さのプラグを、エンジン断面のイラストで比較した図

長すぎるプラグを誤って装着すると燃焼室へ必要以上に突き出し、短すぎるプラグでは本来の位置で点火できないため、エンジンを傷めるおそれがあります。

NGK品番では「H」がねじ長12.7mm、「E」がねじ長19mmを表すため、CR6HSAとCPR6EA-9Sの違いは熱価だけではありません。

また、「R」は抵抗入り、「P」は突き出し形状、「-9」は火花すき間の呼びを示す記号で、末尾まで含めて一つの品番として扱います。

古いC50では標準品に抵抗なしのC6HSAが指定される一方、後年のAA01では抵抗入りのCR6HSAが指定される例もあるため、似た文字列を自己判断で置き換えないでください。

C50のプラグ型番は「C50だからCR6HSA」と一括りにせず、製造年と仕様まで確認しましょう。

◆ゆうのワンポイントアドバイス

古いカブは長い年月の間にエンジンやシリンダーヘッドが交換されていることもあるので、書類だけでなく、現在付いているプラグの品番とねじ長も照合すると安心ですよ。

110ccの型式別適合品番

スーパーカブ110では、JA59世代への切り替わりを境に標準熱価が6番から8番へ変わっています。

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車種主な型式NGK標準プラグMotoDX
スーパーカブ110JA07・JA10・JA44CPR6EA-9SCPR6EDX-9S
スーパーカブ110プロJA07・JA10・JA42CPR6EA-9SCPR6EDX-9S
クロスカブ110JA10・JA45CPR6EA-9SCPR6EDX-9S
スーパーカブ110JA59CPR8EA-9SCPR8EDX-9S
スーパーカブ110プロJA61CPR8EA-9SCPR8EDX-9S
クロスカブ110JA60CPR8EA-9SCPR8EDX-9S

NGKの熱価は数字が大きいほど熱を逃がしやすい「冷え型」になるため、CPR6EA-9SとCPR8EA-9Sは同じ寸法に見えても役割が違います。

JA44の感覚でJA59にも6番を選ぶのではなく、JA59・JA61・JA60には指定された8番を使うのが基本です。

ここで言う熱価は、外気温に合わせて夏は8番、冬は6番へ替えるという意味ではなく、プラグ先端から熱を逃がす性質を表しています。

純正エンジンを通常使用しているなら季節ごとに熱価を変える必要はなく、Hondaとプラグメーカーが指定する品番を通年で使うのが基本です。

ボアアップや高圧縮化をした車両では燃焼温度が変わる可能性がありますが、熱価だけを上げ下げして解決しようとせず、キットメーカーや施工店の指定に従ってください。

一方、2025年以降に登場したLite系など新しい派生モデルは別の指定になる場合があるため、車名が似ていても既存のJA59用を流用せず、最新の適合検索で確認してください。

C125とCT125の適合品番

C125とCT125も、エンジン世代の変更に合わせて6番から7番へ指定が変わっています。

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車種型式・主な年式NGK標準プラグMotoDX
スーパーカブC125JA48・2018年9月~2021年9月CPR6EA-9CPR6EDX-9S
スーパーカブC125JA58・JA71CPR7EA-9SCPR7EDX-9S
CT125ハンターカブJA55・2020年6月~2022年12月CPR6EA-9CPR6EDX-9S
CT125ハンターカブJA65・2022年12月~CPR7EA-9SCPR7EDX-9S

末尾の「S」の有無も品番の一部なので、CPR7EA-9とCPR7EA-9Sを同じ商品だと思わず、箱の表記まで確認してください。

JA48とJA55では標準品がCPR6EA-9でも、MotoDXの適合品はCPR6EDX-9Sとなるため、「標準品と末尾が完全に同じでなければ不適合」と単純には判断できません。

