こんにちは、デジタルバイクライブラリーのゆうです。
スーパーカブにドラレコを付けたいけれど、「前後を撮れる機種はどれ?」「雨に濡れても大丈夫?」「夜でも相手の車が分かる?」と迷いますよね。
スーパーカブ用のドラレコは、解像度だけで決めると、取り付け場所が足りなかったり、雨の日の映像を確認しにくかったりすることがあります。
この記事では、前後録画・防水・夜間性能・映像の取り出しやすさを軸に、候補となる機種と、電源ハーネスやmicroSDカードの選び方まで整理します。
- 前後ドラレコを選ぶときの画質と防水の見方
- スーパーカブ向けの具体的な機種と違い
- 型式に合う電源ハーネスと取り付けの注意点
- 録画を残すためのmicroSDカードの選び方
スーパーカブ用ドラレコの選び方

最初に確認したいのは、「きれいに撮れるか」だけではありません。
前後の状況を記録できるか、雨にさらされる部分を守れるか、必要な映像をすぐ取り出せるかまで考えると、あなたに合う機種を絞りやすくなります。
前後録画と夜間性能を確認
私なら、通勤やツーリングで使うスーパーカブには、まず前後2カメラの車体固定型を候補にします。
前方だけを撮る機種では、後ろから接近した車や追突前の状況が映らないためです。
ヘルメットに付ける充電式のカメラも手軽ですが、充電と録画開始を毎回確認する必要があります。
車体固定型なら、適切に配線すればキー操作に連動して録画を始められるので、普段使いでは続けやすいと思います。
画質は前後ともフルHDを一つの目安にしつつ、夜に走るなら暗い場所での撮影性能と、ヘッドライトによる白飛びへの対策も見てください。
HDRやWDRは、明るい部分と暗い部分が同時に入る場面で、見えにくさを抑えるための機能です。
また、LED信号機への対応も確認したいところです。
ただし、画素数や撮影コマ数が高ければ、走行中のナンバーを必ず読めるわけではありません。
相手との距離、速度、雨粒、カメラの揺れによって結果は変わるので、メーカーの昼夜の記録例も参考にしましょう。
画質を見る順番は、前後録画の有無、夜間の記録例、明暗補正、LED信号機への対応です。
スペック表の「フルHD」だけで判断せず、実際に残したい場面を想像して選んでください。
カメラと本体の防水性能を確認

雨の中を走るスーパーカブでは、フロントとリアのカメラだけでなく、録画する本体とコネクターの防水性能も大切です。
本体をサイドカバー内に収めるつもりでも、跳ね上がった水や結露を完全に避けられるとは限りません。
防水等級のIP65は噴流水、IP66はより強い噴流水、IP67は一時的な水没について、それぞれ定められた条件で試験した表示です。
IP67と書かれていても、IP66の試験まで受けたことを意味するわけではありません。
例えば、ミツバサンコーワのEDR-22Gはカメラと本体がIP66/IP67、デイトナのM820WDは本体を含む各部がIP67です。
一方、M802WDとカエディアのKDR-D711はカメラがIP67でも、本体はIP65なので、本体をどこに置くかまで考える必要があります。
どの等級でも、水がたまる位置への設置や、強力な高圧洗浄機の水を直接当てる使い方は避けてください。
雨天の映像が水滴でぼやける場合は、レンズを清掃し、ドラレコのレンズに使用できる親水タイプの製品を説明書に従って使う方法もあります。
防水等級は、あらゆる雨や洗車での故障を防ぐ保証ではありません。
カードのふたやコネクターの締め忘れ、パッキンの傷みも確認しましょう。
映像の確認・保存方法も比べる
事故や接触のあとに困るのは、録画したはずの映像を取り出せないことです。
購入前に、スマートフォンとの接続方法、映像の保存手順、microSDカードへのアクセス方法を確認してください。
今回挙げる機種はいずれもスマートフォンで映像を確認できるタイプですが、アプリの操作や転送にかかる時間は使う端末や周囲の環境によって変わります。
スマートフォンで短い場面を確認する使い方と、カードを取り出して長い映像を保存する使い方の両方を想定しておくと安心です。
本体を奥まった場所に固定すると、カードを抜くたびに外装を外す必要が出るかもしれません。
反対に、カードを取り出しやすい位置だけを優先すると、雨や振動を受けやすくなることもあります。
私なら、本体を安全に固定でき、必要なときに映像を保存できる場所を先に決めてから機種を選びます。
万一の場面では、上書きされる前に必要な映像を保存することも忘れないでください。
スーパーカブ用ドラレコおすすめ比較

