こんにちは、デジタルバイクライブラリーのゆうです。
スーパーカブでソロキャンプへ行きたいものの、「キャンプ道具をどう積めばいい?」「50ccでも荷物を運べる?」「リアボックスとシートバッグはどちらがいい?」と迷っていませんか。
スーパーカブは大きなリアキャリアを備え、燃費にも優れたキャンプ向きのバイクです。ただし、荷物を後方へ高く積み上げると、ハンドル操作やブレーキ時の安定性が変わります。
先に結論を言うと、大型ボックス一つへ詰め込むより、重量物を低く車体中央寄りに配置し、複数の固定点で荷崩れを防ぐことが重要です。
この記事では、スーパーカブキャンプの積載ルールから、一泊に必要な道具、リアボックスやシートバッグの選び方、出発前の点検まで分かりやすく解説します。
- 荷物の重さと位置を整える積載の基本
- 50ccと110ccで異なる積載ルール
- 一泊のソロキャンプに必要な道具
- ボックスやバッグを安全に固定する方法
スーパーカブキャンプ積載の基本

スーパーカブの積載で最初に考えたいのは、収納容量ではなく重量、位置、固定方法です。たくさん入る箱を先に買うと、空いた場所を埋めたくなり、結果として荷物が増えやすくなります。

重い荷物は低く車体中央寄りに積む
バイクは、荷物を積む位置によって走りやすさが大きく変わります。特にリアキャリアの後端へ重い物を集中させると、前輪へかかる荷重が減り、低速時のふらつきやハンドルの軽さにつながる場合があります。
水、食料、バーナー、クッカー、工具など、体積のわりに重い物は、できるだけライダーの背中に近い場所へ置きます。シートバッグを使う場合は底面の前側、リアボックスなら車体側の底へ収納するのが基本です。

センターキャリアを取り付けている場合は、水筒や工具などを車体中央へ分散できます。ただし、乗り降りや足の動きを妨げるほど大きな荷物は置かず、ベルトがブレーキペダルやチェンジペダルへ触れないことを確認してください。
積載位置の基本
重くて硬い物は低く中央寄り、軽くて柔らかい物は後方や上部へ配置します。リアキャリアの最後部には、寝袋や着替えなど軽い物を置くとバランスを崩しにくくなります。
荷物の重さは感覚だけで判断せず、家庭用の体重計や荷物用のはかりで確認すると安心です。収納箱やバッグ、固定金具、ベルトを含めた実際の状態で量っておきましょう。
◆ゆうのワンポイントアドバイス
私が積載を考えるときは、まず水と工具の場所を決めます。この二つを後方上部へ置くと、数字以上に車体が重く感じられるからです。収納のしやすさより、走ったときの安定性を優先してくださいね。
軽い荷物は後方へ左右均等に積む
寝袋、着替え、ダウンジャケット、空気注入式マットなどは、体積が大きくても比較的軽いため、リアボックスの後方やシートバッグ上部へ回せます。
テントは収納袋だけでなく、ポールを含めた長さを確認してください。カブキャンプ用のテントを横向きに積む場合は、左右の突出量が均等になるよう、車体の中心線へ合わせます。
サイドバッグを使う場合も、右だけに工具、左だけに寝袋という極端な分け方は避けたいところです。左右のバッグを持ち上げたときに、おおむね同じ重さになるよう調整すると、停車時や低速走行で傾きにくくなります。
| 荷物の種類 | 主な例 | 置きたい場所 |
|---|---|---|
| 重くて小さい物 | 水、缶詰、工具、バーナー | 車体中央寄りの底面 |
| 軽くて大きい物 | 寝袋、衣類、マット | 後方または上部 |
| 長い物 | テント、ポール、テーブル | 左右均等か車体に沿わせる |
| すぐ使う物 | 雨具、手袋、ライト | 取り出しやすい上部 |
パッキングが終わったら、箱やバッグを両手で前後左右へ強く揺らします。荷物だけが動く、ベルトがずれる、キャリアから浮く場合は固定が不十分です。
さらに、ベルトの余りが後輪、チェーン、リアサスペンションへ届かない長さにまとめます。サイドバッグには専用のサイドバッグサポートを使い、タイヤへの巻き込みを物理的に防いでください。
ツーリングネットだけを主な固定手段にするのは避けましょう。ネットは上着など軽い物の補助固定には便利ですが、箱や重いバッグの前後移動を止める力は十分でない場合があります。
50ccと110ccの積載ルール