アップグレード品はメーカーが構造やガスケットを含めて適合を確認しているので、品番の文字を自分で組み替えず、適合表に掲載された完成品番を選びましょう。

適合は更新されることがあるため、購入直前にNGKの適合情報とHondaの取扱説明書を照合するのが確実です(出典:NGK「スパークプラグ適応品番検索」)。

適合確認の順番は、車名、排気量、車両型式、年式、現在のエンジン仕様、指定プラグ品番です。

AA04・AA09はCPR6EA-9S、JA59・JA60・JA61はCPR8EA-9S、JA58・JA65・JA71はCPR7EA-9Sと示した代表例の表

カブのスパークプラグ交換時期

カブのスパークプラグ交換時期

スパークプラグは火花が飛んでいれば永久に使える部品ではなく、放電のたびに電極が少しずつ摩耗する消耗品です。

小排気量のカブは交通の流れに合わせるため比較的高い回転数を使うので、四輪車と同じ感覚で長期間使い続けないほうが安心です。

標準とMotoDXの交換目安

一般的な交換距離の目安は、標準プラグで約3,000~5,000km、MotoDXで約8,000~10,000kmです(出典:NGK「プラグの点検・交換」)。

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プラグの種類交換距離の一般的な目安向いている使い方
標準プラグ約3,000~5,000km費用を抑え、定期的に点検したい人
イリジウムIX標準品と同程度を基本に確認着火性を重視する人
MotoDX約8,000~10,000km交換頻度を減らし、始動性も重視する人
標準プラグの交換目安約3000~5000kmと、MotoDXの交換目安約8000~10000kmを比較した図

これらはあくまで一般的な目安で、短距離走行の繰り返し、長時間の高回転、重い荷物、登坂路、濃すぎる混合気、オイル消費などによって寿命は短くなります。

距離が少なくても、始動しにくい、アイドリングが乱れる、加速時に息つきする、電極が大きく摩耗しているといった変化があれば早めに点検してください。

反対に、交換距離まで使える保証があるわけではないので、通勤で毎日使う車両は定期点検のタイミングで焼け具合と電極の角を確認すると安心です。

年間走行距離が少ない車両でも、長期保管による湿気、端子の腐食、繰り返す短時間始動でくすぶることがあるため、少なくとも定期点検時には取り付け状態を確認しましょう。

交換日と走行距離をメンテナンスノートやスマートフォンへ記録しておくと、「いつ替えたかわからない」という状態を防げます。

中古車を購入して交換履歴が不明な場合は、適合確認後に新品へ交換し、取り外したプラグをエンジン状態を知る最初の資料として観察する方法もわかりやすいです。

プラグ以外を含む車両全体の保守を考えたい方は、スーパーカブの寿命と長く乗るための整備ポイントも参考にしてください。

中心電極が細いイリジウムやMotoDXは、硬いワイヤーブラシで強くこすると電極を傷める可能性があるため、汚れがひどい場合は無理な再生より交換を選びましょう。

スーパーカブのプラグ交換効果

スーパーカブのプラグ交換効果

摩耗したプラグを適合する新品へ交換すると、弱く不安定になっていた点火が本来の状態へ戻り、始動性やアイドリングが改善する可能性があります。

ただし、正常なプラグから新品へ替えただけで排気量が増えたような大幅な出力向上が起こるわけではありません。

劣化症状と焼け具合の見分け方

プラグの電極が摩耗して火花のすき間が広がると、放電により高い電圧が必要になり、冷間始動や加速時など条件が厳しい場面で失火しやすくなります。

代表的な変化は、セルやキックでかかりにくい、信号待ちで回転が不安定になる、アクセルを開けたときにもたつく、燃費が落ちる、排気から生ガソリンのような臭いがする、といった症状です。

燃費はタイヤ空気圧、気温、走行速度、荷物、風、チェーン状態にも左右されるため、プラグ交換前後の一回の給油だけで効果を断定しないようにしましょう。

モデル別の燃費差や実燃費の見方は、スーパーカブ50・90・110・C125の燃費比較でも詳しくまとめています。

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発火部の状態考えられる状態対応の考え方
薄茶色から茶色おおむね良好な燃焼電極摩耗とすき間も確認する
乾いた黒色燃料が濃い、短距離が多い、熱価不適合など吸気・燃料系と使い方も点検する
ガソリンで濡れているかぶりや失火の可能性乾燥だけで直らなければ原因を点検する
白く焼けている燃料が薄い、過熱、熱価不適合など高負荷走行を避けて整備店へ相談する
電極の溶損や碍子の欠け異常燃焼や物理的損傷の可能性走行を控えて専門点検を受ける
外したプラグの焼け色を茶色・黒色・白色の三つの色見本で示した模式図

焼け色は診断材料の一つですが、走行直前の運転条件でも変わるため、色だけでキャブレター調整や熱価変更を決めるのは危険です。

摩耗で要求電圧が高くなった状態を放置すると、プラグだけでなく、プラグキャップやコード、イグニッションコイルの絶縁へ負担をかける場合があります。

新品交換で始動性が戻ったならプラグ劣化が原因だった可能性は高まりますが、しばらくして同じ症状が再発したときは、燃料が濃い、オイルが燃焼室へ入る、充電電圧が低いなど、プラグを汚す側の原因も疑います。

