こんにちは、デジタルバイクライブラリーのゆうです。
「スーパーカブは燃費が良いから、ほとんどお金がかからないのでは?」と考えている方も多いですよね。
たしかにスーパーカブの維持費は一般的な乗用車や中型バイクより低めですが、必要なのはガソリン代だけではありません。
軽自動車税、自賠責保険、任意保険、エンジンオイル、タイヤ、チェーンなどを年額で考えることが、購入後に困らないためのポイントです。
特に中古車は、購入直後に複数の消耗品交換が重なる可能性があります。
この記事では、スーパーカブの年間維持費を使用状況別に試算し、税金や保険、燃料代、消耗品の交換時期まで分かりやすく解説します。
- スーパーカブの年間維持費と月額の目安
- 排気量ごとの税金と新基準原付の違い
- 自賠責・任意保険・燃料代の計算方法
- カブの消耗品の交換時期と中古車の注意点
※掲載する費用は2026年9月時点の制度や一般的な料金をもとにした目安です。地域、型式、契約内容、販売店、走行環境によって変わります。
年間維持費はいくらかかる?

先に結論を言うと、スーパーカブの年間維持費は、走行距離や保険の入り方によって約3万円から14万円がひとつの目安です。

近距離中心で簡単な整備を自分でする場合は年間3万円台に抑えられることがあります。
一方、年間1万km以上を走り、点検や消耗品交換をすべて販売店に任せる場合は、年間10万円を超えても不思議ではありません。
スーパーカブの維持費は「税金が安いか」よりも、任意保険と消耗品にいくらかけるかで差がつきます。
年間費用は、毎年ほぼ決まって発生する固定費と、走った分だけ増える変動費に分けると整理しやすいですよ。

| 費用の種類 | 主な項目 | 特徴 |
|---|---|---|
| 固定費 | 軽自動車税・自賠責保険 | 走行距離が少なくても発生する |
| 補償費 | 任意保険・ファミリーバイク特約 | 年齢や補償内容で大きく変わる |
| 走行費 | ガソリン代・エンジンオイル | 年間走行距離に応じて増える |
| 整備費 | タイヤ・チェーン・ブレーキなど | 交換時期が重なると高額になりやすい |
| その他 | 駐車場・用品・修理・ロードサービス | 利用環境による差が大きい |
以下は、通常のスーパーカブ110やC125など、90cc超125cc以下のモデルを想定した年間維持費の例です。
燃料単価は1Lあたり170円、実燃費は60km/L、自賠責は2026年10月31日までに始まる5年契約の年換算額で計算しています。
| 使い方 | 年間走行距離 | 税金 | 自賠責 | 任意保険 | 燃料代 | 整備積立 | 年間合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 近距離中心 | 3,000km | 2,400円 | 約2,662円 | 約1万円 | 約8,500円 | 約5,000~15,000円 | 約2.9万~3.9万円 |
| 通勤中心 | 7,500km | 2,400円 | 約2,662円 | 約1.4万円 | 約21,250円 | 約2.5万~4.5万円 | 約6.5万~8.5万円 |
| 長距離中心 | 12,000km | 2,400円 | 約2,662円 | 約1.6万~3万円 | 約34,000円 | 約4.5万~7万円 | 約10万~13.9万円 |
任意保険料は年齢、等級、補償範囲によって大きく変わるため、上の金額はあくまで試算です。
駐車場代、ローン金利、ヘルメットやリアボックスなどの用品代、事故や故障による修理費も含めていません。
車両本体だけでなく登録費用や納車整備まで比較したい方は、スーパーカブの新車価格と乗り出し総額も参考にしてください。
C125を検討している方は、スーパーカブC125の価格と年間維持費もあわせて確認すると、購入後の負担を比較しやすくなります。
◆ゆうのワンポイントアドバイス
私なら税金やガソリン代だけで判断せず、毎月3,000円から6,000円ほどを維持費用として分けておきます。
使わなかった分をタイヤやチェーンの交換費用に回せば、突然の出費にも対応しやすいですよ。
スーパーカブにかかる税金