スーパーカブキャンプでは、車体が物理的に運べるかだけでなく、道路交通法上の積載制限とキャリアの許容積載量を守る必要があります。似た外観でも、50cc、通常の110、110 Liteでは区分が異なる点に注意してください。
50ccは30kgで110ccは60kg
道路交通法上、従来のスーパーカブ50など一般原動機付自転車の積載物は、最大30kgが一般的な上限です。一方、通常のスーパーカブ110やC125など、原付二種に当たるモデルは最大60kgが上限になります。
ただし、ここでいう60kgは「60kgまで積んでも走行が安定する」という意味ではありません。車体、純正キャリア、社外キャリア、リアボックス、シートバッグには、それぞれ別の許容積載量があります。
実際に守るべき上限は、法令、車両、キャリア、バッグの各制限を比べたうち、最も小さい数値です。例えば、法律上は60kgでも、装着したキャリアの最大積載量が8kgなら、そのキャリアへ8kgを超えて載せることはできません。

| 車両の例 | 道路交通法上の主な区分 | 積載重量の一般的な上限 |
|---|---|---|
| 従来のスーパーカブ50 | 一般原動機付自転車 | 30kg |
| スーパーカブ110 Lite | 新基準原付 | 30kg |
| 通常のスーパーカブ110 | 原付二種 | 60kg |
| スーパーカブC125 | 原付二種 | 60kg |
数値は一般的な区分を整理したものです。車名に110と付いていても、スーパーカブ110 Liteは最高出力を抑えた新基準原付であり、通常の110とは扱いが異なります。(出典:警察庁「一般原動機付自転車の車両区分の見直しについて」)
モデルごとの免許区分や特徴は、スーパーカブの種類と違いを比較した記事で整理しています。通常の110と110 Liteで迷っている場合は、スーパーカブ110 Liteと110の違いも確認してください。
なお、法的な上限とは別に、初心者が初めて走る荷物量としては、テントや食料を含めて10〜15kg前後から試すと変化を把握しやすいかなと思います。これは法的基準ではなく、あくまで軽量装備で一泊する場合の一般的な目安です。

積載に関する法令や車両区分は改正される可能性があります。積載重量や寸法の根拠は、(出典:e-Gov法令検索「道路交通法施行令」)で確認できます。正確な情報は、警察、Honda公式サイト、所有車の取扱説明書をご確認ください。
長さ幅高さと灯火類を確認する
積載制限は重量だけではありません。バイクでは、積載装置や乗車装置を基準として、荷物の長さ、幅、高さ、はみ出し方にも制限があります。
| 確認項目 | 一般的な制限 | キャンプ積載での注意点 |
|---|---|---|
| 長さ | 装置の長さに30cmを加えた範囲 | 前後それぞれ30cmを超えて突出させない |
| 幅 | 装置の幅に30cmを加えた範囲 | 左右それぞれ15cmを超えて突出させない |
| 高さ | 積載状態で地上から2m以内 | 上限内でも高積みを避ける |

左右の合計が30cm以内でも、右へ20cm、左へ10cmという積み方は避けなければなりません。テントやコットを横向きに載せるときは、荷台の中心から左右を実測してください。
また、延長キャリアを取り付けたからといって、無条件に長い荷物を積めるわけではありません。キャリアが車種に適合しているか、メーカーが指定した位置へ正しく取り付けられているか、荷物の突出方法が基準内かを一つずつ確認します。
後方から見たときに、ナンバープレート、テールランプ、ブレーキランプ、ウインカーが隠れていないことも重要です。ミラーの後方視界やハンドル操作を妨げる積み方もできません。
特に注意したいのが、テントの収納袋や防水バッグが灯火類へ垂れ下がるケースです。出発時には見えていても、走行中の振動で荷物が沈み、数センチ位置が変わることがあります。
積載後は車体を一周して確認
前からハンドルと足元、左右からタイヤとサスペンション、後ろから灯火類とナンバープレートを確認します。最後にミラーへまたがり、後方が見えることも確かめましょう。
違反の有無は荷物の形状や固定状況でも判断が変わる可能性があります。判断に迷う長尺物を運ぶ場合は、走行前に管轄の警察へ確認してください。
カブのソロキャンプに必要な道具