あなたのカブは、寒い朝だけかかりにくいのか、雨の日だけ失火するのか、それとも暖まった後に止まるのかを整理すると、原因を絞り込みやすくなります。

プラグの白化、電極の溶損、繰り返す失火、強いガソリン臭、異音がある場合は、ピストンや触媒を傷める前に走行を控えて整備店で点検してください。

スーパーカブのプラグ交換手順

スーパーカブのプラグ交換手順

スーパーカブのスパークプラグ交換は比較的取り組みやすい整備ですが、アルミ製シリンダーヘッドのねじ山を傷めると修理費が大きくなります。

作業は平らで風通しのよい場所にセンタースタンドを立て、エンジンとマフラーが完全に冷えてから始めてください。

プラグレンチのサイズと必要工具

この記事で挙げたCR6HSA、CPR6EA-9S、CPR7EA-9S、CPR8EA-9S、対応するMotoDXはいずれも、六角部の二面幅が16mmです。

そのため、基本工具は16mmのプラグソケット、9.5mm差込角のラチェットハンドル、必要に応じたエクステンションバーです。

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工具・用品具体的な候補特徴
16mmプラグソケットデイトナ 977529.5mm差込角、ラバーホールド式
16mmプラグソケットTONE 3P-16S9.5mm差込角、薄肉・マグネット式
16mmプラグレンチKTC B3A-16SP薄肉タイプで保持機構付き
低トルク用レンチKTC GW025-039.5mm差込角、5~25N・m対応
低トルク用レンチTONE T3MN259.5mm差込角、5~25N・m対応

プラグを落としにくいマグネット式やラバーホールド式は、狭い場所での脱着がしやすく、初心者にも扱いやすいですよ。

プラグと交換用レンチのイラスト。記事で紹介するプラグには16mmの工具を使うことを示している

このほか、プラグ周辺の砂を落とす柔らかいブラシ、保護手袋、ウエス、必要に応じてエアダスターを用意します。

ユニバーサルジョイントは障害物を避けるのに便利ですが、角度を付けたまま強い力を掛けるとプラグへ斜めの力が加わるため、最終的な締め付けでは工具の軸をできるだけプラグと一直線に保ちます。

ソケットの外径が大きすぎるとシリンダーヘッドや周辺部品へ当たることがあるので、購入時は16mmという口径だけでなく、薄肉かどうかも確認してください。

車載の簡易レンチは出先で便利ですが、繰り返し整備するなら、プラグをまっすぐ保持できる専用ソケットと低トルク域に合うトルクレンチが安心です。

締め付けトルクと交換手順

交換で最も大切なのは、斜めにねじ込まないことと、締め過ぎないことです。

  1. エンジンが冷えていることを確認し、プラグ周囲の砂や小石を落とします。
  2. プラグキャップ本体を持ってまっすぐ抜き、コードだけを強く引っ張らないようにします。
  3. 16mmプラグレンチを奥まで確実に掛け、反時計回りにゆっくり緩めます。
  4. 取り外したプラグの品番、ねじ長、端子形状、焼け具合を新品と比較します。
  5. 新品プラグをソケットまたは指先だけで回し、座面に当たるまで抵抗なく入ることを確認します。
  6. 車両の整備資料またはプラグメーカーの指定値で本締めします。
  7. プラグキャップを確実に押し込み、始動後に異音や排気漏れがないか確認します。

NGKが示すガスケット付きねじ径10mmプラグの一般的な推奨締め付けトルクは10~12N・mですが、車両側に個別指定がある場合は取扱説明書やサービスマニュアルを優先してください。

エンジンが冷えてからプラグを指先で回し入れ、最後にレンチで指定された力で締める手順

トルクレンチがない場合の回転角は品番とガスケットで異なり、特にCPR6EA-9SやMotoDXなど「S」が付く品番は一律の「新品なら2分の1回転」という覚え方が当てはまらない場合があります。