ここからは、前後録画できる4機種を、重視する条件ごとに比べます。
どれか一つが全員に最適というより、本体の置き場所と、夜間画質・防水・予算の優先順位で選ぶのが分かりやすいです。
| 機種 | 前後録画 | 防水性能 | 選ぶ理由 |
|---|---|---|---|
| ミツバサンコーワ EDR-22G | 前後フルHD | カメラ・本体ともIP66/IP67 | 本体の設置場所に自由度がほしい |
| デイトナ M820WD | 前後フルHD | 本体を含む各部がIP67 | 夜間性能と小型の本体を重視する |
| デイトナ M802WD | 前後フルHD | カメラIP67・本体IP65 | 必要な録画機能に絞って選ぶ |
| カエディア KDR-D711 | 前後フルHD | カメラIP67・本体IP65 | 購入費用を抑えて前後録画を始める |
表は機種選びの入口です。
本体以外に必要なステー、電源ハーネス、取り付け費用も含めて比較してください。
EDR-22G|防水と耐振動を重視

本体を雨水のかかりにくい場所へ収められるか不安なら、私がまず確認したいのはミツバサンコーワ EDR-22Gです。
前後カメラはフルHDで、本体を含めてIP66/IP67に対応しています。
メーカーは振動加速度試験10Gへの対応も案内しており、振動が気になるスーパーカブでは選ぶ理由になります。
映像には明暗差を補正するWDRを備え、GPSも搭載しています。
標準で64GBのmicroSDカードが付属するため、購入直後から別のカードを買う前提で考える必要はありません。
一方で、本体に防水性能があっても、取り付け位置を無条件に選べるわけではありません。
車輪やチェーンの近く、高温になる場所、水がたまる場所を避け、配線に無理な力がかからない位置を探す必要があります。
夜間の映り方も、数値だけでM820WDより優れているとは言えません。
設置環境への強さを優先しつつ、前後の記録をそろえたい人に向いた選択肢です。
仕様と付属品は、(出典:ミツバサンコーワ「EDR-22G 製品情報」)で確認できます。
M820WD|夜間画質と小型を重視

暗い道を走る機会が多く、サイドカバー内に収めやすい本体を探しているなら、デイトナ MiVue M820WDが有力です。
前後カメラにソニー製STARVISセンサーとF1.8のレンズを採用し、HDRによる明暗補正にも対応しています。
フルHDの58fps撮影を選べますが、撮影モードによって設定が異なるため、「常にすべての機能を同時に使える」と考えず、使いたいモードを説明書で確認してください。
本体の寸法は約65.8×64×22.6mmで、本体、カメラ、コントローラーなどはIP67と案内されています。
スマートフォンの専用アプリで映像を確認・保存できる点も便利です。
ただし、本体が小さくても、余ったケーブルやコネクターを収める空間は別に必要です。
駐車監視機能を使う場合は、通常の走行時とは電源の取り方やバッテリーへの負担が変わるので、購入店で車両との組み合わせを相談してください。
私なら、夜間性能と本体の収まりやすさを重視する人に勧めます。
録画モードと付属品は、(出典:デイトナ「MiVue M820WD 製品情報」)で確認できます。
M802WD・KDR-D711|価格を重視

機能を絞って費用を考えたい人には、デイトナ M802WDとカエディア KDR-D711も候補になります。
M802WDは前後フルHD録画、LED信号機への対応、スマートフォンでの映像確認に対応した機種です。
58fps撮影も選べますが、本体の防水等級はIP65で、カメラなどのIP67とは異なります。
M820WDとの違いを考えるときは、価格だけでなく、本体の置き場所と欲しい録画機能を比べてください。