カブのソロキャンプ道具は、家庭用キャンプ用品を小さくしただけではうまく収まりません。重さだけでなく、収納時の長さと直径、雨への強さ、設営の簡単さまで確認することが大切です。
おすすめのテントと寝具
カブキャンプのテントは、収納時の長さが40cm前後に収まるモデルだと積載しやすくなります。重量が軽くても、ポールが60cm以上あると横積みで幅の制限へ近づきやすいためです。
初めての一泊なら、設営方法が分かりやすい自立式のダブルウォールテントが扱いやすいでしょう。前室があれば、靴や濡れた雨具を寝室へ入れずに置けます。
| 具体的な商品 | 主な仕様の目安 | 向いている人 |
|---|---|---|
| BUNDOK ソロドーム1 オリーブ | 収納約38×15×15cm、 重量約1.88kg | 価格と収納性のバランスを重視する人 |
| モンベル ダウンハガー650 #3 | 収納約15×30cm、 総重量約720g | 寝袋の体積と重さを抑えたい人 |
| 空気注入式スリーピングマット | 収納時は小型だが穴あき対策が必要 | 荷物を小さくして寝心地も確保したい人 |
BUNDOKのソロドーム1は短く収納しやすく、スーパーカブ50でソロキャンプを始めたい人にも合わせやすい候補です。ただし、完全防水を保証するものではないため、縫い目や生地の状態を確認し、必要に応じて防水対策を行います。
寝袋は「何シーズン用」という表示だけでなく、使用予定地の最低気温と製品の快適温度を比べて選んでください。同じ地域でも標高や風の強さによって体感温度が下がります。
ダウン寝袋は軽く小さくなりますが、水濡れへの注意が必要です。化繊寝袋は比較的扱いやすい一方、収納サイズが大きくなりがちです。予算を抑えるなら、最初は手持ちの化繊寝袋を圧縮し、積載量に不満が出てからダウンへ替える方法もあります。
マットはぜいたく品に見えますが、地面の冷気を遮り、睡眠の質を保つ重要な道具です。薄すぎるマットで眠れないと、翌日の運転に集中できなくなるかもしれません。
◆ゆうのワンポイントアドバイス
テントだけを軽くしても、寝袋とマットが巨大だと積載はまとまりません。私は寝具三点を一つの組み合わせとして考え、合計重量と収納体積で選ぶのがおすすめです。
おすすめの調理器具と雨具

調理器具は、料理の種類を増やすほど鍋、調味料、燃料、水が増えます。初回は湯を沸かせるバーナーと一人用クッカーがあれば、温かい飲み物や簡単な食事を用意できます。
| 具体的な商品 | 主な特徴 | 注意点 |
|---|---|---|
| SOTO レギュレーターストーブ ST-310 | 収納約14×7×11cm、本体約330g | メーカー指定の燃料を使用する |
| スノーピーク トレック900 | 容量900ml、重量約265g | 一人分の簡単な調理向け |
| コミネ RK-5393 | 上下セットで収納ポーチ付き | 使用後は撥水性の手入れが必要 |
| モンベル ドライバッグチューブ30 | 容量30L、重量約440g | 水中使用には対応しない |
ST-310は一般的なカセットガスタイプの専用容器を使え、燃料を入手しやすい点が魅力です。クッカーは食器と鍋を兼用し、内部へカトラリーや小物を入れると空間を減らせます。
バーナーをテント内や密閉した前室で使用してはいけません。火災、一酸化炭素中毒、テント生地の溶融につながる危険があります。必ず屋外の平らで安定した場所に置き、製品の取扱説明書を守って使用してください。
雨具はキャンプ場で着る上着ではなく、走行風を受けるバイク用を選ぶと安心です。ジャケットの裾、パンツの股部分、袖口、首元から水が入りにくい構造と、夜間に見えやすい反射材を確認します。
テントや衣類を入れるドライバッグは、雨対策だけでなく、撤収時に濡れたテントを隔離する用途にも便利です。ただし、防水バッグ自体を荷台へ置くだけでは固定できません。摩擦で生地へ穴が開かないよう保護し、別の荷締めベルトでキャリアへ固定します。
そのほか、ヘッドライト、携帯電話用バッテリー、救急用品、常備薬、車載工具、タイヤに合った修理用品を用意します。飲料水と食料は現地付近で買えば移動中の重量を減らせますが、山間部では店が早く閉まることもあるため事前確認が必要です。
忘れやすい装備
雨天用グローブ、靴を覆うカバー、耳栓、ゴミ袋、予備のライト、現金は小さくても役立ちます。キャンプ用品だけでなく、翌日も安全に運転できる装備を優先しましょう。
キャンプ仕様に役立つ積載用品