回転角で締める場合は、購入したプラグの箱に記載された指示をそのまま守るのが安全です。

ねじ部へ焼き付き防止剤やグリースを塗ると、同じ設定トルクでも締め過ぎになる可能性があるため、メーカーから指示がない限り塗布しません。

手で回している段階で急に重くなる、数回転しか入らない、ソケットが傾くといった場合は、工具で押し込まず一度抜いてねじ山を確認してください。

取り外した状態で火花を確認する行為は、高電圧による感電や燃料への引火につながるおそれがあるため、知識と設備がない状態では行わないでください。

締め付け条件を回転角で確認したい場合は、品番ごとの指定を公式手順で確認してください(出典:NGK「プラグの正しい取り付け方」)。

アルミ製シリンダーヘッドのねじ山を損傷すると、タップ修正やヘリサート加工、シリンダーヘッド交換が必要になることがあるため、不安を感じた時点で整備店へ任せる判断も大切です。

おすすめプラグと点火系消耗品

おすすめプラグと点火系消耗品

おすすめは価格だけで決めるのではなく、純正に近い扱いやすさ、交換頻度、車両への公式適合を比べて選びます。

まず指定された標準プラグでエンジンを正常な状態へ戻し、そのうえで交換頻度や始動性を重視するならMotoDXを検討する流れがわかりやすいです。

NGK標準とMotoDXの選び方

標準プラグは価格を抑えやすく、定期点検のたびに新品へ交換しやすいことがメリットです。

MotoDXはルテニウム配合の中心電極とD形状の外側電極を採用し、耐久性、始動性、加速時の着火性を重視した二輪車向けプラグです。

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おすすめ商品主な適合例選びやすい人
NGK CR6HSAAA01費用を抑えて標準状態を保ちたい人
NGK CPR6EA-9SAA04・AA09・JA07・JA10・JA44など純正指定に近い定番品を選びたい人
NGK CPR8EA-9SJA59・JA61・JA60新世代110の指定熱価を守りたい人
NGK CR6HDX-SAA01や一部の旧型50旧型対応のMotoDXを選びたい人
NGK CPR6EDX-9SAA04・AA09・旧世代110・JA48・JA55など交換頻度と着火性を重視する人
NGK CPR7EDX-9SJA58・JA71・JA65新世代125でMotoDXを使いたい人
NGK CPR8EDX-9SJA59・JA61・JA60新世代110でMotoDXを使いたい人

MotoDXへ替えたときの体感は、交換前のプラグの摩耗状態、エンジンの調子、走り方によって変わります。

「必ず燃費が大幅に伸びる」「最高速が上がる」と考えるより、良好な点火を長く保ちやすい高性能な消耗品として選ぶのが現実的かなと思います。

街乗り中心で交換作業を苦にしないなら標準プラグ、年間走行距離が多く交換回数を減らしたいならMotoDXという選び方がシンプルです。

まず安価な標準プラグへ替えても不調が変わらない場合は、高価なプラグへ順番に買い替えるより、点火、燃料、吸気、圧縮を点検するほうが無駄な出費を抑えられます。

品番が正しくても模造品や保管状態の悪い商品を避けるため、メーカー正規流通品を扱う用品店や信頼できる販売店から購入してください。

プラグコード交換とおすすめ品

プラグコードやキャップは、イグニッションコイルで作られた高電圧をプラグへ届ける通り道です。

被覆のひび割れ、端子の腐食、キャップの緩み、水分の侵入があると、雨の日だけ失火する、振動でエンストする、火花がシリンダーヘッドへ逃げるといった不調につながります。

古いねじ込み式キャップでコード先端だけが傷んでいる場合は、長さに余裕があれば劣化部分を5~10mmほど切り戻し、新しい導体面へキャップをねじ込む方法があります。

ただし、コードが硬化している、全体にひびがある、コイルと一体化している、切り戻すと長さが足りない場合は、部分修理ではなく適合部品へ交換します。

点火系消耗品として最も無難なのは、車体番号から選ぶHonda純正のプラグキャップ、コード、イグニッションコイルです。

NGKの二輪車用パワーケーブルは0.5kΩの低抵抗構造を採用した製品ですが、品番ごとにキャップ形状が異なり、すべてのカブへ使える汎用品ではありません。

少なくともNGKの適応検索では、C125のJA48・JA58・JA71、CT125のJA55・JA65はパワーケーブルの適応なしとされているため、L1Bなどを見た目だけで流用しないでください。