125cc以下のスーパーカブに毎年かかる主な税金は、市区町村へ納める軽自動車税の種別割です。
軽自動車税と重量税の違い
軽自動車税は、原則として毎年4月1日時点で車両を所有している人に課税されます。
スーパーカブの税額は、排気量だけでなく、新基準原付に該当するかどうかでも変わります。
| 車両区分 | 排気量・出力条件 | 年額 | 主なナンバー色 | 該当例 |
|---|---|---|---|---|
| 原付一種 | 50cc以下 | 2,000円 | 白 | 従来型スーパーカブ50 |
| 新基準原付 | 125cc以下かつ最高出力4.0kW以下 | 2,000円 | 白 | スーパーカブ110 Lite |
| 原付二種乙 | 50cc超90cc以下 | 2,000円 | 黄 | 旧型スーパーカブ70・90の一部 |
| 原付二種甲 | 90cc超125cc以下 | 2,400円 | 桃 | 通常の110・C125・CT125 |
通常のスーパーカブ110やC125は原付二種に該当するため、軽自動車税は年額2,400円です。
スーパーカブ110 Liteは排気量が109ccでも、最高出力を4.0kW以下に抑えた新基準原付なので、税額は年額2,000円になります。
「110ccならすべて同じ税区分」というわけではないため、車名だけでなく車検証相当の書類や型式を確認してください。
新基準原付は原付免許や普通自動車免許で運転できますが、最高速度30km/hや二段階右折などの交通ルールは従来の原付一種と同じです。
通常のスーパーカブ110は小型限定普通二輪免許以上が必要であり、新基準原付とは運転免許や交通ルールが異なります。
新基準原付の免許区分と制度の詳細は、警察庁の公式案内で確認できます(出典:警察庁「一般原動機付自転車の車両区分の見直しについて」)。税額や登録手続きは、登録先となる市区町村の公式サイトもご確認ください。
自動車重量税については、125cc以下のスーパーカブには通常かかりません。
125cc以下は車検制度の対象外なので、車検時に重量税を納めることもありません。
車検がないことと、整備が不要なことは別です。
タイヤやブレーキが摩耗した状態でも、車検によって自動的に発見される機会がありません。
日常点検とメーカーが指定する定期点検を、自分で意識して受ける必要があります。
税額や課税方法は制度改正の影響を受ける可能性があるため、正確な情報は登録する自治体の公式サイトをご確認ください。

自賠責と任意保険の費用

スーパーカブの保険には、法律で加入が義務付けられている自賠責保険と、事故への備えを広げる任意保険があります。
自賠責は長期契約ほど割安
自賠責保険は、交通事故で相手を死傷させた場合の対人賠償を目的とする強制保険です。
125cc以下のスーパーカブは、1年から5年までの契約期間を選べます。
契約期間が長いほど総額は増えますが、1年あたりの負担は低くなります。
| 契約期間 | 2026年10月31日までに開始 | 年換算 | 2026年11月1日以降に開始 | 年換算 |
|---|---|---|---|---|
| 1年 | 6,910円 | 6,910円 | 7,730円 | 7,730円 |
| 2年 | 8,560円 | 4,280円 | 9,630円 | 4,815円 |
| 3年 | 10,170円 | 3,390円 | 11,480円 | 約3,827円 |
| 4年 | 11,760円 | 2,940円 | 13,280円 | 3,320円 |
| 5年 | 13,310円 | 2,662円 | 15,030円 | 3,006円 |
2026年11月1日以降に保険期間が始まる契約から、自賠責保険料は引き上げられます。
それでも5年契約なら年換算約3,006円なので、1年契約を毎年更新するより負担を抑えやすい仕組みです。
5年以上乗る予定が固まっているなら長期契約が有力ですが、短期間で手放す可能性があるなら契約期間も含めて考えましょう。
車両を廃車した場合などは条件により未経過期間分を解約できることがありますが、必要書類や返戻額は契約先へ確認してください。
現在の保険料は契約する保険会社や代理店の案内で確認してください。2026年11月以降の引き上げ改定については、金融庁の公表資料で確認できます(出典:金融庁「第152回・第153回自動車損害賠償責任保険審議会の取りまとめ資料」)。
自賠責保険だけでは、相手の自動車や建物などを壊した場合の対物賠償、自分のバイクの修理、自分自身のケガを十分に補えません。
自賠責に加入しただけで事故への備えが完了したとは考えない方が安心です。
任意保険と特約の選び方
任意保険は、対人賠償の不足分、対物賠償、自分や同乗者のケガ、ロードサービスなどを補うために加入します。
保険料は、年齢、等級、免許証の色、使用目的、年間走行距離、補償範囲によって大きく変わります。
特に20歳以下がバイク単体の任意保険へ加入すると、年間数万円から8万円前後になることもあります。
自動車保険を契約している本人や家族なら、125cc以下を対象とするファミリーバイク特約を付けられる場合があります。
| 加入方法 | 年間費用の一般的な傾向 | 向いている人 | 確認したい点 |
|---|---|---|---|
| バイク単体の任意保険 | 約1万円台~8万円台 | 自動車保険がない人、 手厚い補償が必要な人 | 年齢条件、等級、車両補償、ロードサービス |
| ファミリーバイク特約の自損型 | 約1万円前後から | 保険料を抑えつつ対人・ 対物へ備えたい人 | 自分のケガが補償される事故の範囲 |
| ファミリーバイク特約の人身傷害型 | 約3万円前後から | 自分や家族のケガにも広く備えたい人 | 人身傷害の対象範囲と保険金額 |
表の保険料は一般的な目安であり、保険会社や主契約の内容によって異なります。
ファミリーバイク特約は、自動車保険の年齢条件にかかわらず、対象となる家族を補償できる商品が多い点が魅力です。
特約を使っても、主契約の翌年度の等級へ影響しない商品もあります。
一方で、スーパーカブ自体の修理費は補償されないことが多く、ロードサービスも付かない場合があります。
補償対象となる家族の範囲、自損型と人身傷害型の違い、借りたバイクの扱いも保険会社ごとに確認してください。
ファミリーバイク特約の一般的な仕組みは、加入を検討している保険会社の公式案内や約款で確認できます。
保険料の安さだけで自損型を選ぶのはおすすめしません。
通勤で毎日乗る人や、家族も運転する人は、自分のケガ、対物賠償、弁護士費用、ロードサービスまで比較しましょう。
最終的な判断は、保険会社や保険代理店などの専門家にご相談ください。
実燃費から年間の燃料代を計算