スーパーカブ110をキャンプ仕様にする方法は、大きく分けてリアボックス、シートバッグ、追加キャリアの三つです。一度にすべて装着するのではなく、必要な容量と取り外し頻度から選びましょう。
リアボックスとシートバッグを比較
リアボックスは雨や衝撃に比較的強く、鍵をかけやすい点が魅力です。キャンプ場では簡易テーブルとして使える製品もあります。一方で、箱自体に重さがあり、常に車体後方へ残るのが弱点です。
シートバッグは軽く、キャンプ場へ着いたら車体から外して運べます。荷物量に合わせて容量を変えられる製品もありますが、雨対策とベルトの緩み確認が欠かせません。

| 製品 | 容量・重量の目安 | 長所 | 確認点 |
|---|---|---|---|
| アイリスオーヤマ 密閉RVBOX460 | 約30L、約2.1kg | 手頃で形が崩れにくい | バイク専用品ではないため固定方法を検討 |
| タナックス MFK-1001 | 約20〜28L、約2.13kg | 容量可変で一泊向き | 最大収納量と装着幅を確認 |
密閉RVBOX460は外寸がおよそ幅455×奥行361×高さ351mmで、カブのリアキャリアへ合わせやすい大きさです。ただし、ふたの耐荷重とバイクへ積載できる重量は別物です。箱の表示だけで判断せず、キャリア側の上限を守ってください。
箱を直接固定する場合は、車種別の取付金具やベースを優先します。加工して固定するなら、キャリアと箱の間へ防振用のゴムを挟み、大径ワッシャーで樹脂へかかる力を分散させます。
Uボルトやボルトで穴を開ける方法は強固ですが、箱の防水性や保証へ影響する可能性があります。ナットの緩み止め、金具の角による荷物の損傷、車体部品との干渉まで確認が必要です。
ボルト留めを行っても、それだけに頼らず補助ベルトを追加すると安心です。固定作業や穴開けに不安がある場合は、バイク販売店や整備士へ取り付けを依頼してください。
タナックスのMFK-1001は一泊向けの容量で、最小時の幅も比較的抑えられています。容量を広げると幅も増えるため、拡張後の寸法が自分のキャリアと法的範囲に収まるか実測しましょう。
初回は30L前後が扱いやすい目安です。
30L前後の箱または20〜30L程度のシートバッグに収まらない場合は、収納を大きくする前に、重複している道具や使わない調理器具がないか見直してみてください。
荷締めベルトとキャリアを比較
荷締めベルトは、荷物を上から押さえるだけでなく、前後左右への移動を止められるように掛けます。キャリアの左右へ二本を平行に掛けるより、前後方向と左右方向を組み合わせた方が、急ブレーキや段差でずれにくくなります。
| 製品 | 仕様の目安 | 向いている用途 |
|---|---|---|
| デイトナ ラッシングベルト42066 | 幅20mm、長さ1,500mm、耐荷重100kg | 箱や大きな荷物の強固な固定 |
| ROK STRAPS MC | 幅25mm、長さ450〜1,500mm | 防水バッグや柔らかい荷物の固定 |
| エンデュランス リアロングキャリア | 対応型式で最大積載量8kg | 積載面を前後へ広げたい場合 |
ベルトの耐荷重が100kgでも、スーパーカブへ100kg積めるわけではありません。これはベルト単体の性能であり、車両やキャリアの積載上限を引き上げる数値ではない点に注意してください。
ラチェット式は強い力で締められますが、締めすぎると樹脂ボックスを変形させたり、キャリアへ必要以上の力をかけたりする可能性があります。箱が動かなくなる位置まで少しずつ締め、変形がないことを確認します。
柔らかい寝袋や防水バッグには、適度に伸縮するバイク用ストラップが使いやすいでしょう。ただし、強く伸ばしたゴムコードは外れた際に勢いよく戻るため、顔を近づけず、フックが確実に掛かっていることを確認します。
キャリアを選ぶ際は、車名だけでなく年式と型式まで照合します。エンデュランスのリアロングキャリアは、JA59やJA44など複数型式に対応していますが、適合しないモデルへ取り付けることはできません。
キャリアの取り付けボルトは、製品説明書で指定された手順と締め付けトルクを守ります。穴の位置が合わない状態で無理に締め込まず、他社製部品との併用可否も確認してください。
サイドバッグを追加する場合は、必ず車種に適合したサイドバッグサポートを使ってください。バッグやベルトが後輪、チェーン、リアサスペンションへ巻き込まれると、突然タイヤが止まり転倒する危険があります。
安全なカブキャンプの始め方