純正コードを途中で切って専用ジョイントでつなぐ方法もありますが、接続部が増えるほど水分侵入や接触不良の確認箇所も増えます。

雨天通勤や屋外保管が多いカブでは、抵抗値の低さだけでなく、防水ゴムの密着、配線の取り回し、エンジンやマフラーとの距離を優先してください。

キャップが緩いからと接着剤で固めると次回点検が難しくなるため、ねじ込み端子やシールが摩耗している場合は適合する新品へ交換するのが基本です。

旧型カブで社外ケーブルを使う場合も、公式の適応情報で車種、型式、キャップ角度、端子形状を確認します(出典:NGK「プラグコード・パワーケーブル適応品番検索」)。

◆ゆうのワンポイントアドバイス

点火系を強化したい気持ちはわかりますが、適合不明のコードを加工するより、まず純正キャップの固定、水分侵入、端子の腐食、コードのひびを点検するほうが、不調解消への近道になることが多いですよ。

接点復活剤を使う場合は電気端子へ必要最小限にとどめ、スパークプラグのねじ部には吹き付けないようにしてください。

スーパーカブのプラグに関するよくある質問(FAQ)

スーパーカブのプラグは何kmで交換しますか?

一般的な目安は標準プラグで約3,000~5,000km、MotoDXで約8,000~10,000kmですが、高回転走行、短距離走行、積載量、燃焼状態によって前後するため、車両の取扱説明書とプラグメーカーの案内を優先してください。

スーパーカブC50のプラグ型番はCR6HSAですか?

C50は製造年と仕様によってC5HSA、C6HSA、C7HSA、CR6HSAなどが使われるため、C50という型式だけでは断定できず、年式、車体番号、取扱説明書、現在のエンジン仕様を照合してください。

JA59にCPR6EA-9Sを使えますか?

JA59の標準指定例はCPR8EA-9S、MotoDXはCPR8EDX-9Sなので、旧世代110用の6番を自己判断で使わず、指定された熱価を選んでください。

カブのプラグレンチはすべて16mmですか?

この記事で紹介したCR6HSA、CPR6EA-9S、CPR7EA-9S、CPR8EA-9Sなどは16mmですが、改造車や別エンジン、別品番では異なる可能性があるため、装着プラグの六角対辺寸法を確認してから工具を選んでください。

新品プラグに替えても始動しない原因は何ですか?

バッテリー電圧、プラグキャップやコード、イグニッションコイル、燃料供給、吸気、圧縮、バルブクリアランスなど別の原因が考えられるため、プラグだけに決めつけず順番に点検してください。

交換後も直らない場合は整備店へ

プラグ交換後も始動不良、エンスト、息つき、燃費悪化が続くなら、原因はプラグ以外にある可能性が高くなります。

最初に、新品プラグの品番、締め付け、端子形状、プラグキャップの差し込み、外した配線の戻し忘れを確認してください。

次に、セルの回り方や灯火類が弱くないか、バッテリー端子が緩んでいないか、プラグキャップやコードにひびや水分がないかを見ます。

スーパーカブの型式別バッテリーと交換判断は、スーパーカブ用バッテリーの適合と交換時期で確認できます。

火花が出ていても、燃料ポンプやインジェクター、キャブレター、エアクリーナー、圧縮、バルブクリアランスに問題があればエンジンは正常に動きません。

何度交換してもプラグがすぐ真っ黒になる、白く焼ける、ガソリンで濡れる場合は、新しいプラグを入れ続けるのではなく、燃料系やエンジン本体を含めた診断が必要です。

また、失火したまま走り続けると未燃焼燃料が触媒へ入り、排気系を傷める可能性があります。

この記事の結論

  • 車名だけでなく型式と年式で適合品番を確認する
  • C50は同じ型式内でも年式と仕様の違いに注意する
  • JA59・JA61・JA60は8番の指定品を基本にする
  • 交換距離は走り方や燃焼状態に応じて調整する
  • 16mmレンチを使い手締めとトルク管理を徹底する
  • 交換しても直らなければ点火系以外も点検する

プラグは安価な消耗品ですが、選び方と締め方を間違えるとエンジンへ大きな負担をかける部品でもあります。

数値や適合情報は一般的な目安を含み、仕様変更や車両状態によって異なるため、正確な情報はHondaの取扱説明書、サービスマニュアル、NGKなどメーカーの公式サイトをご確認ください。

品番を特定できない、ねじ込みに違和感がある、交換後も不調が残る場合は作業を中止し、最終的な判断はHonda二輪車正規取扱店や信頼できるバイク整備店などの専門家にご相談ください。

スーパーカブのイラストと、新しいプラグに替えても調子が悪いときは整備の専門家へ相談するよう促すメッセージ
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