スーパーカブの燃料代は低めですが、カタログ燃費ではなく、少し余裕を持たせた実燃費で試算することが大切です。
走行距離別に燃料代を比較
Hondaが公表するスーパーカブ110のWMTCモード燃費は67.9km/Lです。
WMTCモードは発進、加速、停止を含む測定値ですが、実際の燃費は気温、渋滞、坂道、荷物、速度、整備状態によって変わります。
購入前の予算計算では、実燃費を60km/L程度に設定しておくと、カタログ値だけで計算するより余裕を持たせられます。
年間燃料代は、次の式で簡単に計算できます。
年間走行距離 ÷ 実燃費 × ガソリン単価 = 年間燃料代
年間5,000km、実燃費60km/L、ガソリン170円/Lなら、5,000÷60×170で年間約14,167円です。

| 年間走行距離 | 必要なガソリン | 年間燃料代 | 月平均 |
|---|---|---|---|
| 3,000km | 約50L | 約8,500円 | 約708円 |
| 5,000km | 約83.3L | 約14,167円 | 約1,181円 |
| 7,500km | 約125L | 約21,250円 | 約1,771円 |
| 10,000km | 約166.7L | 約28,333円 | 約2,361円 |
| 12,000km | 約200L | 約34,000円 | 約2,833円 |
ガソリン価格が1Lあたり150円なら、年間1万kmの燃料代は約25,000円です。
1Lあたり190円まで上がっても約31,667円なので、価格差による増加は年間約6,667円に収まります。
燃費15km/Lの乗用車なら同じ距離で4倍ほどの燃料が必要になるため、スーパーカブの経済性はかなり高いと言えます。
ただし、短距離走行の繰り返し、急加速、タイヤの空気圧不足、チェーンの油切れは燃費を悪化させます。
燃費が以前より急に落ちた場合は、運転方法だけでなく、空気圧、チェーン、エンジンオイル、エアクリーナー、点火プラグも点検してください。
燃費の仕組みや整備による改善方法を詳しく知りたい方は、スーパーカブ50・110の燃費が良い理由と向上方法も参考にしてください。
◆ゆうのワンポイントアドバイス
燃料代を計算するときは、現在のガソリン価格ではなく、10円から20円ほど高い単価でも試算しておくと安心です。
それでも負担できるかを見ると、値上がりしたときに慌てにくくなりますよ。
消耗品の交換時期と寿命