キャンプ道具を積んだスーパーカブは、空荷のときとは別の乗り物に近い挙動になります。出発直後から長距離を走らず、点検と短い試走を挟みながら慣れていきましょう。
荷崩れと車体トラブルを点検する
出発前は、ベルトだけでなくタイヤ、ブレーキ、チェーン、灯火類、スタンドまで確認します。積載重量が増えると、発進、制動、旋回、駐車のすべてへ影響が出るためです。
| 点検箇所 | 確認する内容 |
|---|---|
| 箱・バッグ | 前後左右へ動かず、ふたやファスナーが閉じている |
| 固定ベルト | 緩み、ねじれ、擦れ、長い余りがない |
| タイヤ | 空気圧、溝、ひび割れ、異物を確認 |
| チェーン | たるみ、油切れ、異音、偏った張りがない |
| ブレーキ・灯火類 | 前後ブレーキと各ランプが正常に作動する |
| スタンド | 荷物を積んだ状態でも車体を安定して支えられる |

ドライブチェーンの適正なたるみは型式によって異なります。例えばHondaの案内では、JA59型スーパーカブ110は20〜30mmが規定範囲です。ただし、測定条件も含めて所有車の取扱説明書を優先してください。
重積載だからと自己流でチェーンを強く張ると、サスペンションが動いたときにチェーンや軸へ過大な力がかかる可能性があります。調整が必要な場合は、Honda公式の案内を確認し、不安なら販売店へ依頼しましょう。(出典:Honda「ドライブチェーンの緩み(たるみ)の規定の範囲を教えて」)
タイヤの空気圧も型式や乗車条件により異なります。見た目だけでは不足を判断しにくいため、冷間時にタイヤゲージで測ります。荷物が多いからと、車両指定値を超えて独自に高くするのは避けてください。
タイヤ修理用品は、自分の車両がチューブタイヤかチューブレスタイヤかで変わります。JA59型のスーパーカブ110はキャストホイールとチューブレスタイヤですが、旧型やスーパーカブ50にはチューブタイヤの車両があります。(出典:Honda「スーパーカブ110をモデルチェンジし発売」)
チューブレスなら対応する修理キットと空気入れ、チューブタイヤなら適合する予備チューブや工具が候補です。ただし、路上でのタイヤ脱着には技術が必要なので、経験がなければ無理をせず、ロードサービスを利用する方が安全です。
燃費は荷物の重さ、向かい風、坂道、速度、タイヤ空気圧によって変わります。山口県内でも山間部は給油場所が限られるため、燃料計が減り切る前に給油する計画を立ててください。各モデルの目安は、スーパーカブの燃費比較でも解説しています。
また、未舗装のキャンプ場ではサイドスタンドが地面へ沈みやすくなります。接地面を広げるスタンドプレートを使い、傾斜地や柔らかい地面を避けて駐車しましょう。積載後に前輪が浮くほど後方へ荷重が偏っている場合は、積み方そのものを見直す必要があります。
◆ゆうのワンポイントアドバイス
荷物を積んだら、まず自宅周辺を5〜10kmほど走ってみてください。発進、低速旋回、停止を試すだけでも、箱の揺れやベルトの緩みを見つけやすくなります。問題がなければ少しずつ距離を延ばすのが安心ですよ。