KDR-D711は、前後フルHD、27.5fps、HDRに対応したモニターのないタイプです。
カメラ・リモコン・コネクターなどはIP67ですが、本体はIP65なので、こちらも本体を雨から守りやすい位置に固定したいところです。
メーカーが案内するmicroSDカードの上限は128GBのため、大容量カードを買い足す予定なら先に確認しましょう。
どちらも、安く買えたとしても取り付け場所が決まらなければ使い始められません。
本体価格にステー、カード、ハーネス、取り付け費用を足した総額で比べるのが現実的です。
スーパーカブへの取り付けと配線

機種を決めたら、次はあなたのスーパーカブにどう取り付けるかを考えます。
同じ「スーパーカブ」でも型式によって電源を取るカプラーが違い、カメラの固定位置によって映像の揺れ方も変わります。
車種に合う電源ハーネスを選ぶ
ドラレコの電源取り出しでは、まず車体の型式と車台番号を確認してください。
スーパーカブ110のJA59と、C125のJA71では、同じハーネスを選ぶことはできません。
キタコの電源取り出しハーネスなら、純正の配線を切らず、指定されたカプラーに割り込ませて電源を取れる製品があります。
代表的な品番を挙げると、スーパーカブ110のJA44・JA59には「756-1436900」、C125のJA58・JA71には「756-1311900」が適合対象です。
C125のJA48には「756-1310900」、スーパーカブ110のJA07やスタンダードのJA10には「756-1424900」が案内されています。
ただし、ハーネスだけでドラレコの接続が完了するわけではありません。
機種によって常時電源、キー連動の電源、アースの接続方法が異なり、C125用の「756-1311900」は取り出せる電源も確認する必要があります。
ヒューズの容量、接続端子の形、駐車監視の有無まで含めて、ドラレコの説明書と照らし合わせてください。
JA44・JA59向けの適合情報は、(出典:キタコ「電源取り出しハーネス 756-1436900」)で確認できます。ほかの型式も、購入前に各製品の最新適合表を見てください。
型式による電源取り出しの違いは、当サイトのスーパーカブ用USB電源の型式別ガイドでも解説しています。
前後カメラを振動に強く固定する
高画質のドラレコでも、カメラ自体が揺れてしまうと、映像がぼやけたり波打ったりします。
フロントはミラーの根元など、固定できる場所を候補にし、長くて薄いステーでカメラを大きく張り出させないようにします。
リアは、メーカーが対応を案内するナンバープレート共締め用ステーなどを使うと、取り付け位置を考えやすいです。
ただし、ナンバーや灯火類を隠さず、荷台の箱や荷物で後方の視界がふさがれない角度に調整してください。
前カメラは風防への映り込みにも注意が必要です。
風防の取り付け位置やハンドル周辺のスペースを確認したい人は、当サイトのスーパーカブ用風防の選び方も参考にしてください。
固定後は昼と夜に短く走って映像を確認し、道路だけでなく周囲の車や信号が適切に入る向きへ調整しましょう。
配線はハンドルを左右いっぱいに切っても引っ張られない余裕を持たせ、タイヤ、チェーン、排気管などから離して固定します。
結束バンドを強く締めすぎてコードを傷めないことも大切です。
◆ゆうのワンポイントアドバイス
取り付け直後は「映っているから大丈夫」と思いがちですが、段差を越えたあとの映像まで見てみてください。
揺れや異音があれば、設定を変える前にステーと配線の固定を見直すのが先かなと思います。
不安なら購入店に取り付けを依頼
スーパーカブの前後ドラレコは、カメラを2個付けるだけの作業ではありません。
外装の脱着、電源の接続、余ったケーブルの収納、ハンドル周辺の取り回しまで必要です。
配線や固定に不安があるなら、購入前にバイク店へ車両と希望機種を伝え、取り付けまで含めて相談する方が確実です。
その際は、本体と前後カメラの設置位置、追加で必要なステー、電源ハーネス、microSDカード、作業費をまとめて確認してください。
持ち込み品に対応するかどうかも、店によって異なります。
作業後には、キーのオン・オフに録画が連動するか、前後の向きが合っているか、スマートフォンで映像を保存できるかを一緒に確認すると安心です。
駐車監視を使いたい場合は、バッテリーへの負担と設定条件も相談しましょう。
バッテリーの型式や状態を確認したい人には、スーパーカブ用バッテリーの型式別ガイドも役立ちます。
取り付け費用は車種、機種、追加部品、店舗によって変わるため、具体的な金額は見積もりで確認してください。
microSDカードと録画の管理