カブの消耗品の交換時期や寿命は、走行距離だけでなく、使用期間、保管環境、雨天走行、荷物の量、整備頻度によって変わります。

オイルとタイヤの交換目安
エンジンオイルは、スーパーカブのエンジン内部を潤滑し、冷却や洗浄を助ける重要な消耗品です。
Hondaが案内する原付二種カブの交換時期は、初回1,000kmまたは1か月、その後は3,000kmまたは1年ごとの早い方です。
年間1,000kmしか走らなくても、前回交換から1年経過したら交換時期と考えます。
ショップへ依頼した場合は、オイル代と工賃を含めて1回2,000円から3,500円程度が一般的な目安です。
オイルフィルターも交換する場合は、部品代と追加工賃によって総額4,000円から6,000円程度になることがあります。
交換量、推奨オイル、フィルターの有無は型式によって異なるため、取扱説明書とメーカーの案内を確認してください(出典:Honda「スーパーカブ(原付二種)のエンジンオイル案内」)。
タイヤは「何kmで必ず交換」と決めるのではなく、残り溝、スリップサイン、ひび割れ、偏摩耗、異物、空気圧を見て判断します。
維持費の試算では前後タイヤを10,000kmから15,000km程度で交換する想定が使われますが、これは予算化のための一般的な目安です。
通勤で毎日使う場合や、荷物を多く積む場合、空気圧が低いまま走った場合は、それより早く寿命を迎える可能性があります。
| 消耗品 | 交換・点検の目安 | 費用の一般的な目安 | 判断のポイント |
|---|---|---|---|
| エンジンオイル | 初回1,000kmまたは1か月、 その後3,000kmまたは1年 | 約2,000~3,500円 | 距離と期間の早い方 |
| オイルフィルター | 取扱説明書の指定時期 | オイル交換込み 約4,000~6,000円 | 型式によって構造や時期が異なる |
| 前後タイヤ | 予算上は約10,000~15,000km | 前後約10,000~20,000円 | 残り溝、ひび、偏摩耗を優先 |
| タイヤチューブ | タイヤ交換時に状態確認 | 前後約2,000~3,000円追加 | チューブ式モデルのみ |
旧型カブのスポークホイールはチューブ式が多く、タイヤ交換時にチューブやリムバンドの交換が必要になることがあります。
現行スーパーカブ110のようにキャストホイールとチューブレスタイヤを採用するモデルもあるため、商品名だけで選んではいけません。
エンジンオイルやタイヤを購入する前に確認する項目
- 車名だけでなく型式と年式
- 取扱説明書に記載された規格とサイズ
- 商品ページやメーカー適合表
- 交換に必要な工具と作業手順
同じ「スーパーカブ110」でも、JA10、JA44、JA59ではホイールやタイヤの仕様が異なります。
価格だけで選ばず、車体に適合するエンジンオイルやタイヤを選ぶことが、結果的に無駄な出費を防ぎます。
チェーンやブレーキの交換目安
ドライブチェーンは、エンジンの力を後輪へ伝える部品です。
清掃や注油をせずに使い続けると、サビや固着、偏った伸びが発生し、寿命が短くなります。
維持費の試算では15,000kmから20,000km程度を交換目安にすることがありますが、雨天走行や屋外保管が多い車両では早まる可能性があります。
チェーンを交換するときは、前後スプロケットの歯が尖っていないか、偏って摩耗していないかも確認してください。
摩耗したスプロケットへ新品チェーンを取り付けると、新しいチェーンまで早く傷めることがあります。
チェーン単体の交換は部品代と工賃を含めて約6,000円から13,000円、前後スプロケットまで交換すると合計2万円前後になる場合があります。
日常整備用のチェーンクリーナー、チェーンブラシ、専用潤滑剤をそろえておくと、状態を維持しやすくなります。
ただし、製品によってシールチェーン対応の可否や使用方法が異なるため、チェーンの種類と用品の説明を確認してください。
| 消耗品 | 予算上の交換目安 | 費用の一般的な目安 | 交換を考える状態 |
|---|---|---|---|
| ドライブチェーン | 約15,000~20,000km | 約6,000~13,000円 | 固着、サビ、調整限界、偏った伸び |
| 前後スプロケット | チェーン交換時に点検 | 前後合計約10,000~19,000円 | 歯先の尖り、欠け、偏摩耗 |
| ブレーキパッド・シュー | 約10,000~20,000kmを目安に点検 | 約4,000~7,200円 | 残量不足、異音、効きの低下 |
| 点火プラグ | 約10,000kmを目安に点検 | 約1,500~3,000円 | 始動不良、摩耗、燃費悪化 |
| エアクリーナー | 約20,000kmを目安に確認 | 約3,000~7,000円 | 汚れ、詰まり、損傷 |
| バッテリー | 約3~5年 | 約6,000~12,000円 | 始動性低下、電圧低下、膨らみ |
ブレーキパッドやブレーキシューの寿命は、走行距離よりも実際の残量で判断します。
坂道や市街地でブレーキを多用する人は、同じ走行距離でも早く減る可能性があります。
走行中の異音、制動力の低下、レバーやペダルの感触の変化がある場合は、交換予定距離まで待たずに点検してください。
タイヤ、ブレーキ、車輪を固定する部品は、安全に直結する重要な部分です。
DIYで工賃を節約できても、締め付けトルクの間違い、割ピンの付け忘れ、チェーン調整の失敗があれば、大きな事故につながります。
作業方法に少しでも不安がある場合は、無理をせずバイクショップへ依頼してください。
◆ゆうのワンポイントアドバイス
カブは整備しやすいバイクですが、「整備しやすい」と「誰でも安全に重整備できる」は別の話です。
オイル量や空気圧の確認から始め、ブレーキや車輪まわりは専門店へ任せる分け方でも十分ですよ。
中古車は整備費と売却価値も確認