車体の異音や消耗が気になる場合は、スーパーカブの寿命と点検ポイントも参考にしてください。ハンドルのふらつき、ブレーキの異常、チェーンの強い音が出た場合は、そのまま走り続けず安全な場所へ停止します。
スーパーカブキャンプに関するよくある質問(FAQ)
- スーパーカブ50でもソロキャンプへ行けますか?
-
軽量な一泊装備に絞れば可能です。ただし、従来のスーパーカブ50は積載重量の一般的な上限が30kgで、公道では30km/hの速度制限や二段階右折などの交通ルールもあります。キャンプ場までの距離と道路環境を確認し、無理のない計画を立ててください。
- スーパーカブ110なら60kg積んでも安全ですか?
-
60kgは通常の原付二種における法的上限であり、安全な推奨重量ではありません。純正または社外キャリアの最大積載量、バッグの最大収納量、車体の状態を確認し、最も小さい制限を守ります。初回は軽い装備から始め、走行感覚を確かめるのがおすすめです。
- リアボックスは何リットルがおすすめですか?
-
一泊のスーパーカブソロキャンプなら、まず30L前後を目安にすると扱いやすいでしょう。ただし、容量だけでなく箱自体の重量、外寸、キャリアの許容積載量、固定金具との適合性を確認してください。大容量ほど便利とは限らず、後方へ荷重が偏りやすくなります。
- ツーリングネットだけで荷物を固定できますか?
-
上着や寝袋など軽い物の補助固定には使えますが、重い箱やシートバッグの主な固定手段には向きません。荷締めベルトやバッグ付属の専用ベルトで前後左右の移動を止め、その上からネットを補助として使うと安心です。
- キャンプ場へ予備のガソリンを持って行くべきですか?
-
初心者は携行燃料へ頼るより、出発前に満タンにし、早めに給油する計画を立てる方が扱いやすく安全です。燃料を携行する必要がある場合は、法令に適合した容器や保管方法を確認してください。一般的な飲料用ボトルなどへガソリンを入れてはいけません。
最初は一泊の軽量装備から試す
スーパーカブキャンプを快適にする近道は、最初から完璧なキャンプ仕様を作ることではありません。まずは近場のキャンプ場で一泊し、実際に使わなかった物と足りなかった物を記録することです。
初回の装備は、テント、寝袋、マット、雨具、ライト、最低限の調理器具、水、食料、救急用品、車載工具に絞ります。大きな焚き火台、複数のテーブル、予備の鍋、厚い鉄板などは、本当に使うと分かってから追加しても遅くありません。
| 装備グループ | 重量の一般的な目安 |
|---|---|
| テント | 約1.5〜2.5kg |
| 寝袋とマット | 約1〜2kg |
| 調理器具と燃料 | 約0.8〜1.5kg |
| 衣類と雨具 | 約1〜2kg |
| 水と食料 | 約2〜4kg |
| 箱・バッグ・工具類 | 約3〜5kg |
合計は装備や季節によって変わりますが、軽量な一泊装備なら10〜15kg前後にまとめられる場合があります。これはあくまで一般的な目安であり、冬用寝具、水の持参量、収納用品によって大きく変わります。
スーパーカブキャンプの結論
- 重い物は低く車体中央寄りへ配置する
- 寝袋など軽い物だけを後方上部へ積む
- 法律より小さいキャリアの積載上限を守る
- 箱やバッグは荷締めベルトで確実に固定する
- 一泊して不足した物だけを買い足す

大型ボックス一つへ何でも詰め込むより、軽量化と荷重分散を優先する方が、安全で扱いやすいスーパーカブキャンプ仕様になります。
あなたが最初の一泊で本当に必要だと感じる道具は、意外と少ないかもしれません。使わなかった物を一つずつ減らし、自分の走り方に合う積載方法へ育てていきましょう。
製品仕様、価格、適合車種、法令は変更される可能性があります。正確な情報は公式サイトをご確認ください。取り付け、整備、法的な扱い、安全性に不安がある場合は、最終的な判断は専門家にご相談ください。