ドラレコは本体を取り付けたら終わりではありません。
映像を繰り返し書き込むmicroSDカードを適切に選び、ときどき録画を確かめて初めて、必要な場面に備えられます。
高耐久カードを選び録画を定期確認
microSDカードを買い足すときは、まずドラレコメーカーが指定する容量と速度を優先してください。
例えばM820WDとM802WDは、公式仕様で32~256GB、Class 10・U3・V30以上のカードが案内されています。
KDR-D711は最大128GB、EDR-22Gは8~256GBに対応しますが、EDR-22Gには64GBのカードが付属します。
同じ「128GB」でも、機種の条件を満たさなければ適切な買い足しにはなりません。
具体的な候補としては、連続録画向けのSanDisk High Endurance microSD 128GBがあります。
メーカーはこのシリーズをドラレコ向けとして案内し、U3・V30にも対応するとしています。
ただし、速度と容量が合っていても、すべてのドラレコとの動作が保証されるわけではありません。
EDR-22Gで買い足すなら、メーカー推奨品のミツバサンコーワ EDR-C03 128GBを先に検討するのが分かりやすいです。
SanDisk製品の規格は、(出典:SanDisk「High Endurance microSD 製品情報」)で確認できます。
カードを初めて入れるときや初期化するときは、必要な映像を先に保存し、ドラレコの説明書に従って本体側でフォーマットしてください。
その後も定期的に、前後の映像に欠けがないか、日付が合っているか、エラー表示が出ていないかを見ます。
「フォーマット不要」と案内される機種でも、録画そのものの確認は必要です。
交換時期を一律に決めつけるより、メーカーの案内、使用時間、エラーの有無を見て判断しましょう。
スーパーカブ用ドラレコのよくある質問(FAQ)
- スーパーカブには前後2カメラが必要ですか?
-
後ろからの接近や追突前の状況も残したいなら、私は前後2カメラを勧めます。
ただし、カメラを付けるだけでは十分ではないので、取り付け後に前後の映像を再生して範囲と揺れを確認してください。 - IP67なら雨の日も高圧洗浄も安心ですか?
-
IP67は決められた条件で一時的な水没に対する性能を示す等級で、高圧洗浄機の水を直接当ててよいという意味ではありません。
本体やコネクターの等級と、製品ごとの洗車に関する注意書きも確認してください。 - スーパーカブ110とC125で同じ電源ハーネスを使えますか?
-
車名だけで共用できるとは判断できません。
JA59、JA71などの型式と車台番号を確認し、ハーネスメーカーの適合表で対象車両と取り出せる電源を照らし合わせてください。 - 前後ドラレコは自分で取り付けられますか?
-
車両の配線図を確認でき、外装の脱着と電装作業に慣れていれば取り付けを検討できます。
ハンドル周辺の配線や電源接続に不安がある場合は、車両を見てもらえる購入店や整備店に相談してください。 - microSDカードは大容量なら何でも使えますか?
-
使えません。
機種ごとに容量と書き込み速度の条件があり、適合していても相性による不具合が起こる可能性があります。
メーカー推奨品を優先し、装着後は実際に前後の映像を再生して確認してください。
まとめ|前後録画と防水で選ぶ
スーパーカブ用ドラレコは、解像度だけでなく、前後録画・本体まで含めた防水性能・夜間の映り方・映像の取り出しやすさで選ぶのが基本です。
- 本体の設置環境への強さを重視するならEDR-22G
- 夜間性能と小型の本体を重視するならM820WD
- 予算を優先するならM802WDとKDR-D711も比較
- 型式に合うハーネスと対応するmicroSDカードを確認
私なら機種だけを先に買うのではなく、本体とカメラを固定できる場所を考え、必要な部品と取り付け費用まで確認してから決めます。
配線や固定に不安があれば、購入店に取り付けを含めて相談してください。
仕様、適合、価格は変更されることがあるため、正確な情報は各メーカーの公式サイトをご確認ください。
車両への取り付けや電源接続の最終的な判断は、バイク店や整備士などの専門家にご相談ください。