中古スーパーカブは購入価格を抑えられますが、車両代だけでなく、購入直後の整備費と将来の売却価値まで含めて比較しましょう。
初年度の整備費を予算に含める
中古車は、前の所有者が消耗品をどこまで交換していたかによって、購入後の負担が変わります。
車両価格が相場より2万円安くても、タイヤ、チェーン、バッテリーを交換すれば、その差は簡単になくなります。
特に長期間動かされていなかった車両は、走行距離が少なくてもゴム部品、燃料系、配線、バッテリーが劣化している可能性があります。
中古スーパーカブでは、初年度の整備予算として3万円から7万円程度を別に確保しておくと安心です。

| 購入前の確認項目 | 確認したい状態 | 交換時の費用目安 |
|---|---|---|
| タイヤ | 製造時期、残り溝、ひび、偏摩耗 | 前後約10,000~20,000円 |
| チェーン・スプロケット | サビ、固着、伸び、歯の摩耗 | 一式約15,000~25,000円 |
| バッテリー | 交換年月、電圧、始動性 | 約6,000~12,000円 |
| ブレーキ | 残量、異音、引きずり、効き | 約4,000~7,200円 |
| エンジン | 始動性、異音、白煙、オイル漏れ | 状態により大きく変動 |
| 整備記録 | オイル交換歴、点検記録、修理履歴 | 記録不足なら追加点検を検討 |
販売店で買う場合は、納車整備に何が含まれるのかを見積書で確認してください。
「点検済み」と書かれていても、タイヤ、バッテリー、チェーンなどの消耗品が新品になるとは限りません。
交換部品、保証期間、保証対象、登録費用、自賠責保険、配送費まで含めた支払総額で比較することが大切です。
個人売買では車両価格を抑えやすい反面、保証や納車整備がないことが多く、名義変更や故障対応も自分で行う必要があります。
型式ごとの価格帯や消耗品、安全装備の違いは、スーパーカブ110の中古相場と失敗しない選び方でも詳しくまとめています。
安い中古車ほどお得とは限りません。
購入価格に初年度整備費を加えた金額が新車の支払総額に近づくなら、保証、安全装備、納期まで含めて再比較しましょう。
バイク王の買取査定で価値を確認
スーパーカブの本当の所有コストは、購入から売却までを通して考えると分かりやすくなります。
購入費と維持費を合計し、最後に戻ってくる売却額を差し引いた金額が、実質的な負担です。
購入価格+所有中の維持費-売却価格=実質的な所有コスト
すでに別のバイクを所有していてスーパーカブへ乗り換える場合は、現在のバイクの査定額を先に確認すると購入予算を立てやすくなります。
将来スーパーカブを手放すときも、下取りだけで決めず、買取査定と比較すると現在の市場価値を把握できます。
バイク王の無料買取査定を利用する方法も選択肢のひとつです。申し込み方法やサービス内容は公式サイトで確認できます。
バイク王では出張料や査定料がかからない案内がありますが、対応地域、契約条件、キャンセル条件などは申し込み前に公式サイトで確認してください。
査定を受けたからといって、その場で必ず売却する必要はありません。
提示された金額、引き渡し日、名義変更、入金方法、キャンセル条件を確認し、納得できない場合は一度持ち帰って考えましょう。
査定額は、年式や走行距離だけでなく、転倒歴、サビ、エンジンの状態、整備記録、純正部品の有無、市場の在庫量でも変わります。
定期点検の記録や交換部品の領収書を保管し、取り外した純正部品を残しておくことは、車両状態を説明する材料になります。
高額な修理やカスタムをしても、その費用が査定額へそのまま上乗せされるとは限りません。
売却前に大きなお金をかけて修理する場合は、修理費と査定への影響を販売店や買取店へ確認してから判断してください。
◆ゆうのワンポイントアドバイス
維持費を抑えることばかり考えると、必要な整備まで先延ばしにしがちです。
安全に関わる整備はきちんと行い、その記録を残すことが、安心して乗ることにも売却時の説明にもつながります。
スーパーカブの維持費に関するよくある質問(FAQ)
- スーパーカブの維持費は年間いくらですか?
-
年間3,000km程度の近距離利用なら約3万円から4万円、年間7,500km程度の通勤利用なら約6万5,000円から8万5,000円が一般的な目安です。
年間1万km以上走り、整備をすべて販売店へ依頼する場合は、年間10万円から14万円程度になることがあります。
任意保険、駐車場、車両状態によって大きく変わるため、自分の条件で見積もってください。 - スーパーカブ50と110では税金が違いますか?
-
従来のスーパーカブ50は年額2,000円、通常のスーパーカブ110は年額2,400円が一般的です。
ただし、スーパーカブ110 Liteは排気量が109ccでも新基準原付に該当するため、税額は年額2,000円です。
通常の110と110 Liteでは必要な免許や交通ルールも異なるため、購入前に車両区分を確認してください。 - 125cc以下のスーパーカブに車検や重量税は必要ですか?
-
125cc以下のスーパーカブは車検制度の対象外で、自動車重量税も通常かかりません。
ただし、車検がないから整備しなくてよいわけではありません。
タイヤ、ブレーキ、チェーン、灯火類などは定期的に点検し、不安がある場合はバイクショップへ相談してください。 - カブのオイルやタイヤはいつ交換しますか?
-
Hondaが案内するエンジンオイルの交換時期は、初回1,000kmまたは1か月、その後は3,000kmまたは1年ごとの早い方です。
タイヤは走行距離だけで決めず、残り溝、ひび割れ、偏摩耗、空気圧などの状態を優先します。
型式や使用状況で交換時期が異なるため、正確な情報は取扱説明書とメーカー公式サイトをご確認ください。 - 中古スーパーカブはいくら整備費を用意すれば安心ですか?
-
車両状態によりますが、初年度の整備費として3万円から7万円程度を別に用意しておくと安心です。
タイヤ、チェーン、スプロケット、バッテリーの交換が重なると、この範囲を超える可能性もあります。
購入前に納車整備の内容と消耗品の残量を確認し、必要であれば整備士などの専門家に相談してください。
まとめ|維持費は年額で見積もる
スーパーカブは税金と燃料代が安く、日常の移動手段として維持しやすいバイクです。
ただし、購入後の負担を正しく知るには、自賠責や任意保険、消耗品交換まで含めて年額で考える必要があります。
- 通常の110・125ccの軽自動車税は年額2,400円が目安
- 従来の50ccと新基準原付は年額2,000円が目安
- 125cc以下は車検と自動車重量税が通常かからない
- 自賠責は長期契約ほど年換算額を抑えやすい
- 実燃費60km/Lなら年間1万kmの燃料代は約2万5,000円から3万2,000円
- オイル、タイヤ、チェーン、ブレーキの交換費用も積み立てる
- 中古車は初年度整備費として3万円から7万円程度を見込む
近距離利用なら年間3万円台、通勤中心なら7万円前後、長距離利用なら10万円以上をひとつの予算基準にすると考えやすいですよ。

あなたが想定する年間走行距離と保険条件を当てはめて、無理なく維持できる金額か確認してみてください。
記事内の金額や交換時期は、あくまで一般的な目安です。
制度、税額、保険料、部品価格は変更される可能性があるため、正確な情報は自治体、保険会社、Hondaなどの公式サイトをご確認ください。
整備や保険選びに不安がある場合は、最終的な判断をバイクショップ、整備士、保険代理店などの専門家にご相談ください。
